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2014年8月12日 (火)

NASCAR:大荒れのロードコース戦でマット・ケンゼスが9位 (トヨタ)

2014年8月11日
(株)トヨタモーターセールス&マーケティング
モータースポーツオフィス 

ニューヨーク州の伝統のロードコース、ワトキンス・グレンでスプリント・カップ・シリーズ戦とネイションワイド・シリーズ戦が開催。カップ・シリーズでは接触やクラッシュが多発する波乱の展開となり、マット・ケンゼスが9位、ブライアン・ヴィッカーズが10位。ネイションワイド・シリーズではカイル・ブッシュが最後首位を追ったが届かず2位。ケンゼスが5位、シリーズレギュラーのエリオット・サドラーが7位に入った。

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第22戦 Chees-It 355 at The Glen

開催日:8月10日

接触頻発の荒れたレースでマット・ケンゼスが9位、
ブライアン・ヴィッカーズが10位 

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荒れたレースで9位フィニッシュを果たしたマット・ケンゼス(#20)

 8月10日(日)、米国東部ニューヨーク州ワトキンス・グレンのロードコース、ワトキンス・グレン・インターナショナルでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第22戦「Chees-It 355 at The Glen」が開催された。
 カップ・シリーズでは年に2回ロードコース戦が行われるが、今大会は第16戦ソノマに続く今季2戦目。過去F1も開催されたことがある、60年以上の歴史を持つ伝統のコース、ワトキンス・グレンのカップ・シリーズ戦では、2008年と昨年2013年にカイル・ブッシュが勝利を挙げている。

 8日(金)に練習走行を行い、9日(土)午前11時40分より予選開始。第2セグメントに進んだマット・ケンゼスが8番手、ブライアン・ヴィッカーズが12番手。デニー・ハムリンは17番手、Ky.ブッシュは19番手となり、9台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

トヨタモータースポーツニュース

 10日(日)午後1時22分、1周2.45マイルロードコースを90周(220.5マイル:約350km)して競われる決勝レースがスタートした。
 序盤戦は大きな波乱もなく、19番手スタートのKy.ブッシュが3周で12位までポジションアップ。10周目にコール・ウィットがクラッシュしこの日最初のイエローコーションとなったが、上位勢はピットインせず。
 1周が約70秒と長いため、グリーンピットでも周回遅れになる可能性が低いロードコース戦では、グリーンピットによる多彩な燃料戦略が採られる。ワトキンス・グレンでは燃料をフルに入れた状態で約32周ほど走れるため、20周を過ぎたあたりから各車グリーンピットが開始された。
 22周目に13位走行中のKy.ブッシュがグリーンピット。しかし、ここでKy.ブッシュは給油用の燃料缶を抜く前に発進したため、ストップ・アンド・ゴーのペナルティを受けることに。
 これで周回遅れ、ほぼ最後尾まで後退したKy.ブッシュは、追い上げを図る中で他車と接触し、車体左側に大きなダメージ。ピットまでは戻ったが、ダメージはフレームやサスペンションにまで及んでおり、ガレージでの長い修復を余儀なくされることとなってしまった。
 ほぼ全車が1回目のグリーンピットを終えた40周目過ぎにはケンゼスとヴィッカーズがトップ10,ハムリンとクリント・ボウヤーが15位前後を走行。
 51周目、コース上に止まった車両によりこの日2度目のイエローコーション。残り39周と、ここで給油しても最後まで走り切るのは厳しい周回でのコーションに、作戦が分かれた。5位、6位のケンゼスとヴィッカーズはピットへ。一方で11位まで順位を上げていたハムリンはピットインせず。18位につけていたボウヤーは、他車がタイヤを4本交換するのに対し、2本交換作戦を採り、7位へとジャンプアップ。ハムリン4位、ケンゼスとヴィッカーズは10位、11位で再スタート。
 55周目に再スタートが切られたが、その翌周、ターン5の立ち上がりで多重クラッシュが発生。アレックス・ボウマンが巻き込まれた。このクラッシュで、コース脇のタイヤバリアとガードレールが破損したため、この修復とコース清掃のためにレースは赤旗中断に。
 1時間20分という長い中断の後にレースは再開された。残り周回が31周と丁度良かったこともあり、再開直後のコーションラップ中にほとんどの車両がピットへ。給油のみのケンゼス7位、ヴィッカーズ10位、タイヤも交換したボウヤー15位、ハムリン19位で再スタート。
 その後は19周にわたってグリーン下での走行が続き、ケンゼスは7位をキープ。ボウヤー、ハムリンも徐々にポジションを上げていった。
 78周目にコース上に車両がストップしイエローコーション。ケンゼスを含むトップ10はコース上に残ったが、ハムリン、ヴィッカーズ、ボウヤーらはピットへ向かい、タイヤを交換。最後の逆転を狙った。
 残り9周での再スタートでは、1コーナー進入でケンゼスら7位あたりを争っていた数台が接触、スピンした車両に後続が突っ込み、イエローコーション。ケンゼスは幸運にもほとんど車両にダメージはなくレースを続行。
 残り5周で再スタートが切られたが、最終コーナー立ち上がりで、13位を走行していたハムリンがスピン。ハムリンはピットロードを隔てる壁の入り口部分にヒット。その直後には1コーナー立ち上がりで他の車両がスピンからクラッシュし、コース清掃のため、この日2度目の赤旗が出された。
 20分ほどの中断を経てレース再開。残り2周で再スタートが切られた。10位でスタートしたケンゼスはひとつポジションアップし9位でフィニッシュ。12位再スタートのヴィッカーズも2台パスし、10位でチェッカー。コース記録タイとなる8回のコーションが出されるなど、荒れたロードコース戦で、“トヨタ カムリ”は2台がトップ10フィニッシュを果たした。

