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2015年5月31日 (日)

INDY:デトロイトのストリートコースで佐藤琢磨が予選4番手を獲得 (ホンダ)

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(C)Honda Motor Co Ltd.

May 29 2015, QUALIFYING
Chevrolet Dual in Detroit Race 1

2015年5月29日(金)・予選  
会場:ベル・アイル・レースウェイ  
天候:晴れ  気温:26~28℃

全米が熱狂したインディ500の余韻を残したまま、インディカー・シリーズはアメリカ自動車業界の主都ミシガン州デトロイトへとやってきました。今週末はデトロイトリバーに浮かぶ島、ベル・アイルに特設されるストリートサーキットでシリーズ第7戦、第8戦の2レースが行われます。今年のインディカー・シリーズでのダブルヘッダーは、このデトロイトだけです。

走行初日である金曜日には、公園内の道路を使った全長2.34マイルのコースでプラクティスが1回行われ、午後には第1レース用の予選が開催されました。

3段階で争われる予選は、幸いにも雨が止んで晴れ間が広がったコンディションで繰り広げられ、Hondaドライバー11人の中から佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)が最速ドライバー6人で競われるファイナルセグメントに進出し、4番手となりました。昨年のデトロイトでは、レース2の予選でポールポジションを獲得した佐藤が、得意のコースで実力を発揮。いきいきと予選アタックを行い、今シーズンの予選における自己ベストを記録しました。

今週末のレースからインディカーが空力に関する新ルールを採用しているため、Hondaはフロントウイングの仕様変更を余儀なくされています。Hondaのロードコースおよびショートオーバル用フロントウイングには小型のウイング5枚をマウントしたエンドプレートが装備されていましたが、それが使用できなくなりました。

開幕戦で、ほかのマシンやウォールに接触した際にフロントウイングのパーツが飛散するケースが続出したため、インディカーはエアロキットを供給するHondaとシボレーに強度を高めるための改良を求めました。対策済みウイングは第2戦から早くも実戦投入され、それ以上のルール変更はないものと思われました。ところが、第5戦グランプリ・オブ・インディアナポリスで再びパーツの飛散があったため、インディカーはウイング両端が重過ぎると判断し、Hondaにさらなる装着強度増、あるいはワイヤーの装着を要求し、それができない場合はエンドプレートを取り外さなければならないことと決定しました。すでに強度増の対策を一度施しているHondaとしては、エンドプレートを取り外すこととなりました。

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上記の理由から、Hondaチームは第5戦までと異なる空力パッケージでマシンセッティングを行う必要に迫られましたが、難しい状況下でも佐藤とA.J. Foyt Racingがマシンのパフォーマンスを引き出し、奮闘を見せました。コースの大半の路面が改修されたデトロイトですが、昨年まで以上にバンピーさが激しくなっており、マシンセッティングもドライビングも難しくなっていました。しかし、デトロイトのコース攻略のポイントをつかんでいる佐藤は、予選第1セグメントのグループ1では3番手、予選第2セグメントは5番手でクリアし、ファスト6による予選ファイナルで1分16秒5363をマークして4番手、グリッド2列目外側からスタートする権利を獲得しました。

佐藤のほかにも、マルコ・アンドレッティ(Andretti Autosport)が予選9番手、ジェイムス・ジェイクス(Schmidt Peterson Motorpsorts)が予選10番手、そして、インディ500に続いて2レース目の出場となるトリスタン・ボーティエ(Dale Coyne Racing)が予選11番手となりました。

ホンダモータースポーツリリース

コメント

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佐藤琢磨(4番手)
「今日の予選で私たちのチームはとてもよい走りができ、ファイナルセグメントを戦うことができました。今シーズンの私たちは開幕戦セント・ピーターズバーグで一度トップ6入りをしており、今日こうして再びトップ6に入ることができ、とてもうれしかったですね。今日はマシンのハンドリングがよかったです。特に、予選の第1セグメントでのマシンがすばらしかった。HondaとHPDがマシンを速くするべく努力を続けてきてくれているおかげです。その上、私たちのチームはレースに向けたマシンの準備も順調に進めることができています。土曜日に行われる今週最初のレースが楽しみです」

アート・セントシアー|HPD社長
「フロントウイングの変更を余儀なくされたのは非常に残念です。インディカーから第5戦グランプリ・オブ・インディアナポリス後に変更を指示されたため、今大会の予選前にHondaチームがその空力パッケージで走れたのは、今日のプラクティス1回だけでした。非常に難しい状況に置かれた中で佐藤琢磨とA.J. Foyt Racingがすばらしいセッティングをマシンに施し、見事なドライビングによってペンスキー勢の間に食い込んでいく予選4番手となりました。明日の彼らの戦いぶりが本当に楽しみです。また、今日の予選ではマルコ・アンドレッティ、ジェイムス・ジェイクス、そしてトリスタン・ボーティエといった選手たちも大いに健闘していました。Hondaチームのエアロキットへの理解度もさらに進んできていますから、レースでも目覚しいパフォーマンスを見せてくれるものと思います」

予選リザルト
順位 No. ドライバー エンジン タイム
1 1 W.パワー シボレー 1'16.0941
2 3 H.カストロネベス シボレー 1'16.1200
3 2 J.P.モントーヤ シボレー 1'16.4428
4 14 佐藤琢磨 Honda 1'16.5363
5 22 S.パジェノー シボレー 1'16.6656
6 11 S.ブルデー シボレー 1'17.0406
7 9 S.ディクソン シボレー 1'16.9768
8 4 S.コレッティ シボレー 1'17.3638
9 27 マルコ・アンドレッティ Honda 1'17.3785
10 7 ジェイムス・ジェイクス Honda 1'17.5158
 
11 19 トリスタン・ボーティエ Honda 1'17.8140
13 15 グレアム・レイホール Honda 1'18.2239
14 41 ジャック・ホークスワース Honda 1'18.7504
16 28 ライアン・ハンターレイ Honda 1'19.3634
20 26 カルロス・ムニョス Honda 1'21.4796
21 5 コナー・デイリー Honda 1'18.4937
22 18 ロドルフォ・ゴンザレス Honda 1'21.8208
23 98 ギャビー・シャヴェス Honda 1'19.2306

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