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2014年7月29日 (火)

NASCAR:カップとネイションワイドの両レースでカイル・ブッシュが2位 トラックはダート戦を制し開幕10連勝 (トヨタ)

2014年7月28日
(株)トヨタモーターセールス&マーケティング モータースポーツオフィス 

伝統の“ブリックヤード”インディアナポリス・モーター・スピードウェイでスプリント・カップ・シリーズ戦とネイションワイド・シリーズ戦が行われ、“トヨタ カムリ”は両レース共に首位を争ったが、惜しくもカイル・ブッシュが2位。水曜日にNASCAR唯一のダートレースとして行われたキャンピング・ワールド・トラック・シリーズではダレル・ウォレス・Jr.が勝利を挙げ、トヨタは開幕10連勝を飾った。

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第20戦 The John Wayne Walding 400


開催日:7月27日

“トヨタ カムリ”惜しくもブリックヤード初勝利叶わず。
首位を追うも2-3-4フィニッシュ 

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2位フィニッシュを果たしたカイル・ブッシュ(#18) 

 7月27日(日)、米国中部インディアナ州インディアナポリスのインディアナポリス・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第20戦「The John Wayne Walding 400」が開催された。
 “インディ500”が開催されることで知られる、米国モータースポーツの聖地のひとつであるインディアナポリスでは、約20年前からNASCARのトップ・カテゴリーであるカップ・シリーズ戦も行われている。黎明期レンガ敷きだったことから“ブリックヤード”の愛称を持つ同コースは、トヨタにとって、カップ・シリーズ参戦以来未勝利のコースであり、8度目の挑戦での初勝利を目指し今大会に臨んだ。

 25日(金)と26日(土)の午前中に行われた練習走行を経て、午後2時10分より予選が行われ、今大会が記念すべきカップ・シリーズ戦300戦目の出場となるブライアン・ヴィッカーズが5番手。同じく最終セグメントに残ったカイル・ブッシュが12番手、マット・ケンゼスが13番手、クリント・ボウヤーが16番手。デニー・ハムリンは27番手と後方からのスタート。8台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

トヨタモータースポーツニュース

 

27日(日)午後1時21分、4つの高速直角コーナーをストレートで繋いだような、2.5マイル四角形オーバルを160周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 5番手スタートのヴィッカーズが4位へ。12番手スタートのKy.ブッシュがやや順位を落とす一方で、13番手スタートのケンゼスがトップ10圏内へとポジションを上げた。
 20周目にコンペティション・コーションが出され、ほとんどの車両がピットへ。タイヤ2本交換としたケンゼスが6位、無交換のボウヤーが10位へポジションアップ。4本交換したヴィッカーズとKy.ブッシュは12位、15位へ後退。ハムリンが2本タイヤ交換の好ピットでKy.ブッシュに続く16位まで浮上した。
 1周が長く、50秒以上かかるインディアナポリスでは、首位から離されていなければ、グリーンピットを行っても周回遅れにならずにコースに復帰出来る。このため、序盤から各チーム多彩な燃料戦略を採ることとなり、再スタート後、32周目あたりから続々とグリーンピット開始。33周目にKy.ブッシュとケンゼス、36周目にボウヤー、38周目にヴィッカーズとグリーン下でピットイン。
 そんな中、異なる戦略を採ったハムリンはピットに向かわず、44周目に首位に浮上。ピットインする53周目まで首位を走行した。
 ハムリンはグリーンピットで12位まで順位を落としたが、4本交換で他車よりも新しいタイヤの優位性を活かし、すぐにトップ10圏内へと浮上。
 65周目、5位、6位、7位を走行していたKy.ブッシュとボウヤー、ケンゼスが2度目のグリーンピット。翌周上位のライバル勢もピットインしたことで、再びハムリンが首位に。その直後、68周目にこの日2度目のイエローコーションが出されたが、ハムリンらはピットに入らず、ハムリンが首位、Ky.ブッシュ5位、ケンゼス6位、ボウヤー8位、ヴィッカーズ11位で再スタート。
 ピット戦略の違いにより、他車よりも若干タイヤの摩耗が進んでいたハムリンが徐々にポジションを落としていく一方で、Ky.ブッシュが快進撃を見せ、2位へとポジションアップ。
 90周目にハムリンがグリーンピット。あと1回の給油で最後まで走り切れる計算となり、2回のピットが必要なライバルに対し、優位な状況となった。
 97周目にボウヤーがグリーンピットした直後にイエローコーション。上位勢はピットに向かい、ボウヤーが首位浮上。Ky.ブッシュ3位、ケンゼス6位、ヴィッカーズが8位。ハムリンは、先のピット作業で完全に燃料が入っていなかったため、痛恨の再ピットを強いられ、17位へ後退。
 首位で再スタートしたボウヤーだったが、若干のハンドリング不調に見舞われ、3周で首位脱落。ボウヤーをかわしたKy.ブッシュが首位を追った。
 残りが35周を切ったあたりから、各車最後の給油のためにグリーン下でピットイン。全車がグリーンピットを終えた時点で、Ky.ブッシュが3位、ケンゼスが4位、ハムリンが5位へとポジションアップ。ボウヤーとヴィッカーズは10位、11位と若干ポジションを落とした。
 139周目にライアン・トゥルークスが突然スローダウンしこの日4度目のイエローコーション。Ky.ブッシュ、ケンゼス、ハムリンを含む上位7台はピットに向かわずコース上に残り、後続勢はタイヤ交換で最後の逆転を狙うことに。
 残り17周で再スタートが切られ、最前列に並ぶ2台のシボレーを、3台の“トヨタ カムリ”が追う形となった。
 再スタート後まもなく1台をパスし、“トヨタ カムリ”は2-3-4位へ。その後も最後まで首位を追ったが惜しくも及ばず、Ky.ブッシュが2位、ハムリンが3位、ケンゼスが4位でチェッカーを受けた。Ky.ブッシュは直近の4レースで3度目の2位フィニッシュとなった。

