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2014年5月13日 (火)

NASCAR:カップ・シリーズでマット・ケンゼスが10位。トラック・シリーズでは開幕3戦連続1-2フィニッシュ (トヨタ)

2014年5月12日
(株)トヨタモーターセールス&マーケティング モータースポーツオフィス 

NASCARは米国中西部のカンザス戦。スプリント・カップ・シリーズでは“トヨタ カムリ”勢は苦戦を強いられ、マット・ケンゼスが10位フィニッシュ。1ヶ月以上ぶりの開催となったキャンピングワールド・トラック・シリーズでは、カイル・ブッシュが今季2勝目。マット・クラフトンが2位で続き、“トヨタ タンドラ”はシリーズ開幕から3戦連続となる1-2フィニッシュを飾った。

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第11戦 5-Hour Energy 400


開催日:5月10日

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周回遅れから追い上げトップ10フィニッシュを果たしたマット・ケンゼス(#20) 

 5月10日(土)、米国中西部カンザス州カンザスシティのカンザス・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第11戦「5-Hour Energy 400」が開催された。
 カンザスは2001年オープンと比較的新しいコース。年に2回カップ・シリーズ戦が開催されるが、秋の大会は“チェイス”の4戦目として行われることもあり、春の今大会は“チェイス”を戦うためのセットアップなどの準備という点でも重要なレースとなる。
 カンザスでの“トヨタ カムリ”は一昨年の春の大会でデニー・ハムリンが初勝利。昨年も春大会でマット・ケンゼスが優勝を果たし、2年連続勝利を挙げている。
 また、カンザスはクリント・ボウヤーの出身地でもある。ボウヤーにとっては今大会が記念すべきカップ・シリーズ300戦目の出場、そして今大会のタイトルスポンサーが自身のメインスポンサーということもあり、悲願のカップ戦地元初勝利を目指しレースに臨んだ。

 9日(金)2回の練習走行を経て午後5時40分より3セグメント、グループ走行での予選が行われたが、トヨタ勢は最終セグメントまで進むことなく、ブライアン・ヴィッカーズが15番手、ボウヤーが23番手、カイル・ブッシュが24番手、ケンゼス28番手、ハムリン30番手と後方からのスタートとなった。“トヨタ カムリ”は9台が決勝へと駒を進めた。

トヨタモータースポーツニュース

 10日(土)、決勝レースのスタートは午後7時前に予定されていたが、雨雲が迫っていることもあり若干ディレイに。レースカーがコースに出てパレードラップを開始した後にも軽い雨に見舞われ、コース乾燥を行ったため、予定よりも35分ほどおくれ、午後7時22分に、ボウヤーの母親が振るグリーンフラッグで、1.5マイルオーバルを267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタートした。
 序盤、強風や小雨に見舞われたこともあり、各車慎重な走行で、40周以上に渡ってイエローコーションのないままレースは進み、40周目過ぎからこの日最初となる、グリーン下でのピットインが開始。
 このグリーンピットが進行していた47周目に、地元ボウヤーがスピン。初めてのイエローコーションとなった。
 この時点でまだピットに入っていなかった車両があり、ピットインを終えていたほとんどの車両が周回遅れとなっていたが、このコーションで同一周回に復帰。ボウヤーは幸いどこにも接触することはなかったが、ピットインを余儀なくされ、2周遅れとなってしまった。また、ケンゼスもこのコーション時に丁度ピットに入っていたため、周回遅れに。
 再スタート後の60周目には、メインストレートで多重クラッシュが発生。33位を走行していたルーキーのライアン・トゥルークスは、直前の車両がバランスを崩しスピンしたためこれを避けられずクラッシュ。車両は大きなダメージを負い、レースを終えることとなった。
 これにより出されたコーションで多くの車両がピットに向かったが、ハムリンはコース上に残る作戦を採り、6位へと浮上。しかし、再スタートが切られて間もない71周目にハムリンは単独スピン。どこにも接触せずに済んだが順位は22位へと後退。
 中盤戦にかけては、ヴィッカーズが順位を上げトップ10圏内へ浮上。Ky.ブッシュも徐々に順位を上げていったが、112周目、この日4度目のイエローコーション時にピットロードのスピード違反を科されこちらも順位を落とすこととなってしまった。
 再スタート後、周回遅れのケンゼスは“ラッキー・ドッグ”のポジションを争っていたが、30周以上に渡るグリーン走行で、ハンドリングに苦しむKy.ブッシュが周回遅れになった直後にイエローコーション。Ky.ブッシュが“ラッキー・ドッグ”を獲得することとなり、この時点でのケンゼスの周回遅れ脱出はかなわず。
 このイエローコーションでは多くの車両が4本タイヤを交換したのに対し、2本交換作戦を採ったハムリンが一気に3位へとポジションアップ。
 このコーション時のピットからチェッカーまでは残りほぼ110周と、中間で給油すれば、ぎりぎりあと1回の給油で走りきれる周回。180周目にこの日6度目のイエローコーションが出されると、ほとんどの車両がピットへ向かう中、Ky.ブッシュはコースに残り、残り1回のピットに賭けるギャンブルに出て、2位に浮上。このコーションでは、ケンゼスが念願の“ラッキー・ドッグ”を獲得し、首位と同一周回に復帰した。
 187周目と203周目にもイエローコーションが出されたが、Ky.ブッシュはピットに入らず。全車必ずもう一度ピットインする必要があることを踏まえ、Ky.ブッシュはそのタイミングを待った。
 しかし、その後は一度もイエローコーションが出ず、チェッカーまで60周にわたってグリーン下での走行が続くことに。Ky.ブッシュは残り50周ほどの時点でグリーンピット。終盤にかけてライバルも次々にグリーン下でピットインしていく中、ハムリンは最後まで粘り、2位までポジションを上げたが残り9周で燃料切れに見舞われピットイン。
 苦戦を強いられた“トヨタ カムリ”勢だったが、周回遅れから着実な走りで追い上げたケンゼスが10位でフィニッシュ。ヴィッカーズが14位、Ky.ブッシュが15位、ハムリンは1周遅れの18位、ボウヤーは23位に終わった。

