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2015年3月17日 (火)

NASCAR:エクスフィニティ・シリーズでマット・ケンゼスが僅差の2位 (トヨタ)

2015年3月17日
(株)トヨタモーターセールス&マーケティング モータースポーツオフィス 

 砂漠の中に位置するフェニックスの1マイルオーバルで行われたスプリント・カップ・シリーズでは、トヨタ勢は苦戦を強いられ、カール・エドワーズの13位が最高位フィニッシュ。前日のエクスフィニティ・シリーズではマット・ケンゼスがレースを通して首位を争ったが、惜しくも0.3秒及ばず2位。18歳のエリック・ジョーンズが自身初となるトップ5フィニッシュを果たした。

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第4戦 CampingWorld.com 500


開催日:3月15日

カール・エドワーズが13位フィニッシュ 

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トヨタ勢最上位の13位フィニッシュとなったカール・エドワーズ(#19) 

 3月15日(日)、米国南西部アリゾナ州エイボンデールのフェニックス・インターナショナル・レースウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第4戦「CampingWorld.com 500」が開催された。
 アリゾナの砂漠の中に位置する1マイルオーバルであるフェニックスでは、カップ・シリーズは年に2回開催。“チェイス”の最終戦一つ前のレースとしても行われるため、その準備としても重要な一戦となる。トヨタは過去に2勝。2012年春にショートトラックを比較的得意とするデニー・ハムリンが勝利を挙げている。
 なお、今大会もカイル・ブッシュは欠場。デイビッド・レーガンが18号車をドライブする。

 13日(金)午後4時50分より予選が行われ、マット・ケンゼスが2列目4番手グリッド。トヨタ移籍以前にここフェニックスで2勝を挙げているカール・エドワーズが7番手。ハムリンは25番手となり、9台の“トヨタ カムリ”が決勝へ進んだ。

トヨタモータースポーツニュース

 15日(日)午後0時47分、1マイルオーバルを312周(312マイル:約500km)して競われる決勝レースのグリーンフラッグが振られた。
 2周目に入った直後、病気療養から前戦復帰し、今大会は18番手グリッドからスタートを切ったブライアン・ヴィッカーズが、他車に接触され、壁にヒット。右前サスペンションを破損し、レース開始早々にガレージでの修復を余儀なくされてしまった。
 序盤戦はケンゼスがトップ5をキープ。エドワーズは周回を重ねる毎にグリップ低下に悩まされ、徐々にポジションダウン。67周目にこの日3度目のイエローコーションが出され、ケンゼスを含む上位勢が初のピットを終えると、ピット作業で2つ順位を上げたケンゼスが、好ダッシュを見せ3位に浮上した。
 117周目、4度目のイエローコーションで全車ピットに向かった後、長いグリーンランとなり、グリーンピットかと思われた181周目に他車のクラッシュでイエローコーション。コース清掃の後、全車一斉にピットへと向かったが、この時“トヨタ カムリ”勢の最上位11位を走行していたケンゼスは、痛恨のピットロードスピード違反を取られ、26位へ後退。エドワーズが好ピットにも助けられ8位とトップ10へ復帰した。
 再スタート後は、前半戦を通して20位以下と苦しい戦いとなったハムリンがポジションアップ。ケンゼスも徐々にポジションを取り戻していった。
 237周目、15位走行中のケンゼスの2台前の車両が接触しスピン、クラッシュが発生したが、間一髪でケンゼスはこれを回避。
 その後は50周近くにわたってイエローコーションが出ず、ケンゼスは順調にポジションアップ。トップ10をキープするエドワーズに続いた。また、中盤には周回遅れとなり、200周目のコーションで“ラッキー・ドッグ”を獲得したクリント・ボウヤーも後半に入ってじりじりと順位を上げていった。
 残り23周でこの日9回目のイエローコーション。他車の乱気流による影響が大きく、追い抜きの難しいこのコースでは、ポジションも重要なため、11位まで順位を上げていたケンゼスを含む8台はピットに向かわず、最後まで走り切る作戦を採った。一方で、タイヤに違和感を感じていたエドワーズ、ハムリンらはピットへ。ケンゼスが7位、ボウヤー13位、エドワーズ17位、ハムリン20位で再スタートが切られたが、その周のターン4で、25位につけていたレーガンが他車と接触。この日10度目のコーションに。
 残り12周での再スタート。ケンゼスは9位で再スタートを切ったが、先のピット作戦で交換しなかったタイヤの摩耗に苦しみポジションダウン。最後に追い上げたエドワーズが13位でフィニッシュ。ケンゼスは16位。ハムリンは23位に終わった。

