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2015年5月 1日 (金)

WEC第2戦スパ6時間 公式練習初日は雨天の下で実施、中嶋一貴がアクシデントに見舞われ無念のレース欠場 (トヨタ)

Toyota TS040 Hybrid (C)Toyota Motorsports 拡大します

2015年4月30日(木)

TOYOTA GAZOO Racingは、荒天の中で実施されたWEC第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースの初日、TS040 HYBRID #1号車がアクシデントに見舞われるという厳しいスタートを切ることとなりました。

断続的に降り続く雨の中、公式練習第1回目が実施されましたが、ケメル・ストレートでスローダウンしていたアウディ#8号車に、中嶋一貴がドライブしていたTS040 HYBRID#1号車が接触しました。

この接触によるTS040 HYBRIDのダメージはモノコックに及びました。ドライブしていた中嶋はアクシデントの後、背中の痛みを訴えたため、サーキットのメディカルセンターでの診察後、ヴェルヴィエ(ベルギー)の病院に移されて詳細なチェックが行われました。その結果、脊椎の一部に損傷が発見されました。

中嶋は現時点も治療のため病院にチーム関係者と共に残っており、残念ながらこの週末、残りの走行セッションは欠場します。更なる診察の後、レース後、数日中には結果が出ると思われます。

TS040 HYBRID#1号車は修復され、世界チャンピオンであるアンソニー・デビッドソンとセバスチャン・ブエミの2名によってこの週末のレースを戦います。しかし、#1号車は、モノコックの交換に時間を要したため、今日の公式練習第2回目は走行出来ませんでした。

一方、アレックス・ブルツとステファン・サラザン、マイク・コンウェイのTS040 HYBRID#2号車のみが公式練習第2回目を走行。難しいコンディションが続く中、セットアップ評価などの作業を続けました。

公式練習第3回目は明日5月1日(金)の午後2時(日本時間午後9時)から1時間、LMPクラスの予選が午後6時35分(同翌午前1時35分)から25分間で実施され、決勝レースは2日(土)午後2時半(同午後9時半)に6時間の決勝レースがスタートします。

TOYOTA GAZOO Racingは、ご期待に応えるべく、今大会も全力でレースに挑みます。

トヨタモータースポーツニュース

佐藤俊男 チーム代表:
我々全員が中嶋一貴選手の負傷について心配しています。非常に残念な状況ですが、チームは中嶋選手の一刻も早い回復を願い、日本への帰国を最優先にサポートします。先のことを話すのはまだ早過ぎ、状況と可能性の全てを分析してから判断することになるでしょう。今の我々の優先項目は中嶋選手の回復です。アクシデントのビデオを見て、彼に回避のチャンスが無かったことは明らかです。視界は水煙によって非常に悪く、中嶋選手に成すすべは無かったと思います。

TS040 HYBRID 1号車:
(アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴)
公式練習1回目: 2番手(2分17秒117) 20周
公式練習2回目: 走行せず

アンソニー・デビッドソン:
我々には、非常に厳しい一日となってしまいました。一貴が高速でのアクシデントに見舞われたその瞬間は、彼が無事であることだけを祈っていました。我々は全員が彼とのチームであり、詳細が分かるまで、辛い時間を過ごすこととなりました。TS040 HYBRIDは、少なくとも今日のウェットコンディションを考慮すれば、良い感触で、競争力のあるラップタイムを刻めたと思います。しかし、決勝レースでは、ル・マンへ臨むにあたり、ドライコンディションで戦えることを願っています。

セバスチャン・ブエミ:
非常に残念なアクシデントに見舞われてしまい、良い週末のスタートが切れたとは言えません。一貴の一刻も早い復帰を願っています。あとで病院へ行き、彼と会うつもりです。モノコックの交換のために公式練習第2回目で出走出来なかったのは残念です。それは今日充分な周回を重ねられなかったことを意味します。もし決勝レースがドライコンディションになれば、今日のことは大きなロスにはなりませんが、これから可能な限り集中し、全力で最高の結果を得るべく挑戦します。

中嶋一貴:
最初に、レースディレクターのエデュアルド・フリータス氏と彼のサーキット・セーフティクルー、そして素晴らしい処置をしてくれたこの病院のドクターに感謝します。彼ら全員が本当のプロフェッショナルであったお蔭で、大事に至らなかったことに感謝しています。残念ながら、レントゲン写真を見る限り、私の脊椎の一部に損傷が見られました。信じられないほどショックですが、今私に出来る事は限られています。出来る限り早く復帰出来るように集中するだけです。アクシデントについてはあまり語れることはありません。私はストレートを走行していたのですが、突然車両の右前から水煙を浴びました。反応する時間はありませんでした。

TS040 HYBRID 2号車:
(アレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ)
公式練習1回目: 7番手(2分22秒232) 18周
公式練習2回目: 6番手(2分28秒732) 10周

アレックス・ブルツ:
チームにとって容易な一日ではありませんでした。勿論チーム全員が一貴のことを考えています。決勝レースがもっと良いコンディションになることを予測して、公式練習第2回目のセッションではあまり走行しませんでした。#1号車のアクシデントの後、我々は過大なリスクを負うことを避けました。残りの週末、天候がどう変わるかは待たねばなりませんが、誰もドライコンディションで走っていないので、明日の短い公式練習第3回目セッションで全ての準備を行わなくてはなりません。大きなチャレンジになるでしょう。

ステファン・サラザン:
今日は一貴のアクシデントもあり、難しい一日でした。チームにとって、そして特に本人にとってとても残念なアクシデントでした。我々はウェットコンディションでの2回の公式練習セッションでセットアップをこなしました。TS040 HYBRIDのバランスにはとても満足していますが、決勝レースに向けてはドライコンディションになりそうなので、期待するだけです。決勝レースは全く別の戦いになると思いますが、どうなろうと準備は出来ています。

マイク・コンウェイ:
一日中雨に祟られ、時に非常に強く降るという、トリッキーなコンディションでした。視界が悪化し、アクアプレーニングの可能性も高まるため、とても危険な状況でした。コースの濡れ具合によるTS040 HYBRIDのバランスの変化や、その改善などについて多くを学ぶことになりました。我々全員、一貴が一刻も早く回復することを願っており、起きてしまったことですが、とても残念です。

TOYOTA GAZOO Racingのスパ・フランコルシャンでの戦績:
2013 #7:予選4番手、決勝リタイア(メカニカルトラブル)/#8:予選5番手、決勝4位
2014 #7:予選4番手、決勝3位/#8:予選2番手、決勝1位 
 

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