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2014年6月 8日 (日)

WTCC:予選でタルクィーニ選手が2番グリッド、モンテイロ選手が3番グリッドを獲得、絶好のポジションから今シーズン初優勝を狙う (ホンダ)

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June 7 2014, QUALIFYING
Race of Russia
2014

2014年6月7日(土)・予選  
会場:モスクワ・レースウェイ(3.931km)  
天候:曇り  気温:23℃  
コースコンディション:ドライ

世界ツーリングカー選手権(WTCC)第6戦の舞台は、ロシアのモスクワ・レースウェイです。モスクワ・レースウェイは、首都モスクワから西へ約80kmに位置する、ロシア唯一の常設サーキットで、長い直線と非常にテクニカルなセクションが特徴です。なお、この大会からHonda Civic WTCCには、性能調整のために20kgのハンディウエイトが課せられています。

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午後2時30分から行われた20分間のQ1では、「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)」のガブリエーレ・タルクィーニ選手とティアゴ・モンテイロ選手が速さを発揮しました。フリープラクティスから好調だった2台は、Q1のセッション終了直前に2度目のアタックを敢行。タルクィーニ選手が1分38秒754、モンテイロ選手が1分39秒426をマークし、Q1で1-2となりました。「ゼングー・モータースポーツ(Zengő Motorsport)」のノルベルト・ミケリス選手は、2度目のアタックで1分39秒848をマーク、「プロチーム・レーシング(Proteam Racing)」のメディ・ベナーニ選手も、セクション終了間際に1分40秒028を叩き出してタイムを更新し、ミケリス選手が5番手、ベナーニ選手が8番手となり、Honda Civic WTCCは4台そろってQ2への進出を決めました。

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上位12台による10分間のQ2では、まずタルクィーニ選手がアタックに入り、1分38秒872の好タイムで、その時点でのトップに立ちました。一方のモンテイロ選手は、セクション終了直前にアタックを開始し、1分39秒423をマークしました。最終的に、タルクィーニ選手が2番手、モンテイロ選手が5番手となり、2台はそろってQ3進出を決めました。ベナーニ選手は7番手、ミケリス選手は8番手でQ2を終えました。

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上位5台が1台ずつタイムアタックを行うQ3では、タルクィーニ選手が1分38秒877で2番手、モンテイロ選手が1分39秒166で3番手となりました。

6月8日(日)に行われる決勝レースにおいて、レース1ではタルクィーニ選手が1列目、モンテイロ選手が2列目からの好ポジションでスタートします。また、リバースグリッドで行われるレース2では、ミケリス選手が3番手、ベナーニ選手が4番手となり、2列目をCivic WTCCが占めることになりました。レース1、レース2ともに、Honda Civic WTCC勢が好ポジションからのスタート。今シーズン初優勝を狙います。

ホンダモータースポーツリリース

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ガブリエーレ・タルクィーニ選手(2番手)
「Q1のスタートは、サーキットが乾き始めてくるタイミングだったため、難しかったですが、タイヤの選択がうまくいきました。予選はできるだけ激しくプッシュしました。この結果にとても満足しています。明日のレースに向けては、非常にいいセットアップができており、とても自信があります。レースはスタートが重要で、そこでのパスのチャンスが、結果に大きく関わってくると思います」

ティアゴ・モンテイロ選手(3番手)
「チームはマシンのあらゆる要素をよくするために、懸命に努力を重ね、パフォーマンスの向上が結果に表れています。私はQ2でディフェンディングチャンピオンに競り勝ち、Q3に進出できました。これは、私たちがレースごとに強くなっている証拠です。明日のレース1では、絶対にまた表彰台に上がりたいと思います」

ノルベルト・ミケリス選手(8番手)
「私たちはライバルとの差を詰めてきています。レース2では、ポイントを獲得する自信があります」

アレッサンドロ・マリアーニ | Castrol Honda World Touring Car Team代表
「今日はチームに大変誇りを感じています。我々は一歩一歩正しい方向に進み、結果が出せるようになってきていることを証明しました。マシンはよくなっており、かなり進歩しました。レースに備え、プラクティスの間に、長距離を走るためのセットアップを詰めることもできました」

堀内大資 | Civic WTCC開発プロジェクトリーダー
「今回ワークスの2台には、ホモロゲーションを取得した、正規のフロントのサブフレームを投入しました。その効果が表れた予選結果で、Civic WTCCの速さをおみせできたと思います。エンジン側としては、新たなマッピングをフリープラクティスで試してみましたが、前戦ザルツブルクで投入した高速仕様の方がよいと判断し、予選ではその仕様に戻しました。予選での好結果は、チームワークのたまものです。決勝ではレース1とレース2どちらも、Civic WTCCは好ポジションからのスタートとなります。特にレース1で2番手、3番手からスタートする、ワークスの2台のがんばりに期待しています」

予選リザルト
順位 No. ドライバー マシン タイム
1 37 J.ロペス シトロエン 1'38.651
2 2 ガブリエーレ・タルクィーニ Honda 1'38.877 
3 18 ティアゴ・モンテイロ Honda 1'39.166 
4 9 S.ローブ シトロエン 1'39.580 
5 3 T.チルトン シボレー 1'39.698 
6 1 Y.ミュラー シトロエン 1'39.575 
 
7 25 メディ・ベナーニ Honda 1'39.715
8 5 ノルベルト・ミケリス Honda 1'40.001 

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