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2015年5月19日 (火)

NASCAR:デニー・ハムリンがトヨタにオールスター初勝利をもたらす

2015年5月18日
トヨタ自動車(株)モータースポーツマーケティング部 

 シャーロットで行われたオールスター戦で、デニー・ハムリンがポール・トゥ・ウィン。自身だけでなく、トヨタにとっても初となるオールスター戦勝利をもたらした。アイオワでのエクスフィニティ・シリーズでは、18歳のエリック・ジョーンズが3位フィニッシュ。シャーロットでオールスターの前日に行われたキャンピング・ワールド・トラック・シリーズでは、エリック・ジョーンズがレースを支配したが、“グリーン・ホワイト・チェッカー”でのカップ・シリーズドライバーとのサイド・バイ・サイドバトルの末、僅か0.005秒及ばず2位でフィニッシュした。

NASCAR Sprint All Star Race
Sprint Showdown


開催日:5月16日

デニー・ハムリンがトヨタにオールスター初勝利をもたらす
復帰戦のカイル・ブッシュは最後尾から追い上げ6位フィニッシュ
 

15nascar12_1

オールスターで自身にとっても、トヨタにとっても初となる勝利を飾ったデニー・ハムリン

 

 5月16日(土)、米国東南部ノースカロライナ州コンコードのシャーロット・モーター・スピードウェイでNASCARのオールスター戦「Sprint All-Star Race」が開催された。
 NASCARのチーム及び関係企業の多くが本拠地を置くこともあり、NASCARの聖地のひとつであるシャーロットで行われる恒例のオールスター戦。このレースは、シリーズポイントのかからないエキジビションレースながら、優勝者には100万ドル(約1億2千万円)という多額の賞金がかけられているほか、翌週行われるNASCAR最長レース「Coca-Cola 600」の前哨戦としても重要なレース。トヨタ勢は2007年のシリーズ参戦以来、このオールスター戦では勝利がなく、初勝利を目指して臨んだ。
 オールスターへの出場権は、昨年と今年、シリーズ戦で優勝を果たしたドライバーと,過去のオールスター勝者及びシリーズチャンピオン経験者で昨年フル参戦したドライバーに加え、「Sprint Showdown」のセグメント勝者2名、ファン投票による1名となっており、トヨタからは、シリーズ戦勝者としてマット・ケンゼス、デニー・ハムリン、カール・エドワーズ、カイル・ブッシュの4名が出場権を獲得。
 エクスフィニティ・シリーズの今季開幕戦で負傷し、以来療養のため欠場を続けてきたカイル・ブッシュだったが、このオールスター戦でついに復帰を果たすこととなった。
 15日(金)は、オールスター戦への2つの出場権をかけた「Sprint Showdown」を実施。20周の2セグメント制で行われたこのレースでは、クリントボウヤーが第2セグメントを制し、5人目のトヨタドライバーとしてオールスター出場を果たすこととなった。

 16日(土)決勝の直前、午後7時10分より行われた予選は、通常のフォーマットとは異なり、3周のアタック+ピットでのタイヤ4本交換を含めたタイムで争われた。この予選では、ハムリンがポールポジションを獲得。ボウヤーが4番手、エドワーズ10番手、ケンゼス17番手。練習走行でトップタイムをマークし復調ぶりを見せたカイル・ブッシュは、ピットイン時に自分のピットエリアを若干通り過ぎてしまい、タイムロス。19番手からのスタートとなった。

