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2014年8月 4日 (月)

INDY:ジェームズ・ヒンチクリフが今シーズン自己ベストとなる3位フィニッシュ佐藤琢磨は18位 (ホンダ)

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August 03 2014, RACE
Honda Indy 200 at Mid-Ohio

8月3日(日)・決勝  
会場:ミッドオハイオ・スポーツカー・コース  
天候:快晴  気温:26~27℃

終盤戦を迎えた2014年のインディカー・シリーズは、オハイオ州コロンバ近郊のミッドオハイオ・スポーツカー・コースにおいて、第15戦であるHondaインディ200・アット・ミッドオハイオを開催しました。

決勝日を迎えたミッドオハイオは朝方こそ濃霧に包まれましたが、午前10時前に空は清々しい快晴へと変わり、夏休みの一日を家族や仲間とともにサーキットで過ごそうと、大勢のファンが詰めかけました。レースは夕方の午後4時前のスタートでしたが、幸いにも好天は保たれ、全長2.258マイルの緑豊かなコースを90周する、長く激しいバトルが展開されました。

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レースはスタート直後の多重アクシデントで2台がその場でリタイアする波乱の幕開けとなりました。Hondaドライバーの中では、予選17番手だったジェームズ・ヒンチクリフ(Andretti Autosport)が、そのスタート直後のアクシデントをくぐり抜けて11ポジションのアップを果たしました。彼はその後も激しいバトルを続けて着実に順位を上げ、ついにはトップ3に食い込んでみせました。昨シーズンはキャリア初優勝を含む3勝をマークしたヒンチクリフですが、今シーズンの彼は不運に見舞われるレースが多く、本領を発揮できずにいました。しかし、自信と信念を保ち続けたヒンチクリフは15戦目にしてようやく厚い壁を突き破り、シーズン初の表彰台登壇を果たしました。

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予選2番手から優勝争いを演じたジョセフ・ニューガーデン(Sarah Fisher Hartman Racing)は、最後のピットストップでタイヤ交換レンチ用のエアホースを踏んだためにペナルティーを科せられました。12位でのゴールとなりましたが、彼らにとって優勝がもう手の届くところにあるのが、今日のレースでは明らかでした。

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佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、21番グリッドから得意のスタートでポジションを上げましたが、その直後に目の前でアクシデントが発生し、マシンにダメージを受けました。それでもピットでフロントウイングを交換してレースへと復帰。上位陣とピットタイミングを変えてチャンスを作り出す作戦でしたが、32周目にガス欠でストップ。インディカーのセーフティクルーたちにけん引されてピットに戻りました。給油を行うとマシンは息を吹き返し、1ラップ遅れでゴールまで完走。結果は18位でした。

なお、レースは最後尾22番グリッドからスタートしたスコット・ディクソンが優勝しました。ミッドオハイオでのレースでは作戦が大きなインパクトを持つことが少なくないのですが、今日のレースではトップグループとピットタイミングをずらすために入った31周目のピットストップが大逆転を実現させるポイントでした。37周目にフルコースコーションが出されると、ライバル勢全員がピットに向かう中、ディクソン一人だけがコース上に残り、一台もコース上でパスすることなくトップに躍り出ることとなったのです。幸運も味方につけての勝利ではありましたが、不利を有利へと変える作戦を利用した戦いもインディカーならではのレースと言えるでしょう。

次戦は1週間のインターバルのあと、五大湖の一つであるミシガン湖西岸のウィスコンシン州ミルウォーキーで開催されます。全長1マイルの伝統あるショートオーバルでのシリーズ第16戦です。

