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2015年4月28日 (火)

NASCAR:マット・ケンゼスとクリント・ボウヤーがトップ10フィニッシュ (トヨタ)

2015年4月27日
トヨタ自動車(株)モータースポーツマーケティング部 

エクスフィニティ・シリーズでトヨタが通算100勝目
カップ・シリーズでは2台がトップ10フィニッシュ


リッチモンドのショートオーバルで行われたNASCARスプリント・カップ・シリーズでは、レースを通し上位を争ったマット・ケンゼスが7位、クリント・ボウヤーが9位フィニッシュ。エクスフィニティ・シリーズでは、地元デニー・ハムリンが首位と同一周回8台という圧倒的な速さで独走。トヨタに記念すべきシリーズ参戦100勝目(ブッシュ、ネイションワイドを含む)をもたらした。

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第9戦 Toyota Owners 400


開催日:4月26日

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7位でフィニッシュしたマット・ケンゼス(#20)

 4月26日(日)、米国東部バージニア州リッチモンドのリッチモンド・インターナショナル・レースウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第9戦「Toyota Owners 400」が開催された。
 初レースが1953年開催という、長い歴史を持つリッチモンドでは、カップ・シリーズは年に2戦開催されているが、トヨタは2008年以来7勝。そのうちカイル・ブッシュが4勝、地元バージニア州出身のデニー・ハムリンが2勝、クリント・ボウヤーが1勝を挙げている。また、マット・ケンゼス、カール・エドワーズもトヨタ移籍以前に1勝を挙げているコースである。

 24日(金)に2度の練習走行を経て、午後5時45分より予選開始。ハムリンが最前列2番手、ケンゼスが8番手グリッドを確保。エクスフィニティ・シリーズの開幕戦で負傷したカイル・ブッシュは今大会も欠場するため、代役として18号車を駆るデイビッド・レーガンが10番手、病気欠場のブライアン・ヴィッカーズに代わって55号車を駆るブレット・モフィットが14番手、クリント・ボウヤーが17番手、カール・エドワーズが18番手で続き、8台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

トヨタモータースポーツニュース

 

25日(土)午後7時過ぎに決勝レースが行われる予定であったが、降雨のために順延。決勝レースは翌26日(日)午後1時過ぎのスタートに変更された。
 26日(日)、米国ではカリフォルニア州で今秋より販売が開始される市販燃料電池車「MIRAI」のペースカーに先導されフォーメーションラップが開始。午後1時18分、0.75マイルオーバルを400周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタートした。
 2番手グリッドのハムリンはハンドリングに苦しみ9位に後退。ナイトレースとして行われる予定だったレースが昼間の開催となり、しかも前日の雨でコース路面のラバーが洗い流され、各チームセッティングの調整に苦しむ序盤戦となった。
 そんな中、トヨタ勢ではケンゼスと17番手からポジションを上げたボウヤーがトップ10圏内をキープ。50周目にコンペティション・コーションが出されると全車ピットへ。ケンゼスが6位、ボウヤー9位、ハムリンは10位とピット作業で4つポジションアップして再スタート。
 同じくピットで順位を上げ、12番手で再スタートを切ったレーガンは、ピットでのセッティング変更が合わず、30位あたりまで後退してしまった。
 その後は長いグリーンフラッグランが続いた。ケンゼスは素晴らしい走りでじりじりと順位を上げ、103周目には3位に浮上。ボウヤーも6位へ。一方で、この長いグリーンで周回遅れも多く発生。レーガン、そして序盤から苦戦を強いられたエドワーズも周回遅れに。ハムリンも同様の症状で徐々に順位を落とすこととなってしまった。
 128周目にクラッシュでこの日2度目のイエローコーション。28位走行中のエドワーズは惜しくも「ラッキー・ドッグ」獲得はならず。しかし、再スタート後は短いスパンでコーションが連発。163周目のコーションで、エドワーズは「ラッキー・ドッグ」を獲得し、首位と同一周回に復帰した。
 このコーションでは、それまで3位を走行していたケンゼスが、ピットでの右リアタイヤ交換で手間取りタイムロス。12位へと後退。トヨタ勢最上位はボウヤーの7位となった。
 しかし、再スタート後はボウヤーがハンドリング不調を訴え後退。ケンゼスは194周目にトップ10圏内へ復帰。再び、100周という長いグリーンランが続くこととなった。
 255周目あたりからグリーンフラッグ・ストップが始まり、トヨタ勢も次々にピットへ。ピットを残していたのが残り2台というところで、周回遅れの25位走行中のモフィットがタイヤパンクに見舞われイエローコーション。ケンゼス、ボウヤーを含む大半の車両はグリーンピットで周回遅れとなっていたが、首位の車両がピットへ向かう間に周回を取り戻し、ケンゼス8位、ボウヤー16位、エドワーズは周回遅れ最上位の20位での再スタートとなった。
 またも長いグリーンランとなり、残りが100周を切ると、各チーム、最後の給油のためのピットタイミングに悩むことに。しかし、残り50周でコーションが出され、全車ピットへ。このピットではケンゼスは7位をキープ、じりじりと順位を上げていたボウヤーは、好ピットでトップ10圏内に復帰した。
 再スタート後は、すぐにクラッシュによるイエローコーションが続き、368周目の8度目のコーション時に、エドワーズがようやく2度目の「ラッキー・ドッグ」を獲得。19位で首位と同一周回に復帰。
 残り26周で再スタートが切られると、8位につけていたケンゼスは7位争いを展開。残り12周でこれをかわし、7位に上がると、その順位でチェッカー。前戦ブリストルで今季初勝利を挙げたケンゼスが、今季5度目のトップ10フィニッシュを果たし、ドライバーズランキングでもひとつ順位を上げて7位となった。
 ボウヤーは9位でフィニッシュ。開幕戦デイトナに続く、今季2度目のトップ10フィニッシュとなった。