 次週はシリーズ戦は行われず、5月17日(土)に、米国東南部ノースカロライナ州コンコードのシャーロット・モーター・スピードウェイでオールスター戦が開催される。

ドライバー マット・ケンゼス:
「週末を通してスピードが足りなかった。最初の走行で周回遅れになってしまい、良いタイミングでコーションが出なかったこともあり、“ラッキー・ドッグ”を獲得するのにかなり時間をロスしてしまった。トップ10フィニッシュ出来たというのは本当にラッキーだ。コース上では追い越しは不可能に近い状況だっただけに、チームクルーがよくやってくれた。昨年我々は1.5マイルオーバルを得意としていたが、今年は苦戦している。毎週可能な限りのハードワークを続けており、なんとか巻き返したい」 

第11戦 5-Hour Energy 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 13 24 ジェフ・ゴードン シボレー 267
2 1 4 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 267
3 17 5 ケイシー・ケイン シボレー 267
10 28 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 267
14 15 55 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 267
15 24 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 267
18 30 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 266
23 23 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 264
28 36 26 コール・ウィット トヨタ カムリ 263
31 43 66 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 262
35 33 23 アレックス・ボウマン トヨタ カムリ 257
43 31 83 ライアン・トゥルークス トヨタ カムリ 57

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ジェフ・ゴードン シボレー 394
2 マット・ケンゼス トヨタ 379
3 カイル・ブッシュ トヨタ 373
10 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 327
12 デニー・ハムリン トヨタ 318
20 クリント・ボウヤー トヨタ 282
32 コール・ウィット トヨタ 147
34 アレックス・ボウマン トヨタ 141
38 ライアン・トゥルークス トヨタ 78
39 パーカー・クリガーマン トヨタ 54
44 ジェフ・バートン トヨタ 27
45 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 23
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 489
2 フォード 474
3 トヨタ 444

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第3戦 SFP 250


開催日:5月9日

カイル・ブッシュがポール・トゥ・ウィンで今季2勝目
“トヨタ タンドラ”開幕3戦連続1-2フィニッシュ!

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ポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げ、ウィニングランで
“バーンナウト”を披露するカイル・ブッシュ(#51)

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第3戦「SFP 250」が5月9日(土)にカンザス・スピードウェイで開催された。
 トラック・シリーズは前戦第2戦から1ヶ月以上インターバルが空いての開催。“トヨタ タンドラ”は開幕戦デイトナでトップ3独占。第2戦マーティンズビルでも1-2フィニッシュと強さを見せている。
 トヨタはカンザスではこれまでに3勝。昨年はマット・クラフトンが勝利を挙げている。

 8日(木)の練習走行を経て、9日(金)決勝を前に午後3時40分より予選が行われ、カイル・ブッシュが今季初のポールポジションを獲得。ジョニー・ソーターが3番手、ブライアン・イックラーが4番手、ジェブ・バートンが6番手、ティモシー・ペターズが8番手、第2戦のウィナー、クラフトンが9番手と、“トヨタ タンドラ”は予選トップ10中6台を占め、11台が決勝へと進んだ。