トヨタモータースポーツニュース

 予選に続き、午後9時42分、1.5マイルオーバルを25周ずつの4セグメント+10周の最終スプリント(165マイル:約265km)で争われるオールスター戦のスタートが切られた。
 序盤はポールポジションのハムリンが逃げ、これを追うライバルとのマッチレースに。ライバルの猛追をハムリンは防ぎきれず、15周目に先行を許し、第1セグメントは、ハムリンが2位、ボウヤー11位、ケンゼス13位、カイル・ブッシュ14位、エドワーズ15位で終えた。
 セグメント間のコーションラップでは全車ピットへ向かったが、2台が2タイヤ交換作戦に出たため、ハムリンは3位で第2セグメントをスタート。しかし、ハムリンは異常振動を訴え、徐々にポジションダウン。かわって順位を上げてきたカイル・ブッシュがこれをパスし、7位へ。
 第2セグメントはカイル・ブッシュ7位、ハムリン8位、ケンゼス9位、ボウヤー11位、エドワーズ17位で終えた。
 第2,第3セグメント間のピットでは、7位、8位につけていたカイル・ブッシュとハムリンが痛恨のピットロードスピード違反。最後尾に後退して追い上げを強いられることとなった。
 第3セグメントでは、ケンゼスが7位争いを展開。その後方では、エドワーズもトップ10へ。ハムリンとカイル・ブッシュは最後尾から追い上げを図ったが、カイル・ブッシュはホイールの緩みによる異常振動に見舞われたため、予定外のグリーンピットを強いられ、周回遅れとなってしまった。
 第3セグメントはケンゼスが7位、エドワーズが8位、ボウヤー10位、ハムリン13位、カイル・ブッシュ19位で終了。終了時のコーションでカイル・ブッシュは「ラッキー・ドッグ」を獲得し、首位と同一周回に復帰した。
 このセグメント間のピット時、大半の車両が4本タイヤを交換したのに対し、ケンゼスとハムリンは2本タイヤ交換作戦を採り、1-2位へと浮上。最前列に並んで第4セグメントに臨むこととなった。
 最前列のハムリンとケンゼスは再スタート直後にサイド・バイ・サイド状態で首位を争ったが、ケンゼスが徐々にポジションダウン。ハムリンは懸命の走りを見せたが、タイヤを4本交換した後続の追い上げを受け、第4セグメントを4位で終えた。エドワーズが6位、最後尾から追い上げを見せたカイル・ブッシュが9位、ケンゼスが10位、ボウヤーはホイールの緩みによりピットインを強いられ最後尾へ後退。
 最後の10周は、4セグメントのフィニッシュ順位の平均で隊列を整え直し、最後のピットへ。ハムリン6位、ケンゼス8位、エドワーズ11位,カイル・ブッシュ13位,ボウヤー14位で向かったピット作業では、全車4本交換を行い、僅差の争いでピットロードは3ワイド状態の大混乱。そんな中、予選でも素晴らしい速さを見せたハムリンのクルーがトップで送り出して見せた。
 一方、7位でピットアウトしたエドワーズは,ライバルとの激しい順位争いを繰り広げた結果、共に痛恨のピットロードスピード違反。これで順位を上げた、ケンゼスが7位、カイル・ブッシュが8位で最後の10周に挑むこととなった。
 首位のハムリンは好スタート。7位スタートのケンゼスも5位へ。
 首位を逃げるハムリンに、ライバルが追いつき、テール・トゥ・ノーズのバトルとなった。ハムリンは勢いに乗る後続の追撃を巧みに押さえ込み、首位をキープ。数周にわたり息をのむような接近戦が続いたが、残り3周でハムリンがラインを変えると、一気にスパート。
 最後は約1秒の差をつけてハムリンがトップでチェッカー。自身にとっても、チーム、トヨタにとっても初となるオールスター戦での勝利を飾った。
 復帰戦のカイル・ブッシュは、一時は周回遅れの最後尾に落ちながらも、トップドライバーの争いの中で追い上げを果たし、6位でフィニッシュ。復調をアピールし、次週からのシリーズ戦での活躍に期待を繋いだ。
 ケンゼスが5位、ボウヤーとエドワーズは、12位、17位でレースを終えた。

 次週は通常のシリーズ戦へ戻り、5月24日(日)に第12戦がシャーロット・モーター・スピードウェイで行われる。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

