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2014年6月30日 (月)

INDY:予選3番手からシモン・パジェノーが今季2勝目 ともにルーキーのミハイル・アレシンが2位、ジャック・ホークスワースが3位に入り、Hondaエンジンは1-2-3フィニッシュ。そして、ダブルヘッダー2戦を両制覇

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June 29 2014, RACE
The Shell and Pennzoil Grand Prix of Houston Race 2


2014年6月29日(日)・決勝  
会場:ヒューストン市街地特設コース  
天候:晴れ  気温:28~30℃

テキサス州ヒューストンのNRGパークでのイベントは、週末に2レースを行うダブルヘッダーです。土曜日のレース1はウエットコンディションからドライコンディションに変わる展開でしたが、日曜日のレース2はスタートからゴールまでドライコンディションで、インディカーならではのハイスピードな戦いとなりました。広大な駐車場に作られた全長1.634マイルのコースは、街中で開催されるストリートレースでは考えられない高速コーナーや、ハードなブレーキングが必要なタイトコーナーまでバラエティに富むコーナーを備えており、サーキットに集まったファンたちは、700馬力とパワフルなエンジンを搭載するインディカーによる、すさまじく、そしてスリリングな接近戦に熱狂していました。

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ダブルヘッダー2戦目となるシリーズ第10戦は猛暑の中で行われ、3番グリッドからスタートしたシモン・パジェノー(Schmidt Peterson Motorsports)が今シーズン2勝目を飾りました。そして、予選2番手だったルーキーのミハイル・アレシン(Schmidt Peterson Motorsporfts)がキャリアベストとなる2位でフィニッシュし、初めて表彰台に上りました。さらに、ゴール目前の89周目に3位に浮上したのは、最後尾の23番グリッドからスタートしたルーキーのジャック・ホークスワース(Bryan Herta Autosport)でした。開幕戦からその才能の高さを見せていたホークスワースも、アレシン同様にキャリア10戦目にしてトップ3フィニッシュを達成し、初めての表彰台に立ちました。Schmidt Peterson Motorsportsにとって初めての1-2フィニッシュは、Hondaエンジン勢による今シーズン5勝目、そして、最初の1-2-3フィニッシュとなりました。

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Hondaドライバーはトップ3を占めた上に、インディ500ウイナーのライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)が6位、マルコ・アンドレッティ(Andretti Autosport)が9位でゴールしました。

ホンダモータースポーツリリース

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佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は予選10番手からスタート。シケインをショートカットしたという判定によって、序盤に15番手までポジションを落としましたが、マシンの仕上がりは良好で、速いペースを保ったまま周回し、1回目のピットストップを終えるとポジションは10番手に復活しました。ハードタイヤにスイッチしてからの佐藤は、リズムに乗って順位を着々と上げていき、90周のレースが50周を終えた時点で6番手にまでポジションを上げました。さらに上位を狙ってファイトを続けた佐藤は、タイヤがパンクする不運で後退。75周目に縁石へ乗り上げてバランスを崩し、アクシデントによるリタイアを喫しました。

次のシリーズ第11戦は、ペンシルベニア州の山中にあるポコノ・レースウェイへと舞台を移します。全長2.5マイルのトライアングルオーバルにおいて、高速バトルが500マイルにわたって繰り広げられます。

コメント
シモン・パジェノー(優勝)
「すごいレースでしたね。そして、私たちのマシンは最高でした。ブレーキ、トラクション、そしてグリップもすばらしかった。ドライバーとして、これ以上は望めないマシンに仕上がっていました。デトロイトでは成績を残せなかった私たちですが、ヒューストンに向けて態勢を立て直し、ここまでの強さを身につけることができました。すばらしいチームです。私たちは日々進歩しており、今日の勝利はそれによって達成されたと思います。昨年悩まされたトラブルが完全に解決されていることなどから、チーム全体が新しいレベルに到達しているとも強く感じています。ストリートコース用のマシンセッティングがとてもよくなっています。今日のレースでは、私たちは特にハードタイヤでのスピードに自信を持っていました。シーズン2勝目を挙げることができて本当にうれしいです。次戦のポコノでも優勝を目指して走ります」