 次戦第5戦は3月22日(日)、米国西部カリフォルニア州フォンタナのオートクラブ・スピードウェイで行われる。

ドライバー カール・エドワーズ:
「我々は今日多くのものと戦った。コース中央付近で若干のアンダーステア症状に見舞われ、乱気流の中での影響をライバルよりも大きく受けているようだった。対応策に取り組まなければならない。全体的に見れば、運に恵まれたこともあり、車両の状態を考えれば悪くない結果だ」 

第4戦 CampingWorld.com 500 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 4 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 312
2 3 1 ジェイミー・マクマーレイ シボレー 312
3 5 31 ライアン・ニューマン シボレー 312
13 7 19 カール・エドワーズ トヨタ カムリ 312
16 4 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 312
21 13 18 デイビッド・レーガン トヨタ カムリ 312
23 25 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 312
24 30 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 312
31 40 23 J.J.イェリー トヨタ カムリ 309
34 41 26 ジェブ・バートン トヨタ カムリ 307
35 35 83 マット・ディベネデット トヨタ カムリ 307
41 18 55 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ カムリ 230

選手権 ポイント表

ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 182
2 ジョーイ・ロガーノ フォード 160
3 マーティン・トゥルークス・Jr. シボレー 155
10 マット・ケンゼス トヨタ 113
13 デニー・ハムリン トヨタ 108
15 クリント・ボウヤー トヨタ 101
21 カール・エドワーズ トヨタ 88
35 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 32
38 ジェブ・バートン トヨタ 23
40 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 18
42 マット・ディベネデット トヨタ 9
43 マイク・ウォレス トヨタ 8
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 185
2 フォード 165
3 トヨタ 151

NASCAR XFINITY SERIES
第4戦 Axalta Faster. Tougher. Brighter. 200

開催日:3月14日

マット・ケンゼスが0.3秒差の2位
18歳エリック・ジョーンズが初のトップ5フィニッシュ

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首位を争ったが僅差の2位に終わったマット・ケンゼス(#20) 

 3月14日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第4戦「Axalta Faster. Tougher. Brighter. 200」がフェニックス・インターナショナル・レースウェイで開催された。
 年間2戦同シリーズ戦が行われるフェニックスでは、トヨタは過去に7勝。そのうち6勝をカイル・ブッシュが挙げている。しかし、そのカイル・ブッシュは開幕戦での負傷を治療中のため、今大会も54号車は18歳のエリック・ジョーンズがドライブする。ジョーンズにとってフェニックスは、2013年に、自身5戦目の出場となったキャンピング・ワールド・トラック・シリーズで史上最年少での初優勝を果たしたコースでもある。

