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2014年10月14日 (火)

NASCAR:“トヨタ カムリ”首位を争うもカイル・ブッシュが5位

2014年10月14日
(株)トヨタモーターセールス&マーケティング モータースポーツオフィス

“聖地”シャーロットで今季2度目の開催となったスプリント・カップ・シリーズでは、カイル・ブッシュが5位、デニー・ハムリンが9位でフィニッシュし、共に“チェイス”ランキングでトップ8を維持。マット・ケンゼスは終盤の接触により19位に終わり、当落線上のランキング9位となった。ネイションワイド・シリーズでは、Ky.ブッシュとケンゼスが最後まで首位を争ったが惜しくも届かず2位、3位でフィニッシュした。

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第31戦 Bank of America 500


開催日:10月11日

“トヨタ カムリ”首位を争うもカイル・ブッシュが5位
デニー・ハムリンが9位フィニッシュ 

14nascar33_15位でフィニッシュしたカイル・ブッシュ(#18)と19位に終わったマット・ケンゼス(#20) 

 10月11日(土)、米国東南部ノースカロライナ州コンコードのシャーロット・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第31戦「Bank of America 500」が開催された。
 タイトルを決めるプレーオフ“チェイス”は12人が残った第2ラウンドに入り、今大会はその2戦目。前戦は“チェイス”に残っているトヨタの3人のドライバー全員が着実な走りで、次ラウンドへと進むための条件である、ランキングトップ8につけた。
 NASCARのチームや関係企業の多くが本拠地を持ち、NASCARの聖地とも言われるシャーロットでは、5月にオールスターレース及びシリーズ最長の600マイル(約960km)レースが行われているが、今大会は501マイル(約800km)での開催。
 シャーロットでは、2012年秋の大会でクリント・ボウヤーが勝利を挙げている。カイル・ブッシュはネイションワイド・シリーズで8勝、トラック・シリーズでも6勝を挙げているが、カップ・シリーズでは未勝利。とはいえ、過去13戦“トヨタ カムリ”で出場し、11回のトップ10フィニッシュと好結果を残しており、初勝利を目指し臨んだ。
 また、今大会に先立ち、来シーズンの同シリーズに参戦する新型“トヨタ カムリ”が発表され、注目を集めた。

 9日(木)練習走行の後午後7時20分から予選が行われ、カイル・ブッシュがコースレコードを更新する速さを見せ、今季3度目となるポールポジションを獲得。デニー・ハムリンが3番手、ブライアン・ヴィッカーズが8番手。マット・ケンゼスは22番手と中断からのスタート。9台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

トヨタモータースポーツニュース

 10日(金)に2回の練習走行をこなし、11日(土)午後7時54分に1.5マイルオーバルを334周(501マイル:約800km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのKy.ブッシュは好スタートを切り首位をキープ。ハムリンもトップ5圏内につけた。一方で、22番手グリッドだったケンゼスは、決勝前に規定外の調整を行ったため、最後尾からのスタートを余儀なくされ、徐々に順位を上げていった。
 Ky.ブッシュは13周目に先行を許したものの、25周目にコンペティション・コーションが出されると、再スタートで再び首位を奪還。
 その後はコーションが出ず、75周目あたりからグリーンピットが開始。全車がピットを終えた時点でKy.ブッシュ4位、ヴィッカーズ6位、ハムリン12位、ケンゼスは21位。
 95周目、25番手スタートから14位まで順位を上げていたボウヤーがエンジントラブルに見舞われスローダウン。ボウヤーは早くもレースを終えることとなってしまった。
 この日2度目のイエローコーションで全車一斉にピットへ向かい、激しいピットロードでの争いが繰り広げられた。Ky.ブッシュは5位、ヴィッカーズ6位でピットアウト。ハムリンはピット作業時のトラブルがあり15位へ後退。ケンゼスは直前に壁にヒットしたため、修復を行い22位で再スタートとなった。
 136周目のイエローコーションの後、再びコーションが出ず、185周目あたりからこの日2度目のグリーンピット。全車がピットを終えた時点でKy.ブッシュ6位、ハムリン15位、ケンゼス19位につけたが、長いグリーンランで、ハンドリングに苦しむケンゼスは200周目過ぎに周回遅れとなってしまった。
 221周目のイエローコーションではハムリンが好ピットで8位へポジションアップ。再スタートでKy.ブッシュが2位へ浮上。
 236周目、13位を走行していたヴィッカーズがスピンを喫しこの日5度目のイエローコーション。このコーションで19位につけていたケンゼスが“ラッキー・ドッグ”を獲得し、首位と同一周回に復帰。クラッシュはしなかったものの、スピンでタイヤをパンクしてしまったヴィッカーズは周回遅れとなってしまった。
 ここで1台を除いて全車ピットへ。Ky.ブッシュはトップでピットアウトし、再スタートを決め、この日3回目となる首位浮上。
 僅か4周後の246周目に多重クラッシュ、その後267周目にもイエローコーションが出されたが、残りは60周強と、無給油で走り切るのは厳しい周回数。このため、ピット戦略が分かれ、順位が入れ替わった。2本タイヤ交換としたハムリンが2位へ。ケンゼスもここで好ピットに助けられ、一気に4位へジャンプアップ。4本交換したKy.ブッシュは5位と、“チェイス”を争う“トヨタ カムリ”3台が揃ってトップ5入りしての再スタートとなった。
 再スタートでは、最前列イン側からのスタートとなった2位のハムリンが、ピットに入らず首位に立ったブラッド・ケゼロウスキー(フォード)をかわし首位に浮上。一方、アウト側のケゼロウスキーのすぐ後ろ、4位での再スタートとなったケンゼスは、出遅れたケゼロウスキーをアウトからかわそうとしたが、ブロックされて行き場をなくし壁にヒット。19位へと大きく順位を落としてしまった。
 残り30周を切ったあたりでこの日3度目となるグリーン下でのピットがスタート。全車ピットを終えてハムリンが3位、Ky.ブッシュが8位、ケンゼスは壁にヒットした際の修復を行い、周回遅れトップの19位を走行。
 そのまま最後までグリーンでレースが終わるかと思われたが、残り7周というところで、周回遅れの20位につけていたヴィッカーズがエンジントラブルに見舞われイエローコーション。再びケンゼスは“ラッキー・ドッグ”を獲得した。
 ハムリンとKy.ブッシュを含む上位勢のほとんどがピットに向かわず、ハムリン3位、Ky.ブッシュ6位で残り2周での再スタート。しかし、ハムリンはスタートダッシュで出遅れ、中団グループの3ワイドバトルに飲み込まれてしまった。
 Ky.ブッシュが5位、ハムリンは9位でフィニッシュ。ケンゼスは19位に終わった。この結果、“チェイス”争いでは、Ky.ブッシュは次戦で脱落となる8位のラインから25ポイントプラスのランキング2位、ハムリンが17ポイントプラスのランキング7位。次戦タラデガでKy.ブッシュは24位以内、ハムリンは15位以内に入れば次ラウンドへの進出が決定する。
 しかし、ケンゼスは8位と1ポイント差の9位と厳しい位置につけており、“ビッグ・ワン”と呼ばれる多重クラッシュが発生することで知られる次戦タラデガでは、最後の一つの椅子をかけての激戦が予想される。