ドライバー デニー・ハムリン:
「誰もがデイトナ500で、ブリックヤード400で、そしてコーク600で勝ちたいと願うものだ。そしてオールスターでの勝利も同様であり、この勝利を与えてくれ、ともに初勝利を飾ることが出来たチームとトヨタに感謝したい。素晴らしい一日になった。最後の調整を行うまでは、ライバルと争うには充分ではなかった。もちろん、先頭に立ってクリーンエアを得られたのも大きい。特に最後のピットストップでは、ピットクルーが信じられない働きで、トップで送り出してくれた。今年最高のピットストップだっただろう。彼らのおかげによる勝利だ。私が加わって11年目になるこのチームと、トヨタにとって、とても大きな意味を持つ初勝利だと思う」

ドライバー カイル・ブッシュ:
「レースに復帰できて本当に良かった。今日はスタッフや自分自身、クルーチーフ、このコース、そして“トヨタ カムリ”についても学ぶことが出来た。それは来週のコーク600で活かせるはずで、楽しみだ。レースではピットロードスピード違反を取られ、同じセグメントの終盤にはホイールの緩みにも見舞われた。この2つが、異なるセグメントではなく、ひとつのセグメントで起きたというのは幸運だった。体力的には、恐らくこれから数日筋肉痛に見舞われると思う。いつもなら開幕直後に経験するのだが、体がこの状況に慣れるまでには数週間を要するだろう。これだけ長くレースカーから離れていたのは私のキャリアの中でも初めてだ。とはいえ、それ以外は問題なく、レース中にも息を切らすようなことはなかった。先月の時点では、どこまで回復するのかは確かではなかった。それだけに、好調にレースを戦えて非常に良い気分だ。あとは調子を上げていくだけであり、これからを楽しみにしている」 

NASCAR Sprint All-Star Race 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 110
2 20 4 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 110
3 16 41 カート・ブッシュ シボレー 110
5 17 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 110
6 19 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 110
12 4 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 110
17 10 19 カール・エドワーズ トヨタ カムリ 110

Sprint Showdown 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 4 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 40
1 2 16 グレッグ・ビッフル フォード 20
2 1 27 ポール・メナード シボレー 40
3 7 78 マーティン・トゥルークス・Jr. シボレー 40
11 3 55 デイビッド・レーガン トヨタ カムリ 40
15 21 83 マット・ディベネデット トヨタ カムリ 40
16 22 26 ジェブ・バートン トヨタ カムリ 40
18 24 23 J.J.イェリー トヨタ カムリ 40

※結果は暫定。Showdownのグレッグ・ビッフルは第1セグメント勝利

NASCAR XFINITY SERIES
第10戦 3M 250

開催日:5月17日

エリック・ジョーンズが3位フィニッシュ

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トヨタ勢最上位の3位でフィニッシュしたエリック・ジョーンズ(#20)と、残り2周までトップ6を走行しながら燃料切れに泣いたダニエル・サレス(#18) 

 5月17日(日)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第10戦「3M 250」が米国中部アイオワ州ニュートンのアイオワ・スピードウェイで開催された。
 この週末、トラック・シリーズ及びカップ・シリーズのオールスター戦がシャーロットで行われているため、アイオワのエクスフィニティ・シリーズ戦には、カップ・シリーズのドライバーは出場せず。シリーズレギュラーとスポット参戦ドライバーがメインのラインナップとなる中、15日(金)にシャーロットのトラック・シリーズに出場したエリック・ジョーンズは、16日(土)もカイル・ブッシュのバックアップとしてシャーロットで待機した後、アイオワへと飛び、17日(日)の決勝レースに出場する、忙しい週末を過ごすこととなった。
 アイオワは2009年開設と新しいコース。現在エクスフィニティ・シリーズが年2戦、トラック・シリーズ戦が年1戦行われており、トヨタはエクスフィニティ・シリーズ(当時はネイションワイド・シリーズ)でこれまでに2勝を挙げている。

