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2014年4月23日 (水)

INDY:ルーキーのカルロス・ムニョスが開幕2戦目で早くも3位表彰台を果たす 佐藤琢磨は多重アクシデントに巻き込まれてリタイア (ホンダ)

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2014年4月13日(日)・決勝  
会場:ロングビーチ市街地特設コース  
天候:晴れ 気温:17~18℃

グランプリ・オブ・ロングビーチは今年で40回目を迎え、一段と華やかに開催されました。全長1.968マイルのストリートコースに23台のインディカーが結集し、大勢のファンが見守る中で、80周にわたる激しいバトルを披露しました。

コロンビア出身のルーキー、カルロス・ムニョス(Andretti Autosport)は、11番グリッドからスタートし、並み居る強豪たちを相手にしながらも上位のポジションを保ち続けました。レースは、終盤の56周目にトップグループで多重アクシデントが発生し、5台以上がリタイアに追い込まれたものの、彼はそのアクシデントをくぐり抜け、冷静に80周を戦いきって3位でゴールを果たしました。昨年のインディ500でインディカー・シリーズにデビューするや、予選2番手、決勝2位というすばらしい結果を残したムニョスは、シーズン後半、さらに2戦に出場するチャンスを与えられました。そして、今シーズンはAndretti Autosportからフル参戦を開始。今週末のロングビーチでのレースは今シーズン2戦目、キャリアでは5戦目でしたが、早くも2度目のトップ3フィニッシュを果たしました。

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ムニョスのほかにも、Hondaドライバーはシモン・パジェノー(Schmidt Peterson Motorsports)が5位、ロシア出身ルーキーのミハイル・アレシン(Shcmidt Peterson Motorsports)が6位でフィニッシュしました。

さらに、オリオール・セルビア(Rahal Letterman Lanigan Racing)が今シーズン初登場ながら7位でゴールし、マルコ・アンドレッティ(Andretti Autosport)は8位、ルーキーのカルロス・ウエルタス(Dale Coyne Racing)も10位と、Hondaドライバー6人がトップ10内でフィニッシュしました。

ホンダモータースポーツリリース

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昨年のロングビーチでキャリア初優勝を飾った佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、15番手スタートでした。序盤には後退を喫した佐藤でしたが、1回目のピットストップでソフトタイヤを装着するやペースを上げ、多重アクシデント発生前には10番手まで順位を回復させていました。ゴールに向けて新品のソフトタイヤを装着した彼は、上位進出も期待のできるレースを戦っていました。しかし、トップグループで3台が絡むアクシデントが発生。絡み合ったマシンがコースの半分近くをふさいだところに到達した彼は、止まっていたマシンを避けることができずに激しくヒットし、フロントサスペンションを壊したために、リタイアを余儀なくされました。

コメント
カルロス・ムニョス(3位)
「すべてがうまくいったレースでした。自分の初めての3位フィニッシュが、多くのアクシデントが起きた結果であったことは素直に喜べませんが、それもまたレースだと思います。ロングビーチのようなストリートレースでは、なにが起こるか予測がつきません。インディカーのレースでは特にそうだと思います。レース序盤は後輪のグリップが少なくて、ポジションを保つのにも苦労しましたが、ピットでチームがマシンをよくしてくれ、最後の2周では目の前をいくドライバーに全力でアタックしていました。オーバーテイクはできませんでしたが、いいレースを戦えたと思います。これでインディカーでのトップ3フィニッシュは2度目です。この調子でこれからもプッシュし続けていきます」

佐藤琢磨(22位)
「厳しい週末になりましたが、多くのファンに声援を送ってもらえたことに、深く感謝しています。今日のレースも厳しい戦いになりました。スタートでの加速が悪く、異様に混雑していたターン2では後方からヒットされ、前のマシンにぶつかってフロントウイングを傷めてしまいました。しかし、その後、早めにピットに入るなどの作戦にレース展開が味方してくれ、ポジションを上げていくことができました。決勝でのマシンは、予選までとは違って競争力のあるものに仕上がっていたんです。土曜日のものとはガラリと違うセッティングをファイナルプラクティスで試し、マシンを速いものにできたのは今週末の大きな収穫でした。残念だったのは、レースが終盤に入ってからのターン4で多重アクシデントが発生し、自分たちもそこでレースを終えねばならなかったことです。3台が絡んで進路をふさいでいたため、避けることができませんでした。私たちは今週つかんだプラスの面を武器にして、次のバーバー・モータースポーツ・パークでのレースを戦いたいと思います」

アート・セントシアー|HPD社長
「今日のロングビーチでのレースにおいて、Hondaエンジンは極めて高い戦闘力を発揮していました。それはだれの目にも明らかだったと思います。予選でHondaドライバーがトップ6に5人入ったことは、Hondaエンジンのパフォーマンスの高さを示していました。レースでは折り返し点を越えても、Hondaドライバーが1-2-3で走り続けていました。トップ12のうちの8人がHonda勢だったんです。しかし、残念なことにアクシデントが起こってしまい、それによって私たちのトップコンテンダーたちがレースからのリタイアを余儀なくされました。トップ3を走っていた3人がこの中に含まれていたのは、我々にとって大きな痛手でした。そのほかのアクシデントによっても、私たちはトップコンテンダーを失いました。このようなレースとはなりましたが、私たちは自分たちのエンジンの性能、そしてHondaチームの能力の高さに自信を持つことができました。バーバー・モータースポーツ・パークで開催される次のレース、さらには2014年シーズンに対しても、私たちは確かな自信を抱いています」

決勝
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 20 M.コンウェイ シボレー 80 1:54'41.6418
2 12 W.パワー シボレー 80 +0.9005
3 34 カルロス・ムニョス Honda 80 +1.5591
4 2 J.P.モントーヤ シボレー 80 +2.0226
5 77 シモン・パジェノー Honda 80 +2.8169
6 7 ミハイル・アレシン Honda 80 +3.8574
7 16 オリオール・セルビア Honda 80 +4.9621
8 25 マルコ・アンドレッティ Honda 80 +8.1948
9 17 S.サーベドラ シボレー 80 +8.9029
10 18 カルロス・ハーティス Honda 80 +24.2295
 
13 15 グレアム・レイホール Honda 79 +1Lap
15 98 ジャック・ホークスワース Honda 77 +3Laps
16 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 64 +16Laps
19 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 55 +25Laps
20 28 ライアン・ハンターレイ Honda 55 +25Laps
21 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 55  +25Laps
22 14 佐藤琢磨 Honda 55 +25Laps

ポイントスタンディング
ドライバー  順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 12 W.パワー シボレー 93
2 20 M.コンウェイ シボレー 66
3 77 シモン・パジェノー Honda 60
4 3 H.カストロネベス シボレー 55
5 28 ライアン・ハンターレイ Honda 54
6 9 S.ディクソン シボレー 51
7 34 カルロス・ムニョス Honda 48
8 2 J.P.モントーヤ シボレー 47
9 7 ミハイル・アレシン Honda 46
10 17 S.サーベドラ シボレー 42
 
12 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 38
13 14 佐藤琢磨 Honda 36
14 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 34
17 15 グレアム・レイホール Honda 33
18 25 マルコ・アンドレッティ Honda 32
19 18 カルロス・ハーティス Honda 32
20 16 オリオール・セルビア Honda 26
21 98 ジャック・ホークスワース Honda 24
22 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 20

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