« FIA-F3:Rd.9ニュルブルクリンク レース結果 | トップページ | NASCAR:デニー・ハムリンとカイル・ブッシュの“チェイス”入り確定 (トヨタ) »

2014年8月18日 (月)

INDY:ジョセフ・ニューガーデンが5位フィニッシュ、佐藤琢磨は15位 (ホンダ)

In140818001h

August 17 2014, RACE
ABC Supply Wisconsin 250

2014年8月17日(日)・決勝  
会場:ザ・ミルウォーキー・マイル  
天候:快晴  気温:25.6℃

2014年インディカーシリーズの第16戦「ABCサプライ・ウィスコンシン250プレゼンテッド・バイ・メトロミルウォーキーHondaディーラーズ」が、伝統あるザ・ミルウォーキー・マイルで開催されました。“伝説のオーバル”というニックネームでも親しまれているこのコースは、全長が1マイルと短く、ほぼフラットなのが特徴です。決勝日は晴れ渡った空と、暑さを全く感じさせない快適な気温に恵まれ、集まったファンは250周=250マイルにわたる、インディカーならではの超高速接近戦の観戦をエンジョイしていました。

予選5番手で3列目グリッドのイン側からスタートしたジョセフ・ニューガーデン(Sarah Fisher Hartman Racing)は、常にトップグループにつけて勝負のタイミングを待っていました。スタートからピットタイミングを少しずつ早めにしていた彼らは、レースのほぼ中間地点でフルコースコーションが出されたとき、ほぼ全車がピットへと押し寄せる中でコース上にとどまりました。レース終盤の展開を味方につけて優勝争いを行うという、ギャンブル的な面も備えた作戦でした。その結果、ニューガーデンは3番手につけてレース終盤へと突入。しかし、燃費が厳しくなってゴール前20周を切ってからピットイン。1周が1マイルと短いオーバルではピットストップをするだけで1ラップの後れを取りました。それでも、燃料補給と同時にタイヤを新しいものに交換したニューガーデンは、だれよりも速いスピードでの周回を重ねてリードラップへと復活し、そこからさらに2台を抜いて5位フィニッシュを果たしました。

In140818002h

予選16番手だったシモン・パジェノー(Schmidt Peterson Motorsports)は、持ち前の粘り強さを発揮して6位でゴールしました。チャンピオンシップポイントでのランキングで4番手につけていたパジェノーは、今日のしぶとい戦いによってランキングを3番手へと1つ上げることに成功。初のタイトル獲得を大逆転で果たすべく、残り2戦に臨みます。

In140818003h

ミルウォーキーのオーバルは非常に難しいコースと考えられていますが、今日のレースではHondaエンジンで走るルーキー2人が見事な走りをみせました。ロシア出身のミハイル・アレシン(Schmidt Peterson Motorsports)は予選15番手からスタートし、トップからは1周遅れになりながらも8位でゴール。予選17番手だったイギリス出身のジャック・ホークスワース(Bryan Herta Autosport)も10位フィニッシュを達成しました。

In140818004h

予選10番手だった佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、最初のスタートへと加速していったターン4でリアを大きくスライドさせ、18番手まで後退。フルコースコーションが1度しか出されなかったレースでは遅れを取り戻すのが大変難しく、辛抱強く走り続け、ピットストップでセッティング変更を施してマシンを改善しましたが、15位でのゴールとなりました。

次戦は太平洋岸のカリフォルニア州、サンフランシスコ近郊のソノマ・レースウェイで開催されます。

ホンダモータースポーツリリース

コメント
ジョセフ・ニューガーデン(5位)
「オーバーテイクが本当に難しいレースでしたが、それはミルウォーキーのコースの持つ特性ですね。今日のレースでは燃費セーブにも力を注いでいました。ギリギリまで絞り込んだ状態で走り続けていました。今日最速の一人だったライバルから攻撃を受けていたときでさえ、私はコーナー進入時にアクセルを戻すタイミングを早め、燃料をセーブしようとがんばっていました。ここでのレースはグリップを空力に頼っての戦いとなるため、だれかの後ろに追いつくとグリップが減少してしまうんです。今日の我々のマシンはとてもよいものに仕上がっていたと思います。しかし、作戦面でのギャンブルは成功しませんでした。それでも5位でフィニッシュできたことを私はうれしく思います。そのぐらいのポジションでフィニッシュするだけの実力を今日の我々は持っていたと感じています」

