LM24:ポルシェが2015年のル・マンに向けてニコ・ヒュルケンベルグと契約
ニコ・ヒュルケンバーグ (C)Porsche Japan KK. 拡大します
プレスインフォメーション 2014年11月28日
世界耐久選手権LMP1カテゴリー
日本. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)は、先ごろ発表した2015年のル・マン24時間レースにエントリーする3台目の919ハイブリッドのドライバーとしてニコ・ヒュルケンベルグと契約いたしました。
2009年にF1でのキャリアをスタートした27歳のドイツ出身ドライバーにとって、伝統ある耐久レースに参戦するのは初めてのことです。来年の6月13、14日に行われるル・マンの前、5月2日にスパ・フランコルシャンで開催される6時間レースにおいて、ニコは2世代目へと進化した革新的な919ハイブリッドでデビューいたします。しかし、これは彼にとって初めてのポルシェ ハイブリッドレーシングカーのドライブではありません。ニコは2010年、ニュルブルクリングにおいて911 GT3 Rハイブリッドのテストを行っています。
ニコ・ヒュルケンベルグは「ポルシェとル・マン。この組み合わせはすべてのレーシングトライバーを魅了します。昔からのポルシェ ファンであった私は、ポルシェがLMP1に復帰を表明して以来、その活動を注視してきました。そしてル・マンで919ハイブリッドをドライブしたいという気持ちが湧き上がってきたのです。2015年のF1レースカレンダーがル・マンと重ならずに済んだこと、そしてこの契約を許可してくれたサハラ・フォース・インディア F1チームに感謝します。私は両カテゴリーに於いて最大限の努力をしていきます」とコメントしています。
LMP1プロジェクトのトップであるフリッツ・エンツィンガーは「ニコと契約することを我々は望んでいました。彼の確かなドライビングスキルは大きく貢献し、チームにフィットすることでしょう。耐久レースにおいてチームに溶け込むということは非常に重要です。F1ドライバーにとっては、3人のパフォーマンスによって結果が決まるということは非日常的な状況ですから」と語りました。
「新たにニコのような世界的なドライバーをポルシェのLMP1クルーとして迎え入れられたことは、復帰初年度であった今シーズンが評価されていることの証でしょう。我々とニコは、夜のル・マンでペースの遅いGTカテゴリーのマシンを抜いていくなど新たな挑戦のために準備を進めていきます。彼がル・マンでデビューするまでのロードマップはすでに出来上がっています。ニコと共にレースすることを待ち望んでいます。そしてサハラ・フォース・インディア F1チームの代表であるビジェイ・マリヤにも感謝いたします」とLMP1チーム監督であるアンドレア・ザイドルはコメントしました。
ニコ・ヒュルケンベルグは1987年8月18日にドイツのエメリッヒで誕生し、2010年以来、F1ドライバーとして活躍しています。2014年にはキャリア最高のポイントランキング9位でシーズンを終えています。デビューシーズンにはライバルと比較して非力なウィリアムズのマシンでキャリア唯一のポールポジションを獲得しました。フォースインディアに所属していた2012年には、来年919ハイブリッドでのデビューレースの場となるスパにおいて、これまでのF1におけるキャリア最高位である4位を記録しています。9歳でカートを始めたニコは、2009年にGP2でチャンピオンとなった後、F1にステップアップしています。
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
| 固定リンク