 13日(金)に2度の練習走行を経て、14日(土)午前9時45分から予選開始。ジョーンズが3番手、マット・ケンゼスが4番手と2列目に“トヨタ カムリ”が並び、その後方6番手にダニエル・サレスが続いた。10台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 予選に続き、午後1時15分に1マイルオーバルを200周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。4番手スタートのケンゼスがジョーンズをかわし、14周目には2位に浮上。ケンゼスを含むカップ・シリーズのトップドライバー3人によるトップ争いとなったが、ジョーンズも離されることなく、僅差の4位で追走。
 49周目にこの日最初のイエローコーションが出され、全車ピットへ。ここでケンゼスとジョーンズはタイヤ2本交換作戦を採り、1-2位へと浮上した。
 再び長いグリーンランとなり、ケンゼスは首位の座こそ譲ったものの、僅差での首位争いを続行。ジョーンズも3位をキープした。
 94周目にクラッシュ車両によりこの日2度目のイエローコーションが出され、全車ピットへ。ここで先のピット時にタイヤ2本交換としたケンゼスとジョーンズは4本交換。逆に、今回2本交換としたライバル勢が先行し、ケンゼスは5位、ジョーンズが6位で、レース折り返しを過ぎた102周目に再スタートが切られた。
 ケンゼスは再スタート後まもなく2位へと順位を戻したが、ジョーンズはセッティング変更が合わず、9位までポジションダウン。
 再スタート後20周ほどで、エンジンブロー車両によりこの日3度目のイエローコーション。残り75周ほどと、ぎりぎり走り切れる残り周回でのピットとなり、戦略が分かれた。2本タイヤ交換としたケンゼスはピットで首位に浮上。ジョーンズも2本交換とし8位でピットアウトした。
 139周目、ジョーンズの直前で6位を争っていた2台が接触しスピン。ジョーンズは6位へ。
 これでこの日4度目のイエローコーションが出されたが、トヨタの3台を含む上位勢はピットインせず。ケンゼスが2位、ジョーンズ6位、サレスが7位で残り57周での再スタートを切った。
 首位を逃げるジョーイ・ロガーノ(フォード)と追うケンゼスの2台が,3位以下を大きく引き離しての激しい首位争いを展開。ケンゼスは最後まで逆転を狙って攻め続けたが、僅か0.293秒及ばず2位でチェッカー。
 ジョーンズはカップのレギュラードライバー以外で最上位となる5位でフィニッシュし、シリーズ出場7戦目にして、自身初となるトップ5フィニッシュを果たした。サレスが11位に入った。

 次戦第5戦は3月21日(土)、オートクラブ・スピードウェイで行われる。

ドライバー マット・ケンゼス:
「理由はともあれ、最後のピットストップの後、速さが足りなかった。他のピット作業の後に比べて、タイヤのグリップが得られず、首位を守りきれなかった。彼(ジョーイ・ロガーノ:フォード)はとても調子が良く、私はタイヤをセーブしながら、彼が周回遅れの中でアンダーステア症状に見舞われるタイミングを狙ったが、そのチャンスは来なかった。しかし、クルーチーフとチームは素晴らしい仕事をしてくれた。勝てる“トヨタ カムリ”だったと思うが、残念ながら届かなかった」

ドライバー エリック・ジョーンズ:
「ついにトップ5フィニッシュを果たせたことは嬉しい。我々の“トヨタ カムリ”は速かったが望み通りとは言えなかった。一日中戦い続けた。調整を行った直後は良い感触なのだが、その後オーバーステア症状が出て順位を落としてしまった。とはいえ、学習という点で良い一日だった。もっと多くを学び、成長して行きたい」 

第4戦 Axalta Faster. Tougher. Brighter. 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 22 ジョーイ・ロガーノ フォード 200
2 4 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 200
3 2 88 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 200
5 3 54 エリック・ジョーンズ トヨタ カムリ 200
11 6 18 ダニエル・サレス トヨタ カムリ 200
20 20 19 マイク・ブリス トヨタ カムリ 197
21 25 44 デイビッド・スター トヨタ カムリ 197
22 26 14 ケール・コンリー トヨタ カムリ 197
24 24 28 J.J.イェリー トヨタ カムリ 197
25 19 8 ブレイク・コッホ トヨタ カムリ 197
29 31 24 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 195
40 36 10 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 3

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 タイ・ディロン シボレー 157
2 クリス・ブッシャー フォード 143
3 ライアン・リード フォード 135
9 デイビッド・スター トヨタ 106
10 ダニエル・サレス トヨタ 103
15 J.J.イェリー トヨタ 90
16 エリック・マクルーア トヨタ 79
18 ブレイク・コッホ トヨタ 74
20 ケール・コンリー トヨタ 64
25 マイク・ブリス トヨタ 48
39 ジャスティン・マークス トヨタ 10
42 ジェフ・グリーン トヨタ 8
43 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ 7
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 フォード 181
2 シボレー 179
3 トヨタ 159
4 ダッジ 60

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