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2014年10月28日 (火)

マット・ケンゼス6位、デニー・ハムリン8位フィニッシュ。“チェイス”ランキングでは僅差の4位、5位に (トヨタ)

2014年10月28日
(株)トヨタモーターセールス&マーケティング モータースポーツオフィス 

シリーズ最短のハーフマイル、マーティンズビルで開催されたスプリント・カップ・シリーズでは、“チェイス“第3ラウンドに進出したマット・ケンゼスとデニー・ハムリンが着実な走りで6位、8位フィニッシュ。ランキング4,5位につけた。キャンピング・ワールド・トラック・シリーズではダレル・ウォレス・Jr.が今季3勝目。“トヨタ タンドラ”勢はレースを支配し、トップ4を独占した。

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第33戦 Goody's Headache Relief Shot 500


開催日:10月26日

マット・ケンゼス6位、デニー・ハムリン8位フィニッシュ。
“チェイス”ランキングでは僅差の4位、5位に 

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6位、8位でフィニッシュし“チェイス“でも有望な位置をキープしたマット・ケンゼス(#20)とデニー・ハムリン(#11)

 10月26日(日)、米国東部バージニア州マーティンズビルのマーティンズビル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第33戦「Goody's Headache Relief Shot 500」が開催された。
 シリーズ終盤戦でタイトルを決めるプレーオフ“チェイス”は7戦目を向かえ、いよいよ最終戦に残る4人を決める“エリミネイター・ラウンド“に突入した。トヨタ勢ではデニー・ハムリンとマット・ケンゼスがこのラウンドに進出。
 シリーズで最も1周の短いハーフマイルオーバル(0.526マイル)であるマーティンズビルは、地元バージニア州出身のハムリンが得意としており、過去4勝を挙げている。ケンゼスは未勝利ながら、昨年秋の大会では2位。今年春の大会でも6位とシングルフィニッシュを続けており、好結果に期待がかかった。

 24日(金)正午からの練習走行の後、午後4時40分より予選が行われ、ケンゼスが3番手、ハムリンが5番手、チームメイトのカイル・ブッシュが8番手と好位置につけ、10台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

