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2014年7月 1日 (火)

NASCAR:カイル・ブッシュが3カテゴリー全てでトップ3フィニッシュ (トヨタ)

2014年6月30日
(株)トヨタモーターセールス&マーケティング  モータースポーツオフィス
 

この週末はケンタッキーでNASCARトップ3カテゴリー全レースが行われた。3レース全てに出場したカイル・ブッシュが木曜日のキャンピング・ワールド・トラック・シリーズで勝利。金曜日のネイションワイド・シリーズは3位。土曜日のスプリント・カップ・シリーズでは終盤首位に立ったが惜しくも2位フィニッシュ。3レース全てでトップ3フィニッシュを果たした。

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第17戦 Quaker State 400


開催日:6月28日

“トヨタ カムリ”復調の兆
カイル・ブッシュが2位、マット・ケンゼス4位

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2位フィニッシュを果たしたカイル・ブッシュ(#18)と4位に入ったマット・ケンゼス(#20)

 6月28日(土)、米国中東部ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第17戦「Quaker State 400」が開催された。
 ケンタッキーは2000年オープンと比較的新しいコースで、カップ・シリーズ戦は2011年から行われているが、初年度の2011年にカイル・ブッシュが勝利。昨年もマット・ケンゼスが勝利を飾っている。
 ケンタッキーにはトヨタの工場があり、市販車の“トヨタ カムリ”が生産されている。5月末には同工場での累計1000万台生産達成を記念する式典が行われたばかり。“トヨタ カムリ”にとって第2の生まれ故郷とも言えるケンタッキーで、トヨタ勢は今季3勝目に向けて臨んだ。

 27日(金)2回の練習走行に続き、午後5時40分より予選が行われ、デニー・ハムリンが2列目4番手。クリント・ボウヤーが11番手、マット・ケンゼスが14番手、ブライアン・ヴィッカーズが17番手、Ky.ブッシュは18番手につけ、10台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

トヨタモータースポーツニュース

 28日(土)はレース前に降った雨で、前日までにコース上に付着したラバーが綺麗に洗い流された状態に。雨は止んでいたものの、夜半に再び雨に見舞われるという予報もあったため、予定よりも若干早い、午後7時41分に1.5マイルオーバルを267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 4番手グリッドのハムリンが好スタートで3位に浮上し、前を行く2台のフォードを追走。後方ではKy.ブッシュ、ボウヤー、ケンゼスもトップ10圏内入りへと徐々に順位を上げていった。
 雨で洗い流されたコースでのタイヤの状態をチェックするため、30周目にコンペティション・コーションが予定されていたが、それを目前にした28周目、デニー・ハムリンが突然の右フロントタイヤのバーストに見舞われ壁に激しくクラッシュ。ハムリンは無事だったが、ここでレースを終えることとなってしまった。
 これにより出されたコーションはコンペティション・コーションを兼ねることとなり、全車ピットイン。ボウヤーとケンゼスは2本タイヤ交換で7位、9位へ。Ky.ブッシュは4本交換で12位から再スタートを切ったが、タイヤの優位性と“トヨタ カムリ”の速さを活かし、ポジションアップ。67周目にはトップ5へと浮上した。
 77周目にこの日2度目のイエローコーションとなり、全車ピットでタイヤ4本交換。好ピットのKy.ブッシュが3位、ケンゼス7位、ボウヤー10位で再スタートが切られると、Ky.ブッシュは激しい2位争いを展開。ケンゼスは105周目に6位へと順位を上げたが、121周目、右フロントタイヤのパンクに見舞われスローダウン。イエローコーションは出ず、グリーン下でのピットインを強いられ、周回遅れの28位まで後退を余儀なくされてしまった。
 127周目にコース上の異物でイエローコーションとなり、ケンゼスは周回遅れから脱出。上位ではKy.ブッシュが孤軍奮闘、この日圧倒的な速さを見せた2台のフォードを追い続けた。
 153周目、周回遅れとなっていたアレックス・ボウマンがスピンしたところに後続が次々に突っ込み、多重クラッシュが発生。残りが110周強ということで、あと1回の給油で最後まで走り切れるぎりぎりの周回で各車ピットへ。Ky.ブッシュ3位、ボウヤー9位で再スタート。
 176周目にもコーションが出され、Ky.ブッシュら上位勢はピットに入らなかったが、ボウヤーら中団以降は逆転を狙ってピットイン。ここで、コーション前まで20位以降を走行していたケンゼスもコース上に残る作戦に出て、一気に9位へとジャンプアップ。ボウヤーは12位へ後退。
 2列目4位のKy.ブッシュは再スタートで3ワイド状態となり、首位逆転を狙ったが届かず。燃料セーブもあり、4位をキープ。
 214周目、最後の給油のためにKy.ブッシュを含む数台がグリーン下でピットインしたその瞬間にコーションが出され、残りの全車もピットへ。イエローが出された瞬間の順位から、Ky.ブッシュが首位浮上。この日、フォードの2台以外で初めての首位に立った。
 ピットイン組ではケンゼスが好位置につけ5位で再スタート。ケンゼスは再スタート直後に若干順位を落としたものの、その後徐々にポジションアップ。一方、Ky.ブッシュは31周にわたって首位を快走したものの、周回遅れが出てきた247周目、この日の大半でレースを支配してきたブラッド・ケゼロウスキー(フォード)の先行を許してしまった。
 Ky.ブッシュは最後まで逆転を目指し首位を追ったが届かず、2位でフィニッシュ。ケンゼスも4位まで順位を上げてチェッカーを受けた。ここ数戦苦戦を強いられてきたジョー・ギブズ・レーシングの3台が、優勝こそ叶わなかったものの、復調を感じさせる速さを見せたレースとなった。

