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2014年6月10日 (火)

NASCAR:カップ戦でデニー・ハムリンが4位。トラックは開幕6連勝 (トヨタ)

2014年6月9日
(株)トヨタモーターセールス&マーケティング モータースポーツオフィス 

スプリント・カップ・シリーズはポコノで開催され、同コースを得意とするデニー・ハムリンが4位フィニッシュ。テキサスで行われたキャンピング・ワールド・トラック・シリーズでは、マット・クラフトンが今季2勝目を挙げ、“トヨタ タンドラ”は開幕6連勝を飾った。

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第14戦 Pocono 400


開催日:6月8日

デニー・ハムリンが4位フィニッシュ 

14nascar15_14位フィニッシュを果たしたデニー・ハムリン(#11)

 6月8日(日)、米国東部ペンシルバニア州ロングポンドのポコノ・レースウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第14戦「Pocono 400」が開催された。
 ポコノはNASCARの行われるオーバルでは珍しく、3本のストレートを3つとも異なる曲率のコーナーで繋いだ3角形をしており、比較的低いバンク角と相まって「トリッキー・トライアングル」と呼ばれる。このコースはデニー・ハムリンが比較的得意としており、過去4勝(トヨタで2勝)を挙げている。
 シーズン終盤の10戦でタイトルを争うプレーオフ“チェイス”へ向けての26戦の戦いも、折り返しを過ぎ、後半戦に入った。トヨタ勢では、1勝を挙げているカイル・ブッシュとハムリンがそれぞれ1勝ずつを挙げており、“チェイス”入りは有望。マット・ケンゼス、ブライアン・ヴィッカーズも未勝利ながら獲得ポイントで“チェイス”圏内にいるほか、クリント・ボウヤーもあと一つで“チェイス”圏内という位置につけている。ケンゼス、ヴィッカーズ、ボウヤーは“チェイス”入りを確実にするための勝利が期待された。

 6日(金)正午からの練習走行の後、午後4時10分から予選が行われ、ハムリンが今季2度目となるポールポジションを獲得。Ky.ブッシュが6番手、ヴィッカーズが9番手につけ、9台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

トヨタモータースポーツニュース

 8日(日)午後1時20分、2.5マイルトライアングルオーバルを160周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 ポールポジションのハムリンは1周目に4位まで後退を余儀なくされたがトップ5はキープ。序盤はイエローコーションが出ないまま、25周を過ぎたあたりからグリーンピットが始まった。
 全車がグリーンピットを終えた直後の32周目にこの日最初のイエローコーション。ハムリン5位、Ky.ブッシュ8位、ヴィッカーズ10位、19番手スタートからポジションを上げてきたボウヤーが11位で再スタート。
 26番手スタートから20位まで順位を上げていたケンゼスは、第1ターン進入時に先行車に軽く追突し、フロントグリル付近に大きな穴が空くというアクシデント。しかしイエローコーションは出ず、長いストレートを持つポコノでの車両前部破損による空力的な影響は大きく、ケンゼスは徐々にポジションを落としていくこととなった。
 また、Ky.ブッシュもこの再スタート後にハンドリングの不調に見舞われポジションダウン。
 57周目あたりから再びグリーンピットが始まり、ケンゼスは修復のためにピットイン。Ky.ブッシュもピットへ向かい、この2台が周回遅れとなった60周目にコース上の異物でこの日2度目のイエローコーション。Ky.ブッシュは幸運にも“ラッキー・ドッグ”を獲得し首位と同一周回に復帰した。
 グリーンピットを最後まで引っ張り、首位に浮上していたハムリンはこのコーションでピットへ向かい、グリーンピットしていたボウヤー、ヴィッカーズらはコース上に残ったため順位が入れ替わり、ボウヤーが8位、ヴィッカーズが10位、ハムリン14位、Ky.ブッシュ27位で再スタート。
 72周目に3度目のイエローコーションが出されると、上位4台がコース上に残るピット作戦に。レースが折り返しとなった80周目にもイエローコーションが出され、ここでもコース上に残る車両とピットに向かう車両が分かれた。このコーションではピットのたびに修復を続けていたケンゼスが“ラッキー・ドッグ”を獲得した。
 96周目、先の2回のコーションでピットに入らなかった上位勢がグリーンピットを開始し、ハムリンが首位に浮上。ハムリンも翌周グリーンピットを行った。
 残り周回を見据えての各チームそれぞれの給油戦略を取ったが、結局全車がグリーンピットを行うこととなり、順位が元に戻った118周目、この日5度目のイエローコーション。しかし、ここで給油しても最後まで走りきることは出来ない残り周回。Ky.ブッシュはピットへ向かったが、多くの車両はコース上に残り、ハムリンが3位、ボウヤー8位、ヴィッカーズ10位、ケンゼス15位、Ky.ブッシュは22位で再スタート。
 残り30周が近づくと、各車最後の給油のためにグリーン下でピットへ。138周目にクラッシュ車両によりイエローコーションが出されたが上位勢はピットへ向かわず、再スタートが切られた直後の143周目、素晴らしい追い上げでトップ10圏内を伺っていたKy.ブッシュが壁にヒットし、その後方では多重クラッシュが発生。Ky.ブッシュのダメージは大きくなかったものの、確認・修復のためにピットインを余儀なくされ、29位まで後退。
 ハムリン5位、ボウヤー6位、ピット戦略により後退したヴィッカーズは21位、ケンゼス27位、Ky.ブッシュ29位で、残り12周で再スタート。ハムリンはスタートダッシュで4位に浮上。後続を抑えながら先行するライバルを追った。一方、Ky.ブッシュが再び後方から目覚ましい追い上げを開始。周回ごとにみるみる順位を上げていった。
 ハムリンは4位を守ってチェッカー。再スタート後やや順位を落としたボウヤーは11位。Ky.ブッシュは終盤の12周で17台をパスする走りを見せ、12位フィニッシュ。ヴィッカーズは19位、ケンゼスは25位に終わった。

