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2014年10月27日 (月)

WTCC:レース2でタルクィーニ選手が優勝、ミケリス選手が3位、Honda Civic WTCCが2年連続で鈴鹿での勝利を飾る

Et141026001h

2014年10月26日(日)・決勝  
会場:鈴鹿サーキット(5.807km)  
天候:晴れ  気温21℃  コースコンディション:ドライ

世界ツーリングカー選手権(WTCC)第11戦は、気温21℃の秋晴れとなった鈴鹿サーキットで決勝レースを迎えました。

午後2時35分から行われたレース1では、「ゼングー・モータースポーツ(Zengő Motorsport)」のノルベルト・ミケリス選手が6番手、カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)」のガブリエーレ・タルクィーニ選手が10番手、ティアゴ・モンテイロ選手が11番手からのスタートです。そして、「プロチーム・レーシング(Proteam Racing)」のメディ・ベナーニ選手は12番手からスタートしました。好スタートを切ったタルクィーニ選手はポジションを7番手に上げて上位進出を狙います。オープニングラップを終え、ミケリス選手が6番手、タルクィーニ選手が7番手、モンテイロ選手は9番手と続き、レースは中盤までポジションが変わらずに進みました。7周目、上位車のトラブルによりポジションを1つずつ上げて、レースは終盤となりました。残り1周となった10周目、2番手を走行していたマシンが130Rコーナーでコースアウトし、ミケリス選手はポジションを4番手に上げます。このまま11周のレースはチェッカーを迎え、ミケリス選手が4位、タルクィーニ選手が6位、モンテイロ選手が9位、ベナーニ選手が11位でレース1を終えました。

Et141026006hガブリエル・タルキーニ

続いて行われたレース2では、リバースグリッドにより、タルクィーニ選手がポールポジションから、ミケリス選手が5番手からのスタートとなります。ベナーニ選手はレース1でドライブシャフトのトラブルが発生。フォーメーションラップでピットインし、出走できませんでした。タルクィーニ選手は好ダッシュでトップを守り、さらに好スタートを決めたミケリス選手が3番手に上がります。タルクィーニ選手、ミケリス選手ともに好調なペースで周回を重ね、トップと3番手ポジションを守りきり、チェッカーフラッグを受けました。モンテイロ選手は11番手からスタートし、ポジションを2つ上げて9位でフィニッシュ、入賞を果たしました。Civic WTCCは前戦、上海での勝利に続いて2大会連続で優勝し、鈴鹿サーキットでは2年連続の勝利を獲得しました。

Et141026012hノルベルト・ミケリス

ホンダモータースポーツリリース

Hondaは第11戦を終え、マニュファクチャラーズ選手権で獲得ポイントを649に伸ばしています。ドライバーズ選手権においては、モンテイロ選手が174ポイントで4位、ミケリス選手が169ポイントで5位、タルクィーニ選手が167ポイントで6位、ベナーニ選手が85ポイントで10位となっています。

コメント
ガブリエーレ・タルクィーニ選手(6位/優勝)
「この結果を本当にうれしく思います。到来した優勝のチャンスをものにしました。レースで優勝するには、スタートでトップを守り、素早く後続との差を築くことが必要だと分かっていました。そして、それを実現することができました。Civic WTCCはレースにおけるスピードでは引けをとらないと分かっていたので、自信がありました。決して楽ではありませんでしたが、ペースをコントロールし、最後まで後続との差をキープすることができました。鈴鹿はHondaのホームコースですから、非常に重要な戦いでしたし、今年はイタリアでのレースがないので、これが私にとってのホームイベントでもあります。ですから、本当に、本当にうれしい勝利でした」

ノルベルト・ミケリス選手(4位/3位)
「スタートダッシュが必要だと分かっていましたし、ガブリエーレ(タルクィーニ選手)を守るために1周目で前車をパスしようと試みました。しかし、鈴鹿のコースは一周が長いにもかかわらず、パスするのは難しいコースです。3位という結果でHondaの成功に貢献できて、本当にうれしく思います」

アレッサンドロ・マリアーニ|Castrol Honda World Touring Car Team代表
「我々は、レースを通して競争力のあるペースで走れることは分かっていました。あとは、予選でいいポジションを確保するために一周の速さを向上させる必要があります。特に、モンテイロ選手は、2レースとも11番目からのスタートだったために、状況は非常に厳しく、今週末は好結果に結びつきませんでした」

堀内大資|Civic WTCC開発プロジェクトリーダー
「マシンの仕様を大きく変えたわけではありませんが、レースでのペースは期待通りのものでした。特にレース2で優勝したタルクィーニ選手、3位のミケリス選手はすばらしい走りで好結果を出し、とてもうれしく思います。予選では、ほんの少しのミスが重なり、結果を残せませんでしたが、このレースによってマシンの向上が証明できたと思います。しかし、まだ来年に向けて開発の手を緩めることはありません。次の最終戦マカオでも、好結果をお見せできるよう、がんばります」

決勝リザルト
レース1  順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
1 37 J.ロペス シトロエン 11 23'54.353
2 3 T.チルトン シボレー 11 +8.473
3 9 S.ローブ シトロエン 11 +9.693
4 5 ノルベルト・ミケリス Honda 11 +10.414
5 7 H.ヴァレンテ シボレー 11 +12.153
6 2 ガブリエーレ・タルクィーニ Honda 11 +12.707
 
9 18 ティアゴ・モンテイロ Honda 11 +16.507
11 25 メディ・ベナーニ Honda 11 +20.907
レース2  順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
1 2 ガブリエーレ・タルクィーニ Honda 11 23'55.783
2 98 D.ボルコビッチ シボレー 11 +1.725
3 5 ノルベルト・ミケリス Honda 11 +4.360
4 4 T.コロネル シボレー 11 +5.497
5 1 Y.ミュラー シトロエン 11 +6.116
6 37 J.ロペス シトロエン 11 +6.346
 
9 18 ティアゴ・モンテイロ Honda 11 +14.791
RT 25 メディ・ベナーニ Honda - +11Laps

ポイントスタンディング
ドライバー  順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1 J.ロペス シトロエン 422
2 Y.ミュラー シトロエン 305
3 S.ローブ シトロエン 275
4 ティアゴ・モンテイロ Honda 174
5 ノルベルト・ミケリス Honda 169
6 ガブリエーレ・タルクィーニ Honda 167
 
10 メディ・ベナーニ Honda 85

マニュファクチャラー 順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 シトロエン 927
2 Honda 649
3 ラーダ 371

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