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2014年5月27日 (火)

NASCAR:シリーズ最長600マイル戦でマット・ケンゼスが3位フィニッシュ (トヨタ)

2014年5月26日
(株)トヨタモーターセールス&マーケティング モータースポーツオフィス 

スプリント・カップ・シリーズはシリーズ最長となる600マイル(約960km)レースとして開催され、マット・ケンゼスが終盤まで首位を争ったが惜しくもポジションを守り切れず3位。ネイションワイド・シリーズでも上位を争ったカイル・ブッシュが3位でフィニッシュした。

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第12戦 Coca-Cola 600


開催日:5月25日

マット・ケンゼスが首位を争うも3位フィニッシュ 

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最後まで首位を争ったが3位に終わったマット・ケンゼス(#20) 

 5月25日(日)、米国東南部ノースカロライナ州コンコードのシャーロット・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第12戦「Coca-Cola 600」が開催された。
 同大会はNASCARのチームや関連企業の多くが本拠地を持つ「聖地」シャーロットで、シリーズ戦最長となる600マイル(約960km)で争われる。
 トヨタは秋のシャーロット戦(501マイル)では2012年にクリント・ボウヤーが勝利を挙げているが、春の600マイル戦では、2009年に降雨短縮となったレースでの勝利のみ。初の600マイル制覇へ向けて臨んだ。

 22日(木)午後7時10分より予選が行われ、ボウヤーが5番手、デニー・ハムリンが6番手、カイル・ブッシュが7番手、マット・ケンゼスが12番手、ブライアン・ヴィッカーズが16番手につけ、9台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
 尚、7番手のKy.ブッシュは24日(土)の練習走行でクラッシュを喫し、バックアップカーに乗り換えたため、決勝は最後尾へとグリッド後退してスタートすることとなった。

 25日(日)午後6時23分、1.5マイルオーバルを400周して競われる決勝レースがスタート。
 序盤はボウヤーが好調ぶりを見せ、14周目に2位に浮上。3位以降との差を広げながら、首位争いを続けた。
 45周目あたりからグリーンピットとなり、全車がピットを終えた時点でボウヤーは3位、ケンゼスが4位、ヴィッカーズが7位、ハムリンが10位。その後もイエローコーションが出ないまま、グリーン下での走行は100周を超え、2度目のグリーンピットを経た108周目にコース上の異物によりこの日最初のイエローコーションとなった。
 その時点で、3位のボウヤー、5位のケンゼス、8位のヴィッカーズを含む、上位10台のみが首位と同一周回。2回目のグリーンピット時までトップ10につけていたハムリンは、ホイールの異常振動のために予定外のピットインを強いられ、2周遅れの29位まで後退してしまった。
 164周目、この日3度目のイエローコーションで、最後尾スタートからじりじりと順位を上げるも、集団の中で周回遅れとなっていたKy.ブッシュが“ラッキー・ドッグ”を獲得。このコーションでのピットでは、ボウヤーとヴィッカーズ、ケンゼスが2本タイヤ交換作戦を採り、2位、3位、4位へとポジションを上げての再スタートとなった。
 2012年秋のシャーロット戦以来勝利から遠ざかっているボウヤーは、今季初勝利へ向け首位を追う好走を見せていたが、183周目にタイヤトラブルに見舞われ、無念のグリーンピット。2周遅れの27位までポジションを落とし、優勝争いから脱落してしまった。
 その後は再び50周以上と長いグリーン走行となり、直前のピットで2本タイヤ交換だったためタイヤ摩耗に苦しんだケンゼスは8位までポジションを落としたが、グリーンピット後の223周目に出されたこの日4回目のイエローコーションから再スタートが切られると、11位スタートから一気に4位へポジションアップ。Ky.ブッシュもトップ10圏内に浮上した。

