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2014年6月29日 (日)

INDY:シモン・パジェノーがキャリア初となるポールポジションを獲得 ファイナルステージに進出した佐藤琢磨は予選6番手 (ホンダ)

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June 28 2014, QUALIFYING
The Shell and Pennzoil Grand Prix of Houston Race 1

2014年6月28日(土)・予選  
会場:ヒューストン市街地特設コース  
天候:晴れ  気温:31℃

テキサス州ヒューストンはアメリカで4番目に大きな都市です。その中心部近くにあるNRGパークは、フットボール用の屋根付きスタジアムや、巨大な観客席を備えたバスケットボール用コートがあり、ロデオなどの競技も盛んに開催されるヒューストンのスポーツのメッカ。昨年からその広大な敷地内の駐車場に、全長1.634マイルのコースが設けられ、インディカーのレースが開催されるようになりました。チャンプカー時代の2006年、07年を含めると、今年で4度目となるグランプリは、今年も土曜日と日曜日にそれぞれ1レースずつを行うダブルヘッダーとして開催され、予選から多くのファンを集めています。

昨年は10月初旬に開催されたグランプリ・オブ・ヒューストンですが、今年は6月下旬に変更されました。メキシコ湾に近いアメリカ南部に位置するヒューストンは、すでに夏を迎えており、午前中から気温が30℃を超す暑さとなっています。ドライバーやクルーたちにとって、体力を消耗する厳しい蒸し暑さが続いています。

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金曜日にドライコンディションのもと、2度のプラクティスが行われ、土曜日の午前中にレース1のための予選が戦われました。レース1の予選は、通常のロードコースと同じ方式である、2グループに分かれてのステージ1、12人を6人に絞り込むステージ2、そして最速の6人がポールポジション(PP)からのトップ6グリッドを争う、ファイナルステージという構成で繰り広げられました。そして、Hondaエンジン搭載の77号車で走るシモン・パジェノー(Schmidt Peterson Motorsports)が、PPを獲得しました。10分間のファイナルステージにおいて、彼はソフトタイヤでのアタックしか行わない作戦を採用し、セッション後半にコースイン。金曜日のプラクティスで最速ラップをマークした実力をフルに発揮し、59秒3716のベストラップを記録して、キャリア初のPPを獲得しました。

土曜日の予選ファイナルステージには、パジェノー以外にも3人のHondaドライバーが進出しました。イタリア出身のルーキーであるルカ・フィリッピ(Rahal Letterman Lanigan Racing)は今シーズン初出場。キャリア5戦目ながら、59秒5523のベストラップで予選4番手に食い込み、カナダ出身のジェームズ・ヒンチクリフ(Andretti Autosport)は、59秒6528のベストラップで5番グリッドを確保しました。

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そして、佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は今シーズン2度目の予選ファイナルステージ進出を果たしました。ステージ1をグループ2で走った佐藤は、59秒6408のベストをマーク。ステージ2では59秒2248に自己ベストを縮めて、両ステージをトップで通過しました。PP獲得の最有力候補としてファイナルに臨みましたが、ファイナルではマシンのフィーリングが変化しており、59秒台のラップを実現できず、今シーズン3度目のPPを狙った佐藤の戦いは、6番手という結果となりました。

ヒューストンでのレース1は、予選と同日の28日(土)、午後2時45分にスタートが切られる予定です。

ホンダモータースポーツリリース

コメント
シモン・パジェノー(ポールポジション)
「チームにとってすばらしい、ポールポジション獲得となりました。私自身にとっても、キャリア初のポールポジションは本当にうれしいものです。ずっとドアをノックし続けてきて、ようやく手に入れることができました。今日、私はインディカーの予選で、ついに最速のドライバーとなることができたのです。チームと取り組んできたサスペンションセッティングの向上、タイヤを長持ちさせるためのマシン作りとドライビング。それらを実現したことで、獲得できたポールポジションだと思います。私たちのマシンの状態はとてもいいので、今日の午後、すぐにレースが行われることも大歓迎です。すばらしいマシンに仕上がっている上に、ポールポジションからスタートできるので、チームも私も、レースに対して自信を持てています。ヒューストンのコースは、プロモーターの努力によって、昨年に比べるとスムーズになっており、走るのが楽しい上に、レースではより多くのバトルが行われることになりそうです。とはいうものの、オーバルコースやインディアナポリスのロードコースほど、多くのオーバーテイクのチャンスはありません。スタートがスタンディングスタート方式である点から見ても、ポールポジションは有利です。最初のコーナーでのトラブルに巻き込まれる可能性が少ないですから」

佐藤琢磨(6番手)
「昨日のプラクィス1からマシンのハンドリングが非常によく、今日の予選でもグループ2で走った最初のステージ、12人での争いだったセカンドステージ、いずれもトップタイムをマークできました。ソフトタイヤを装着しても、マシンの状態は良好でした。ところが、予選のファイナルステージが始まりハードタイヤで走ってみると、路面のコンディションが変わったからなのか、ユーズドタイヤが原因だったのか、セカンドステージよりもグリップ感が低くなっていました。ピットに戻ってタイヤをソフトタイヤに交換してアタックを行ったのですが、ハードタイヤで走ったときと同じく、グリップが下がっている印象で、予選結果は6番手でした。とても悔しいですね。ライバル勢がユーズドのソフトタイヤでラップタイムを向上させていたのに対して、私たちはラップタイムが逆に遅くなっていた点が気になります。しかし、決勝は3列目という好位置からスタートを切ることができますので、スタート直後のターン1でトラブルに巻き込まれないように注意し、上位でのフィニッシュを目指します」

マーク・サワーズ|HPD シニア・マネージャー/チーフ・エンジニア プロダクション&コマーシャル・ディビジョン
「ヒューストンでのし烈なる戦いを制して、ポールポジションを獲得したシモン・パジェノーと、彼のチームをたたえたいと思います。今日の予選では、ファイナルラウンドに進んだ6人のうち4人がHondaドライバーでした。彼らのパフォーマンスはすばらしかったと思います。ストリートコースで戦うエンジンに求められるのは、パワーと、広い回転域で発揮されるドライバビリティのよさです。今年から私たちは、エンジンをツインターボに換えていますが、新しいエンジンながら、パワーでも、広い回転域でのフレキシブルさにおいても、優秀性を確保できています。そう感じられる予選でした。午後に行われるレースでは、Hondaエンジンを使うドライバーたちとチームが、激しいトップ争いを演じてくれると楽しみにしています」

予選リザルト
順位 No. ドライバー エンジン タイム
1 77 シモン・パジェノー Honda 59.3716
2 3 H.カストロネベス シボレー 59.4463
3 9 S.ディクソン シボレー 59.5034
4 16 ルカ・フィリッピ Honda 59.5523
5 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 59.6528
6 14 佐藤琢磨 Honda 1'00.4037
7 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 59.4245
8 28 ライアン・ハンターレイ Honda 59.5107
9 11 S.ブルデー シボレー 59.6126
10 7 ミハイル・アレシン Honda 59,7003
 
12 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 1'00.0312
14 15 グレアム・レイホール Honda 1'00.2491
16 25 マルコ・アンドレッティ Honda 1'00.3295
19 18 カルロス・ウエルタス Honda 1'00.3106
21 98 ジャック・ホークスワース Honda 1'00.4203
23 34 カルロス・ムニョス Honda 1'00.4734

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