予選でミケリス選手が6番グリッド、タルクィーニ選手が10番グリッドを獲得。日本での2年連続優勝を期し、レース2でタルクィーニ選手がポールポジションからスタート (ホンダ)
ノルベルト・ミケリス
2014年10月25日(土)・予選
会場:鈴鹿サーキット(5.807km)
天候:曇り 気温:22℃
コースコンディション:ドライ
世界ツーリングカー選手権(WTCC)第11ラウンドは、鈴鹿サーキットで開催。Hondaは、中国ラウンドからの2戦連続と、昨年の鈴鹿での勝利に続く2年連続という、2つの連続優勝を期して臨みます。Hondaとして、鈴鹿サーキットでのWTCCは今年で3度目となりますが、今回は初めて、フルコースでのレースとなりました。なおHonda Civic WTCCは、このラウンドからハンディウエイトが10kg追加され、30kgとなっています。
ガブリエル・タルキーニ
10月25日(土)、午後3時25分から行われたQ1では、「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)」のガブリエーレ・タルクィーニ選手とティアゴ・モンテイロ選手が、真っ先にコースへ飛び出しました。そして、タルクィーニ選手はピットに戻り、モンテイロ選手は1度目のアタックを敢行。2分8秒730をマークしました。続いて「ゼングー・モータースポーツ(Zengő Motorsport)」のノルベルト・ミケリス選手が2分8秒525、「プロチーム・レーシング(Proteam Racing)」のメディ・ベナーニ選手が2分9秒100をマークしました。予選スタートから10分が経過したころ、コースアウトしたマシンの撤去作業のため、セッションは赤旗中断となります。その約10分後に残り10分で再開され、全車はワンチャンスのアタックにかけます。まず1度目のアタックとなったタルクィーニ選手が2分7秒041をマーク。モンテイロ選手が2分7秒650、ベナーニ選手が2分7秒851でアタックを終えました。ミケリス選手は、セッション終了間際に2分7秒803にタイムを上げました。この結果、タルクィーニ選手が5番手、モンテイロ選手が9番手、ミケリス選手が11番手、ベナーニ選手が12番手で、Honda Civic WTCCは4台そろってQ2に進出しました。
ティアゴ・モンテイロ
鈴鹿サーキットはコース距離が長いため、上位12台による10分間のQ2では、各車1度きりのアタックとなりました。まずはタルクィーニ選手が2分7秒305、モンテイロ選手が2分7秒715をマーク。続いてアタックしたミケリス選手は、途中でコースアウトし、急きょピットに戻りました。そして、タイヤを交換してコースインすると、2分6秒865をマークしました。ベナーニ選手はタイムが伸びず、2分8秒140でした。この結果、ミケリス選手が6番手、タルクィーニ選手が10番手、モンテイロ選手が11番手、ベナーニ選手が12番手となり、Q3進出はなりませんでした。
10月26日(日)に行われる決勝レースにおいて、レース1ではミケリス選手が6番手、タルクィーニ選手が10番手、モンテイロ選手が11番手からのスタート。リバースグリッドで行われるレース2ではタルクィーニ選手がポールポジションからスタートし、鈴鹿サーキットでの勝利を目指します。
ホンダモータースポーツリリース
コメント
ノルベルト・ミケリス選手(6番手)
「レース1、レース2ともに3列目からなので、スタートからバトルをすることになるでしょう。Honda Civic WTCCが非常に安定しているのは実証済みですので、レースが終わったときに、ライバルたちよりいい走りが必ずできているようにする必要があります。現在、ドライバーズ選手権で5位ですので、今週末はできる限り多くのポイントを得たいです」
「Q1は5番手でしたが、Q2は全体のスピードが上がり、同じポジションとはいきませんでした。タイムを縮めようとがんばりましたが、小さなミスをしてしまいました。レース1ではマシンを傷めないよう安全に走り、レース2で、ポールポジションから表彰台を狙っていくつもりです」
「周回数が少なく、うまく調子をつかめませんでした。それから、最後の周回で縁石に乗り上げ、時間をロスしてしまいました。明日は、楽な一日ではないと思いますが、戦い続けます」
アレッサンドロ・マリアーニ|Castrol Honda World Touring Car Team代表
「シーズンスタート前の開発期間の短かさの影響は大きく、それを取り戻すのは本当に大変な仕事です。今年の多くのデータを基に、2015年に向けて十分な競争力を持つために、冬の間に開発を行います」
堀内大資 | Civic WTCC開発プロジェクトリーダー
「予選は期待通りにいかず、残念な結果に終わりました。上海ラウンドでの好結果から、エンジンはECU(エンジンコントロールユニット)のセッティングなど、引き続き向上させています。レース2はポールポジションからのスタートとなりますので、鈴鹿での好結果を期待しています」
予選リザルト
順位 No. ドライバー マシン タイム
1 37 J.ロペス シトロエン 2'05.439
2 1 Y.ミュラー シトロエン 2'05.514
3 9 S.ローブ シトロエン 2'05.590
4 3 T.チルトン シボレー 2'06.321
5 7 H.ヴァレンテ シボレー 2'06.703
6 5 ノルベルト・ミケリス Honda 2'06.865
10 2 ガブリエーレ・タルクィーニ Honda 2'07.305
11 18 ティアゴ・モンテイロ Honda 2'07.715
12 25 メディ・ベナーニ Honda 2'08.140
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