トヨタモータースポーツニュース

 235周目には5台が絡む多重クラッシュが発生。このコーションでコース上に残ったケンゼスは2位へ。271周目には、ピット戦略の異なる首位の車両がグリーンピットを行ったため、ケンゼスが首位に立った。
 最後の100周はケンゼスがジミー・ジョンソン(シボレー)と抜きつ抜かれつの首位争いを展開。長いグリーン下での走行で、2度にわたるグリーンピットを経て、ケンゼスは4位を走行。ピット戦略の異なる上位2台はもう一回のピットが必要という状況で、380周目、周回遅れのアレックス・ボウマンがクラッシュしイエローコーション。
 このコーションで、ケンゼスを含む3台のみがピットに向かわずコース上に残り、ケンゼスは2位、ピットに入ったKy.ブッシュとヴィッカーズは6位、10位で再スタート。
 好スタートを切ったケンゼスは首位を奪取。一時は2位に1秒近い差をつけたが、ジョンソンの猛追を抑えきれず、残り9周で2位に後退。チェッカー直前に更に1台の先行を許し、3位でフィニッシュ。
 ヴィッカーズが6位、Ky.ブッシュが9位でトップ10フィニッシュを果たした。
 ドライバーズランキングではケンゼスが2位、Ky.ブッシュが3位を守り、ヴィッカーズが8位へ浮上した。

 次戦第13戦は6月1日(日)、米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

ドライバー マット・ケンゼス:
「我々の“トヨタ カムリ”はレース中の調整の甲斐もあり、トップ5の速さを持っていたと思う。クルーチーフとチームは素晴らしい仕事をしてくれて、戦略もピットストップも良かった。おかげで最後の再スタートでトップに立つことが出来た。しかし、残念ながらそのポジションを最後まで守り切れなかった。全体的に見れば良い夜だったが、更に上を目指さなくてはならない」 

第12戦 Coca-Cola 600 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 48 ジミー・ジョンソン シボレー 400
2 11 4 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 400
3 12 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 400
6 16 55 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 400
9 7 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 400
17 5 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 399
22 6 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 398
27 31 26 コール・ウィット トヨタ カムリ 397
33 29 23 アレックス・ボウマン トヨタ カムリ 392
34 38 66 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 390
38 36 83 ライアン・トゥルークス トヨタ カムリ 303

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ジェフ・ゴードン シボレー 432
2 マット・ケンゼス トヨタ 421
3 カイル・ブッシュ トヨタ 408
8 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 365
14 デニー・ハムリン トヨタ 340
20 クリント・ボウヤー トヨタ 309
31 コール・ウィット トヨタ 164
33 アレックス・ボウマン トヨタ 152
37 ライアン・トゥルークス トヨタ 84
40 パーカー・クリガーマン トヨタ 54
44 ジェフ・バートン トヨタ 27
45 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 23
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 537
2 フォード 515
3 トヨタ 486

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第11戦 History 300


開催日:5月24日

カイル・ブッシュが3位に入り今季9戦連続トップ4フィニッシュ

 

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3位に入りシリーズ9戦連続トップ4フィニッシュを果たしたカイル・ブッシュ(#54)

 5月24日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第11戦「History 300」がシャーロット・モーター・スピードウェイで開催された。
 年に2戦開催されるシャーロットでのネイションワイド・シリーズ戦では、トヨタは2008年以来7勝、そのうち6勝をカイル・ブッシュが挙げている。また、Ky.ブッシュはトヨタ移籍後、シャーロットでの同シリーズ全レースでトップ6フィニッシュと得意にしている。

