WEC:ポルシェ919ハイブリッドが初めての3台体制に
プレスインフォメーション 2015年4月28日
FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦、スパ(ベルギー)、LMP1プレビュー
日本. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)は5月2日にスパ・フランコルシャン(ベルギー)で開催されるFIA世界耐久選手権(WEC)第2戦に3台の919ハイブリッドで挑みます。
3台目の919ハイブリッドをドライブするのは、F1ドライバーであるニコ・ヒュルケンベルグ(ドイツ)、アール・バンバー(ニュージーランド)およびニック・タンディ(イギリス)です。カーナンバー19をドライブするトリオは、この6時間のレースで6月のル・マン24時間レースへ備えます。ポルシェのレギュラーWECドライバーのラインナップは、他の2台のLMP1ハイブリッド・プロトタイプのコックピットに乗り込みます。ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組がカーナンバー17を、ロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)がカーナンバー18のポルシェ919ハイブリッドをそれぞれドライブします。
3台のそれぞれのカーナンバーは、ポルシェにとって特別な意味を持ちます。カーナンバー17は、今日までポルシェがル・マンで挙げている合計16勝の最初の1勝を1970年に飾ったポルシェ917 KH(ショートテールを意味する"Kurzheck”)へのトリビュートです。カーナンバー18は、919ハイブリッド・レーシングカーと、同じくハイブリッドシステムを搭載したスーパースポーツカー、918スパイダーのテクノロジーにおける密接な繋がりを象徴しています。そして、カーナンバー19は、ポルシェの昨シーズンからのプロトタイプレースへの復帰を果たした919ハイブリッドを示します。スパでは、3台すべてのポルシェ919ハイブリッドが、いつものホワイトのボディカラーでレースに臨みます。今年のチームプレゼンテーションで披露された色違いのカラーリングは、ル・マン限定で登場します。
3台目のハイブリッド・プロトタイプの投入は、ヴァイザッハを拠点とする若きチームにとって、重大なオペレーション上の挑戦となります。これは、ポルシェの未来へのコミットメントと、WECでのハイレベルな闘いを強調するものです。2014年シーズンから導入された新しいWECのレギュレーションでは、パワフルで革新的なハイブリッドシステムが要求されます。これこそが、ポルシェが復帰を決定した要因でした。第2世代へと進化したポルシェ919ハイブリッドは、さらに効率的に、さらに強く生まれ変わりました。3つの部分で構成されるパワートレーンの最適化によってポルシェは参戦メーカー中、唯一となる最高レベルの8メガジュール・エネルギー回生クラスを選択しました。これは、ポルシェ919ハイブリッドが、F1および他のメーカーのル・マン・プロトタイプを含む、他のどのレーシングカーよりも大きなエネルギーを回生することを意味します。極限のエネルギー回生を可能としたハイブリッドシステムを生み出したエンジニアリングは、ポルシェのプラグインハイブリッドモデルなどの電気を利用したロードカーと切っても切り離すことができない関係にあります。
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
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