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2014年6月10日 (火)

INDY:高速ナイトレースでシモン・パジェノーが4位フィニッシュ、佐藤琢磨はメカニカルトラブルで18位 (ホンダ)

In140607002h

June 7 2014, RACE
Firestone 600

2014年6月7日(土)・決勝  
会場:テキサス・モーター・スピードウェイ  
天候:快晴  気温:31~34℃

2014年シーズンの第8戦は、今季2戦目のオーバルレースです。全長1.5マイル、バンク角24度という急傾斜のバンクを持つテキサス・モーター・スピードウェイで、夜の8時前にスタートが切られるナイトレースが開催されました。アメリカ大陸の南部、メキシコ湾に面したテキサス州は6月ですでに真夏のような暑さで、夕涼みをしながらのレース観戦がファンの間には定着しています。今年もスタート前の夜7時30分の時点で気温がまだ30℃を超しており、陽が落ちて気温がゆっくりと下がっていく中、550㎞から600㎞にレース距離が伸ばされ、昨年より21周多い248周の長きにわたる高速バトルが繰り広げられました。

テキサス・モーター・スピードウェイでのレースの魅力は、そのハイスピードぶりにあります。時速210マイル以上を保って繰り広げられる一触即発の接近戦は、インディカー以外では味わえないものです。ジョセフ・ニューガーデン(Sarah Fisher Hartman Racing)は昨年のテキサス戦で8位フィニッシュをしており、今年の予選では2番手でフロントロースタートを切りました。

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決勝レースで大きな躍進をみせたのは、予選6番手のシモン・パジェノー(Schmidt Peterson Motorsports)でした。1回目のピットストップのあとに3番手までポジションを上げると、ゴールを目前に控えて出されたフルコースコーションの直後には5番手を走っていました。ここでチームは彼をピットへ呼び込むと、新しいタイヤを装着。残り2周でのリスタートから、パジェノーは猛チャージをみせ、4位でゴールしました。今シーズン5度目のトップ5フィニッシュを達成し、パジェノーと彼のチームは今年、さらに安定感を増しています。

ホンダモータースポーツリリース

昨年のレースではレギュレーションによってダウンフォースが大きく抑制されたため、タイヤの消耗が危険なほど激しくなっていましたが、今年はレギュレーションが改めて変更されたことにより、マシンは安定感を増し、タイヤの消耗度も抑え込まれていました。それでもタイヤの使い方が勝敗を分ける大きなポイントである点は変わっておらず、マシンセッティングが少しでも悪かったり、ドライビングが荒ければ、周回を重ねるにつれてラップタイムの落ちる度合いが大きくなっていました。さらに今大会では昨年よりレース距離が伸びたことにより、3回の給油でスタートからゴールまでを走りきることはほぼ不可能で、5回から7回のピットストップを行う難しいレースとなりましたが、それを戦い抜いたルーキーのミハイル・アレシン(Schmidt Peterson Motorsports)は7位でフィニッシュ。これはもちろんルーキー最上位で、彼はデトロイトでのレース2に続いてベストルーキーとなりました。

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佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、16番グリッドからのスタート。ハンドリングの決まっていないマシンで苦しい走りを強いられましたが、粘り強い戦いを続けていました。しかし、ゴールを目前にしてマシンにトラブルが発生したために完走はならず、結果は18位となりました。

次戦、シリーズ第9戦は6月28日(土)に開催されます。テキサス州での連戦となりますが、ヒューストンは今年もダブルヘッダーで、6月29日(日)にはシリーズ第10戦が開催されます。

コメント
シモン・パジェノー(4位)
「最後のフルコースコーションが出された際に、ピットが決めた作戦が最高だったと思います。また、彼らは私のドライビングスタイルに合ったマシンを用意してくれていましたから、レースを通して安心して走り続けることができました。クルーたちのピットストップも速かったですし、チーム全体がフルに力を発揮してくれたレースだったと言えます。強力なHondaエンジンを武器に、私はレースを通してフルアタックを続けていました。ゴールシーンはとてもエキサイティングでしたね。ファンの皆さんも大いにインディカーのレースを楽しんでくれたものと思います」