 次戦第32戦は10月19日(日)、米国南部アラバマ州タラデガのタラデガ・スーパースピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「2位につけ、勝てそうだと思っていたら、次のスティントでは15位あたりの速さしかないなど、ピットストップのたびにめまぐるしく状況が変わるレースだった。何が原因なのか分からないが、今年はずっとこんな調子だ。今日はずっと22号車(ジョーイ・ロガーノ:フォード)がリアビューミラーに映っているか、映っていなければ我々をかわしている、という状況が続いた。今のところ運は向こうに味方しているようだ。調子が良く、更なる上位を狙っていきたい時に、それが叶わないのが無念だ。次戦タラデガでは、最後尾を走ってでも、多重クラッシュを避けて生き残ることが最優先だ」 

第31戦 Bank of America 500 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 7 4 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 334
2 2 24 ジェフ・ゴードン シボレー 334
3 18 1 ジェイミー・マクマーレイ シボレー 334
5 1 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 334
9 3 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 334
19 22 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 334
28 36 26 コール・ウィット トヨタ カムリ 330
30 33 23 アレックス・ボウマン トヨタ カムリ 330
37 8 55 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 325
38 41 83 J.J.イェリー トヨタ カムリ 325
40 39 66 ブレット・モフィット トヨタ カムリ 320
43 25 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 94

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ジョーイ・ロガーノ フォード 3088
2 カイル・ブッシュ トヨタ 3082
3 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 3081
7 デニー・ハムリン トヨタ 3073
9 マット・ケンゼス トヨタ 3056
20 クリント・ボウヤー トヨタ 844
22 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 806
32 コール・ウィット トヨタ 438
35 アレックス・ボウマン トヨタ 371
38 ライアン・トゥルークス トヨタ 193
39 トラヴィス・クヴァピル トヨタ 173
44 パーカー・クリガーマン トヨタ 54
46 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 48
47 ブレット・モフィット トヨタ 48
55 トミー・ドリッシ トヨタ 6
56 クレイ・ロジャース トヨタ 1
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 1388
2 フォード 1361
3 トヨタ 1243

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第30戦 Drive for the Cure 300


開催日:10月10日

カイル・ブッシュとマット・ケンゼスが2-3位フィニッシュ

14nascar33_2

2位、3位フィニッシュを果たしたKy.ブッシュ(#54)とマット・ケンゼス(#20)

 

 10月10日(金)にNASCARネイションワイド・シリーズの第30戦「Drive for the Cure 300」がシャーロット・モーター・スピードウェイで開催された。
 同シリーズのシャーロット戦ではカイル・ブッシュが“トヨタ カムリ”で過去6勝を挙げている。

