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2014年8月25日 (月)

INDY:ライアン・ハンターレイが2位、シモン・パジェノーが3位で表彰台に。佐藤琢磨は20番グリッドから今シーズン自己ベストの4位フィニッシュ (ホンダ)

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August 24 2014, RACE
GoPro Grand Prix of Sonoma

2014年8月24日(日)・決勝  
会場:ソノマ・レースウェイ  
天候:快晴  気温:26℃

2014年のインディカー・シリーズも残すところ2戦。最終戦の1つ前のレース、シリーズ第17戦は今週末にカリフォルニア州サンフランシスコ郊外のソノマ・レースウェイで開催されました。ロードコースでのレースは、これが今シーズンの最後です。

ワインの産地ソノマにあるサーキットは、アップダウンに富んだ全長2.385マイルの超高速コースです。レース当日の早朝には、サーキットのすぐ東側を震源とする大きな地震が発生しましたが、レーシングコースにもグランドスタンドなどの施設にも被害はなく、85周のレースは予定通りの午後1時40分に、多くのインディカーファンが見守る中でスタートが切られました。

ソフトとハードの2種類があるタイヤの投入タイミングと使用周回数、ピットストップを行うタイミング、燃料セーブなど、ソノマ・レースウェイではさまざまな作戦を用いた戦い方が考えられ、最後尾からのスタートでも優勝は可能です。今日のレースではスタート直後のターン2で多重クラッシュが発生したことから、より多くのドライバーたちにチャンスが与えられ、85周のバトルで8人のドライバーたちが代わる代わるトップを走りました。レースリーダーの交代劇が合計10回にも及ぶ大混戦が展開されたのです。

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このような戦いでもマシンのセッティングがよく、速いペースを保ち続けることが重要です。しかし、今日のレースではチームの作戦力とドライバーの燃料消費を抑えながら速く走るテクニックが、普段以上に勝敗のカギを握っていました。そして、そのような戦いとなったことで2人のHondaドライバーが表彰台に上るチャンスをつかみました。予選10番手だったライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)は、スタート直後の混乱をくぐり抜けてトップ5入りし、目まぐるしく変化するレース展開に惑わされることなくトップグループに自らを保ち続けました。彼はシーズン4勝目まであと一歩に迫る2位フィニッシュを果たし、40点を加算。キャリア2度目のシリーズタイトル獲得に向け、わずかながらのチャンスを持って最終戦フォンタナに向かうこととなりました。

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予選15番手だったシモン・パジェノー(Schmidt Peterson Motorsports)は、決勝日のファイナルプラクティスでも納得のいくマシンセッティングが確保できず、苦境にさらされていました。しかし、決勝用にチームが用意したマシンにはスピードが備わっていたため、持ち味とする確実性の高い走りを披露。燃費セーブも見事な数字を実現してポジションを上げていきました。彼は燃費とスピードの両立をかけたバトルで勝利し、目の前を行くマシンが最終ラップで燃料不足により失速したこともあり、今シーズン3度目の表彰台となる3位でのフィニッシュを達成したパジェノーは、ポイントスタンディング3番手を保ちました。2012年にランキング5位、2013年にランキング3位となっている彼は、大逆転でシリーズチャンピオンとなる可能性を残して、最終戦フォンタナに臨みます。

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予選20番手の佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、最後列の1つ前であるグリッド10列目からスタートしました。レース中盤の30周目付近でも上位進出ができていなかった彼らは、フルコースコーション中に燃料補給のピットストップを繰り返し、レース再開後に少しでも長い距離を走ることでチャンスをつかむ作戦に出ました。佐藤は燃費をセーブするテクニックを駆使。それが功を奏し、37周目のフルコースコーションでトップグループがピットになだれ込むと、コース上に残って5番手まで大きくポジションアップしました。まだレースは50周近く残っていましたが、ファイナルプラクティスのあとに施した新しいマシンセッティングがよかったことで、佐藤はトップグループと同等のラップタイムを刻み続けました。そして、燃費の心配がなくなったゴール前5周でアタックを開始。目の前を行くマシンをパスし、最終ラップに1台がスローダウンしたことから、スタート位置から16ポジションも順位を上げ、今シーズンの自己ベストとなる4位でのゴールを成し遂げました。

ホンダモータースポーツリリース

コメント
ライアン・ハンターレイ(2位)
「今日の私たちのマシンはとても仕上がりがよく、トラフィックをものともせずに次々とマシンをパスしていくことができました。ところが、残念なことに、ゴールを前にした最後のピットストップで装着したタイヤの内圧が間違って高めに設定されていたようで、マシンのバランスが最善ではなくなっていました。そのような状態では前を行くライバルにアタックをすることも叶いませんでした。彼と同等のペースを保つことはできていました。2位は残念な結果です。しかし、とてもエキサイティングなレースを戦うことができていましたから、満足のいく一日になっていたと思います」

