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2014年4月14日 (月)

INDY:ジェームズ・ヒンチクリフが予選2番手で、Hondaドライバーがフロントロー独占。昨年の覇者、佐藤琢磨は15番手からスタート (ホンダ)

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April 12 2014, QUALIFIYING
Toyota Grand Prix of Long Beach

2014年4月12日(土)・予選  
会場:ロングビーチ市街地特設コース


アメリカ最大のストリートレース、グランプリ・オブ・ロングビーチは今年が記念すべき40回目の開催となりました。完全に地域に定着し、高い人気を誇るこのビッグイベントは、走行が開始された金曜日から好天に恵まれ、多くのファンが見守る中で予選が行われました。

南カリフォルニアらしい強い日差しは照りつけているものの、気温が高くならない最高のコンディションの下で予選が行われ、23台のインディカーが明日のレースのスターティンググリッドをかけて争いました。

ストリートコースとロードコース型サーキットでの予選は、3段階で構成されます。出場全車を2グループに分けた第1ステージでは、それぞれ上位6人が次のステージに進みます。両グループからの6人ずつ、合計12人で争われる予選第2ステージにおいても、タイムの速かった上位6人が予選のファイナルステージへと駒を進める権利を得ます。

予選のファイナルステージには、シモン・パジェノー(Schmidt Peterson Motorsports)、ジョセフ・ニューガーデン(Sarah Fisher Hartman Racing)、ライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)、ルーキーのジャック・ホークスワース(Bryan Herta Autosport)、そして、ジェームズ・ヒンチクリフ(Andretti Autosport)の合計5人のHondaドライバーが駒を進めました。

ホンダモータースポーツリリース

予選ではグリップ力の高いソフトタイヤが使われますが、各チームが使うことができるのは2セットに限られています。そして、第1ステージと第2ステージの両方に、それぞれ新品のソフトタイヤが投入されます。これはコンマ1秒、またときとして100分の1秒の差で、次のステージに進めなくなる激戦となっているためです。その結果、ファイナルステージではだれもが前の2ステージで一度使ったソフトタイヤで勝負を行います。

ソフトタイヤは高いグリップを発揮する反面、高い性能を保てるラップ数に限りがあるため、ファイナルステージでは多くの周回を走るのではなく、計測1ラップにかけた全力のアタックを行う必要があります。ロングビーチでの予選もまさにそうした戦いとなっていました。

入念にタイヤを温め、前車との間隔を十分に取り、路面コンディションのよくなったセッション終盤、計測時間終了前ギリギリに自己ベストでの1ラップを完成させる。その難しい課題を見事に成功させたのがハンターレイで、1分7秒8219というすばらしいラップタイムをマークして今シーズン初、キャリア6回目となる、ロングビーチにおいても初めてのポールポジション(PP)獲得を果たしました。そして、予選2番手には、同じく最後に1分7秒9403を記録したヒンチクリフが入りました。Andretti AutosportとHondaドライバーによるフロントロー独占となりました。

一方、ニューガーデンは4番手、ルーキーながらファイナル進出を果たしたホークスワースは5番手、そして6番手はパジェノーという結果でした。ロングビーチでの予選において、Hondaドライバーはトップ6に5人、トップ12に9人が入りました。

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佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、今季開幕戦においてPPを獲得しました。ロングビーチは昨年、予選4番手からアメリカのトップ・オープンホイールレースにおける日本人初優勝を飾ったレースで、今年も予選で上位グリッドを確保することが期待されていました。金曜日のプラクティスでは4番手につけるラップタイムをマークし、佐藤のマシンセッティングは順調に進んでいました。ところが、予選日にトライしたセッティング変更で期待通りのハンドリングの向上がなされず、予選に向けてマシンにさらなるチューニングが施されましたが、あと少しのグリップ不足が解消しきれませんでした。予選第1ステージの第1グループで走行した佐藤は、グループトップと0.66秒差の8位となり、第2ステージ進出を果たせませんでした。佐藤はこの予選中にハンターレイに対する進路妨害でペナルティーを科され、ベスト2ラップが取り消されましたが、第1グループでの8位という順位に変わりはなく、明日のレースには15番グリッドから出走することが決まりました。