佐藤琢磨(19位)
「悔しいレースになりました。スタートはよかったのですが、シケインに並んで入ったカルロス・ムニョスが寄せてきたため、私はショートカットを強いられました。私はそれによってポジションアップをしていませんし、ムニョスをパスしたのはその先のターン5でのことでした。私はさらに数台をパスしたのですが、レースコントロールは私がショートカットしたという判定をし、ムニョスの後ろまで下がるよう指示しました。多くの順位をここで失いましたが、再びアタックして失地をばん回し、トップ10へと返り咲きました。しかし、その後のリスタートでマルコ・アンドレッティがインから接触してきたため、アウト側のラインへ飛ばされた私はタイヤかすを拾い、また順位をいくつも下げました。ここでハンドリングに異常を感じたのでピットインしました。タイヤがパンクしている可能性が考えられたからです。そこからもう一度ポジションアップを重ね、トップ10に復活しましたが、縁石に高く乗り上げ過ぎてジャンプしてしまい、壁にヒット。レースを終えることとなりました。ヒューストンでは激しい戦いを繰り広げましたが、望む好結果をつかむことはできませんでした。マシンは好調なので、次のポコノでぜひともいいレースを戦いたいと思います」

マーク・サワーズ|HPD シニア・マネジャー/チーフ・エンジニア プロダクション&コマーシャル・ディビジョン
「シモン・パジェノー、そしてミハイル・アレシンがすばらしいレースを戦ってくれました。1-2フィニッシュを達成した彼らのチームは、すさまじい競争が続いているインディカー・シリーズで大きく実力を伸ばしていると思います。そして、ジャック・ホークスワースも激戦を戦い抜いて3位フィニッシュしました。ベテラン勢を相手に堂々と、そしてクリーンにバトルしての3位表彰台はファンタスティックな結果です。コンクリートの壁に覆われたストリートでのレースは、小さなミスを許さない厳しさを持ち、そうした戦いではドライバビリティーの高さが重要になってきます。運転のしやすいマシンであれば、ドライバーはアクセルのコントロールをより繊細に行うことが可能だからです。今日のレースで1-2-3フィニッシュを果たしたことが示している通り、私たちのHondaエンジンはパワーだけでなく、ドライバビリティーでも高い性能を発揮していると思います。来週はハイスピードオーバルのポコノでのレースです。私たちはもちろん優勝を目指して全力を投入していきます。パワーが勝負の戦いとなるでしょうが、500マイルのロングレースであるため、エンジンの耐久性も重要です」

決勝リザルト
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 77 シモン・パジェノー Honda 90 1:51'43.0625
2 7 ミハイル・アレシン Honda 90 +7.2622
3 98 ジャック・ホークスワース Honda 90 +17.0208
4 83 C.キンボール シボレー 90 +18.5927
5 11 S.ブルデー シボレー 90 +20.2366
6 28 ライアン・ハンターレイ Honda 90 +25.3920
7 2 J.P.モントーヤ シボレー 90 +30.2312
8 8 R.ブリスコー シボレー 90 +30.5917
9 25 マルコ・アンドレッティ Honda 90 +31.3259
10 10 T.カナーン シボレー 90 +50.3098
 
12 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 89 +1Lap
14 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 89 +1Lap
15 16 ルカ・フィリッピ Honda 88 +2Laps
16 15 グレアム・レイホール Honda 87 +3Laps
19 14 佐藤琢磨 Honda 74 +16Laps
20 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 61 +29Laps
22 34 カルロス・ムニョス Honda 40 +50Laps
23 18 カルロス・ウエルタス Honda 2 +88Laps

ポイントスタンディング
ドライバー 順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 12 W.パワー シボレー 405
2 3 H.カストロネベス シボレー 366
3 28 ライアン・ハンターレイ Honda 364
4 77 シモン・パジェノー Honda 346
5 2 J.P.モントーヤ シボレー 289
6 25 マルコ・アンドレッティ Honda 281
7 34 カルロス・ムニョス Honda 270
8 11 S.ブルデー シボレー 242
9 9 S.ディクソン シボレー 237
10 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 230
 
12 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 221
14 98 ジャック・ホークスワース Honda 219
16 7 ミハイル・アレシン Honda 211
17 18 カルロス・ウエルタス Honda 204
18 15 グレアム・レイホール Honda 180
19 14 佐藤琢磨 Honda 171
20 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 171
24 16 オリオール・セルビア Honda 88
25 26 カート・ブッシュ Honda 80
29 5 ジャック・ヴィルヌーヴ Honda 29
30 68 アレックス・タグリアーニ Honda 28
31 16 ルカ・フィリッピ Honda 24
33 63 ピッパ・マン Honda 21
34 41 マーティン・プロウマン Honda 18
36 26 フランク・モンタニー Honda 8

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