 次戦第10戦は5月3日(日)、米国南部アラバマ州タラデガのタラデガ・スーパースピードウェイで行われる。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

ドライバー マット・ケンゼス:
「チームメイトよりは良いレースが出来た。全体的に見れば悪い結果ではない。いくつかのスティントでは本当に速かったのだが、そうでないスティントもあった。最後の再スタートで上手くポジションを得られなかったので、これ以上の結果は無理だった」

ドライバー クリント・ボウヤー:
「まずまずのレースだ。もっと良い結果が必要なのは間違いないが。シーズン序盤からこれまでずっと苦戦を強いられてきたので、ようやくスタートが切れた気分だ」 

第9戦 Toyota Owners 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 3 41 カート・ブッシュ シボレー 400
2 5 4 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 400
3 36 48 ジミー・ジョンソン シボレー 400
7 8 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 400
9 17 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 400
19 18 19 カール・エドワーズ トヨタ カムリ 400
22 2 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 398
23 10 18 デイビッド・レーガン トヨタ カムリ 398
29 14 55 ブレット・モフィット トヨタ カムリ 396
37 37 83 マット・ディベネデット トヨタ カムリ 394
38 39 23 ジェブ・バートン トヨタ カムリ 393

選手権 ポイント表

ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 357
2 ジョーイ・ロガーノ フォード 324
3 マーティン・トゥルークス・Jr. シボレー 315
7 マット・ケンゼス トヨタ 273
12 デニー・ハムリン トヨタ 245
14 クリント・ボウヤー トヨタ 235
17 カール・エドワーズ トヨタ 228
37 マット・ディベネデット トヨタ 64
38 ジェブ・バートン トヨタ 51
40 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 32
43 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 18
44 マイク・ウォレス トヨタ 8
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 405
2 フォード 376
3 トヨタ 348

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR XFINITY SERIES
第8戦 ToyotaCare 250

開催日:4月24日

地元デニー・ハムリンがポール・トゥ・ウィンで圧勝
トヨタはシリーズ通算100勝目

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トヨタのシリーズ参戦100勝目を祝うデニー・ハムリンとチームクルー 

 4月24日(金)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第8戦「ToyotaCare 250」がリッチモンド・インターナショナル・レースウェイで開催された。
 年2戦同シリーズ戦が行われているリッチモンドでは、トヨタは過去6勝。そのうち3勝をカイル・ブッシュ、地元バージニア州出身のデニー・ハムリンが2勝を挙げている。カイル・ブッシュは昨年秋の大会を制しているが、今季開幕戦での負傷により、今大会も欠場。54号車を18歳のエリック・ジョーンズ、20号車をハムリンがドライブする。