決勝レースは全長1.968マイルのコースを80周で走行。スタートは4月13日(日)の午後1時50分を予定しています。

コメント
ライアン・ハンターレイ(ポールポジション)
「私の求めるものをすべて与えてくれる。それがAndretti Autosportというチームです。ポールポジション獲得は彼らの力があったからこそ達成できました。私はロングビーチが大好きです。これまでに何度も予選で2番手になっていましたから、今日こうしてポールポジションを手にすることができ、最高の気分です。今日の予選は本当にとても激しい戦いになりました。だれがどのようなラップタイムを出してくるか分からない、だれがトップに立っても不思議のない緊迫した戦いでした。ミスなく最高のラップを完成させること。それをだれが達成するのかが勝負のカギでした。ポールポジション獲得によって、ロングビーチでの週末はよいスタートが切れました。ですが、明日のレースは今日以上に大きなチャレンジになります」

佐藤琢磨(15番手)
「厳しい予選となりました。昨日からの2日間でマシンをよくしていくことはできましたが、改善が不十分でした。私たちは予選でも全力を尽くしました。ですが、Q1の通過も果たせず残念です。ファイナルプラクティスでは、これまでとは大きく違ったセッティングもトライし、レースに向けて最強のマシンを作り出せるようがんばります。今日の予選では走路妨害のペナルティーを取られました。私はソフトタイヤでアタックを開始するところで、相手はハードタイヤでアタックを行っていたライアン・ハンターレイでした。彼とは運悪く最終コーナーで接近してしまいました。ちょうどその先が計測ポイントで、私と彼の位置関係からすると、彼のラップタイムに悪影響を与えたとは思えないのですが、主催者は私にペナルティーを科すことを決めました」

アート・セントシアー|HPD社長
「Hondaにとってすばらしい予選となりました。地元カリフォルニアで、開幕戦に続くポールポジション、そしてロングビーチでの2年連続ポールポジション獲得を達成しました。Andretti Autosportのライアン・ハンターレイがポールで、2番手はチームメートのジェームズ・ヒンチクリフ。Hondaエンジンユーザーによるフロントロー独占となりました。私たちは、今日の予選でHondaパワーを見せることができたと思います。予選のファイナルに進んだ6人のうちの5人、予選トップ12のうち9人をHondaドライバーたちが占めているのです。エンジンの開発は、レギュレーションの許す範囲で休みなく続けています。開幕戦のセント・ピーターズバーグからロングビーチにかけては、ほんの短い時間しかありませんでしたが、細かな仕様変更によってエンジン性能は向上し、チームとのコミュニケーションもより一層深まっています。明日のレースでは優勝をもちろん目指しますし、昨年に続く表彰台独占、あるいはそれ以上の結果を手にできるよう全力を投入します」

予選
順位 No. ドライバー エンジン タイム
1 28 ライアン・ハンターレイ Honda 1'07.8219
2 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 1'07.9403
3 11 S.ブルデー シボレー 1'07.9580
4 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 1'08.0097
5 98 ジャック・ホークスワース Honda 1'08.0525
6 77 シモン・パジェノー Honda 1'08.0732
7 9 S.ディクソン シボレー 1'07.9981
8 25 マルコ・アンドレッティ Honda 1'08.0179
9 3 H.カストロネベス シボレー 1'08.1119
10 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 1'08.1218
 
11 34 カルロス・ムニョス Honda 1'08.1506
12 16 オリオール・セルビア Honda 1'08.3532
15 14 佐藤琢磨 Honda 1'08.5660
20 7 ミハイル・アレシン Honda 1'08.4321
21 18 カルロス・ウエルタス Honda 1'08.7051
23 15 グレアム・レイホール Honda 1'09.0562

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