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2015年4月27日 (月)

INDY:グレアム・レイホールが2位でゴールし、今シーズン初の表彰台へ (ホンダ)

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April 26 2015, RACE
Honda Indy Grand Prix of Alabama

Hondaドライバー5人がトップ10フィニッシュ
佐藤琢磨は20番手スタートから17位でゴール

2015年4月26日(日)・決勝  
会場:バーバー・モータースポーツパーク  
天候:快晴  気温:27~29℃

6回目の開催を数えるHondaインディ・グランプリ・オブ・アラバマがアラバマ州バーミンガム郊外のバーバー・モータースポーツ・パークで開催されました。起伏に富んだ地形を巧みに利用して作られているバーバー・モータースポーツ・パークは高低差が大きく、高速から低速までさまざまなコーナーを備えています。緑豊かで大変美しく、ドライバーたちにとっては攻略の難しいチャレンジングなコースとなっています。

朝から青空が広がり、強い日差しが照りつける午後2時30分過ぎから全長2.3マイルのコースを90周する決勝レースの火ぶたは切って落とされました。予選8番手だったグレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、レース序盤にして3番手までポジションを上げ、34周目に出された2回目のフルコースコーションでピットに入らない作戦を選ぶと、一気にトップに躍り出ました。

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レイホールは残り周回を2回のピットストップで走りきらねばならず、35周目にピットしたライバルたちは一度の給油でゴールに到達できるレース展開となりました。そこからのレイホールはハイペースでトップを快走、47周目と70周目にコースがグリーンの状態でピットインしながら、ポジションを上位に保ち続けました。

70周を終え、レイホールは最後のピットストップを行いました。ポジションは3番手でした。クルーたちが素早く新品のソフトタイヤを装着し、レイホールのマシンをレースへと送り返し、レイホールは6番手でレースに復帰しました。

終盤へと突入したレースでだれよりも速いペースで走っていたのは、レイホールでした。強力なライバルたちにも彼は果敢にアタックし、クリーンなバトルの末に次々とパスしていきました。そして、もう追いつくのが無理と思われていた1台にも追いつき、最終ラップに見事なパス。今シーズンの自己ベストとなる2位フィニッシュでレイホールは表彰台に上りました。

予選18番手だったライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)は2013、2014年に2連勝している得意のコースで5位フィニッシュを果たしました。予選は18番手でしたが、レースでの走りは見違えるほどよくなっており、ロングビーチに続き2戦連続のトップ5フィニッシュを記録しました。また、ハンターレイのチームメートのカルロス・ムニョス(Andretti Autosports)も予選22番手から6位、ジェームズ・ヒンチクリフ(Schmidt Peterson Motorsports)は予選10番手から7位、マルコ・アンドレッティ(Andretti Autosport)も予選13番手から10位とHondaドライバー5人がトップ10でのフィニッシュを達成しました。

佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は予選20番手で10列目からスタートし、序盤の18周で11番手まで順位を上げることに成功しました。ところが、早めのピットストップを行ったマシンがコース復帰の際に佐藤のマシンに真横から体当たり。スピンしてストップした佐藤は最後尾近くまで後退せざるを得ませんでした。それでも粘り強い走りを続けた佐藤は、フルコースコーションをうまく利用して上位へ復活するチャンスをつかみかけました。しかし、ソフトタイヤでのマシンのハンドリングが完ぺきではなかったためにポジションを下げ、17位でのゴールとなりました。

ホンダモータースポーツリリース

コメント
グレアム・レイホール(2位)
「レース中盤にコース上に残る作戦をチームが選びました。全速力で走り、ピットしたライバルたちとの間にできる限り大きな差を作り上げなくてはならない。それが私に与えられた課題でしたから、110%の力でプッシュし続けました。エアロキットを装着したマシンではだれかの後ろにピタリとつけて走り続けるのは難しいのですが、私たちはそうした状況でもとても多くのライバルたちをパスすることができていました。Hondaが空力に関してすばらしい仕事をしてくれたおかげです。チームは上位で戦うために長いこと努力を続けてきました。そして、自分たちがトップグループで戦える力を備えていることを今日のレースで証明しました。近い将来、私たちはきっとレースで勝つことができるでしょう。サーキットに集まったファンの皆さんが、今日のレースを楽しんでくれていたらうれしいです。私たちは最後の瞬間までプッシュし続けていたんですからね。ライアン・ハンターレイ、ウィル・パワー、スコット・ディクソンといった強豪たちとの本当にすばらしいバトルでした」