トヨタモータースポーツニュース

 26日(日)好天の下、午後1時47分に0.526マイルショートオーバルを500周(263マイル:約420km)して競われる決勝レースがスタート。3番手スタートのケンゼスが2位へとポジションアップ。
 4周目、アレックス・ボウマンがコーナー進入時に前走車のインをつこうとして縁石に乗り上げ、スピン。この日最初のコーションに。再スタートでケンゼスが一瞬首位を奪うも、すぐにかわされハムリンと共に3位、4位をキープ。しかし、ケンゼスは“チェイス“争いで貴重なリードラップボーナスを獲得した。
 その後もハムリン、ケンゼスは共にトップ10圏内をキープ。この日3回目のコーションから、80周近いグリーン下での走行が続いた160周目、20位前後のバトルを繰り広げていたブライアン・ヴィッカーズが後続から接触されスピン。この日4度目のイエローコーション。ヴィッカーズはこのとき接触されたケイシー・ケイン(シボレー)と、221周目にも接触を喫することになった。
 227周目、ヴィッカーズとケインの2度目の接触から出されたイエローコーションで、全車ピットへ向かい、ハムリン5位、ケンゼス6位で再スタート。しかし、ケンゼスは再スタート直後の混戦の中で接触を喫しスピン。大きなダメージはなかったが、ピットでの修復を余儀なくされることに。ピットクルーの懸命な作業で周回遅れにはならずに済んだが、ケンゼスは28位へと大きく後退。
 一方でトップ5をキープするハムリンはじりじりと順位を上げていき、レース折り返しを目前にした246周目には2位へとポジションアップ。更に首位との差を詰めていった。
 255周目にコース上の異物によりイエローコーションが出されると、上位勢がピットへ向かったのに対し、ケンゼスを含む6台がピットに向かわずコース上に残り、ケンゼスは4位へ浮上。ハムリンは首位でピットアウトし、7位での再スタート後は再び首位争いを展開。ケンゼスは古いタイヤで健闘を見せたがじりじりと後退。
 277周目、ヴィッカーズとケインがこの日3度目の接触でイエローコーション。今度は上位勢がコースに残ったのに対し、後方のケンゼスらがピットへ。2位で再スタートを切ったハムリンは、首位争いを続け、292周目についに首位を奪取した。
 しかしその直後に接触によるスピンでイエローコーションが出されると、ピット戦略が大きく分かれ、ハムリンはトップでピットアウトしながらも、コースに残った車両の後ろにつくことになり17位へ後退。300周目に再スタートが切られると、ハムリンは新しいタイヤの優位性を活かし、次々に前走車をパス。309周目にはトップ10,321周目にはトップ5と、目覚ましい勢いで追い上げを続けた。
 345周目には2位へと上がったハムリンは、次々に現れる周回遅れをかいくぐりながら首位との差を詰めていき、359周目には再び首位に浮上した。
 80周以上に渡る長いグリーンランとなり、387周目にクラッシュにより出されたイエローコーションでは、全車がピットへ向かい、戦略の差違はリセットされることに。ハムリンは好ピット作業で首位をキープ。ケンゼスは走行中の接触で車両前部に軽いダメージを追っていたが修復し、17位で残り107周の再スタート。
 ハムリンは再スタートでも首位を守ったが、417周目、この日13回目のイエローコーション時のピットで4位へ後退。このピットではクリント・ボウヤーが首位に立った。
 コーションラップ中にエンジンブローした車両があり、その処理もあって長いコーションとなって434周目に再スタート。しかし、その直後に5台が絡む多重クラッシュが発生。ドライバーは全員無事だったが、車両排除のためにレースは赤旗中断となった。
 10分あまりの中断の後にレースは再開され、残り58周で、ハムリン4位、ケンゼスは10位で再スタート。
 ハムリンは一時3位へと順位を上げたが、その後、周回遅れに行き場を阻まれ6位へとポジションダウン。488周目にスピン車両によりイエローコーション。再び車両排除のため9分ほどの赤旗中断に。
 レースは再開後、残り5周という超スプリントで決されることとなった。ハムリンらは最後のバトルへ向けピットへ向かったが、3台がコース上に残り、ボウヤーが4位、ハムリン6位、ケンゼス9位、Ky.ブッシュが11位で再スタート。
 グリッド前方をタイヤの古い車両が占めたため、再スタートはやや詰まりながらの混戦に。狭いコースにもかかわらず3ワイドで接触しあいながらの激しい順位争いが繰り広げられ、ケンゼスが6位、ボウヤーが7位、ハムリンが8位でフィニッシュ。
 “チェイス“外のドライバーが優勝したため、“チェイス“争いは僅差のまま第3ラウンド1戦目を終えることとなった。ケンゼスは首位と5ポイント差の4位、ハムリンは7ポイント差の5位につけている。

 次戦第34戦は11月2日(日)、米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー マット・ケンゼス:
「長い一日だった。接触やそれによるダメージなどあらゆるトラブルがあったが、それでも上位フィニッシュ出来て嬉しい。荒れたレースとなり、期待通りの走りは出来なかったが、それでも起こったことを考えれば満足のいく結果だ」

ドライバー デニー・ハムリン:
「最後の再スタートでは、古いタイヤの車両が前に残ったことで、引っかかってしまった。レースの大半で走れた順位よりも低い順位でのフィニッシュとなってしまったのは悔しい。しかし、これもレースだ。500周ものレースを戦えば、好調な時もそうでない時もある。我々はレース中盤、首位を走れたが、コースが陰ってきてからはハンドリングが変わり、また、ピットでも順位を落としてしまい、そこからの順位回復は困難だった。マーティンズビルは得意なコースだったので結果には不満もあるが、続く2戦も同じく得意なコースだし、最後の4人に残るために、着実に、全力を尽くして戦うしかない。その意味では今日のレースは良かった。望んだとおりの結果とは言えないが」 

