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2014年5月12日 (月)

INDY:初開催のグランプリ・オブ・インディアナポリスでシモン・パジェノーが今季初優勝 (ホンダ)

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May 10 2014, RACE
Grand Prix Of Indianapolis

ライアン・ハンターレイが2位で、Hondaは1-2フィニッシュ
佐藤琢磨は予選16番手から9位までポジションを上げてゴール

2014年5月10日(土)・決勝 
会場:インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(ロードコース) 
天候:曇りときどき雨 気温:25~27℃

伝統あるインディアナポリス・モーター・スピードウェイのオーバル・コース内にあるロードコースを使い、今年からグランプリ・オブ・インディアナポリスが開催されることとなりました。

超高速バトルのインディ500とは雰囲気の異なるロードコースでのレースには大勢のファンが詰めかけ、25台のインディカーが82周にわたるエキサイティングなレースを繰り広げました。

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スタンディングスタート、レース途中のローリングによるリスタートの両方で多重アクシデントが発生し、多くのマシンがリタイアする波乱のレースの中で優勝を飾ったのは、予選4番手で2列目外側グリッドからスタートしたシモン・パジェノー(Schmidt Peterson Motorsports)でした。アクシデントをくぐり抜け、ハイスピードを保ち、燃料をセーブし、ピットタイミングも的確なタイミングを選択せねばならないといった、多くの要素が絡み合った難しいレースにおいて、パジェノーはドライバーとしてパーフェクトな戦いぶりをみせ、チームもミスなく、作戦も完ぺきだったことで今シーズン初勝利をつかみ取りました。パジェノーにとってはキャリア3勝目となりました。

インディカー・シリーズのドライバー間、チーム間の実力は高いレベルできっ抗しており、今シーズン4戦目を終え、4人目のウイナーが誕生しました。

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さらに、0.8906秒差の2位でゴールしたのは、予選3番手だったライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)でした。この結果、Hondaエンジンは、大きな注目を集めた初開催イベントで1-2フィニッシュを達成しました。また、今回の勝利でHondaにとって第3戦アラバマからの2連勝も飾りました。

ルーキーながら予選2番手という大健闘を見せていたジャック・ホークスワース(Bryan Herta Autosport)は、レース序盤を力強くリードし、デビュー4戦目で初めてのトップ10フィニッシュとなる7位でゴールしました。

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佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は予選16番手で、スタート直後のアクシデントで他車の破片がマシンのノーズに突き刺さり、タイヤもパンクしたために周回遅れに陥らざるを得ませんでした。しかし、スマートにレース展開に乗り、レース半ばにトップと同一周回へと復活。レース終盤にはトップと同等のラップタイムで走り続けた佐藤は、今シーズン2度目のトップ10入りとなる9位でチェッカーフラッグを受けました。

ホンダモータースポーツリリース

コメント
シモン・パジェノー(優勝)
「マシン、そしてエンジンが最高でした。燃費セーブでもすばらしい数字を僕らは実現できていました。それでもレースのペースは速く、神経をすり減らしての戦いとなっていました。2~3番手につけていたライバルたちがどれだけの燃料を残しているのか、どれだけのスピードを持っているのか、それらが最後まで分かりませんでした。自分たちとしてはすべての力を絞り出し、走り続けていました。燃費をよくするためにアクセルを戻し、できる限りの高いペースを保っていました。そして、その努力が報われたのです。チームがマシンをすばらしいものに仕上げてくれていたからこそ、あのような走りができたのだと思います。クルー全員に感謝します。インディアナポリスで初めて開催されたグランプリで、ウイナーとなる。こんなに名誉なこと、そしてうれしいことはありません。今年の私たちはシリーズタイトル獲得を目指していますが、こうしてインディのパゴダをウイナーとして見上げると、感動しますね。本当に幸せです」

