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2014年11月18日 (火)

NASCAR:カップ・シリーズでは最後までタイトルを争うも獲得ならず。トラック・シリーズでは2年連続、5回目の3部門完全制覇 (トヨタ)

2014年11月18日
(株)トヨタモーターセールス&マーケティング モータースポーツオフィス 

NASCARは最終戦がフロリダのホームステッドで開催され、タイトルを争う4人に残ったデニー・ハムリンが最後まで首位争いを繰り広げたが、惜しくも7位に終わり、悲願のタイトル獲得はならなかった。ネイションワイド・シリーズではマット・ケンゼスとカイル・ブッシュが1-2フィニッシュ。キャンピング・ワールド・トラック・シリーズでは、ダレル・ウォレス・Jr.が今季4勝目を挙げ、トヨタは2年連続、5回目となるシリーズ3部門完全制覇を果たした。

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第36戦 Ford EcoBoost 400


開催日:11月16日
デニー・ハムリンが最後までタイトルを争ったが無念の7位
トヨタ、悲願の最高峰シリーズタイトル獲得はならず 

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レースを通し首位を争ったが、惜しくもタイトル獲得を逃したデニー・ハムリン(#11)

 

 11月16日(日)、米国南東部フロリダ州ホームステッドのホームステッド・マイアミ・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第36戦「Ford EcoBoost 400」が開催された。
 年間36戦という長いシーズンも最終戦を迎えた。終盤の10戦でタイトルを争うプレーオフ“チェイス”は今季よりシステムが変わり、選出された16名が、3戦ごとに4人ずつ脱落。最終戦に残った4人のうち最高位フィニッシュしたものが栄光のチャンピオンとなる。
 トヨタ勢では、デニー・ハムリンがこの4人に見事残り、タイトルを争うこととなった。
 ハムリンは2010年、最終戦までタイトルを争ったが、惜しくもランキング2位に終わっている。また、タイトルを争う4人のドライバーの中で、ハムリンのみがここホームステッドで過去2勝(2009年、2013年)を挙げており、得意とするコースで、トヨタにとっての悲願の初タイトルを目指し臨んだ。

 14日(金)練習走行の後、日が落ちた午後6時15分から予選が行われ、マット・ケンゼスが3番手、クリント・ボウヤーが6番手、カイル・ブッシュが7番手。注目のハムリンは8番手とまずまずのポジションにつけた。“トヨタ カムリ”はこの大会9台が決勝へと進んだ。

