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2014年6月 1日 (日)

INDY:グレアム・レイホールが今季自己ベストとなる2位フィニッシュ、佐藤琢磨はギアボックスのトラブルで18位(ホンダ)

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May 31 2014, RACE
Chevrolet Indy Dual in Detroit Race 1

2014年5月31日(土)・決勝  
会場:ベル・アイル・レースウェイ  
天候:快晴  気温:24℃

ミシガン州デトロイトは、モーターシティーとも呼ばれるアメリカ自動車産業の中心地。今年もインディカーレースはダブルヘッダーでの開催で、土曜日の今日は最初のレース、シリーズ第6戦が行われました。

町の中心からすぐ北のベル・アイルという島に作られたストリートコースで、22台のインディカーはオープンホイールならではのスリリングなバトルを70周にわたって繰り広げました。

狭くツイスティでマシンコントロールが難しいコースで、グレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)がすばらしいファイトを披露し、予選9番手から2位でゴール。今年初めての表彰台に上りました。

抜けるような青空と穏やかな風。レース観戦に集まった大勢のファンは、初夏の心地よい日差しとインディカーシリーズならではの凄まじいバトルをエンジョイしていました。レースは午後3時50分にスタート。全長2.35マイルのコースは非常にバンピーで、ドライバーたちは体力を消耗させながらドッグファイトを展開しました。デトロイトのコースは場所によって舗装の素材が異なるため、ドライバーたちは変化するタイヤのグリップにも対処し続けなくてはなりません。体力的に厳しいだけでなく、テクニカルな面も備えたコースなのです。

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レイホールが激しいファイトの末に2位でゴールし、その後方では予選19番手のジャスティン・ウィルソン(Dale Coyen Racing)が4位でフィニッシュしました。レース中盤の42周目、フルコースコーション中にピットストップを行ったウィルソンは、そこからゴールまでを無給油で走る作戦に出ました。70周のゴールまで燃料を持たせるのは非常に難しい仕事でしたが、ウィルソンはベテランらしいスマートな走りで見事に成功させたのです。

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予選2番手だったジェームズ・ヒンチクリフ(Andretti Autosport)は6位、ルーキーのカルロス・ムニョス(Andretti Autosport)は7位、同じくルーキーのカルロス・ウエルタス(Dale Coyne Racing)はキャリアベストとなる8位、マルコ・アンドレッティ(Andretti Autosport)が予選18番手から10位と、Hondaドライバー6人がトップ10でのゴールを果たしました。

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佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、15番手スタートから上位フィニッシュを狙っていましたが、スタートしてしばらくするとギアボックスに違和感が出始め、それがトラブルへと発展したために11周目にして2度目のピットイン。修理を完了するまでに4周が失われ、レースには復帰したものの、その差を最後まで跳ね返すことができませんでした。それでも、明日の第2レースに向けた情報収集を行うために全力で走行を続けました。結果は18位でしたが、第2レースにつなげるデータを集められ、11周の時点でリタイアするより多くのシリーズポイントを獲得しました。

6月1日(日)には、シリーズ第7戦の予選、決勝が行われます。

ホンダモータースポーツリリース

コメント
グレアム・レイホール(2位)
「勝てると思って走っていました。前をいくライバルと同等の速さを持つマシンに仕上がっているとの自信もありました。最後のチャンスはリスタートにあったのですが、彼はブロックしてきました。私が彼の立場だったら、同じことをしていたでしょう。私たちのチームには多くのチャンピオン獲得経験者が集まっていますから、いい成績を挙げるチームとなるのは時間の問題だと考えてきました。私たちは近い将来にきっと勝ちますよ。それを約束できます。今日の私は自らの仕事に集中していました。自分たちには多くのマシンをパスする力があると確信していたからです。ソフトタイヤでの苦しい走りのあとには13位だった私たちですが、まだレースは終わっていない、と奮起しました。まだまだオーバーテイクを重ねて上位へと上がっていけると信じて走り続けました。ここデトロイトで、ようやく私たちのシーズンが始まったと感じています」

佐藤琢磨(18位)
「本当に厳しいレースでした。レース序盤に駆動系トラブルが出てしまい、ギアボックスの交換を行わねばなりませんでした。幸運にも、私たちはマシンを修理してレースに復帰することができましたが、4ラップの後れを取ってしまいました。明日もデトロイトでレースは行われるため、そこからはテストセッションとして走りました。そして、私たちのマシンは非常に限られたコンディションにおいてのみスピードを発揮していることが分かりました。ハードタイヤでの私たちのマシンは、路面コンディションのいいときには速かったと思います。レース中盤に、一時的にですが、マシンはとてもいいハンドリングになっていました。その点を生かしたマシンとすることで、明日のレースを戦いたいと思います。これからまたデータを研究し直して、明日のレースに備えます」

マーク・クロフォード|HPD インディカー・エンジン・プロジェクト LPL
「今日のレースは本当に僅差のゴールとなりました。私たちは懸命な作戦や、Hondaエンジンの優れた燃費性能により、多くのチームを予選よりも高いポジションでゴールさせることに成功しました。しかし、残念ながら優勝はあと一歩のところで逃しました。グレアム・レイホールがシーズン開幕から続いてきた不振から抜け出し、高い戦闘力を発揮したことをうれしく思います。また、ジャスティン・ウィルソンやジェームズ・ヒンチクリフも力強いレースを戦ってくれたことは、私たちにとって非常に喜ばしいことです。明日、今日と同じように予選と決勝をもう一度戦います。今日より1つ上のポジションでフィニッシュしなければなりませんね」

決勝リザルト
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 12 W.パワー シボレー 70 1:49'29.9323
2 15 グレアム・レイホール Honda 70 +0.3308
3 10 T.カナーン シボレー 70 +5.5096
4 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 70 +8.5951
5 3 H.カストロネベス シボレー 70 +10.7365
6 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 70 +11.5074
7 34 カルロス・ムニョス Honda 70 +14.8813
8 18 カルロス・ウエルタス Honda 70 +26.5965
9 83 C.キンボール シボレー 70 +32.5852
10 25 マルコ・アンドレッティ Honda 70 +33.1818
 
16 28 ライアン・ハンターレイ Honda 69 +1Lap
17 7 ミハイル・アレシン Honda 68 +2Laps
18 14 佐藤琢磨 Honda 66 +4Laps
19 98 ジャック・ホークスワース Honda 65 +5Laps
20 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 36 +34Laps
22 77 シモン・パジェノー Honda 4 +66Laps

ポイントスタンディング
ドライバー 順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 28 ライアン・ハンターレイ Honda 286
2 12 W.パワー シボレー 285
3 3 H.カストロネベス シボレー 254
4 77 シモン・パジェノー Honda 219
5 25 マルコ・アンドレッティ Honda 213
6 34 カルロス・ムニョス Honda 186
7 2 J.P.モントーヤ シボレー 170
8 11 S.ブルデー シボレー 160
9 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 155
10 9 S.ディクソン シボレー 152
 
13 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 133
14 14 佐藤琢磨 Honda 125
15 98 ジャック・ホークスワース Honda 124
16 15 グレアム・レイホール Honda 120
17 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 119
19 18 カルロス・ウエルタス Honda 117
21 7 ミハイル・アレシン Honda 110
23 16 オリオール・セルビア Honda 88
33 41 マーティン・プロウマン Honda 18
35 26 フランク・モンタニー Honda 8

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