ホンダモータースポーツリリース

コメント
ジェームズ・ヒンチクリフ(3位)
「スタートではまるで海が自分の目の前で割れていったようでした。あのアクシデントに巻き込まれた人々は気の毒でしたが、おかげで私たちはポジションを少し上げることができました。マシンはとても速く、よいラップタイムを刻み続けることができました。レース中に何人かの後ろに引っかからなければ、もう1つ上のポジションでゴールできていたかもしれません。今日もクルーたちがピットですばらしい仕事をしてくれました。彼らのことを私は本当に誇りに感じています。マシンが速く、最後には激しいバトルを楽しむこともでき、満足のいく一日でした。優勝したディクソンとチームを今日はたたえたいと思います。彼らの戦いぶりは見事でした」

佐藤琢磨(18位)
「スタートで3台はオーバーテイクしたと思います。ところが、目の前でアクシデントが発生し、横にマシンがいたためにラインを変えることもできず、行き場を失って止まっていたマシンにぶつかりました。それでもウイングを交換してレースに復帰できました。その後は気を取り直して追い上げを開始するつもりだったのですが、マシンのハンドリングが万全ではなく、ペースが上がりませんでした。さらにはガス欠に陥ってストップ。あのイエローが出たラップでピットに入る予定にしていたのですが、少しだけ燃料が足りませんでした。午前中のファイナルプラクティスで速かったマシンが、決勝では少しスピードがなくなっていました。その点を次のロードコースでの戦いでは改善しなければなりません。次戦はショートオーバルのミルウォーキーです。そちらでももちろんがんばります」

アート・セントシアー|HPD社長
「Hondaエンジンは今日もパワフルさと高い信頼性を発揮していたと思います。しかし、いくつもの不幸な出来事により、8年連続でのミッドオハイオでの勝利、私たちのホームレースでの優勝が実現しませんでした。今日は本当に多くのHondaアソシエイツがサーキットに足を運んでくれ、ミッドオハイオのコースは大にぎわいでした。今日のレースはそうして見事に整った舞台で行われました」

決勝リザルト
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 9 S.ディクソン シボレー 90 1:52'45.2043
2 11 S.ブルデー シボレー 90 +5.3864
3 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 90 +7.3335
4 34 カルロス・ムニョス Honda 90 +9.3551
5 15 グレアム・レイホール Honda 90 +11.8508
6 12 W.パワー シボレー 90 +15.9769
7 83 C.キンボール シボレー 90 +16.8533
8 8 R.ブリスコー シボレー 90 +17.5020
9 77 シモン・パジェノー Honda 90 +18.6160
10 28 ライアン・ハンターレイ Honda 90 +20.0766
 
12 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 90 +22.0987
14 7 ミハイル・アレシン Honda 90 +29.8060
15 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 90 +44.6415
16 98 ジャック・ホークスワース Honda 90 +58.7211
17 18 カルロス・ウエルタス Honda 90 +1'02.5847
18 14 佐藤琢磨 Honda 89 +1Laps
22 25 マルコ・アンドレッティ Honda 0 +90Laps

ポイントスタンディング
ドライバー 順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 12 W.パワー シボレー 548
2 3 H.カストロネベス シボレー 544
3 28 ライアン・ハンターレイ Honda 485
4 77 シモン・パジェノー Honda 484
5 2 J.P.モントーヤ シボレー 447
6 9 S.ディクソン シボレー 440
7 34 カルロス・ムニョス Honda 416
8 11 S.ブルデー シボレー 400
9 10 T.カナーン シボレー 389
10 25 マルコ・アンドレッティ Honda 383
 
12 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 366
14 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 326
15 7 ミハイル・アレシン Honda 314
16 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 307
17 98 ジャック・ホークスワース Honda 301
18 15 グレアム・レイホール Honda 296
19 18 カルロス・ウエルタス Honda 278
20 14 佐藤琢磨 Honda 246
24 16 オリオール・セルビア Honda 88
25 26 カート・ブッシュ Honda 80
28 16 ルカ・フィリッピ Honda 46
30 5 ジャック・ヴィルヌーヴ Honda 29
31 68 アレックス・タグリアーニ Honda 28
33 63 ピッパ・マン Honda 21
34 41 マーティン・プロウマン Honda 18
36 34 フランク・モンタニー Honda 8

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