佐藤琢磨(18位)
「今晩のレースは苦しい戦いでした。夕日が沈んでレースのスタートが切られ、そのころはまだ気温も路面温度も高かったのですが、それが時間の経過とともに下がり、マシンのバランスも変化していきました。私たちはコンディションに合わせてマシンを変更し、ポジションを少しずつ上げていきました。今年からの新ルールによってダウンフォースは大きくされたのですが、私たちのタイヤの摩耗は激しく、スティント後半の走りは大変厳しいものになっていました。ピットクルーの作業も素早く確実でしたが、最後にはトラブルが発生し、マシンに火災も起こってしまい、リタイアを余儀なくされました。今日のレースではまた多くのことを学べましたから、今後のレースにそれらを生かしたいと思います。次戦はチームのホームタウンであるテキサス州ヒューストンですので、いいレースを戦えることを楽しみにしています」

マーク・サワーズ|HPD シニア・マネージャー/チーフ・エンジニア プロダクション&コマーシャル・ディビジョン
「Hondaがレースを戦う理由の一つとして、レースから学ぶというものがあります。今日のレースを終え、私たちはその機会を手にすることになったと思います。メカニカルトラブルの発生は常に残念なものですが、幸いにも次のレースがヒューストンで開催されるまでには普段より少し長めの期間があります。その時間を活用し、今日のレースで起きたトラブルの原因を徹底解明し、再発防止のための対策を施したいと思います。今晩のレースではSchmidt Peterson Motorsportsが、またしてもファンタスティックな戦いぶりをみせてくれました。シモン・パジェノーが4位でフィニッシュしただけでなく、チームメートでルーキーのミハイル・アレシンも7位という印象的なフィニッシュを達成しました。彼らの活躍をたたえたいと思います」

決勝リザルト
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 20 E.カーペンター シボレー 248 02:01'25.5758
2 12 W.パワー シボレー 248 +0.5247
3 2 J.P.モントーヤ シボレー 248 +0.5771
4 77 シモン・パジェノー Honda 248 +1.1514
5 9 S.ディクソン シボレー 248 +2.1510
6 10 T.カナーン シボレー 248 +2.4464
7 7 ミハイル・アレシン Honda 247 +1Lap
8 3 H.カストロネベス シボレー 247 +1Lap
9 8 R.ブリスコー シボレー 247 +1Lap
10 83 C.キンボール シボレー 247 +1Lap
 
11 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 247 +1Lap
12 15 グレアム・レイホール Honda 246 +2Laps
13 34 カルロス・ムニョス Honda 245 +3Laps
14 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 244 +4Laps
15 98 ジャック・ホークスワース Honda 244 +4Laps
16 18 カルロス・ウエルタス Honda 244 +4Laps
18 14 佐藤琢磨 Honda 238 +10Laps
19 28 ライアン・ハンターレイ Honda 136 +112Laps
21 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 118 +130Laps
22 25 マルコ・アンドレッティ Honda 3 +245Laps

ポイントスタンディング
ドライバー 順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 12 W.パワー シボレー 370
2 3 H.カストロネベス シボレー 331
3 28 ライアン・ハンターレイ Honda 310
4 77 シモン・パジェノー Honda 279
5 25 マルコ・アンドレッティ Honda 235
6 34 カルロス・ムニョス Honda 227
7 2 J.P.モントーヤ シボレー 223
8 9 S.ディクソン シボレー 214
9 10 T.カナーン シボレー 189
10 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 182
 
11 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 181
15 7 ミハイル・アレシン Honda 163
16 98 ジャック・ホークスワース Honda 156
17 14 佐藤琢磨 Honda 151
18 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 151
19 15 グレアム・レイホール Honda 147
20 18 カルロス・ウエルタス Honda 146
24 16 オリオール・セルビア Honda 88
29 5 ジャック・ヴィルヌーヴ Honda 29
30 68 アレックス・タグリアーニ Honda 28
32 63 ピッパ・マン Honda 21
33 41 マーティン・プロウマン Honda 18
35 26 フランク・モンタニー Honda 8

マニュファクチャラー(エンジン) 順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 シボレー 1092
2 Honda 755

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