トヨタモータースポーツニュース

 15日(土)の2回の練習走行を経て、16日(日)午後3時26分、フロリダらしい好天の空の下、1.5マイルオーバルを267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタートした。
 スタート直後こそ3番手グリッドのケンゼスが2位へとポジションを上げたが、10周目ののイエローコーションからの再スタート後は、ハムリンがトヨタ勢の最高位へ浮上。ハムリンとタイトルを争うケヴィン・ハーヴィック(シボレー)、ジョーイ・ロガーノ(フォード)との三つ巴の激しいバトルが序盤戦から繰り広げられた。
 64周目、2度目のイエローコーションからの再スタート後は、後方スタートだったライアン・ニューマン(シボレー)も加わり、タイトルを争う4人の“チャンピオンシップ4”ドライバーによる上位グループでのタイトル争いに。ハムリンはこのコーションからの再スタートで好ダッシュを見せ、この日初めて首位に浮上した。
 スタート時は明るかったコースも、90周目を過ぎる頃には夕闇が覆い、ライトでコースが照らされ、路面温度も下がっていった。
 ハムリンはロングランで速さを見せ、ハーヴィックと順位を入れ替えながらの2位争い。その後方で、ロガーノをかわしハムリンの援護体制に入っていたKy.ブッシュが、116周目、アレックス・ボウマンのクラッシュにより出された4回目のイエローコーション時、ピットアウトしようとした際に駆動系のトラブルに見舞われ、ガレージでの長い修復を余儀なくされてしまった。
 155周目、162周目と短いスパンでのコーションが連続した後、166周目に再スタートが切られると、3ワイド、時に4ワイドでの激しい首位争いを抜け出したハムリンが再び首位に浮上。残り100周を切った後半戦、ハムリンは好調なペースで後続に1秒ほどの差をつけ、30周にわたって首位を快走した。
 194周目にこの日7度目のイエローコーションとなり、ピットでハムリンは2位へと後退したが、“チャンピオンシップ4”の中での最高位はキープ。再スタート後は短いスパンでイエローコーションが連続することとなったが、ハムリンは最前列での首位争いを続けた。
 236周目、残り30周でのイエローコーションで全車ピットへ向かい、4本タイヤを交換。再スタートでハムリンは若干遅れ、ハーヴィックが先行。これにハムリン、ニューマン、ロガーノが僅差で続き、3位から6位を“チャンピオンシップ4”が占めての争いに。
 しかし、僅か6周でコーションが出され、ここで終盤戦へ向けてのピット戦略が分かれた。
 首位のジェフ・ゴードン(シボレー)がコース上に残ったが、2位のブラッド・ケゼロウスキー(フォード)を先頭に2位以降が一斉にピットへ。と見えたが、4位のハムリンはピット入り口直前でコースへ復帰。タイヤを替えずに最後まで走り切る作戦に出た。ニューマンは2本交換、ハーヴィックは4本交換。ここで4本交換のロガーノは、ピット作業でアクシデントがあり首位と同一周回最後尾まで後退、タイトル争いからは脱落した。
 253周目、残り15周で再スタート。ここでも好スタートを見せたハムリンは首位を奪取。2位につけるニューマンは2本タイヤ交換で追いつくまでのペースには至らず、4本交換のハーヴィックは7位と離れており、ハムリンが悲願のトヨタ初タイトルへ向け、逃げ切るかと思われた。
 しかし、再スタート後僅か3周でイエローコーション。ここでは上位勢は誰もピットに向かわないと思われたが、この日“チャンピオンシップ4”外ながらレースの大半で首位を走っていたゴードンがピットへ。ハムリン首位、ニューマン2位、ハーヴィック6位で残り9周の再スタート。
 4本交換でタイヤの優位性を持つハーヴィックが猛烈なダッシュを見せ、2周でハムリンをかわし、首位に浮上。その直後にまたもコーションとなり、レースは最後の3周で決されることとなった。
 ハーヴィック、ニューマン、ハムリンとタイトルを争う3台がトップ3で残り3周への再スタート。しかし、タイヤの摩耗が進んでいたハムリンは、再スタート時にホイールをスピンさせ、痛恨のスタートダッシュミス。順位を落とすことに。
 ハーヴィックが首位、ニューマン2位、ハムリンは7位でチェッカーを受け、トヨタ悲願のタイトル獲得はならなかった。ハムリンはランキング3位となった。
 最後の再スタートで出遅れたハムリンをかわしたケンゼスが6位、ボウヤーが8位で最終戦のチェッカーを受けた。

 これで今季のNASCARの全レーススケジュールは終了。来シーズンは2015年2月14日(土)に米国南東部フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われるエキジビションレース、「The Sprint Unlimited」でスピードウィークスの幕を開け、2月22日(日)に開幕戦「Daytona 500」が行われる。


ドライバー デニー・ハムリン:
「タイトル獲得へ全力を尽くしたが、届かなかった。我々の“トヨタ カムリ”はタイトルを争うライバルよりも速かったと思うが、再スタートで遅れていたので、クルーチーフが最後はコース上でのポジションを優先した。しかし、予想以上にコーションが出され、後続に差を詰められてしまった。我々の“トヨタ カムリ”はロングランで速く、ショートランもレースの間にどんどん良くなっていった。チームは本当によくやってくれた。今季は浮き沈みの多いシーズンで、あまり勝てなかったが、我々は努力を続け、ここまで来られた。この週末も、チームは100%の努力で最高の“トヨタ カムリ”を用意してくれた。彼らの努力は誇りに思っているが、結果はやはり残念だ」 

第36戦 Ford EcoBoost 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 5 4 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 267
2 21 31 ライアン・ニューマン シボレー 267
3 4 2 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 267
6 3 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 267
7 8 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 267
8 6 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 267
23 13 55 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 267
26 42 26 コール・ウィット トヨタ カムリ 267
33 41 23 アレックス・ボウマン トヨタ カムリ 264
36 43 66 ブレット・モフィット トヨタ カムリ 262
37 34 83 J.J.イェリー トヨタ カムリ 254
39 7 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 246