 次戦第21戦は8月3日(日)、米国東部ペンシルバニア州ロングポンドのポコノ・レースウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「今日はチームとトヨタにとって素晴らしい一日となった。皆の努力によりチームの3台全車がトップ5フィニッシュを果たせたことは誇りに思う。もちろんいつも勝利を狙っているので、ここインディで2度目の2位という結果には若干の失望もあるが、今日のパフォーマンスには満足している。今日の24号車(ジェフ・ゴードン:シボレー)は本当に速く、捕まえるのは無理だった。まだやるべきことはあるが、ここ数戦調子は上向いており、更に努力を続けていく」

ドライバー デニー・ハムリン:
「レース序盤は本当に速かった。そして、クルーチーフの素晴らしい戦略のおかげで首位に立つことが出来た。最後まで燃料が足りる状態で、後続に15秒差で首位につけられたはずだった。しかし、最後のひとつ前のピットストップで、燃料が完全に入りきっていなかったため、予定外のピットインを強いられてしまった。それで順位を落としたものの、追い上げ、3位でフィニッシュ出来たことで、我々の速さは証明出来たと思う。追い越しの難しいこのコースで、望み通りに先行車をパス出来、誰にもパスされなかった。我々の“トヨタ カムリ”は勝てる車両だった」 

第20戦 The John Wayne Walding 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 2 24 ジェフ・ゴードン シボレー 160
2 12 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 160
3 27 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 160
4 13 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 160
16 16 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 160
19 5 55 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 160
32 39 26 コール・ウィット トヨタ カムリ 158
40 35 23 アレックス・ボウマン トヨタ カムリ 156
41 32 83 ライアン・トゥルークス トヨタ カムリ 149

選手権 ポイント表
“チェイス”争い順位(上位16台が“チェイス”入り)
順位 ドライバー メーカー 勝利数 ポイント
1 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 3 666
2 ジミー・ジョンソン シボレー 3 628
3 ジェフ・ゴードン シボレー 2 717
8 カイル・ブッシュ トヨタ 1 609
9 デニー・ハムリン トヨタ 1 572
12 マット・ケンゼス トヨタ 0 661
14 クリント・ボウヤー トヨタ 0 577
20 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 0 532

ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ジェフ・ゴードン シボレー 717
2 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 693
3 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 666
4 マット・ケンゼス トヨタ 661
6 カイル・ブッシュ トヨタ 609
10 クリント・ボウヤー トヨタ 577
11 デニー・ハムリン トヨタ 572
18 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 532
32 コール・ウィット トヨタ 282
35 アレックス・ボウマン トヨタ 244
37 ライアン・トゥルークス トヨタ 145
42 パーカー・クリガーマン トヨタ 54
43 ジェフ・バートン トヨタ 51
44 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 48
48 ブレット・モフィット トヨタ 32
54 トミー・ドリッシ トヨタ 6
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 895
2 フォード 874
3 トヨタ 808

※結果及びポイントは暫定

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第10戦 1-800-CarCash Mudsummer Classic


開催日:7月23日

NASCAR唯一のダートレースでダレル・ウォレス・Jr.が勝利
“トヨタ タンドラ”は無傷の開幕10連勝

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予選レースで勝利し、序盤首位を走るもクラッシュで順位を落としたエリック・ジョーンズ(#51)と、その後レースを支配し今季2勝目を挙げたダレル・ウォレス・Jr.(#54)


 
 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第10戦「1-800-CarCash Mudsummer Classic」が7月23日(水)に米国北部オハイオ州ロスバーグのダートオーバル、エルドラ・スピードウェイで開催された。
 昨年、NASCARとしては43年ぶりとなるダートレースとして行われた同大会は大成功に終わり、今年もシリーズ唯一のダート戦として開催されることとなった。
 固く締まっているとはいえ、舗装路に比べれば遙かにグリップの低いコースで、やや細い溝付きタイヤや専用装備を施した車両により、通常とは異なるフォーマットで熱いレースが繰り広げられた。

 イベントは23日(水)の一日で全ての走行を実施。予選形式も通常とは異なる。今季よりNASCARは全レースグループ走行での予選が行われているが、今大会は午後5時10分より1台ずつ2周アタックし、ランダムに振り分けた5グループで行われる予選レースのグリッドを決定。各予選レース(10周)の結果、上位5台ずつが順に決勝のグリッドに割り振られる。予選レースでトップ5に入れなかった車両は、最後の5つのグリッドを得るべくラストチャンスレースを戦う。
 午後7時より、10周ずつで行われた予選レースでは、第1ヒートで18歳のエリック・ジョーンズが勝利し、ポールポジションを獲得。20歳のチームメイト、ダレル・ウォレス・Jr.は同ヒート2位で続き、決勝グリッドは6番手。
 第2ヒートは21歳のジェブ・バートンが制し、決勝グリッドは2番手に。“トヨタ タンドラ”は決勝レーススタートの最前列を独占。11台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと進んだ。