第33戦 Goody's Headache Relief Shot 500 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 23 88 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 500
2 13 24 ジェフ・ゴードン シボレー 500
3 9 31 ライアン・ニューマン シボレー 500
6 3 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 500
7 12 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 500
8 5 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 500
11 8 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 500
18 36 26 コール・ウィット トヨタ カムリ 500
26 43 66 マイク・ウォレス トヨタ カムリ 499
27 17 55 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 496
29 32 23 アレックス・ボウマン トヨタ カムリ 490
39 40 83 J.J.イェリー トヨタ カムリ 436
43 38 93 クレイ・ロジャース トヨタ カムリ 25

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ジェフ・ゴードン シボレー 4044
2 ライアン・ニューマン シボレー 4041
3 ジョーイ・ロガーノ フォード 4040
4 マット・ケンゼス トヨタ 4039
5 デニー・ハムリン トヨタ 4037
9 カイル・ブッシュ トヨタ 2230
18 クリント・ボウヤー トヨタ 923
22 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 847
31 コール・ウィット トヨタ 494
35 アレックス・ボウマン トヨタ 387
39 ライアン・トゥルークス トヨタ 193
42 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 76
45 パーカー・クリガーマン トヨタ 54
47 ブレット・モフィット トヨタ 48
55 トミー・ドリッシ トヨタ 6
56 クレイ・ロジャース トヨタ 2
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 1476
2 フォード 1448
3 トヨタ 1325

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第19戦 Kroger 200


開催日:10月25日

ダレル・ウォレス・Jr.が今季3勝目!
“トヨタ タンドラ”はトップ4独占

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スペシャルカラーリングとゼッケンの“トヨタ タンドラ”で今季3勝目を挙げたダレル・ウォレス・Jr.(#34)

 

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第19戦「Kroger 200」が10月25日(土)にマーティンズビル・スピードウェイで開催された。
 トヨタはマーティンズビルで参戦以来21戦を戦い11勝。近年では4連勝を続けている。今大会に出場する中では、ティモシー・ペターズが2009年秋、ジョニー・ソーターが2013年春、ダレル・ウォレス・Jr.が2013年秋、マット・クラフトンが2014年の春に勝利。今年春の大会では、ウォレス・Jr.がクラフトンに次ぐ2位に入っている。
 そのウォレス・Jr.は今大会、来年のNASCAR殿堂入りが決まった伝説のドライバー、ウェンデル・スコットのカラーリングとゼッケンをまとった“トヨタ タンドラ”で出場することとなった。地元バージニア州出身のスコットはアフリカ系アメリカ人として初めてNASCARトップカテゴリーのドライバーとなり、1963年に現在でも唯一となる、アフリカ系アメリカ人によるトップシリーズ勝利を飾っている。
 同じアフリカ系アメリカ人ドライバーであるウォレス・Jr.にとっては偉大なる先人であり、昨年秋のマーティンズビルでのウォレス・Jr.の初勝利は、NASCARトップ3カテゴリーにおいて、スコット以来の歴史的な勝利となった。

 24日(金)に2回の練習走行を行い、25日(土)決勝を前に午前10時15分より予選開始。ウォレス・Jr.が今季3度目、春のマーティンズビル戦に続くポールポジションを獲得した。ペターズが2番手、クラフトンが3番手。ソーターが7番手、ジャーマン・キロガ・Jr.が8番手、ジェブ・バートンが9番手で続き、10台の“トヨタ タンドラ”が決勝へ進んだ。