 次戦第18戦は7月5日(土)、米国南東部フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「今季これまでで最も好調だった。夜を徹して作業してくれたチームのおかげだ。我々の“トヨタ カムリ”は速かった。最後はオーバーステア症状に見舞われ、特に周回遅れと絡んだときはひどかった。何とか首位の座を維持しようとしたが、コースのそこかしこで滑ってしまう状態で、クラッシュしないようにするのが精一杯だった。しかし今日は最高のパフォーマンスが出せたと思っており、今後数週間のレースでもこれをキープしていけるかどうかがポイントだ」

ドライバー マット・ケンゼス:
「最高のチームだ。ピットでは大きく順位を上げることが出来、クルーチーフによる中盤以降の調整も効いた。今季これまでのところは長いオーバルで苦戦を強いられてきたが、今日のレースで大きな進歩を遂げられた。デニー(ハムリン)は序盤アクシデントに見舞われてしまったが、予選では非常に速かったし、カイル(ブッシュ)も決勝で高い競争力を示した。我がチームの3台共に好調な週末だったと思う。次こそは3台揃って良い夜を迎えられることを願う」 

第17戦 Quaker State 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 2 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 267
2 18 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 267
3 7 31 ライアン・ニューマン シボレー 267
4 14 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 267
23 11 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 266
26 17 55 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 266
28 30 26 コール・ウィット トヨタ カムリ 264
33 39 83 ライアン・トゥルークス トヨタ カムリ 261
36 33 23 アレックス・ボウマン トヨタ カムリ 255
38 40 66 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 239
41 42 93 マイク・ブリス トヨタ カムリ 30
42 4 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 27

選手権 ポイント表
“チェイス”争い順位(上位16台が“チェイス”入り)
順位 ドライバー メーカー 勝利数 ポイント
1 ジミー・ジョンソン シボレー 3 594
2 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 2 594
3 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 2 560
8 カイル・ブッシュ トヨタ 1 508
9 デニー・ハムリン トヨタ 1 455
11 マット・ケンゼス トヨタ 0 555
16 クリント・ボウヤー トヨタ 0 473
20 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 0 442

ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ジェフ・ゴードン シボレー 618
2 ジミー・ジョンソン シボレー 594
3 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 594
5 マット・ケンゼス トヨタ 555
10 カイル・ブッシュ トヨタ 508
14 クリント・ボウヤー トヨタ 473
17 デニー・ハムリン トヨタ 455
19 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 442
32 コール・ウィット トヨタ 244
35 アレックス・ボウマン トヨタ 196
37 ライアン・トゥルークス トヨタ 122
40 パーカー・クリガーマン トヨタ 54
44 ブレット・モフィット トヨタ 32
46 ジェフ・バートン トヨタ 27
48 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 23
53 トミー・ドリッシ トヨタ 6
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 763
2 フォード 739
3 トヨタ 681

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第15戦 HERO Campaign 300


開催日:6月27日

カイル・ブッシュが3位フィニッシュ
エリオット・サドラーがランキング首位浮上!