佐藤琢磨(17位)
「いろいろと難しい状況に遭いながらゴールまで走りきれたことはよかったと思います。スタートで2つほどポジションを上げ、フルコースコーションを利用した作戦にトライ。その判断は上位を走っていた何チームかと同じで、正しかったと思います。私たちはソフトタイヤを2回投入しましたが、そのうちの1回で非常に多くの周回をこなす必要があり、そこでペースを維持し続けるのが難しかったです。今だから言えることですが、あのときはすぐにピットに入ってタイヤを交換すべきでした。レース終盤に燃料補給だけの短いピットストップを行う必要が生まれるとしても、タイヤを交換した方が得策だったと思います。しかし、レースを戦っている最中にその判断を下すのは難しかったと思います。タイヤの状態が悪くなっていたためにいくつものポジションを下げたのは、あの時点から2回ではなく、1回のピットストップでゴールまで走りきることをチームが目指していたためです。今日は厳しい一日になりました。レース序盤にはピットアウトしてきたウィル・パワーにヒットされる不運もありました。彼はこちらがもうコーナーに完全に飛び込んでいたのに、全然見えていなかったようです。横に並んだままコーナーを通過できるかとも思いました。接触を避ける努力もしました。しかし、避けきれませんでした。そんな難しいレースではありましたが、チームメートと2台のマシンを走らせたことで今日も私たちは多くを学びました。次のインディーグランプリでそれらを活用したいと思います」

アート・セントシアー|HPD社長
「グレアム・レイホール、ライアン・ハンターレイ、ジェームズ・ヒンチクリフ、カルロス・ムニョスと多くのHondaドライバーたち、そしてHondaチームが力強い戦いぶりを見せてくれ、大いに勇気づけられました。レイホールがレース終盤の20周で披露したドライビングの見本のような走りは、レースファンでもある私にとっても、見ていて本当に楽しいものでした。ジョセフ・ニューガーデンの初勝利を称えたいと思います。今日はHondaにとってすばらしい一日になりましたが、私たちにはまだまだ多くの仕事が残されています。来る5月、そして第99回インディアナポリス500マイルレースが今から楽しみです」

決勝リザルト
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 67 J.ニューガーデン シボレー 90 1:55'53.0630
2 15 グレアム・レイホール Honda 90 +2.2061
3 9 S.ディクソン シボレー 90 +4.8371
4 1 W.パワー シボレー 90 +19.4903
5 28 ライアン・ハンターレイ Honda 90 +22.0663
6 26 カルロス・ムニョス Honda 90 +24.0595
7 5 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 90 +24.6529
8 11 S.ブルデー シボレー 90 +25.4534
9 22 S.パジェノー シボレー 90 +30.6139
10 27 マルコ・アンドレッティ Honda 90 +33.4777
 
16 98 ギャビー・シャヴェス Honda 90 +45.8965
17 14 佐藤琢磨 Honda 90 +50.8442
20 18 ロドルフォ・ゴンザレス Honda 90 +1'07.9855
21 41 ジャック・ホークスワース Honda 90 +1'13.1828
22 7 ジェイムス・ジェイクス Honda 89 +1Lap
23 19 フランチェスコ・ドラコーネ Honda 89 +1Lap

ポイントスタンディング
ドライバー  順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 2 J.P.モントーヤ シボレー 136
2 3 H.カストロネベス シボレー 133
3 9 S.ディクソン シボレー 123
4 67 J.ニューガーデン シボレー 119
5 1 W.パワー シボレー 112
6 5 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 110
7 10 T.カナーン シボレー 110
8 15 グレアム・レイホール Honda 103
9 22 S.パジェノー シボレー 96
10 11 S.ブルデー シボレー 91
 
11 26 カルロス・ムニョス Honda 84
12 28 ライアン・ハンターレイ Honda 81
13 27 マルコ・アンドレッティ Honda 81
15 7 ジェイムス・ジェイクス Honda 62
17 41 ジャック・ホークスワース Honda 57
18 98 ギャビー・シャヴェス Honda 56
19 14 佐藤琢磨 Honda 50
20 25 シモーナ・デ・シルベストロ Honda 44
23 19 フランチェスコ・ドラコーネ Honda 30
25 18 カルロス・ウエルタス Honda 20
26 18 コナー・デイリー Honda 13
27 18 ロドルフォ・ゴンザレス Honda 10

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