 予選の後、午後1時47分に0.526マイルショートオーバルを200周(105.2マイル:約170km)して競われる決勝レースがスタート。
 ポールポジションのウォレス・Jr.は首位をキープ。17周目にかわされるも首位争いは続け、28周目のイエローコーションからの再スタートでは首位を奪還した。
 この再スタート後はクラフトンが調子を上げ、41周目にウォレスJr.をパスし首位浮上。65周目にはクラフトンをチームメイトのソーターがパスするなど、“トヨタ タンドラ”同士の首位争いとなった。
 60周目過ぎからは長いグリーンランとなり、レースが中盤に入った90周目には、圧倒的な速さで後続を4秒以上引き離したソーターに、クラフトン、ウォレス・Jr.、ペターズ、ジョン・ハンター・ネメチェク、ジェブ・バートンと続き、“トヨタ タンドラ”がトップ6を独占。
 レースが折り返した101周目、4台が絡むクラッシュが発生しイエローコーション。上位勢はピットインしたが、後方の7台ほどがコース上に残り、ソーター8位、一つポジションを上げたウォレス・Jr.が9位、クラフトン10位、ペターズ11位で再スタート。
 ウォレス・Jr.が狭いコースの中で、3ワイドのイン側から一気に数台をパス。その直後、接触によりコース上に異物が出たとしてイエローコーション。この時点で、10台の“トヨタ タンドラ”は全車がトップ16を走行。
 115周目に再スタートが切られると、4位のウォレス・Jr.がみるみる順位を上げ、125周目に首位を奪還。ソーター、エリック・ジョーンズが続いた。
 136周目に6台が絡む多重クラッシュが発生。12周という長いコーションラップを経て、150周目に再スタートが切られた直後、12位を走行していたジョン・ウェス・タウンリーが後続に接触されスピン。イン側の壁に激しくクラッシュし、再びコーション。ドライバーは無事だったが、車両排除とコース清掃のため、10分あまりにわたって赤旗中断となった。
 再開後は、再び“トヨタ タンドラ”がトップ6独占体制に。周回遅れが現れてくる中、ウォレス・Jr.とソーターが激しい首位争いを展開。ここに加わったキロガ・Jr.は、周回遅れを挟んで4ワイド状態となりながら一気に首位浮上を狙ったが、立ち上がりで惜しくもスピン。この日11回目のイエローコーションとなり、レースは残り6周での仕切り直しに。
 再スタートではウォレス・Jr.が首位をキープする一方で、ソーターが出遅れ、これをペターズ、クラフトンらがかわしポジションアップ。上位勢は大きく離れることなくファイナルラップまでバトルが続けられたが、ウォレス・Jr.が逃げ切り、トップチェッカー。ポール・トゥ・ウィンで今季3勝目を挙げた。
 2位は前戦勝利のペターズ、3位クラフトン、4位にE.ジョーンズが続き、“トヨタ タンドラ”はトップ4独占で今季15勝目を飾った。

 次戦第20戦は10月31日(金)にテキサス・モーター・スピードウェイで開催される。

ドライバー ダレル・ウォレス・Jr.:
「34号車のこのカラーリングでの勝利は初勝利と同じくらい嬉しい。これ以上の週末はない。ポールポジションからスタートし、レース周回の多くをクリーンエアで走れたことで、新たな置き時計(マーティンズビルの特製トロフィー)を手に入れることが出来た。終盤の4ワイドバトルはエキサイティングだった。今日はウェンデル・スコットの家族や、私の家族も来てくれており、その前での勝利は格別だ」 

第19戦 Kroger 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 34 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ タンドラ 200
2 2 17 ティモシー・ペターズ トヨタ タンドラ 200
3 3 88 マット・クラフトン トヨタ タンドラ 200
4 15 51 エリック・ジョーンズ トヨタ タンドラ 200
7 7 98 ジョニー・ソーター トヨタ タンドラ 200
10 8 77 ジャーマン・キロガ・Jr. トヨタ タンドラ 200
12 9 13 ジェブ・バートン トヨタ タンドラ 200
13 14 8 ジョン・ハンター・ネメチェク トヨタ タンドラ 200
17 26 35 ペイトン・セラーズ トヨタ タンドラ 200
33 18 05 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ タンドラ 150

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 マット・クラフトン トヨタ 716
2 ライアン・ブレイニー フォード 698
3 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ 694
4 ジョニー・ソーター トヨタ 676
5 ティモシー・ペターズ トヨタ 639
6 ジャーマン・キロガ・Jr. トヨタ 608
9 ジェブ・バートン トヨタ 587
13 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ 455
18 エリック・ジョーンズ トヨタ 378
20 ジョー・ネメチェク トヨタ 341
23 ジョン・ハンター・ネメチェク トヨタ 300
31 ブライアン・イックラー トヨタ 122
45 クリス・フォンテイン トヨタ 62
61 ペイトン・セラーズ トヨタ 27
75 ジャスティン・ボストン トヨタ 14
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 885
2 シボレー 778
3 フォード 764
4 RAM 152

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