 16日(土)、2回の練習走行を経て、午後5時45分より予選が行われ、エリック・ジョーンズの代役として予選に臨んだドリュー・ヘリングがポールポジションを獲得。今季初のシリーズ参戦を果たしたダニエル・サレスが2番手で“トヨタ カムリ”が最前列グリッドを独占。12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 17日(日)午後2時18分に0.875マイルオーバルを250周(218.75マイル:約350km)して競われる決勝レースがスタート。
 予選と決勝でドライバーを変更したため、ポールポジションのエリック・ジョーンズは後方へと下がってのスタート。これにより先頭となったサレスが好スタートを切った。
 序盤に2回のイエローコーションが出されたが、その後は長いグリーンランに。サレスは2度の再スタートでも首位をキープ。35周目には2位以下との差を2秒以上へと広げた。
 しかし、40周を過ぎるあたりから周回遅れが現れ、これをかわす中でサレスは50周目にライバルの先行を許すことに。一方、ほぼ最後尾から追い上げを続けていたエリック・ジョーンズは、パッシングに苦しみながらも49周目にようやくトップ10圏内へと浮上した。
 前夜降雨があった影響で、60周目にコンペティション・コーションが出され、全車ピットへ。好ピットを見せたエリック・ジョーンズが6位へ。サレスはややピットで時間をロスし、7位へ後退。
 再スタートでエリック・ジョーンズは4位にジャンプアップを果たすと、73周目には3位へ。更に上位を追った。
 81周目のコーションからの再スタートでは、エリック・ジョーンズは前走車に阻まれる形で6位へと後退を余儀なくされたが、再び長いグリーンランとなる中、132周目に3位へ。しかし、前の2台からは大きく離されての単独行となってしまった。
 141周目にコース上の異物でコーションが出され、全車ピットへ。ピットでの順位変動は無かったが、再スタートでまたもエリック・ジョーンズは出遅れポジションダウン。その直後に、“ラッキー・ドッグ”で首位と同一周回に復帰していたJ.J.イェリーが後続から接触されクラッシュし、再びコーションに。
 このコーションからの再スタートでは、第2ターンで、周回遅れとなっていたボリス・セイドとエリック・マクルーアが絡んでスピン。短いスパンでのコーションの連発となった。
 この連発したコーションでも上位勢はピットに入らず。180周目のコーションの後は長いグリーンランとなり、各車燃料をセーブしながらの走行となった。6位を走行していたエリック・ジョーンズは、残りが30周を切るとペースアップ。240周目には4位に浮上、抜きつ抜かれつの3位争いを展開した。
 レースが残り2周に入ったところで、周回遅れ車両がクラッシュしイエローコーション。レースは延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることとなった。
 このコーションが出される直前、6位を走行していたサレスは燃料切れに見舞われピットへ。ピットロードがオープンされる前だったため、サレスは再度のピットを強いられ、2周遅れとなってしまった。
 ピットロードがオープンされると、エリック・ジョーンズら上位勢は最後のダッシュへ向け、タイヤ交換と給油を行うためにピットイン。
 最後の2周“グリーン・ホワイト・チェッカー”は、エリック・ジョーンズが2列目アウト側、4位で再スタート。4ワイド、ところによっては5ワイドに広がりながらの激しいポジション争いの中で、エリック・ジョーンズは一時6位まで後退したものの、離されることなく、チェッカーまで3ワイドバトルを展開。0.005秒差という僅差でライバルを抑え、3位でチェッカーを受けた。

 次戦第11戦は5月23日(土)、シャーロット・モーター・スピードウェイで行われる。
 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

ドライバー エリック・ジョーンズ:
「悪くない一日だった。我々の“トヨタ カムリ”は好調だった。60号車(クリス・ブッシャー:フォード)と9号車(チェイス・エリオット:シボレー)と戦うには、特に長いグリーンランでスピードが足りなかった。長い一日だった。後方からの追い上げを強いられ、そのための調整を続けることに大半を費やしてしまった。結果は悪くはなかったが、次は更に上位を狙う」 