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2番手スタートから首位を争ったが3位に終わったカイル・ブッシュ(#54)

 

 6月27日(金)にNASCARネイションワイド・シリーズの第15戦「HERO Campaign 300」がケンタッキー・スピードウェイで開催された。
 この週末、ケンタッキーではトップ3カテゴリー全てが開催されるが、その全てに参戦するカイル・ブッシュは前日のキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ戦で勝利。週末完全制覇を目指し、今大会に臨んだ。

 26日(木)午後と27日(金)午前中の練習走行を経て、午後3時40分より予選が行われ、カイル・ブッシュが最前列2番手。マット・ケンゼスがその後方4番手、シリーズレギュラーのエリオット・サドラーが10番手につけ、8台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 予選に続き、午後7時47分、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。
 Ky.ブッシュは2位をキープ。ハンドリングに苦しむケンゼスは7番手までポジションを落とし、ポジションを上げてきたサドラーがこれに続いた。
 42周目にコース上の異物でイエローコーション。全車ピットへ向かったが、Ky.ブッシュは自分のピットエリアを行きすぎてしまうミスでタイムロス、6位へ後退。好ピットのケンゼスが3位、サドラーが5位へ浮上した。
 再スタート後は再びKy.ブッシュが速さを見せ、サドラー、ケンゼスをかわすと、78周目には3位へと復帰。
 82周目にこの日2度目のイエローコーションが出されたが、残りは1回の給油で走り切るには若干厳しい周回数だったため、各チーム戦略が分かれた。2本タイヤ交換としたサドラーがトップでピットアウト。4本タイヤ交換のKy.ブッシュが5位、ケンゼスは6位で再スタートを切った。
 首位に立ったサドラーだったが、2本タイヤ交換作戦は成功せず、4本交換組の先行を許すことに。サドラーをかわしたKy.ブッシュが3位、ケンゼスが5位へとポジションを上げ、レースが折り返しを過ぎた102周目、ケンゼスが第2ターンを立ち上がったところでスピンを喫し、イン側の壁にクラッシュ。ケンゼスはここでレースを終えることとなった。
 コーション発生直前に2位に浮上していたKy.ブッシュは他の上位勢同様ピットに向かわず、2位で再スタート。その後は50周にわたってイエローコーションが出ない展開となり、残り60周を切ったあたりから最後の給油のためのグリーンピットが始まった。
 Ky.ブッシュ、サドラーらもピットを終えた156周目、コース上の異物によりイエローコーション。長いグリーン下での走行とグリーンピットで、この時点での首位と同一周回車両はわずか9台。このコーションで首位を含む上位車両がピットに向かったため、サドラー他周回遅れの車両が首位と同一周回に復帰。グリーンピットを行った中で最上位だったKy.ブッシュが首位に立った。
 終盤戦は、短いスパンでイエローコーションが連続する展開となったが、Ky.ブッシュは毎回得意の再スタートを決め、首位を守り続けた。
 しかし、192周目のこの日7度目となるイエローコーションから、残り5周での再スタートが切られると、Ky.ブッシュはわずかに失速し、ライバルが先行。ライバル勢よりもやや早く交換したKy.ブッシュのタイヤは摩耗が進んでおり、後続の追撃を抑えきることが出来ず、3位でチェッカー。
 終盤追い上げたサドラーは10位フィニッシュ。今季11度目となるトップ10フィニッシュを果たしたサドラーは、ドライバーズランキングでも首位に浮上した。

 次戦第16戦は7月4日(金)、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「今日の車両の状況を考えれば3位という結果には満足しなければならない。しかし、終盤勝つチャンスはあった。レース中盤に5号車(ケヴィン・ハーヴィック:シボレー)をパスして首位に立てたが、残念ながら最後の再スタートはあれ以上無理だった。再スタート直後の5周くらいはスピードが足りず、何度かは上手く首位をキープ出来たが、ケヴィン(ハーヴィック)を抑えるのは無理だった」

ドライバー エリオット・サドラー:
「このサバイバル戦で、何とかフィニッシュ出来た。今日は誰もが問題を抱えているようだった。我々の“トヨタ カムリ”は本当に速く、序盤はトップ5の速さだったと思う。2タイヤ交換作戦を採ったのだが、そこでいくつかポジションを失ってしまった。終盤は19位か20位くらいからの再スタートだったと思う。ランキングを争うライバルがトラブルに見舞われ、トップ10フィニッシュ出来た我々がポイントリーダーに立ったが、シーズンはまだ長い。来週はデイトナだが、開幕戦も好調だったし、同じプレートレースのタラデガでは勝っているので、その再現を狙いたい」 