 9日(木)に2回の練習走行を行い、10日(金)決勝を前に午後4時10分より予選開始。マット・ケンゼスが2番手、エリオット・サドラーが4番手、カイル・ブッシュが5番手につけ、11台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 予選に続き、午後7時48分に1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。グリーンフラッグが振り下ろされた直後に、後方グループで11台が絡む多重クラッシュが発生。レースは9周目から仕切り直しとなった。
 再スタートではケンゼスが好ダッシュを見せ首位に浮上。16周目にもコーションが出されると、この再スタートではKy.ブッシュが2位へとポジションアップを果たし、ケンゼスとの1-2体制となった。
 その後はイエローコーションが出ず、60周目過ぎにグリーンピット開始。ケンゼス、Ky.ブッシュ共にピットを終えたが、4台がまだピットに入っていない状況でイエローコーション。グリーンピットで周回遅れとなっていたケンゼス、Ky.ブッシュらは、このコーションで周回遅れは脱したものの、5位、6位に後退。
 再スタートが切られた直後、再び6台が絡む多重クラッシュが発生。エリック・マクルーア、マイク・ブリスらが巻き込まれ、車両排除のために7分ほどの赤旗中断となった。
 レース再開後、Ky.ブッシュは3位へとポジションを上げたが、ケンゼスはアンダーステア症状に苦しみ8位前後へと後退。
 レースは折り返しを過ぎ、114周目にコース上の異物によりこの日5度目のイエローコーション。全車ピットへ。Ky.ブッシュが4位、サドラーが6位、ケンゼス7位で120周目に再スタートが切られると、3ワイドでの首位争いとなり、これを制したKy.ブッシュが首位に返り咲いた。
 後半戦は、追い上げてきたブラッド・ケゼロウスキー(フォード)とKy.ブッシュ、ケンゼスというカップ・シリーズのトップドライバー3人による首位争いとなった。
 Ky.ブッシュは145周目の、この日6度目のイエローコーションからの再スタートでも首位を奪い返し、そのまま逃げ切るかと思われたが、167周目にコース上の異物によりイエローコーション。176周目にもクラッシュによるコーションが出され、Ky.ブッシュ4位、ケンゼス5位、サドラー7位で残り19周で再スタート。
 Ky.ブッシュは追い上げ、残り10周の時点で2位に浮上すると、3位のケンゼスと共に首位との差を詰めていったが、僅かに及ばず、Ky.ブッシュが2位、ケンゼスが3位でチェッカー。サドラーは9位でフィニッシュした。

 次戦第31戦は11月1日(土)、米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「彼ら(ブラッド・ケゼロウスキー:フォード)は我々よりも速かった。残り60周ほどの時点では、我々はタイヤ戦略で優位な状況にあったので、そのまま勝てると思っていた。しかし、コース上の異物でのコーションが出され、勝利は叶わなかった。チームにとっては悪い結果ではない。今夜は乳がん撲滅キャンペーンのためのスペシャルカラーリングで臨んだが、財団と共に勝利を祝えなかったのは残念だ。このチャンスを与えてくれたスポンサーと、このプログラムのためにハードに働いてくれた妻に感謝したい」 

第30戦 Drive for the Cure 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 10 22 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 200
2 5 54 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 200
3 2 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 200
9 4 11 エリオット・サドラー トヨタ カムリ 200
18 15 19 マイク・ブリス トヨタ カムリ 200
20 33 10 デイビッド・スター トヨタ カムリ 200
21 23 80 ロス・チャスティン トヨタ カムリ 200
31 18 99 ジェイムズ・ブッシャー トヨタ カムリ 74
32 32 14 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 73
35 36 91 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 8
37 30 17 ターナー・ベリーヒル トヨタ カムリ 1
38 28 44 ウィル・キンメル3世 トヨタ カムリ 1

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 チェイス・エリオット シボレー 1106
2 リーガン・スミス シボレー 1064
3 ブライアン・スコット シボレー 1045
4 エリオット・サドラー トヨタ 1043
10 ジェイムズ・ブッシャー トヨタ 792
14 マイク・ブリス トヨタ 704
19 エリック・マクルーア トヨタ 467
25 ブレイク・コッホ トヨタ 263
26 デイビッド・スター トヨタ 260
27 サム・ホーニッシュ・Jr. トヨタ 242
31 ジェフ・グリーン トヨタ 158
41 ウィル・キンメル3世 トヨタ 74
43 ケニー・ハブル トヨタ 61
46 ダニエル・サレス トヨタ 54
55 ハーミー・サドラー トヨタ 37
57 ハル・マーティン トヨタ 34
59 ケリー・アドミラール トヨタ 31
60 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ 31
64 パウリー・ハラッカ トヨタ 25
65 ケニー・ウォレス トヨタ 25
66 ジェイソン・ホワイト トヨタ 25
71 マット・カーター トヨタ 15
76 ミルカ・デュノー トヨタ 4
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 1329
2 トヨタ 1287
3 フォード 1271
4 ダッジ 762

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