佐藤琢磨(15位)
「とても残念なレースになりました。最初のスタートでリアのグリップを失い、マシンが大きくスライドしました。ほとんどスピンしてしまいそうなぐらいでした。そのためにポジションを大きく落とし、路面が滑りやすい状態だった序盤にはポジションばん回も難しい状況となりました。レース中盤にはマシンを向上させていくことができ、ペースも上がっていきました。しかし、すでに周回遅れに陥っていたため、だれかをパスすることができても、それが順位の上昇にはつながらないことが多くなっていました。自分自身、いいレースを戦える自信を持っていたミルウォーキーだけに、今日の戦いぶりは悔しいですね。次はカリフォルニア州ソノマでのレースです。プラクティス時間も短い2日間のイベントとなるため、最高のマシンを持ち込み、最初のプラクティスから速さを発揮できるよう、エンジニアとセッティングの検討を行いたいと思います」

アート・セントシアー│HPD社長
「チャンスをつかむことができませんでした。今日のレースは私たちにとって、そういう戦いになっていたと思います。Hondaエンジンは週末を通して高い性能を発揮していました。しかし、強さを発揮していた我々のチームのいくつかがピットレーンでトラブルに見舞われました。ジョセフ・ニューガーデンのチームが採用したギャンブル的な作戦は、挑戦する価値があったと思います。残念ながらそれが報われることはありませんでした。それでも、今日彼らはまたしてもすばらしい戦いぶりを披露してくれました。前戦ミッドオハイオでの落胆から彼らは完全に立ち直り、見事な5位フィニッシュを達成しました。シモン・パジェノーの目標はチャンピオン争いに生き残ることであり、彼はそのために必要な仕事を完ぺきにこなしていました。ミハイル・アレシンに対しては、ルーキーながら8位という上位でのフィニッシュを、1年目のドライバーにとっては非常に難しいと言われるミルウォーキーで達成したことに拍手を送りたいと思います」

決勝リザルト
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 12 W.パワー シボレー 250 1:44'49.4611
2 2 J.P.モントーヤ シボレー 250 +2.7949
3 10 T.カナーン シボレー 250 +7.2356
4 9 S.ディクソン シボレー 250 +18.8058
5 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 250 +22.4998
6 8 R.ブリスコー シボレー 250 +23.4954
7 77 シモン・パジェノー Honda 250 +24.0347
8 7 ミハイル・アレシン Honda 249 +1Lap
9 20 E.カーペンター シボレー 249 +1Lap
10 98 ジャック・ホークスワース Honda 249 +1Lap
 
13 25 マルコ・アンドレッティ Honda 249 +1Lap
14 15 グレアム・レイホール Honda 249 +1Lap
15 14 佐藤琢磨 Honda 248 +2Laps
17 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 248 +2Laps
19 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 244 +6Laps
20 18 カルロス・ウエルタス Honda 243 +7Laps
21 28 ライアン・ハンターレイ Honda 168 +82Laps
22 34 カルロス・ムニョス Honda 130 +120Laps

ポイントスタンディング
ドライバー 順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 12 W.パワー シボレー 602
2 3 H.カストロネベス シボレー 563
3 77 シモン・パジェノー Honda 510
4 28 ライアン・ハンターレイ Honda 494
5 2 J.P.モントーヤ シボレー 488
6 9 S.ディクソン シボレー 472
7 10 T.カナーン シボレー 425
8 34 カルロス・ムニョス Honda 424
9 11 S.ブルデー シボレー 418
10 25 マルコ・アンドレッティ Honda 400
 
12 27 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 377
14 19 ジャスティン・ウィルソン Honda 339
15 7 ミハイル・アレシン Honda 338
16 67 ジョセフ・ニューガーデン Honda 337
17 98 ジャック・ホークスワース Honda 321
18 15 グレアム・レイホール Honda 312
19 18 カルロス・ウエルタス Honda 288
20 14 佐藤琢磨 Honda 261
24 16 オリオール・セルビア Honda 88
25 26 カート・ブッシュ Honda 80
28 16 ルカ・フィリッピ Honda 46
30 5 ジャック・ヴィルヌーヴ Honda 29
31 68 アレックス・タグリアーニ Honda 28
33 63 ピッパ・マン Honda 21
34 41 マーティン・プロウマン Honda 18
36 34 フランク・モンタニー Honda 8

|

« FIA-F3:Rd.9ニュルブルクリンク レース結果 | トップページ | NASCAR:デニー・ハムリンとカイル・ブッシュの“チェイス”入り確定 (トヨタ) »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12265/60171248

この記事へのトラックバック一覧です: INDY:ジョセフ・ニューガーデンが5位フィニッシュ、佐藤琢磨は15位 (ホンダ):

« FIA-F3:Rd.9ニュルブルクリンク レース結果 | トップページ | NASCAR:デニー・ハムリンとカイル・ブッシュの“チェイス”入り確定 (トヨタ) »