第15戦 HERO Campaign 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 7 5 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 200
2 1 22 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 200
3 2 54 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 200
10 10 11 エリオット・サドラー トヨタ カムリ 200
14 19 99 ジェイムズ・ブッシャー トヨタ カムリ 200
19 22 44 ブレイク・コッホ トヨタ カムリ 200
24 31 14 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 197
34 24 19 マイク・ブリス トヨタ カムリ 130
36 4 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 102
39 33 10 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 4

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 エリオット・サドラー トヨタ 541
2 チェイス・エリオット シボレー 537
3 リーガン・スミス シボレー 533
8 ジェイムズ・ブッシャー トヨタ 418
14 マイク・ブリス トヨタ 354
20 エリック・マクルーア トヨタ 247
22 サム・ホーニッシュ・Jr. トヨタ 164
25 ブレイク・コッホ トヨタ 144
27 デイビッド・スター トヨタ 134
33 ジェフ・グリーン トヨタ 90
42 ウィル・キンメル3世 トヨタ 33
43 ケニー・ハブル トヨタ 30
46 ダニエル・サレス トヨタ 25
47 パウリー・ハラッカ トヨタ 25
48 ジェイソン・ホワイト トヨタ 25
53 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ 18
54 ハル・マーティン トヨタ 18
57 マット・カーター トヨタ 15
61 ケリー・アドミラール トヨタ 9
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 676
2 トヨタ 655
3 フォード 618
4 ダッジ 397

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第8戦 UNOH 225


開催日:6月26日

カイル・ブッシュが今季5戦5勝目
“トヨタ タンドラ”は開幕8連勝。連続勝利記録を更に更新

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今季5勝目を挙げたカイル・ブッシュ(#51)

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第8戦「UNOH 225」が6月26日(木)にケンタッキー・スピードウェイで開催された。
 ケンタッキーでのトラック・シリーズ戦は、コースが開設された2000年より行われており、トヨタはこれまでに4勝。2011年にはカイル・ブッシュが勝利を挙げている。近年若手の躍進が激しい同シリーズで、ケンタッキーでの勝利経験を持ち、今大会に出場するのはKy.ブッシュとベテランのロン・ホーナディ・Jr.(シボレー)のみとなる。

 木曜日開催となった今大会は、26日(木)1日で全ての走行セッションが行われるワン・デイ・イベントとして開催。午前中に2回の練習走行を行い、ネイションワイド・シリーズの練習走行を挟んで午後4時40分より予選開始。カイル・ブッシュが今季4度目となるポールポジションを獲得。
 Ky.ブッシュのチームメイトであり、前大会でキャリア2勝目を挙げたダレル・ウォレス・Jr.が2番手、ジェブ・バートンが3番手、ポイントリーダーのジョニー・ソーターが5番手、ジャーマン・キロガ・Jr.が6番手、ティモシー・ペターズが7番手、マット・クラフトンが11番手につけ、10台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 予選に続き、午後8時20分に1.5マイルオーバルを150周(225マイル:約360km)して競われる決勝レースがスタート。
 最前列からスタートを切ったKy.ブッシュとウォレス・Jr.の2台が首位を争い、2周目、ウォレス・Jr.が前に出た直後に、17番手スタートのジョン・ウェス・タウンリーが壁にヒットしイエローコーション。
 9周目にもイエローコーションが出されたが、上位勢はピットに入らず。ウォレス・Jr.は再スタート後も首位を守ったが、離されることなくついて行ったKy.ブッシュが35周目に逆転し、首位に立った。
 カイル・ブッシュ・モータースポーツの2台が後続を大きく引き離し、トップ5は“トヨタ タンドラ”が独占する序盤戦となったが、50周近くにわたってイエローコーションが出ず、50周目にKy.ブッシュとウォレス・Jr.がグリーン下でピットイン。他の車両も次々にグリーンピットしていき、全車がピットを終えた59周目に、Ky.ブッシュとウォレス・Jr.が1-2体制に返り咲いた。
 レースが折り返しを過ぎた77周目には再びタウンリーがスピンし、今度はアウトの壁にヒット。この日4度目のイエローコーションが出されると、ピット戦略が分かれた。
 2台がコース上に残ったほか、ピットインした車両も、燃料のみ、タイヤの2本/4本交換が分かれ、2本交換のキロガ・Jr.とペターズが4,5位、4本交換したKy.ブッシュとウォレス・Jr.は8位、10位へと後退してしまった。
 しかし、Ky.ブッシュは再スタート直後の激しい3ワイドバトルをくぐり抜け、1周で一気に4つポジションをアップ。その勢いは止まらず、96周目には首位を奪還した。
 98周目、トップ10を伺う位置につけていたバートンがスピンしクラッシュ。残り50周ほどでのイエローコーションとなり、全車ピットへ。Ky.ブッシュとウォレス・Jr.はここでタイヤ無交換、給油と調整のみのピットとし、それぞれ1位、3位で再スタート。
 上位3台の順位変動は無いまま、首位のKy.ブッシュは後続との差を広げ、その差が4秒を超えた139周目、コース上の異物によりイエローコーション。
 もちろん上位勢はピットインせず、Ky.ブッシュがトップ、ウォレス・Jr.はその後方2列目3番手につけ、残り8周での再スタートが切られた。
 ウォレス・Jr.は今度は再スタートを決めると、首位Ky.ブッシュのインを突き、2台はサイド・バイ・サイド状態に。時にウォレス・Jr.が前に出るバトルとなったが、最終的にはKy.ブッシュがこのバトルを制し、トップチェッカー。ウォレス・Jr.は2位で続き、“トヨタ タンドラ”は1-2フィニッシュで今季8勝目を挙げた。4位にペターズ、6位クラフトン、ソーターが9位に入った。
 トヨタは昨年末から続けて10連勝。シリーズでの同一マニュファクチャラー連勝記録(8)を前大会で更新したが、更に伸ばす結果となった。また、この勝利はトヨタにとって2004年にトラック・シリーズに参戦して以来通算120勝目。
 Ky.ブッシュはこれでシリーズ5戦に出場し、5勝、今季のシリーズ勝率100%を未だ保っている。