佐藤琢磨(9位)
「本当にいろいろなことが起こったレースでした。最初のスタンディングスタートでは、昨日から悩まされていたクラッチの小さな問題が完全に解決されていなかったようで、うまくダッシュができませんでした。ものすごく大きな後れを取らざるを得ませんでした。しかし、かえってそれがよかったかもしれません。後れたことによって、多重アクシデントに巻き込まれずに済んだのです。ただ、その事故の破片がマシンに刺さっていました。2回目のスタートでもアクシデントが起こり、何かが私に向かって飛んで来ました。右は壁、左隣りにはマシンが並走していたために避けることができない状況でした。なんとか頭を動かして破片を避けることはできました。しかし、それはヘルメットをかすめ、ヘッドレスト部に大きな穴が開きました。危ういところでしたが、幸運にも破片に直撃されることは避けました。右のミラーや、ヘッドプロテクター、アンテナにもダメージを受け、テレメトリーシステムが使えなくもなりました。タイヤの空気圧が下がっているかどうかも、私たちは判断ができなくなっていたんです。そのため、安全を考えてピットに入り、タイヤを交換しました。順位は大きく落ちましたが、コースに戻ってからは全力でプッシュし続け、徐々にですがポジションをばん回していくことができました。特にリスタートがうまくいき、いくつも順位を上げることができました。今日は多くのアクシデントが私の目の前で起こりましたが、なんとかそれらを避けることができました。周回遅れもばん回した上、トップ10にまで食い込んでフィニッシュ。厳しいレースでしたが、いい内容の戦いにできたと思います。これはチームが力を発揮してくれたおかげです。彼らにありがとうと言いたいです」

アート・セント-シアー|HPD 社長
「シモン・パジェノー、そしてサム・シュミットのチームがすばらしい優勝を飾ってくれました。“レースは人を育てる”という言葉がありますが、今日の場合は、世間で評価を受けているHondaの高い効率性、そして燃費性能の高さが1-2フィニッシュにつながったと思います。ライアン・ハンターレイとAndretti Autosportの、見事な作戦による2位フィニッシュも祝福します。また、ルーキーのジャック・ホークスワース、そして彼を走らせるBryan Herta Autosportのみせた奮闘に対してもおめでとうと言いたいですね。彼らはコミュニケーションのミスがなければ、優勝を飾れていたかもしれません。最後に、アクシデントの破片によって負傷をしたジェームズ・ヒンチクリフが少しでも早く回復してくれることを祈りたいと思います。さぁ、次はシーズン最大のインディアナポリス500マイルレースです」

決勝リザルト
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 77 シモン・パジェノー Honda 82 2:04'24.0261
2 28 ライアン・ハンターレイ Honda 82 +0.8906
3 3 H.カストロネベス シボレー 82 +1.8244
4 11 S.ブルデー シボレー 82 +2.5406
5 83 C.キンボール シボレー 82 +5.3007
6 8 R.ブリスコー シボレー 82 +9.1914
7 98 ジャック・ホークスワース Honda 82 +14.6161
8 12 W.パワー シボレー 82 +18.5958
9 14 佐藤琢磨 Honda 82 +20.9721
10 10 T.カナーン シボレー 82 +21.4539
 
11 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 82 +26.4750
12 16 オリオール・セルビア Honda 82 +29.6561
13 18 カルロス・ウエルタス Honda 82 +33.0827
14 25 マルコ・アンドレッティ Honda 82 +1'04.2370
17 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 80 +2Laps
18 41 マーティン・プロウマン Honda 80 +2Laps
20 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 56 +26Laps
21 15 グレアム・レイホール Honda 50 +32Laps
22 26 フランク・モンタニー Honda 47 +35Laps
24 34 カルロス・ムニョス Honda 0 +82Laps
25 7 ミハイル・アレシン Honda 0 +82Laps

ポイントスタンディング
ドライバー 順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 12 W.パワー シボレー 149
2 28 ライアン・ハンターレイ Honda 148
3 77 シモン・パジェノー Honda 143
4 11 S.ブルデー シボレー 125
5 3 H.カストロネベス シボレー 102
6 9 S.ディクソン シボレー 102
7 20 M.コンウェイ シボレー 93
8 25 マルコ・アンドレッティ Honda 89
9 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 87
10 10 T.カナーン シボレー 82
 
13 14 佐藤琢磨 Honda 75
14 98 ジャック・ホークスワース Honda 71
15 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 71
18 18 カルロス・ウエルタス Honda 63
19 34 カルロス・ムニョス Honda 61
20 7 ミハイル・アレシン Honda 59
21 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 56
22 16 オリオール・セルビア Honda 55
23 15 グレアム・レイホール Honda 55
24 41 マーティン・プロウマン Honda 12
25 26 フランク・モンタニー Honda 8

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