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 5043
2 ライアン・ニューマン シボレー 5042
3 デニー・ハムリン トヨタ 5037
7 マット・ケンゼス トヨタ 2334
10 カイル・ブッシュ トヨタ 2285
19 クリント・ボウヤー トヨタ 979
22 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 921
31 コール・ウィット トヨタ 532
35 アレックス・ボウマン トヨタ 412
39 ライアン・トゥルークス トヨタ 193
42 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 76
45 ブレット・モフィット トヨタ 60
47 パーカー・クリガーマン トヨタ 54
55 トミー・ドリッシ トヨタ 6
56 クレイ・ロジャース トヨタ 2
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 1615
2 フォード 1571
3 トヨタ 1444

NASCAR NATIONWIDE SERIES
第33戦 Ford EcoBoost 300


開催日:11月15日

マット・ケンゼスとカイル・ブッシュが1-2フィニッシュ

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今季最終戦で勝利を挙げたマット・ケンゼス 

 11月15日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズのシーズン最終戦となる第33戦「Ford EcoBoost 300」がホームステッド・マイアミ・スピードウェイで開催された。
 シリーズのドライバーズタイトルは前戦で確定しているが、ランキング2位以降は僅差の争いとなっている。ランキング4位につけるエリオット・サドラーは更なる上位でのシリーズフィニッシュを目指し、最終戦に臨んだ。
 また、オーナーズポイントでも、“トヨタ カムリ”の54号車が、フォードの22号車を26ポイント差で追っており、最終戦での逆転を狙い、カイル・ブッシュが54号車で出場した。
 毎年最終戦として行われているホームステッドで、ネイションワイド・シリーズでのトヨタは2009年と2010年にKy.ブッシュが勝利を挙げている。

 14日(金)に2度の練習走行を行い、15日(土)決勝を前に午後1時15分より予選開始。マット・ケンゼスが3番手、サドラーが4番手で2列目に並び、その後方3列目に6番手のKy.ブッシュが続いた。今大会は13台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと進んだ。

 予選に続き、日が傾き始めた午後4時47分に1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。3ワイドでの激しいバトルの末、Ky.ブッシュは5位へ。上位につける3台の“トヨタ カムリ”は更に順位を上げ、25周目にはKy.ブッシュが2位、ケンゼスが3位、序盤壁に軽くヒットしたが走行を続けたサドラーが4位で続き、首位を追った。
 34周目にこの日最初のイエローコーションが出されると、好ピットでKy.ブッシュが首位に浮上。再スタート後、39周目にこの日速さを見せたカイル・ラーソン(シボレー)にかわされたが、Ky.ブッシュは離されることなく、ケンゼスと共に首位争いを続けた。
 レースが折り返す頃には完全に日が沈み、路面温度が下がることでコンディションが変わっていく中、Ky.ブッシュはアンダーステア症状に苦しみポジションダウン。それでもケンゼスと共にトップ5圏内をキープした。
 後半戦に入ると、スピンやクラッシュによるイエローコーションが多発。ケンゼス、Ky.ブッシュ共にピットで調整を行い、徐々に調子を戻していった。
 再スタートで2位に浮上したKy.ブッシュを、この日上回る速さのケンゼスが135周目にパス。142周目に周回遅れとなっていたジョン・ウェス・タウンリーがスピンしこの日6度目のイエローコーションが出されると、最後まで走り切れる残り周回でのコーションに、全車ピットへ。このピットで給油のみとした1台に続き、4本交換したケンゼスが2位、Ky.ブッシュが3位へとポジションアップ。
 再スタートが切られると、交換したばかりのタイヤの優位性を活かし、ケンゼスが首位を奪取。後半戦を支配した。
 残り6周となった195周目に、コース上の異物によりこの日10回目のイエローコーション。ケンゼス首位、Ky.ブッシュ5位で残り2周での再スタート。
 ケンゼスは最前列アウト側を選択。イン側のラーソンとサイド・バイ・サイドのバトルで、第3ターンでラーソンが若干前に出たところで、後続勢で多重クラッシュが発生。周回遅れの最後尾近く、28位につけていたブレイク・コッホらが巻き込まれた。
 レースは6周延長され、最後の2周“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることに。
 アウト側を選択したケンゼスの後方に、4番手のKy.ブッシュが続き再スタート。ケンゼスが抜群のスタートダッシュを切ったが、イン側2番手のラーソンが食い下がり、2台は接触寸前のサイド・バイ・サイドで1コーナーへ。
 このバトルを制したケンゼスが首位で抜け出すと、その後方ではラーソン、ライアン・ブレイニー(フォード)との3ワイドとなったKy.ブッシュが、大外から2台をパス。2位争いは最後まで続き、ファイナルラップにラーソンが再びKy.ブッシュをかわしたが、第4コーナーでKy.ブッシュが追い上げ、立ち上がりで並んだ2台はそのままほぼ横一線でチェッカー。0.034秒差でKy.ブッシュがこの争いを制し、ケンゼス首位、Ky.ブッシュが2位でフィニッシュ。“トヨタ カムリ”がシーズン最終戦で1-2フィニッシュを飾った。
 サドラーは9位でフィニッシュ。ランキングを一つあげ、3位でシーズンを終えた。オーナーズポイントでは、22号車が8位でフィニッシュしたため、54号車は惜しくも届かず、2年連続のランキング2位となった。