 次戦第9戦は7月11日(金)に米国中部アイオワ州ニュートンのアイオワ・スピードウェイで開催される。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「カイル・ブッシュ・モータースポーツで1-2フィニッシュを果たすことが出来、本当に素晴らしい夜だ。チーム、スポンサー、トヨタ、そしてファンに感謝したい。今年のキャンピング・ワールド・トラック・シリーズでは最高の競争力を発揮し、信じられないようなシーズンを送っている。チームを誇りに思う」

ドライバー ダレル・ウォレス・Jr.:
「最後の再スタートでチャレンジしたが、彼(カイル・ブッシュ)もハードプッシュし、かわすことが出来なかった。カイル・ブッシュ・モータースポーツ(KBM)はそれほど強いということだ。テキサス(前々戦:10位)とゲートウェイ(前戦:優勝)でリズムを取り戻し、今大会で2位フィニッシュを果たせて、本当に楽しいレースだった。更に上を目指すが、KBMの1-2、トヨタにとっては1-2と10戦連続勝利というのは素晴らしい結果だ」 
第8戦 UNOH 225 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 51 カイル・ブッシュ トヨタ タンドラ 150
2 2 54 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ タンドラ 150
3 10 29 ライアン・ブレイニー フォード 150
4 7 17 ティモシー・ペターズ トヨタ タンドラ 150
6 11 88 マット・クラフトン トヨタ タンドラ 150
9 5 98 ジョニー・ソーター トヨタ タンドラ 150
14 18 8 ジョー・ネメチェク トヨタ タンドラ 150
15 6 77 ジャーマン・キロガ・Jr. トヨタ タンドラ 150
19 20 35 マンソン・ミングス トヨタ タンドラ 147
21 17 5 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ タンドラ 147
27 3 13 ジェブ・バートン トヨタ タンドラ 99
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ジョニー・ソーター トヨタ 297
2 マット・クラフトン トヨタ 289
3 ティモシー・ペターズ トヨタ 286
6 ジャーマン・キロガ・Jr. トヨタ 272
8 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ 261
9 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ 257
11 ジェブ・バートン トヨタ 228
13 マンソン・ミングス トヨタ 189
15 ジョー・ネメチェク トヨタ 176
23 ジョン・ハンター・ネメチェク トヨタ 101
26 ブライアン・イックラー トヨタ 83
28 エリック・ジョーンズ トヨタ 81
43 クリス・フォンテイン トヨタ 25
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 382
2 フォード 323
3 シボレー 318
4 RAM 58

※結果及びポイントは暫定

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