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2014年10月11日 (土)

WEC第5戦富士6時間耐久レース開幕 トヨタ・レーシングは予選、決勝へ向け着実に準備

(C)Toyota Motorsports 拡大します

2014年10月10日(金)

FIA世界耐久選手権(WEC)第5戦富士6時間耐久レースが開幕。初日の10月10日(金)は、2回にわたる1時間半の公式練習走行が行われ、トヨタ・レーシングはホームレースでの勝利へ向け初日から着実にセットアップを進めた。

アンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミが駆るTS040 HYBRID #8が4番手、アレックス・ブルツとステファン・サラザン、中嶋一貴の#7が5番手で続き、セットアップ及び開発を進め、充実した一日を終えた。

シーズン後半戦をむかえて、トヨタ・レーシングはドライバー、マニュファクチャラーの両選手権で激しい戦いを繰り広げており、#8はドライバーズ選手権で11ポイント差の首位、マニュファクチャラー選手権では18ポイント差の2位につけている。

この激戦を勝ち抜くためにも、ボーナスポイントが得られる明日の予選でのポールポジション獲得は、この週末の最初の目標となる。

午前11時の公式練習1回目開始時には太陽が顔を出し、豪雨のために短縮終了された昨年の富士6時間耐久レース以来、1年ぶりの富士となるLMP1カーはドライコンディションの下で走行を開始した。

前戦の行われたサーキット・オブ・ジ・アメリカズとはコースの特性及び気温などのコンディションが全く異なる富士でのレースに、チームはメカニカル面及び空力面、そしてハイブリッドシステムのセットアップや評価に忙しいセッションを過ごした。

ブルツとサラザンが最初のセッションで#7をドライブ。今年日本のスーパーフォーミュラ第3戦富士で勝利を挙げている中嶋一貴にとって、久しぶりとなるTS040 HYBRIDのドライブは公式練習2回目を待つこととなった。

サラザンが担当スティントの中盤にマークしたタイムが#7の最速タイムとなり、セッション5番手。#8はデビッドソンが3番手となった。

午後3時30分からの公式練習2回目が開始されると、中嶋一貴がル・マン24時間レース以来となるTS040 HYBRIDに乗り込みコースイン。#7は中嶋一貴、#8はデビッドソンが非常に長いスティントをこなし、決勝レースでのパフォーマンス解析を行った。

その後、終盤#7はブルツとサラザン、#8はブエミが短いスティントでコースコンディションを確認し、この日の走行を終えた。

明日11日(土)は午前9時30分から1時間の公式練習の後、午後1時55分から、25分間のLMPクラス予選がスタート。12日(日)は午前11時より6時間の決勝レースがスタートする。

トヨタモータースポーツニュース

TS040 HYBRID #7:
(アレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/中嶋一貴)
公式練習1回目: 5番手(1分29秒076) 26周
公式練習2回目: 5番手(1分29秒083) 48周

アレックス・ブルツ:
午前中の公式練習1回目で周回を重ねることが出来た。午後は、ル・マン以来、一貴が走っていなかったので、より彼が走れるように計画していた。その結果、彼は午後にロングランをこなすことが出来た。富士のコースは複雑で、なかなかセットアップが終わらない。刻々とコンディションが変わるから、分析が難しい。まだ今夜、消化しなければならない課題は残っているが、このチャレンジが好きだ。更に微調整を加え、明日を楽しみにしている。

ステファン・サラザン:
午前のサーキットのグリップはとても低かった。そのため、良い感触を見出し、限界を見極めるためのセッションとなった。まだ試行錯誤の段階だ。一貴はロングランが出来、一日を通じて、TS040 HYBRIDの“カイゼン”が進んだ。午後私は最後に2周したのみだった。今日はレースのための準備であり、良い方向に向かっていると思う。

中嶋一貴:
ロングランがかなり上手く行った。ライバルと比べても見劣りせず、タイヤの摩耗についても強みを持っていると思う。サーキットはまだグリップが足りないが、明日の走行や予選、決勝レースと進んで行くにつれてラバーが乗っていくのを願っている。まだ最後のバランスチューニングが必要だが、富士で勝機はあると考えている。予選に向けて、どうなるか楽しみだ。

TS040 HYBRID #8:
(アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ)
公式練習1回目: 3番手(1分28秒981) 38周
公式練習2回目: 4番手(1分28秒587) 52周

アンソニー・デビッドソン:
今日の2回の公式練習走行はとても有意義なものだった。天候は穏やかで、全体を通じてセットアップに取り組めたし、TS040 HYBRIDのバランスも良い。昨年は走行距離が限られていたので、このコースをより深く把握する良い機会になった。いつもながらこのコースは、第3セクターが最も難しく、まだ速く走れる余地は残っていると思う。明日は良いリズムに乗って、さらに改善すべきところを見つけたい。

セバスチャン・ブエミ:
今日は順調にこなせた。アンソニーは午後タイヤの改良の度合を確認するためほんの数ラップ走っただけで、私も最後にもう一度走ったが、新旧タイヤを試すことが出来たので参考になった。いつものことだが、1日のうちに路面はどんどん良くなる。去年のタイムよりまだ少し遅いが、心配はしていない。ロングスティントでは非常に強いと思うが、その差が僅かなのもいつものこと。TS040 HYBRIDの状態は良いので、週末が楽しみだ。 
 

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