 NASCARの第2ディビジョンは、7年間にわたってタイトルスポンサーを務めてきたネイションワイドに代わり、来シーズンは新スポンサーの下、エクスフィニティ・シリーズと名称が変更される。新名称のシリーズは2015年2月21日(土)にデイトナ・スピードウェイで幕を開ける。

ドライバー マット・ケンゼス:
「ずいぶん勝利から遠ざかっていたので、勝てて嬉しい。勝てないままにシーズンを終えてしまうところだった。ずっと一緒にやってきたクルーチーフが来年から別のチームに移るが、最後に彼と勝てて良かった。カイル(ラーソン)と首位を争っていたが、最後の一つ前の再スタートで彼がイン側を選択し、私の後ろにはカイル(ブッシュ)がついたので、スタートダッシュを決められれば勝てると分かっていた。それまで以上の最高の再スタートが必要だったが、幸運にもその努力は報われた。スポンサーやチーム、トヨタ、そしてネイションワイドに感謝したい。特にネイションワイドは長年にわたって素晴らしいシリーズをスポンサードしてくれた。彼らを失うのは残念だが、来年のシリーズも楽しみだ」

ドライバー カイル・ブッシュ:
「我々の“トヨタ カムリ”にとって良い夜だった。勝つつもりでいつも来ているが、今夜の我々の“トヨタ カムリ”は勝てる車両ではなかった。それだけに2位フィニッシュは悪くない結果だ。今年は良い一年だった。クルーチーフを初めとするチームに感謝したい。彼らはハードに戦い、素晴らしい仕事をしてくれた。タイトルに値する働きだったと思う。今年も僅かに及ばず、2年連続でタイトルを逃したのは残念だ。とはいえ、チームのハードワークが報われ、最終戦で(マット)ケンゼスが勝利したことは喜びたい」 

第33戦 Ford EcoBoost 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 3 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 206
2 6 54 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 206
3 2 42 カイル・ラーソン シボレー 206
9 4 11 エリオット・サドラー トヨタ カムリ 206
14 25 10 ロス・チャステイン トヨタ カムリ 206
16 17 28 J.J.イェリー トヨタ カムリ 206
18 24 99 ジェイムズ・ブッシャー トヨタ カムリ 206
22 22 44 ブレイク・コッホ トヨタ カムリ 206
23 18 19 マイク・ブリス トヨタ カムリ 206
26 27 14 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 206
31 40 17 ターナー・ベリーヒル トヨタ カムリ 204
33 26 25 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ カムリ 201
34 39 87 ミルカ・デュノー トヨタ カムリ 201
40 34 91 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 3

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 チェイス・エリオット シボレー 1213
2 リーガン・スミス シボレー 1171
3 エリオット・サドラー トヨタ 1154
10 ジェイムズ・ブッシャー トヨタ 868
14 マイク・ブリス トヨタ 779
19 エリック・マクルーア トヨタ 521
24 ブレイク・コッホ トヨタ 317
27 サム・ホーニッシュ・Jr. トヨタ 242
31 ジェフ・グリーン トヨタ 172
41 ウィル・キンメル3世 トヨタ 74
44 ケニー・ハブル トヨタ 61
46 ダニエル・サレス トヨタ 54
48 ケリー・アドミラール トヨタ 53
58 ハーミー・サドラー トヨタ 37
60 ハル・マーティン トヨタ 34
61 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ 31
64 パウリー・ハラッカ トヨタ 25
65 ケニー・ウォレス トヨタ 25
66 ジェイソン・ホワイト トヨタ 25
71 マット・カーター トヨタ 15
74 ミルカ・デュノー トヨタ 14
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 1452
2 トヨタ 1426
3 フォード 1402
3 ダッジ 829


NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第22戦 Ford EcoBoost 200


開催日:11月14日

ダレル・ウォレス・Jr.が今季4勝目
トヨタは2年連続5回目のシリーズ3部門完全制覇

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勝利を挙げ、タイトルを制覇した3台の“トヨタ タンドラ”がレース後のバーンナウト。今季4勝目を挙げたダレル・ウォレス・Jr.とチームオーナーのカイル・ブッシュ 

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズのシーズン最終戦となる第22戦「Ford EcoBoost 200」が11月14日(金)にホームステッド・マイアミ・スピードウェイで開催された。
 トラック・シリーズではトヨタがここまでの21戦中17勝と圧倒的な強さを見せており、2戦を残してマニュファクチャラーズタイトルは確定。オーナーズタイトルも、事実上カイル・ブッシュ・モータースポーツの51号車と、マット・クラフトンの88号車の争い。そして、ドライバーズタイトルは、ディフェンディングチャンピオンのクラフトンが、21位以上でフィニッシュすれば決まるという状況でシーズン最終戦を迎えた。
 例年最終戦として行われるホームステッドでトヨタは過去5勝。昨年はKy.ブッシュが勝利を飾っている。

 13日(木)に2度の練習走行を行い、14日(金)決勝を前に午後2時45分より予選開始。ロス・チャステインが3番手、Ky.ブッシュが5番手、クラフトンが6番手、ダレル・ウォレス・Jr.が8番手、ジェブ・バートンが9番手で続き、10台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと進んだ。

 予選の後、ネイションワイド・シリーズの練習走行、カップ・シリーズの予選を経て、午後8時21分、1.5マイルオーバルを134周(201マイル:約320km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 スタートでクラフトン、Ky.ブッシュ、ウォレス・Jr.が4,5,6位に浮上。12番手スタートから9位へと順位を上げたジョン・ウェス・タウンリーが5周目に壁にクラッシュしイエローコーション。これに9番手スタートのバートンが巻き込まれ、大きく順位を落としてしまった。
 再スタート後には、着実なフィニッシュを狙うクラフトンがやや遅れ、ウォレス・Jr.とKy.ブッシュが、首位を争うカイル・ラーソン(シボレー)とライアン・ブレイニー(フォード)の2台に絡んでの首位争いを展開。
 44周目、この日3度目のイエローコーションからの再スタートが切られた後は、やや長めのグリーンランとなり、首位のラーソンをウォレス・Jr.とKy.ブッシュが追走、3位以下を大きく引き離しての首位争いとなった。
 レースが折り返しを過ぎた70周目にコース上の異物によりイエローコーション。全車ピットへ向かい、ウォレス・Jr.が2位、Ky.ブッシュ3位で再スタート。最前列イン側のウォレス・Jr.は、後ろにKy.ブッシュを従え、好スタートを切ったが、ラーソンも引かず、2台は並んだまま、僅かなノーズの差で順位を入れ替えながら数周に渡って首位争いを展開。結局ラーソンが前に出たが、ウォレス・Jr.も離れず、Ky.ブッシュが若干遅れたこともあり、2台での首位争いとなった。
 98周目にこの日5度目のイエローコーション。給油すれば最後まで走り切れる残り周回数でのコーションに、全車ピットへ。タイヤも全車4本交換する中、Ky.ブッシュが好ピットで首位浮上。ウォレス・Jr.が続き、“トヨタ タンドラ”の1-2体制で終盤戦を迎えた。
 残り31周で再スタートが切られると、イン側のKy.ブッシュが好ダッシュを決め首位をキープしたが、翌周、アウトからウォレス・Jr.が首位を奪還。その直後にまたもイエローコーション。
 仕切り直しの後はウォレス・Jr.が首位をキープ。110周目にもクラッシュによるコーションが出され、残り20周での再スタートでKy.ブッシュが首位に立ったが、4周後、3ワイドバトルの末にウォレス・Jr.が首位に浮上。Ky.ブッシュはハンドリングの不調に見舞われじりじりと順位を落とす一方で、首位のウォレス・Jr.にはラーソンとのサイド・バイ・サイドでのマッチレースとなった。
 その後方では、Ky.ブッシュとブレイニー、ベターズの三つ巴の戦いに。
 息詰まるようなバトルがファイナルラップまで続いたが、ウォレス・Jr.が逃げ切り、トップでチェッカー。今季4勝目を挙げた。“トヨタ タンドラ”は今季22戦中18勝。カイル・ブッシュ・モータースポーツは、チームでの年間勝利数を14とし、シリーズ記録を更新した。
 ペターズが3位、Ky.ブッシュが4位、ジョー・ネメチェクが8位、クラフトンは9位でフィニッシュ。この結果、クラフトンの2年連続ドライバーズチャンピオンが決定した。今年20年目を迎えたトラック・シリーズ史上、2年連続のタイトルは初。
 オーナーズタイトルもカイル・ブッシュ・モータースポーツの51号車が獲得。これでトヨタは2年連続、5度目となるトラック・シリーズの3部門制覇を果たした。
 フィニッシュ後、勝ったウォレス・Jr.に4位に入ったチームオーナーのKy.ブッシュがお互いの“トヨタ タンドラ”を向き合わせ、2台でのバーンナウト。その脇ではタイトルを決めたクラフトンもバーンナウトを行い、3台の“トヨタ タンドラ”がタイトルと勝利を祝ってシリーズ最終戦を締めくくった。