 4列でのフォーメーション走行の後、2列へと隊列を整え直し、午後9時9分、1周0.5マイルのダートオーバルを60周、50周、40周と3セグメントに分け、計150周(75マイル:約120km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 ポールポジションのジョーンズがアウト側から好スタート。土煙を上げてスライドしながら、後続がこれを追った。
 後方では激しく順位が入れ替わるバトルが展開される一方で、序盤独走していたジョーンズだったが、周回遅れが現れると、後続との差は詰まり、2位バートン、4位に浮上したウォレス・Jr.を含むバトルとなった。
 首位を守ろうとしたジョーンズだったが、25周目にパンクに見舞われスローダウン。コーションが出ないままじりじりと順位を落とし、ピットに向かおうとしたが、26周目にスピン。イエローコーションとなった。
 ジョーンズはピットインを余儀なくされ、26位へ後退。再スタート後、再び追い上げを開始したが、17位までポジションを戻した37周目に再びスピン。2度目のイエローに。
 再スタート後は、バートンとウォレス・Jr.が首位を争い、47周目にウォレス・Jr.が首位浮上。そのままセグメント1を制することとなった。
 セグメント2のスタート後も、ウォレス・Jr.は首位をキープ。しかし、バートンらは若干遅れ、3台のシボレー勢にウォレス・Jr.が追われる展開となった。
 87周目、激しい2位争いを繰り広げるシボレー勢同士が接触し、スピン。ほぼ同じタイミングで、11位まで追い上げていたジョーンズが壁にヒット、再びタイヤのパンクに見舞われ、イエローコーション。一旦ピットインしタイヤを交換したジョーンズだったが、サスペンションにもダメージが及んでおり、ガレージでの修復のために上位争いからは完全に脱落してしまった。
 ウォレス・Jr.は一度も首位の座を譲ることなくセグメント2を走り切り、そのままトップで最終セグメント3へ。
 セグメント3も首位を守って独走状態としたウォレス・Jr.だったが、残り25周ほどで、21歳のカイル・ラーソン(シボレー)が猛追。2台は後続を大きく引き離し、コーナーごとにラインを入れ替えながら、激しい首位争いを繰り広げた。
 128周目にコース上に止まった車両によりイエローコーションが出され、その時点ではラーソンが前だったため、ラーソン首位、ウォレス・Jr.2位で132周目に再スタートが切られたが、ウォレス・Jr.が好スタートを切り首位を奪還。
 その後も逃げるウォレス・Jr.をラーソンがテール・トゥ・ノーズで追う展開となったが、ラーソンは残り3周で壁にヒットし、スローダウン。逃げ切ったウォレス・Jr.は、2位に5秒以上もの大差をつけ、今季2勝目を挙げた。“トヨタ タンドラ”はこれで開幕から無傷の10連勝。昨年から続く連続勝利記録も12へと伸ばした。
 今大会スポット参戦した、59歳のケン・シュレーダーがベテランらしい走りを見せ4位。17歳のジョン・ハンター・ネメチェクが6位に入り、デビュー7戦目にして3度目のトップ10フィニッシュ。
 バートンが7位、ポイントランキングを争うジョニー・ソーターとマット・クラフトンが8位、9位と着実にトップ10フィニッシュを果たした。ランキングでは、クラフトンは4ポイント差の2位、ソーターが10ポイント差の3位につけている。

 次戦第11戦は8月2日(土)にポコノ・レースウェイで開催される。

ドライバー ダレル・ウォレス・Jr.:
「信じられない。まだ実感がわかない。昨年と違い、今年は数週間前にテストを行っていたので、今日やるべきことは分かっていた。6番手からスタートし、すぐに首位に立って、その後はレースをコントロール出来た。チームクルーと共に勝ち取ったこの勝利を誇りに思う。来週のポコノも楽しみだが、ここエルドラで勝ち、金のショベルのトロフィーを、素晴らしいファンの前で手にすることが出来て最高の気分だ」 

第10戦 1-800-CarCash Mudsummer Classic 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 6 54 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ タンドラ 150
2 3 30 ロン・ホーナディ・Jr. シボレー 150
3 4 29 ライアン・ブレイニー フォード 150
4 10 52 ケン・シュレーダー トヨタ タンドラ 150
6 18 8 ジョン・ハンター・ネメチェク トヨタ タンドラ 150
7 2 13 ジェブ・バートン トヨタ タンドラ 150
8 5 98 ジョニー・ソーター トヨタ タンドラ 150
9 9 88 マット・クラフトン トヨタ タンドラ 150
12 24 77 ジャーマン・キロガ・Jr. トヨタ タンドラ 150
16 14 17 ティモシー・ペターズ トヨタ タンドラ 150
19 26 05 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ タンドラ 150
22 12 35 マンソン・ミングス トヨタ タンドラ 150
29 1 51 エリック・ジョーンズ トヨタ タンドラ 144
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ライアン・ブレイニー フォード 369
2 マット・クラフトン トヨタ 365
3 ジョニー・ソーター トヨタ 359
5 ジャーマン・キロガ・Jr. トヨタ 343
6 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ 341
8 ティモシー・ペターズ トヨタ 327
10 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ 304
11 ジェブ・バートン トヨタ 296
13 マンソン・ミングス トヨタ 239
20 ジョー・ネメチェク トヨタ 176
22 ジョン・ハンター・ネメチェク トヨタ 173
26 エリック・ジョーンズ トヨタ 135
30 ブライアン・イックラー トヨタ 83
47 クリス・フォンテイン トヨタ 25
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 478
2 フォード 407
3 シボレー 401
4 RAM 79

※結果及びポイントは暫定 

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