 予選後3時間ほどを経た午後7時51分、1.5マイルオーバルを167周(250.5マイル:約400km)して競われる決勝レースがスタート。
 ポールポジションのKy.ブッシュは首位を守ったが、1周目に中団で多重クラッシュが発生。接触によりバランスを崩した車両がペターズにヒットしながらスピン。これを避けようとしてペターズとジャーマン・キロガ・Jr.らが巻き込まれてしまった。
 再スタートが切られてすぐの8周目には、4位を争う3ワイドバトルの中でイックラーがバランスを崩し壁に激しくヒット。序盤からイエローコーションが連発する波乱の幕開けとなった。
 その後はKy.ブッシュが首位を守るも、カップ・シリーズのレギュラーであるジョーイ・ロガーノ(フォード)やオースティン・ディロン(シボレー)らと激しいバトルを展開。
 レースが折り返しを過ぎると、ピット戦略で首位に立ったロガーノを、Ky.ブッシュと、ピット作業で一旦順位を落とすもポジションを上げてきたクラフトンが追い上げ、首位争いが繰り広げられた。
 95周目の再スタートから、30周あまりにわたってイエローコーションが出ず、ロングランで好ペースを維持し猛追していたKy.ブッシュが112周目に首位を奪還。
 125周目には首位を争っていたロガーノがグリーン下でピットイン。その直後にクラッシュが発生しこの日9度目となるイエローコーション。各車最後のピットへ向かうと、ディロンが唯一2本タイヤ交換とし首位に立ったが、2位で再スタートとなったKy.ブッシュは得意のダッシュを決めてディロンをパス。首位を奪い返した。
 この再スタート後はイエローコーションが出ず、30周以上に渡るロングランとなった。2位に浮上したクラフトンがKy.ブッシュを追ったが、Ky.ブッシュは3秒もの大差をつけてトップチェッカー。今季シリーズ2勝目を飾った。Ky.ブッシュは今季同シリーズには3戦中2戦しか出場しておらず、現時点での勝率は100%となっている。
 2位にはクラフトンが入り、“トヨタ タンドラ”は開幕戦から3戦連続での1-2フィニッシュとなった。クラフトンは2戦連続のトップ2フィニッシュでランキング首位に浮上。
 6位にバートン、7位に序盤の接触から追い上げたキロガ・Jr.、9位にベテランのジョー・ネメチェク、10位にマンソン・ミングスが入り、“トヨタ タンドラ”は6台がトップ10フィニッシュを果たした。

 シーズン序盤、間隔を開けて3戦を行ったトラック・シリーズだが、5月からは本格戦が開始。次戦第4戦は5月16日(金)にシャーロット・モーター・スピードウェイで開催される。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「ハードワークで“トヨタ タンドラ”を仕上げてくれたチームのおかげで、最高の夜になった。我々の“トヨタ タンドラ”はロングランでも、ショートランでも速かったが、ライバルも速く、ずっとバトルを繰り広げることになった。しかしそれもトラック・レースでの楽しみのひとつだ。ファンには良いショーを見せられたと思う。最後はロングランになったので逃げ切ることが出来た。我々のクルーチーフがトラック・シリーズでの最多勝を達成したことも祝福したい。次戦シャーロットが楽しみだ」 

第3戦 SFP 250 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 51 カイル・ブッシュ トヨタ タンドラ 167
2 9 88 マット・クラフトン トヨタ タンドラ 167
3 5 19 ジョーイ・ロガーノ フォード 167
6 6 13 ジェブ・バートン トヨタ タンドラ 167
7 17 77 ジャーマン・キロガ・Jr. トヨタ タンドラ 167
9 16 8 ジョー・ネメチェク トヨタ タンドラ 167
10 18 35 マンソン・ミングス トヨタ タンドラ 167
11 11 5 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ タンドラ 167
14 8 17 ティモシー・ペターズ トヨタ タンドラ 158
15 21 54 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ タンドラ 156
21 3 98 ジョニー・ソーター トヨタ タンドラ 85
27 4 7 ブライアン・イックラー トヨタ タンドラ 9
 
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 マット・クラフトン トヨタ 120
2 ティモシー・ペターズ トヨタ 112
3 ロン・ホーナディ・Jr. シボレー 112
4 ジャーマン・キロガ・Jr. トヨタ 109
5 ジョニー・ソーター トヨタ 105
7 ジェブ・バートン トヨタ 98
9 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ 90
10 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ 87
12 ジョー・ネメチェク トヨタ 71
16 マンソン・ミングス トヨタ 65
18 ブライアン・イックラー トヨタ 62
27 ジョン・ハンター・ネメチェク トヨタ 33
32 エリック・ジョーンズ トヨタ 26
34 クリス・フォンテイン トヨタ 25
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 142
2 シボレー 122
3 フォード 120
4 RAM 17

※結果及びポイントは暫定 

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