第10戦 3M 250 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 4 60 クリス・ブッシャー フォード 259
2 6 9 チェイス・エリオット シボレー 259
3 1 20 エリック・ジョーンズ トヨタ カムリ 259
16 20 44 デイビッド・スター トヨタ カムリ 258
18 2 18 ダニエル・サレス トヨタ カムリ 257
19 24 14 ケール・コンリー トヨタ カムリ 257
22 23 8 ブレイク・コッホ トヨタ カムリ 256
23 40 29 ケニー・ウォレス トヨタ カムリ 256
26 22 54 ボリス・セイド トヨタ カムリ 254
33 27 24 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 160
34 26 28 J.J.イェリー トヨタ カムリ 151
35 32 26 ライアン・エリス トヨタ カムリ 99
39 34 19 チャールズ・ルワンドスキ トヨタ カムリ 4
40 38 40 カール・ロング トヨタ カムリ 0

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 クリス・ブッシャー フォード 368
2 タイ・ディロン シボレー 360
3 チェイス・エリオット シボレー 337
10 ダニエル・サレス トヨタ 281
12 デイビッド・スター トヨタ 257
13 J.J.イェリー トヨタ 224
18 ブレイク・コッホ トヨタ 196
19 ケール・コンリー トヨタ 191
22 エリック・マクルーア トヨタ 164
23 マイク・ブリス トヨタ 141
33 ボリス・セイド トヨタ 47
40 チャールズ・ルワンドスキ トヨタ 32
42 ケニー・ウォレス トヨタ 27
50 ジャスティン・マークス トヨタ 10
53 スコット・レガセイ・Jr. トヨタ 7
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 フォード 448
2 シボレー 436
3 トヨタ 421
4 ダッジ 126

※結果及びポイントは暫定 
 

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第5戦 North Carolina Education Lottery 200

開催日:5月15日

エリック・ジョーンズが僅か1000分の5秒及ばず2位

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チェッカーまでサイド・バイ・サイドで首位を争ったが0.005秒及ばず2位となったエリック・ジョーンズ(#4) 

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第5戦「North Carolina Education Lottery 200」が5月15日(金)にシャーロット・モーター・スピードウェイで開催された。
 NASCARの聖地の一つであるシャーロットで、トヨタはトラック・シリーズ4勝。その4勝全てをカイル・ブッシュが挙げている。カイル・ブッシュはエクスフィニティ・シリーズ開幕戦での負傷から、この週末復帰を果たしたが、このシャーロット戦では、自身のチームで19歳のルーキー、マット・ティフトを起用することが決定しており、今大会はカイル・ブッシュ・モータースポーツからはエリック・ジョーンズ、ティフト、ジャスティン・ボストンの3人の若手が出場することとなった。

 14日(木)に2度の練習走行を行い、15日(金)決勝を前に午後4時15分から予選開始。練習走行2回目でトップタイムをマークしたエリック・ジョーンズは予選2番手タイム。シリーズデビュー7戦目ながら、初めてカイル・ブッシュ・モータースポーツから出場するティフトが自己最高グリッドとなる3番手。ディフェンディングチャンピオンのマット・クラフトンが9番手、ベン・ケネディが10番手で続き、8台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと進んだ。
 なお、エリック・ジョーンズは予選後のインタビュー対応でレース前のミーティングに遅れたため、最後尾へと後退してスタートすることとなった。