 次戦第23戦は8月17日(日)、米国北東部ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

ドライバー マット・ケンゼス:
「終盤の複数のコーションが出されるまでは落ち着いてレースを戦っていた。結果はまずまずと言えるが、レース全般を見れば、我々はもっと上位を走っており、望んだ結果とは言えない。グリーンのまま最後までレースを戦いたかった。燃料作戦も上手く行っており、そのまま行けばトップ5フィニッシュが狙えたはずだ。しかし、全体的に見れば悪い一日ではなかった」

ドライバー ブライアン・ヴィッカーズ:
「とてもワイルドな一日だった。クルーチーフとクルーは素晴らしい仕事をしてくれたし、“トヨタ カムリ”は好調だった。クルーチーフの判断は正しかったが、終盤はイエローコーションが多すぎた。トップ5には入れると思ったが、トップ10も悪い結果では無い。長い赤旗でレースが中断されてしまうのは、レーサーにとってタフなことだ。わずかに休息が取れるという利点もあるが、再びレースに戻ってリズムを取り戻すのは難しい。大きなクラッシュもレースの一部ではあるが、ともかく全員無事で良かった」 

第22戦 Chees-It 355 at The Glen 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 6 47 AJ.アルメンディンガー シボレー 90
2 2 9 マルコス・アンブローズ フォード 90
3 5 41 カート・ブッシュ シボレー 90
9 8 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 90
10 12 55 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 90
24 17 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 90
27 24 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 90
30 40 66 ジョー・ネメチェク トヨタ カムリ 89
36 36 23 アレックス・ボウマン トヨタ カムリ 85
39 35 83 ライアン・トゥルークス トヨタ カムリ 69
40 19 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 69
43 18 26 コール・ウィット トヨタ カムリ 9

選手権 ポイント表
“チェイス”争い順位(上位16台が“チェイス”入り)
順位 ドライバー メーカー 勝利数 ポイント
1 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 3 773
2 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 3 696
3 ジミー・ジョンソン シボレー 3 650
8 カイル・ブッシュ トヨタ 1 615
9 デニー・ハムリン トヨタ 1 552
13 マット・ケンゼス トヨタ 0 703
16 クリント・ボウヤー トヨタ 0 634
22 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 0 573

ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 773
2 ジェフ・ゴードン シボレー 768
3 マット・ケンゼス トヨタ 703
11 クリント・ボウヤー トヨタ 634
15 カイル・ブッシュ トヨタ 615
18 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 573
20 デニー・ハムリン トヨタ 552
33 コール・ウィット トヨタ 306
35 アレックス・ボウマン トヨタ 265
37 ライアン・トゥルークス トヨタ 174
42 パーカー・クリガーマン トヨタ 54
43 ジェフ・バートン トヨタ 51
44 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 48
50 ブレット・モフィット トヨタ 32
56 トミー・ドリッシ トヨタ 6
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 990
2 フォード 959  959
3 トヨタ 883

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第21戦 ZIPPO 200 at The Glen


開催日:8月9日

カイル・ブッシュが追い上げ及ばず3戦連続の2位

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終盤追い上げたが2位に終わったカイル・ブッシュ(#54)と5位に入ったマット・ケンゼス(#20)

 8月9日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第21戦「ZIPPO 200 at The Glen」がワトキンス・グレン・インターナショナルで開催された。
 ネイションワイド・シリーズでは年間3戦ロードコース戦が行われており、今大会は今季2戦目。同シリーズのワトキンス・グレン戦で“トヨタ カムリ”は2009年と2010年に勝利を挙げている。