 今シーズンのトラック・シリーズは、トヨタの3部門制覇で終了。来季は2015年2月20日(金)にデイトナ・スピードウェイで幕を開ける。

ドライバー ダレル・ウォレス・Jr.:
「ここホームステッドはドライバーズコースで、走っていてとても楽しい。昨年はレースを通して15位から20位あたりを走ったが、今までで最高のコースだと思った。そして今年、そのコースで勝てた。最高の気分だ。最終戦での勝利というのも格別だ。前々戦テキサスでトラブルに見舞われ残念な結果となったが、その後も我々は諦めることなく挑戦を続けたことで、更なるトロフィーを獲得出来た」

ドライバー マット・クラフトン:
「信じられない。2年連続勝利という新たな記録に名を刻むことが出来、最高だ。この結果は共に戦ってくれたチームクルーのおかげだ。シーズンを通しての彼らの努力で、我々の“トヨタ タンドラ”は毎週、信じられないような速さだった。2年連続でのチャンピオンにはなったが、更に記録を伸ばしたい。まだ私は38歳だし、まるで若返ったような気分だ。子供の頃、父親の背中で、地方シリーズを戦うロン・ホーナディを見ていたことを思い出す。彼のような偉大なドライバーと共に歴史に残ることが出来て感激だ」

ドライバー カイル・ブッシュ:
「オーナーズチャンピオンの獲得はトヨタ、スポンサー、私自身と妻にとっても大変名誉なことだ。ドライバーズタイトルを獲得したマット・クラフトンと88号車のチームに祝福を送りたい。3部門でのタイトル獲得は、トヨタの努力の賜物だ。クルーチーフやスタッフ、スポンサーにも感謝したい。私と共に51号車で戦ったエリック・ジョーンズは本当に良い仕事をしてくれた。トヨタには特別な感謝を送りたい。彼ら無しでは私はここには居られなかっただろう」 

第22戦 Ford EcoBoost 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 8 54 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ タンドラ 134
2 1 42 カイル・ラーソン シボレー 134
3 15 17 ティモシー・ペターズ トヨタ タンドラ 134
4 5 51 カイル・ブッシュ トヨタ タンドラ 134
8 14 8 ジョー・ネメチェク トヨタ タンドラ 134
9 6 88 マット・クラフトン トヨタ タンドラ 134
10 17 98 ジョニー・ソーター トヨタ タンドラ 134
11 3 35 ロス・チャステイン トヨタ タンドラ 134
13 9 13 ジェブ・バートン トヨタ タンドラ 134
15 22 77 ジャーマン・キロガ・Jr. トヨタ タンドラ 134
35 12 05 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ タンドラ 6
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 マット・クラフトン トヨタ 833
2 ライアン・ブレイニー フォード 812
3 ダレル・ウォレス・Jr. トヨタ 799
4 ジョニー・ソーター トヨタ 773
5 ティモシー・ペターズ トヨタ 746
6 ジャーマン・キロガ・Jr. トヨタ 683
8 ジェブ・バートン トヨタ 679
15 ジョン・ウェス・タウンリー トヨタ 499
18 エリック・ジョーンズ トヨタ 426
19 ジョー・ネメチェク トヨタ 413
23 ジョン・ハンター・ネメチェク トヨタ 337
37 ブライアン・イックラー トヨタ 122
47 クリス・フォンテイン トヨタ 62
67 ペイトン・セラーズ トヨタ 27
81 尾形明紀 トヨタ 15
82 ジャスティン・ボストン トヨタ 14
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 1028
2 シボレー 901
3 フォード 884
4 RAM 175

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