 今大会は併催のカップ・シリーズとあわせ、全走行スケジュールが2日間で実施されるため、24日(金)は忙しいスケジュールの一日となった。
 午前8時15分からの練習走行の後、2回のカップ・シリーズの練習走行を経て、午後3時45分、予選開始。ハムリンが、同シリーズのリッチモンド戦ではキャリア3度目となるポールポジションを獲得。第5戦より続く“トヨタ カムリ”の連続ポールポジション記録を4へと伸ばすこととなった。
 前戦まで3連続ポールポジションを続けていたジョーンズは惜しくも3番手。今季よりシリーズにフル参戦、前戦ブリストルで自己最高の2位フィニッシュを果たした23歳のメキシコ人ドライバー、ダニエル・サレスが9番手につけ、11台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 予選後、カップ・シリーズの予選を経て、午後7時46分、0.75マイルオーバルを250周(187.5マイル:約300km)して競われる決勝レースがスタート。
 ポールポジションのハムリンは首位をキープも、同じカップ・シリーズのトップドライバーであるジョーイ・ロガーノ(フォード)が僅差で追走。2台のマッチレースとなった。
 49周目、コース上の異物でこの日最初のイエローコーションが出され、全車ピットへ向かったが、首位ハムリン、3位ジョーンズ、11位サレスの順位は変わらず。
 再スタート後は、ハムリンが2位以下を引き離し、独走態勢に。その後方では3位のジョーンズが2位ロガーノに食らいつき、2位争いを展開。103周目についにジョーンズはロガーノをかわし、2位へ。“トヨタ カムリ”が1-2体制となった。
 110周目にクラッシュ車両によりこの日2度目のイエローコーション。この時点での首位と同一周回車両はわずか16台。全車ピットでの給油とタイヤ交換、調整作業を行ったが、ここで1台の車両から出火。大きな炎が上がったが、まもなく消し止められ、ドライバー、クルー共に無事。120周目にハムリンとジョーンズが最前列に並んでの再スタートとなった。
 ハムリンに続いて2位で再スタートを切ったジョーンズだったが、ショートランでのハンドリングに苦しみ、徐々にポジションダウン。5位に後退した直後の145周目に、クラッシュ車両によりこの日3度目のイエローコーションに。残り100周強という、ピット戦略が難しい周回を残してのコーションとなった。
 首位から好スタートを切ったハムリンは、翌周、ブライアン・スコット(シボレー)の先行を許すも、すぐに抜き返し、その後はまたも独走態勢に。ジョーンズは5番手、11番手から再スタートしたサレスが追い上げを見せ、173周目には7位へ浮上。
 その後はイエローコーションが出ず、残りが40周を切る210周目あたりからグリーンピットが開始。最後までピットを引っ張ったハムリンだったが、225周目についにピットへ。しかし、翌周には最後まで残っていたドライバーがピットへ向かったため、再びハムリンが首位に復帰。この時点で2位に4秒以上の大差をつけていたハムリンは、終盤ややペースを抑えたものの、3.7秒差をつけてトップでチェッカー。今季シリーズ初勝利を地元で飾った。この勝利は、トヨタにとって2007年のシリーズ参戦以来、通算100勝目。このうち7勝を占めるハムリンが記念すべき勝利をもたらした。
 イエローコーション3回というロングランレースで、ハムリンが独走したこともあり、首位と同一周回フィニッシュはわずか8台。ジョーンズが4位、サレスは6位で共にトップ10フィニッシュを果たした。

 次戦第9戦は5月2日(土)、タラデガ・スーパースピードウェイで行われる。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

ドライバー デニー・ハムリン:
「とても良いレースだった。何年か前、ほとんどの周回で首位を走りながら、残り15周でタイヤパンクに見舞われたことを思い出したが、そういう時は悪いシナリオを考えてしまうものだ。幸運にも全てのコーションが我々に味方し、勝つことが出来た。練習走行と予選でもトップタイムをマークし、完全勝利を狙っていたが、グリーンフラッグ・ストップなどで2周首位を奪われ、全ラップリードは叶わなかった。とはいえ、我々の“トヨタ カムリ”は完璧だった。トヨタのシリーズ100勝目を飾れたことは誇りに思う」

ドライバー エリック・ジョーンズ:
「コースの変化が激しかった。我々の“トヨタ カムリ”は好調だったが、チームメイト(デニー・ハムリン)には叶わなかった。彼らの走りと、勝利を見られたのは素晴らしいことだが、我々が勝ちたかった。今日は勝てるクルマだったと思っている。もっと良い調整が必要だった。毎週このチームと戦えることを本当に誇りに思っている」

ドライバー ダニエル・サレス:
「レース序盤は大変苦戦した。長いレースだった。多くの調整を試し、ショートランやもう少し長いくらいのスティントでは改善されたが、ロングランではまずまずだった。チームの誰もが諦めずに調整を続け、最後は大きく変更したことが効を奏し、ロングランでとても良くなった。最後は長いグリーンフラッグランになり、パフォーマンスには満足している。2戦連続のトップ10フィニッシュも良かった。6位という結果は悪くないが、もっと努力し続けなくてはならない」 

第8戦 ToyotaCare 250 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 20 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 250
2 2 22 ジョーイ・ロガーノ フォード 250
3 8 7 リーガン・スミス シボレー 250
4 3 54 エリック・ジョーンズ トヨタ カムリ 250
6 9 18 ダニエル・サレス トヨタ カムリ 250
19 32 28 J.J.イェリー トヨタ カムリ 248
23 20 19 マイク・ブリス トヨタ カムリ 246
24 25 8 ブレイク・コッホ トヨタ カムリ 246
25 30 14 ケール・コンリー トヨタ カムリ 246
29 33 44 デイビッド・スター トヨタ カムリ 245
36 35 24 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 205
38 27 13 ティミー・ヒル トヨタ カムリ 31
40 24 10 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 2

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 タイ・ディロン シボレー 293
2 チェイス・エリオット シボレー 285
3 クリス・ブッシャー フォード 282
10 ダニエル・サレス トヨタ 240
12 デイビッド・スター トヨタ 198
14 J.J.イェリー トヨタ 173
18 ブレイク・コッホ トヨタ 153
20 ケール・コンリー トヨタ 146
21 マイク・ブリス トヨタ 131
22 エリック・マクルーア トヨタ 130
38 ジェフ・グリーン トヨタ 27
45 ジャスティン・マークス トヨタ 10
47 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ 7
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 フォード 353
2 シボレー 349
3 トヨタ 339
4 ダッジ 94

※結果及びポイントは暫定 

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