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2014年4月 1日 (火)

INDY:ライアン・ハンターレイが3番手スタートから2位表彰台を獲得。ポールポジションスタートの佐藤琢磨は7位フィニッシュ (ホンダ)

In140331002h

March 30 2014, RACE
Firestone Grand Prix Of St. Petersburg

決勝
2014年3月30日(日)・決勝  
会場:セント・ピーターズバーグ市街地特設コース
天候:晴れ、のち曇り  気温:23~25℃

2014年のインディカー・シリーズが、フロリダ半島のリゾート地、セント・ピーターズバーグの市街地コースで開幕しました。11度目の開催を迎えた今年も、青空の下でスタートが切られ、22台のインディカーは午後3時30分過ぎにグリーンフラッグを受けて、大観衆の前で110周にわたるバトルを繰り広げました。

In140331005h

ポールポジションからスタートしたのは、Hondaエンジンで走る佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)。彼はハイペースで2番手以下を突き放して、レースの序盤をリードしました。スタートでソフトタイヤを採用していた佐藤は、1回目のピットストップまでトップを守り続けて、ハードタイヤに変更。しかし、レース中盤にペースがダウンし、トップを守り続けることはできませんでした。

予選3番手だった2012年チャンピオンのライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)は、スタート直後に2番手へとすぐさま順位を上げました。1回目のピットストップのあとに4番手まで後退しましたが、レースの折り返し点に近い54周目にピットインしてセッティング変更を行うと、ハンドリングを向上させてスピードを取り戻し、3番手へと順位を戻しました。その後も速いペースを保ち続け、レースが終盤を迎えた87周目のリスタート後、2番手へとポジションを上げることに成功。逆転優勝はなりませんでしたが、Hondaエンジンを使っての初めてのレースで2位フィニッシュし、表彰台に上りました。

ホンダモータースポーツリリース

シモン・パジェノー(Schmidt Peterson Motorsports)は、アタックのタイミングを逃したために予選は14番手とふるいませんでしたが、昨年、シリーズ3位となった実力をレースでフルに発揮し、持ち前の粘り強い戦いぶりで、5位まで順位を上げてゴールしました。

佐藤はブレーキに小さなトラブルが発生し、ピットでのトラブルもあったためにさらにポジションダウンしましたが、ドライビングには最後までミスがなく、ゴールを前に背後に迫ったライバルたちにパスを許さず、7位でフィニッシュしました。

8位はジャスティン・ウィルソン(Dale Coyne Racing)、9位はジョセフ・ニューガーデン(Sarah Fisher Hartman Racing)と、Hondaドライバーは5人がトップ10でレースを走りきりました。そして、インディカー初のロシア人ドライバー、ミハイル・アレシン(Schmidt Peterson Motorsports)は、ルーキー最上位となる12位での完走を果たしました。

次のシリーズ第2戦グランプリ・オブ・ロングビーチは、カリフォルニア州ロングビーチ市街地特設コースで4月11日~13日に開催されます。

コメント
ライアン・ハンターレイ(2位)
「予選は、変化し続けるコンディションが最高にエキサイティングでしたが、プラクティスではマシンセッティングで悩んでいました。しかし、レースでの私たちは、最後まで上位で戦うことのできる速いマシンを手にしていました。チャンピオンになった2012年のような強さを取り戻すのが、今年の私たちの目標です。そのためには、常に上位につけ、優勝争いに加わっていかねばなりません。今日のシーズン開幕戦では、それができていたのがうれしく、また、大変重要なことだと感じています。Hondaエンジンは開幕直前のオープンテストからさらに進歩をしていました。うれしい驚きでした。ほんの短い期間でしたが、大きなゲインを実現させてくれていたのです。今後、まだまだパフォーマンスは上がっていくでしょう。開幕戦をとてもいい内容と結果で終えることができましたから、ロングビーチが楽しみです」

佐藤琢磨(7位)
「ポールポジションからいいスタートが切れました。序盤のマシンはフィーリングもよく、リズムよく走って大きなリードを築くこともできました。しかし、1回目のピットストップでタイヤをブラックに変更してからは苦戦しました。その後のピットストップでも、私たちは再びブラックタイヤを装着しました。ペースを上げる、あるいはペースを保つことに全力を投入し続けたのですが、コース上でライバルたちをパスし、失ったポジションをばん回していくことが、今日はできませんでした。すばらしい予選を戦ったあとだけに、今日のレース結果には納得がいきません。しかし、確実にポイントを稼ぐことはできました。第2戦ロングビーチは昨年優勝を飾ったレースですから、マシンのセッティングについても、私たちはいいものを持っているはずです。今回苦しんだ原因がどこにあるのかをチェックし、ロングビーチでは開幕戦以上に力強い戦いぶりをみせたいと考えています」

アート・セントシアー|HPD社長
「2014年シーズン最初のレースで、私たちHondaは高い競争力をみせることができました。Hondaエンジンを使う多くのチームが、良好なパフォーマンスをみせてくれました。しかし、レースは私たちの望んだ通りには進みませんでした。2位フィニッシュを果たしたライアン・ハンターレイを祝福したいと思います。今シーズンからAndretti AutosportはHondaファミリーに戻ってきてくれて、それは大変すばらしいことです。レース結果は悔しいものとなりましたが、セント・ピーターズバーグでは私たちのエンジンの方が性能では優っていました。そして、いくつかのチームがレースに勝つ可能性をみせてくれました。次戦のロングビーチ、そして今シーズンへの見通しは明るいと思います」

決勝
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 12 W.パワー シボレー 110 2:06:57.6288
2 28 ライアン・ハンターレイ Honda 110 +1.9475
3 3 H.カストロネベス シボレー 110 +7.8716
4 9 S.ディクソン シボレー 110 +15.9685
5 77 シモン・パジェノー Honda 110 +17.3937
6 10 T.カナーン シボレー 110 +20.3882
7 14 佐藤琢磨 Honda 110 +20.8561
8 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 110 +21.0622
9 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 110 +21.5544
10 8 R.ブリスコー シボレー 110 +23.9897
 
12 7 ミハイル・アレシン Honda 110 +34.9969
14 15 グレアム・レイホール Honda 110 +38.9881
17 34 カルロス・ムニョス Honda 110 +44.6244
18 18 カルロス・ハーティス Honda 110 +47.5637
19 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 109 +1Lap
21 98 ジャック・ホークスワース Honda 83 DNF
22 25 マルコ・アンドレッティ Honda 82 DNF

ポイントスタンディング
ドライバー 順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 12 W.パワー シボレー 53 
2 28 ライアン・ハンターレイ Honda 40 
3 3 H.カストロネベス シボレー 36 
4 9 S.ディクソン シボレー 32 
5 77 シモン・パジェノー Honda 30 
6 10 T.カナーン シボレー 28 
7 14 佐藤琢磨 Honda 28 
8 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 24 
9 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 22 
10 8 R.ブリスコー シボレー 20 
 
12 7 ミハイル・アレシン Honda 18 
14 15 グレアム・レイホール Honda 16 
17 34 カルロス・ムニョス Honda 13 
18 18 カルロス・ハーティス Honda 12 
19 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 11 
21 98 ジャック・ホークスワース Honda 9 
22 25 マルコ・アンドレッティ Honda 8 

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