 次戦第15戦は6月15日(日)、米国北東部ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

ドライバー デニー・ハムリン:
「周回遅れによる空力の乱れが影響するため、誰にとってもチャレンジングなレースだった。我々には素晴らしい戦略とピットストップがあり、クルーチーフやチームクルーは良い仕事をしてくれた。2戦連続でのトップ5フィニッシュは悪くない結果だ。レース自体は大きな波乱もなく、後続を抑えながら前との差を詰めていくしかなかったので、タフなレースだった」 

第14戦 Pocono 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 8 88 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 160
2 3 2 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 160
3 2 41 カート・ブッシュ シボレー 160
4 1 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 160
11 19 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 160
12 6 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 160
19 9 55 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 160
25 26 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 160
30 40 26 コール・ウィット トヨタ カムリ 159
31 34 23 アレックス・ボウマン トヨタ カムリ 159
32 41 83 ライアン・トゥルークス トヨタ カムリ 159
36 39 66 ティミー・ヒル トヨタ カムリ 158

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ジェフ・ゴードン シボレー 498
2 マット・ケンゼス トヨタ 482
3 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 476
6 カイル・ブッシュ トヨタ 443
8 デニー・ハムリン トヨタ 420
13 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 392
16 クリント・ボウヤー トヨタ 383
31 コール・ウィット トヨタ 195
35 アレックス・ボウマン トヨタ 169
37 ライアン・トゥルークス トヨタ 108
40 パーカー・クリガーマン トヨタ 54
45 ジェフ・バートン トヨタ 27
46 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 23
47 ブレット・モフィット トヨタ 22
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 632
2 フォード 602
3 トヨタ 569

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第6戦 WinStar World Casino & Resort 400


開催日:6月6日

マット・クラフトンが今季2勝目
“トヨタ タンドラ”開幕6連勝

14nascar15_2

今季2勝目を挙げたマット・クラフトン(#88)

 

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第6戦「WinStar World Casino & Resort 400」が6月6日(金)に米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで開催された。
 3カテゴリー同週開催だったドーバーから一転、この週末はカップ・シリーズがポコノ、トラック・シリーズはテキサスと離れた地での開催。トラック・シリーズのレギュラーによる戦いとなった。
 年に2戦開催されるテキサスでは、トヨタは2004年の参戦以来11勝。2012年はジョニー・ソーターが2レース共に制している。

 5日(木)2回の練習走行を経て、6日(金)決勝を前に午後4時10分から予選開始。マット・クラフトンが最前列2番手。ソーターが4番手、18歳になったばかりのルーキー、エリック・ジョーンズが5番手、6番手のベテラン、ジョー・ネメチェクの後方に、ダレル・ウォレス・Jr.、ジャーマン・キロガ・Jr.、ジョン・ウェス・タウンリーと若手が続き、10台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと進んだ。