シモン・パジェノー(3位)
「ソノマはオーバーテイクの難しいサーキットですから、ピットストップのタイミングや、ピットストップの作業スピードでポジションを稼いでいく戦い方が必要です。今日、私たちのクルーは、本当にすばらしいピットストップを繰り返し行ってくれました。そのおかげで多くのポジションアップができました。作戦という点から考えると、ドライバーである私にとっては大変ストレスのたまる戦いになっていました。かなりの燃費セーブが必要な展開になり、思う存分に走ることができなかったからです。それでも、最終ラップの最終コーナーでライバルをパスすることができ、3位フィニッシュを達成したのですから、ファンタスティックな戦いだったと言っていいと思います。朝のファイナルプラクティスを走ったときには、まさか今日のレースで自分が3位になれるなんて考えもしませんでした。今日のレース、そして手にした結果に対しては本当にうれしく思います。来週のフォンタナでの最終戦に、私は逆転タイトルの可能性を持って臨むことができます。それは私とチームにとって大きな意味を持っています」

佐藤琢磨(4位)
「4位でゴールでき、とてもハッピーです。チーム全体の力で勝ち取った好結果だと思います。午前中のファイナルプラクティスではまたもや不運に見舞われ、エンジンを交換してレースに臨むこととなりました。短時間でのエンジン交換で、クルーたちは完ぺきな仕事をしてくれて、レースでのマシンはとてもいい仕上がりになっていました。スタート直後のアクシデントでタイヤにダメージを受けながら、リードラップに残ることができ、フルコースコーションでは何度もピットインして燃料を注ぎ足し続ける作戦を採用しました。ラリー・フォイトとエンジニアたちが考え出した作戦でした。クルーたちのピットストップも本当にすばらしかったです。残念だったのは最後のピットストップで後ろからピットインしてきたマルコ・アンドレッティと接触しないよう、作業を終えていたのにダッシュするのを待たねばならず、そこでタイムをロスしてしまったことです。それでも、我々はコース上で何台ものライバルをオーバーテイクできましたし、Hondaエンジンがレース終盤に高性能を発揮してくれ、上位フィニッシュを達成できました。ファイナルプラクティスでの少ない周回の中で好感触を得たマシンセッティングに少し変更を加えた結果、決勝でのマシンは、競争力のあるものになっていました。完全に満足のいく最高のマシンというわけではありませんでしたが、グリップの低いコンディションに合っており、ライバルたちと同等か、少し速いペースを保ち続けることができました。レースの後半は燃費セーブが大変な状況でしたが、目指す数字を実現でき、最後に燃料の心配がなくなったところで前を行くマシンをオーバーテイク。20番グリッドからの4位フィニッシュをチームとともに喜んでいます」

アート・セントシアー|HPD 社長
「7人のHondaドライバーたちがトップ10フィニッシュを達成しました。今日のレースは多くのHondaチーム、そしてHondaにとってすばらしい戦いとなっていました。グレアム・レイホールはレースをリードしていながらゴール目前で燃料補給のためにピットインをしなくてはならず、優勝を逃しました。彼らにとっては残念なレース展開でした。あれだけ見事なパフォーマンスを見せただけに、失望の度合いも大きいと思います。2位フィニッシュを果たしたライアン・ハンターレイ、そして3位でゴールしたシモン・パジェノー、彼らの力強い戦いぶりをたたえます。彼らは来週フォンタナで開催される最終戦にチャンピオンシップ獲得の可能性を残して臨むこととなりました。今日もまた全力を投入してくれていたHPDのスタッフにも感謝します」

決勝リザルト
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 9 S.ディクソン シボレー 85 2:09'21.8064
2 28 ライアン・ハンターレイ Honda 85 +1.1359
3 77 シモン・パジェノー Honda 85 +6.3078
4 14 佐藤琢磨 Honda 85 +11.8110
5 2 J.P.モントーヤ シボレー 85 +12.7305
6 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 85 +13.5367
7 7 ミハイル・アレシン Honda 85 +15.8048
8 25 マルコ・アンドレッティ Honda 85 +20.1054
9 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 85 +21.6233
10 12 W.パワー シボレー 85 +22.1936
 
12 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 85 +23.1572
15 98 ジャック・ホークスワース Honda 85 +37.0303
19 34 カルロス・ムニョス Honda 85 +42.4797
20 15 グレアム・レイホール Honda 85 +43.5335
22 18 カルロス・ウエルタス Honda 28 +57Laps

ポイントスタンディング
ドライバー 順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 12 W.パワー シボレー 626
2 3 H.カストロネベス シボレー 575
3 77 シモン・パジェノー Honda 545
4 28 ライアン・ハンターレイ Honda 534
5 9 S.ディクソン シボレー 523
6 2 J.P.モントーヤ シボレー 519
7 10 T.カナーン シボレー 443
8 11 S.ブルデー シボレー 437
9 34 カルロス・ムニョス Honda 435
10 25 マルコ・アンドレッティ Honda 424
 
12 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 395
13 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 366
15 7 ミハイル・アレシン Honda 364
16 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 361
17 98 ジャック・ホークスワース Honda 336
18 15 グレアム・レイホール Honda 323
19 18 カルロス・ウエルタス Honda 296
20 14 佐藤琢磨 Honda 294
24 16 オリオール・セルビア Honda 88
25 26 カート・ブッシュ Honda 80
28 16 ルカ・フィリッピ Honda 46
30 5 ジャック・ヴィルヌーヴ Honda 29
31 68 アレックス・タグリアーニ Honda 28
33 63 ピッパ・マン Honda 21
34 41 マーティン・プロウマン Honda 18
36 34 フランク・モンタニー Honda 8

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