 22日(木)の練習走行の後、23日(金)は走行が行われず、24日(土)午前10時40分より予選開始。練習走行1回目でクラッシュを喫し、2回目はバックアップカーで走行したKy.ブッシュだったが、予選までに車両修復を果たし、今季2度目となるポールポジションを獲得。マット・ケンゼスが7番手、エリオット・サドラーが10番手につけ、10台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 予選の後、カップ・シリーズの練習走行を経て、午後3時3分に1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのKy.ブッシュは好スタートを切り、すぐに後続に1秒以上の差をつけたが、7番手スタートからみるみるうちに順位を上げていったケンゼスが、5周目に2位に浮上すると、首位Ky.ブッシュとの差を詰めていった。
 25周目にスピン車両によりこの日最初のイエローコーションが出され、全車ピットへ。Ky.ブッシュとケンゼスが1-2位を守って再スタートを切ると、まもなくケンゼスがKy.ブッシュをパスし首位に立った。
 ケンゼスが首位を快走する一方で、Ky.ブッシュはハンドリングに不調を抱えポジションダウン。
 イエローコーションが出ない展開で80周目過ぎからグリーンピットが開始。全車がグリーンピットを終えてまもなくクラッシュによるこの日2度目のイエローコーションが出された。ケンゼスら上位勢はコースに残ったが、ハンドリングに苦しむKy.ブッシュ、サドラーらはピットへ。Ky.ブッシュは11位、サドラー12位へと後退。
 再スタート後は、首位のケンゼスもオーバーステア症状に見舞われ、ポジションを落とすこととなってしまった。
 ピットで調整のチャンスを待ったケンゼスとKy.ブッシュだったが、再びイエローコーションの出ない展開が続き、130周を過ぎたあたりからこの日2度目のグリーンピット開始。全車がピットを終えた時点でケンゼスが4位、Ky.ブッシュは6位をキープも、首位との差は広がっており、首位と同一周回はわずか10台となっていた。
 170周目、コース上の異物によりこの日3度目のイエローコーション。各車最後のピット作業を行い、Ky.ブッシュが4位、ピットでエンジンストールを喫したケンゼスは6位へとポジションダウン。周回遅れの12位だったサドラーもこのチャンスで首位と同一周回に復帰した。
 再スタートが切られると、Ky.ブッシュは3位に浮上し、同じカップ・シリーズのレギュラードライバーであるブラッド・ケゼロウスキー(フォード)と激しい2位争いを展開。レース終盤には周回遅れが現れ、これをかわす中での逆転を狙ったが惜しくも叶わず。Ky.ブッシュは3位でフィニッシュ。ケンゼスは6位でチェッカーを受けた。
 シリーズレギュラーとしてドライバーズランキングを争うサドラーは12位でフィニッシュ。ランキングは変わらず首位と5ポイント差の2位につけている。
 Ky.ブッシュは今季のネイションワイド・シリーズで11戦中9戦に出場し、その全戦でトップ4フィニッシュ(2勝)を続けている。Ky.ブッシュがドライブした54号車はサム・ホーニッシュ・Jr.がドライブした2戦でも5位&1位と言う好成績を残しており、現時点で54号車は2位に42ポイント差という大差での首位につけている。

 次戦第12戦は5月31日(土)、ドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「ラインが選べず、パッシングも困難だった。今日はずっとイン側のラインを走行しており、どこを走っても十分なスピードが得られなかった。もっと良い状況を予想していたので、少し残念だ。苦戦を強いられただけに、3位でフィニッシュ出来たことは喜ぶべきだろう。ただ、我々は勝つためにここに来ており、それ以外の結果は望んでいない」 

第11戦 History 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 3 42 カイル・ラーソン シボレー 200
2 2 22 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 200
3 1 54 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 200
6 7 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 200
11 15 99 ジェイムズ・ブッシャー トヨタ カムリ 200
12 10 11 エリオット・サドラー トヨタ カムリ 200
16 24 80 ジョニー・ソーター トヨタ カムリ 198
20 18 19 マイク・ブリス トヨタ カムリ 197
22 26 25 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ カムリ 197
24 22 44 デイビッド・スター トヨタ カムリ 197
29 34 14 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 194
34 38 52 ジョーイ・ゲイス トヨタ カムリ 189

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 リーガン・スミス シボレー 414
2 エリオット・サドラー トヨタ 409
3 チェイス・エリオット シボレー 386
8 ジェイムズ・ブッシャー トヨタ 303
13 マイク・ブリス トヨタ 262
17 エリック・マクルーア トヨタ 203
22 デイビッド・スター トヨタ 134
27 ブレイク・コッホ トヨタ 95
29 サム・ホーニッシュ・Jr. トヨタ 87
37 ウィル・キンメル3世 トヨタ 33
38 ルーベン・ガルシア・メテオス トヨタ 30
39 ジェフ・グリーン トヨタ 30
41 ダニエル・サレス トヨタ 25
42 ジェイソン・ホワイト トヨタ 25
46 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ 18
47 ハル・マーティン トヨタ 18
55 ケリー・アドミラール トヨタ 9
56 マット・カーター トヨタ 8
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 495
2 トヨタ 487
3 フォード 456
4 ダッジ 294

※結果及びポイントは暫定 

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