 8日(金)に2回の練習走行を行い、9日(土)決勝を前に午前9時40分より予選開始。カイル・ブッシュが3番手、マット・ケンゼスが10番手、シリーズレギュラーでランキング3位につけるエリオット・サドラーが14番手につけ、9台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 予選後、スプリント・カップ・シリーズの予選を挟み、午後2時37分、1周2.45マイルのロードコースを82周(200.9マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタートした。
 2列目3番手グリッドのKy.ブッシュはスタートで1台先行を許し、4位に後退。しかし、トップ4はほぼ一団となっての首位争いを繰り広げた。
 5周目、インナーループと呼ばれるターン5手前のシケイン進入でKy.ブッシュは前を行く車両のインをついたが、2台は接触し、スピン。広いランオフエリアのおかげでどこにもぶつからず、そのままレースに復帰したが、Ky.ブッシュは15位まで後退してしまった。
 一方で序盤から先行車をパスしていったケンゼスは5位、サドラーは8位へとポジションアップ。
 12周目、周回遅れとなっていたケニー・ハブルが他車と接触し、コース上に破片が散ったためこの日最初のイエローコーション。ケンゼスを含む上位勢はコース上に残ったが、9位のサドラー、10位まで順位を戻していたKy.ブッシュらはピットへ。ケンゼスは5位、サドラーとKy.ブッシュは17位、18位で再スタート。
 ケンゼスは再スタートで4位へ。Ky.ブッシュもわずか2周でトップ10圏内に浮上した。
 20周目あたりから次々にグリーンピット開始。26周目にこの日2度目のイエローコーションが出され、上位に残っていた車両もピットへ向かい、Ky.ブッシュが2位、ケンゼス5位、サドラー6位での再スタートとなった。
 サドラーはじりじりと順位を落としトップ10圏外に後退。35周目、41周目とイエローコーションが連発したが、上位勢はピットに入らず。Ky.ブッシュ3位、ケンゼス4位で先行車を追った。
 給油すれば最後まで走り切れる周回数となった50周すぎから、上位勢は次々にグリーン下でピットイン。Ky.ブッシュは前の2台がピットインし首位に立った翌周にピットへ。全車がピットを終えた時点で、Ky.ブッシュは首位と4秒差の3位、ケンゼスは5位。
 61周目にこの日5度目のイエローコーションが出され、レースは仕切り直し。残り20周で再スタートが切られると、3位のKy。ブッシュは先行車を攻め、77周目に2位浮上。
 その時点で2秒近くあった首位との差をみるみる詰めていったKy.ブッシュは、ファイナルラップの最終コーナーではテール・トゥ・ノーズ状態にまで迫ったが、惜しくも届かず、2位でフィニッシュ。ケンゼスは5位。後半ポジションを戻したサドラーは7位でチェッカーを受けた。Ky.ブッシュは出場したネイションワイド・シリーズ戦3戦連続、今季5度目の2位。今季のシリーズ戦出場16戦で15回目のトップ5フィニッシュとなった。

 次戦第22戦は8月16日(土)、米国北部オハイオ州レキシントンのロードコース、ミッドオハイオ・スポーツカー・コースで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「また2位に終わってしまった。我々の“トヨタ カムリ”はとても速かったが、良いポジションにつけられなかった。望んでいた予選結果が得られず、ポジションを上げようとしたが、コーナーでドアを閉められ、行き場を失ってスピンしてしまった。それで大きく順位を落とし、追い上げを強いられた。しかし、クルーチーフの素晴らしいピット戦略もあり、終盤には上位争いに復帰出来た。“トヨタ カムリ”は速く、12号車(ジョーイ・ロガーノ:フォード)をパス出来たが、彼も速かったので、パスするのに10周ほどかかってしまい、その間に首位との差が広がってしまった。マルコス(アンブローズ:フォード)を捕らえようとチャレンジしたが、残り周回数が足りなかった」 

第21戦 ZIPPO 200 at The Glen 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 4 09 マルコス・アンブローズ フォード 82
2 3 54 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 82
3 2 12 ジョーイ・ロガーノ フォード 82
5 10 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 82
7 14 11 エリオット・サドラー トヨタ カムリ 82
11 17 99 ジェイムズ・ブッシャー トヨタ カムリ 82
14 19 19 マイク・ブリス トヨタ カムリ 82
23 20 44 カリオス・コントレラス トヨタ カムリ 81
24 29 14 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 81
26 27 75 ケニー・ハブル トヨタ カムリ 81
38 39 10 ブレイク・コッホ トヨタ カムリ 6

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 チェイス・エリオット シボレー 752
2 リーガン・スミス シボレー 740
3 エリオット・サドラー トヨタ 739
10 ジェイムズ・ブッシャー トヨタ 567
14 マイク・ブリス トヨタ 478
19 エリック・マクルーア トヨタ 355
24 サム・ホーニッシュ・Jr. トヨタ 213
25 デイビッド・スター トヨタ 194
27 ブレイク・コッホ トヨタ 170
34 ジェフ・グリーン トヨタ 90
41 ケニー・ハブル トヨタ 48
48 ハル・マーティン トヨタ 34
49 ウィル・キンメル3世 トヨタ 33
51 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ 31
54 ダニエル・サレス トヨタ 25
55 パウリー・ハラッカ トヨタ 25
56 ケニー・ウォレス トヨタ 25
57 ジェイソン・ホワイト トヨタ 25
59 マット・フラーム トヨタ 23
65 マット・カーター トヨタ 15
70 ケリー・アドミラール トヨタ 9
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 936
2 トヨタ 902
3 フォード 886
4 ダッジ 560

※結果及びポイントは暫定 

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