 予選に続き、午後8時20分に1.5マイルオーバルを167周(250.5マイル:約400km)して競われる決勝レースがスタート。
 最前列2番手のクラフトンは、1周目からサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げ首位を奪取。一方今大会を1ポイント差ながらランキング首位で迎え、15番手からスタートを切ったティモシー・ペターズは、7周目に右リアタイヤのパンクに見舞われ、イエローコーションが出なかったためグリーン下でピットイン。2周遅れとなってしまった。
 2度のイエローコーションを経た54周目、13位走行中のキロガ・Jr.のエンジンがブロー。これによりまかれたオイルに乗ったペターズが壁にクラッシュ。チームメイト同士の2台が一気に戦線を去ることとなってしまった。
 このコーション時のピット作業でクラフトンは8位に後退したが、再スタート後すぐに追い上げ、93周目に首位に返り咲いた。
 104周目、コース上の異物によりこの日4度目のイエローコーション。全車ピットへ向かったが、最後まで走りきるのは難しい残り周回、57周を残して110周目に再スタートとなった。
 再スタートでこそ先行を許したクラフトンだが、すぐに首位を奪還すると、後続との差をどんどん広げていった。後方では、ジョーンズ、ウォレス・Jr.、ソーターらがトップ5圏内でのバトルを展開。
 終盤はイエローコーションが出ず、レースが残り10周ほどになると、各車最後の給油のためにグリーン下でピットイン。しかし、一時は2位に4秒以上の差をつけ首位を快走するクラフトンは、ペースを抑え、無給油で最後まで走りきると言う作戦に出た。
 クラフトンの燃料が最後まで持つかどうかに注目が集まったが、クラフトンは最後まで走りきり、トップでチェッカー。最後は1周1.5マイルのテキサスでは驚異的な61周を無給油で走りきり、2位に13.302秒という、シリーズ記録を10年ぶりに更新する大差をつけての今季2勝目を挙げた。
 トラック・シリーズでフル参戦14年目となるクラフトンだが、テキサスでの勝利は初。シリーズ通算5勝目、自身初となるシーズン2勝目を挙げ、ランキングは首位に復帰した。
 ネメチェクが3位。50歳のネメチェクは、11年前にネイションワイド・シリーズ(当時はブッシュ・グランドナショナル・シリーズ)でテキサスでの勝利を飾っているが、トラック・シリーズでは今回が初レース。今季ネメチェクは、16歳の息子、ジョン・ハンター・ネメチェクと今季は車両をシェアし、プライベーターとして参戦している。前戦ドーバーにおける息子の6位フィニッシュに続く2戦連続の好成績となった。
 タウンリーが5位、ソーターが7位、ウォレス・Jr.が10位で5台の“トヨタ タンドラ”がトップ10フィニッシュ。18歳のジョーンズ、21歳のジェブ・バートンが11位、12位で続いた。

 次戦第7戦は6月14日(土)に米国中部イリノイ州マディソンのゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイで開催される。

ドライバー マット・クラフトン:
「私は『最後まで燃料は持つのか』と無線で訪ねた。ピットの答えは『イエス』だった。最後の5周が勝負だったが、その時には既に大きなリードを保っており、ペースを抑えて走れた。ドライバーにとっては非常に困難なミッションだったが、我々の“トヨタ タンドラ”は圧倒的に速かったので成し遂げることが出来た。信じられない勝利だ。新しいエンジンパッケージも素晴らしく、彼らやチームと共に戦ってこれたことは幸運だ。テキサスのヴィクトリーレーンに立つことが出来、本当に嬉しい」 

第6戦 WinStar World Casino & Resort 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 2 88 マット・クラフトン トヨタ タンドラ 167
2 1 20 ジャスティン・ロフトン シボレー 167
3 6 8 ジョー・ネメチェク トヨタ タンドラ 167
5 9 5 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ タンドラ 167
7 4 98 ジョニー・ソーター トヨタ タンドラ 167
10 7 54 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ タンドラ 166
11 5 51 エリック・ジョーンズ トヨタ タンドラ 166
12 11 13 ジェブ・バートン トヨタ タンドラ 166
19 20 35 マンソン・ミングス トヨタ タンドラ 156
23 8 77 ジャーマン・キロガ・Jr. トヨタ タンドラ 53
24 15 17 ティモシー・ペターズ トヨタ タンドラ 51

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 マット・クラフトン トヨタ 232
2 ジョニー・ソーター トヨタ 221
3 ロン・ホーナディ・Jr. シボレー 209
5 ティモシー・ペターズ トヨタ 205
6 ジャーマン・キロガ・Jr. トヨタ 200
8 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ 198
9 ジェブ・バートン トヨタ 185
11 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ 170
14 ジョー・ネメチェク トヨタ 146
16 マンソン・ミングス トヨタ 132
24 ブライアン・イックラー トヨタ 83
26 ジョン・ハンター・ネメチェク トヨタ 71
29 エリック・ジョーンズ トヨタ 59
39 クリス・フォンテイン トヨタ 25
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 286
2 フォード 245
3 シボレー 242
4 RAM 41

※結果及びポイントは暫定 

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