WEC,LM24:トム・クリステンセン、サンパウロでのWEC最終戦を最後にレースから引退
11月19日インゴルシュタッド
アウディ・モータースポーツは、ルマン24時間レースで9回の最多総合優勝記録を持つトム・クリステンセン(47歳:デンマーク)が、11月30日サンパウロで行われる世界耐久選手権(WEC)最終戦をもってレースから引退することを発表した。
チーム代表のウルフガング・ウィルリッヒ博士は「トム・クリステンセンがこれからも"Audian"でいてくれることを幸せに思う」としながらも「当然のことながら、トム ・ クリステンセンのような屈指した人物の引退は、アウディ・スポーツ・チームヨーストと耐久レースシーンにとって大きな損失である。しかし、われわれは彼がそのキャリアの頂点で引退を決めたことを理解できる。彼はプロトタイプレースを始めた際のアウディ世代における最後のドライバーであり、世界チャンピオンは今年もFIA WECシリーズで競争力があることを示し、いまでも世界最速にして最速のスポーツカードライバーである。ドライバーとしてのキャリアを終えてもアウディは彼へのサポートを継続していく」
「わたしは 15 年間、最高のチームと、世界のクールな自動車メーカーのためにドライブするという特権を持つことができた」とクリステンセン。「私は偉大なチームの仲間を持っていたし、素晴らしい人々 と一緒に働いた。アウディ、私はいくつか忘れられない、感情的な瞬間を経験しているだけでなく、多くのタイトルと数多くのレースに勝つことができた。わたしのルマン 24 時間レースでの多くの勝利の記録はアウディなしでは不可能だっただろう。ドライバーとしてこのチームを去ることは難しい決断だった。しかし、時代は変わってきている。アウディチームのスタッフには感謝の言葉しかない。素晴らしい時間を持つことができたし、これからのアウディのブランドとアウディスポーツのためのわたしの新しいタスクを楽しみにしている」
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