 予選に続き、午後8時59分、1.5マイルオーバルを134周(201マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。エリック・ジョーンズを含む最前列の2台が後退してのスタートとなったが、9番手グリッドのクラフトンが好ダッシュを決め、3位へジャンプアップ。翌周2位へ上がったクラフトンは、4周目に首位に立った。
 一方、後方スタートとなったエリック・ジョーンズは、猛烈な追い上げで6周目に速くもトップ10、12周目にトップ5入り。
 20周目にスピン車両によりイエローコーション。全車ピットへ向かい、クラフトンは首位をキープ、エリック・ジョーンズが2位へ。2台の“トヨタ タンドラ”が最前列に並んでの再スタートが切られたが、エリック・ジョーンズがこの争いを制しこの日初めて首位に立った。
 首位に立ったエリック・ジョーンズは後続を引き離して行き、その差を約5秒まで広げ独走。62周目、タイヤバースト車両によりこの日2度目のイエローコーションが出され、このマージンは帳消しに。
 このコーション時のピット作業ではクラフトンが上回り首位を奪ったが、70周目の再スタートでは再びエリック・ジョーンズが先行。またも独走状態となり、100周を過ぎる頃には、2位のクラフトンとは8秒差、3位を10秒以上も引き離す圧倒的な速さを見せつけた。
 104周目にこの日3度目のイエローコーション。ここではエリック・ジョーンズは首位を守ったが、再スタート直後には、ショートランで速さを見せるライバル勢が猛追。カップ・シリーズのトップドライバーであるケイシー・ケイン(シボレー)とエリック・ジョーンズが、数周にわたって激しい首位争いを繰り広げた。
 114周目にイエローコーションが出されたが、上位勢はピットインせず。エリック・ジョーンズとケインが最前列に並んで残り13周での再スタート。ケインが好スタートを切り、その後方でエリック・ジョーンズとクラフトンによる2位争いとなった。
 しかし、まもなくエリック・ジョーンズが抜け出し、首位のケインを猛追。みるみるその差を詰めていったエリック・ジョーンズは、再びケインとのサイド・バイ・サイドバトルを展開し、130周目に首位を奪還した。
 そのままエリック・ジョーンズが逃げ切るかと思われたが、残り2周、ホワイトフラッグを目前にして、後方グループの車両がクラッシュ。レースは5周延長され、最後の2周“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることとなった。
 ケインがイン側、エリック・ジョーンズがアウト側で最前列から最後の2周のスタート。2台は、コーナー、ストレートで微妙に前後するものの、どちらも譲らず、サイド・バイ・サイドのまま周回。ファイナルラップも2台は最後までその状態を崩さず、ほぼ並んでチェッカー。
 僅か0.005秒差で、ケインが優勝、エリック・ジョーンズは全139周中最多の88周で首位を走行する、圧倒的な速さを見せたが、惜しくも2位フィニッシュとなった。1位と2位の、0.005秒差は、トラック・シリーズ史上2番目の僅差フィニッシュ。
 クラフトンが3位、ピーターズ7位。ティフトはキャリア最高となる8位。チームメイトのボストンが9位と、カイル・ブッシュ・モータースポーツの若手3人が全員トップ10フィニッシュを果たすこととなった。

 次戦第6戦は5月29日(金)に米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイで開催される。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

ドライバー エリック・ジョーンズ:
「厳しい結果だ。こんなに速い“トヨタ タンドラ”がありながら勝てなかった。本当に残念だ。2週連続で最速のトラックを持ちながら勝てないという結果になってしまった。これ以上速い“トヨタ タンドラ”はない。まだ何か足りないことがあるんだろう。もちろん納得いく結果ではない。次戦は必ず勝つ」 

第5戦 North Carolina Education Lottery 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 00 ケイシー・ケイン シボレー 139
2 2 4 エリック・ジョーンズ トヨタ タンドラ 139
3 9 88 マット・クラフトン トヨタ タンドラ 139
7 17 17 ティモシー・ピーターズ トヨタ タンドラ 139
8 3 51 マット・ティフト トヨタ タンドラ 139
9 22 54 ジャスティン・ボストン トヨタ タンドラ 139
14 13 13 キャメロン・ヘイリー トヨタ タンドラ 139
15 19 98 ジョニー・ソーター トヨタ タンドラ 139
16 10 11 ベン・ケネディ トヨタ タンドラ 139

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 マット・クラフトン トヨタ 217
2 エリック・ジョーンズ トヨタ 201
3 タイラー・レディック フォード 199
4 ジョニー・ソーター トヨタ 182
6 ティモシー・ピーターズ トヨタ 158
7 キャメロン・ヘイリー トヨタ 153
8 ジャスティン・ボストン トヨタ 149
12 ベン・ケネディ トヨタ 129
16 マット・ティフト トヨタ 111
32 グレイ・ゴールディング トヨタ 27
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 224
2 シボレー 210
3 フォード 208
4 RAM 0

※結果及びポイントは暫定 

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