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2015年6月22日 (月)

WTCC:タルクィーニ選手がレース1で6位、レース2で4位。モンテイロ選手も両レースで入賞を果たす (ホンダ)

Et150622001h

(C)Honda Motor Co Ltd.

June 21 2015, RACE
WTCC Race of Slovakia

2015年6月21日(日)・決勝  
会場:スロバキアリンク(5.922km)
天候:曇り  気温19℃  コースコンディション:ドライ

6月21日(日)、世界ツーリングカー選手権(WTCC)は、第6戦スロバキア大会の決勝を迎えました。前日の予選でタイムを伸ばすことができなかったHonda Civic WTCC勢は、「カストロール・ホンダ・ワールド・ツーリングカー・チーム(Castrol Honda World Touring Car Team)」のガブリエーレ・タルクィーニ選手が9番手、ティアゴ・モンテイロ選手が17番手、「ゼングー・モータースポーツ(Zengő Motorsport)」のノルベルト・ミケリス選手が13番手、「ホンダ・レーシングチーム・スウェーデン(Honda Racing Team Sweden)」のネストール・ジロラミ選手が18番手からのスタートとなりました。

レース1では、Honda Civic WTCC勢は好スタートを決めました。タルクィーニ選手が6番手、ミケリス選手が10番手、モンテイロ選手が11番手、ジロラミ選手が14番手にポジションを上げ、オープニングラップを終えます。そのあと、レース中盤までそれぞれのポジションを守りながら周回を重ねていましたが、終盤に差しかかる8周目、ミケリス選手がタイヤのトラブルによりコースアウト。グラベルにストップし、リタイアとなりました。一方で、同じ周に8番手、9番手を走るマシンもペナルティーとトラブルで脱落し、モンテイロ選手が8番手、ジロラミ選手が11番手へとポジションをアップ。9周目には10番手を走るマシンも脱落し、ジロラミ選手は入賞圏内の10番手となりました。タルクィーニ選手は6番手を守りきってフィニッシュ。モンテイロ選手は8番手、ジロラミ選手は10番手で11周のレースを終えました。ジロラミ選手は初参戦のWTCCでポイント獲得を果たしました。

リバースグリッドで行われるレース2では、タルクィーニ選手が2番手からのスタート。好ダッシュを見せたタルクィーニ選手は第1コーナーまでにトップに立ちました。2周目まで首位を守ったタルクィーニ選手ですが、スピードで勝る後続に迫られ、3周目に2番手、4周目に4番手とポジションを落とします。ミケリス選手、モンテイロ選手は後方から追い上げ、3周目にはミケリス選手が11番手、モンテイロ選手が12番手までポジションを上げました。2台のHonda Civic WTCCは非常に接近したバトルを繰り広げ、8周目にはコーナーの進入で接触。2台ともハーフスピン状態となりましたが、そのままコースに復帰し、事なきを得ました。その後、終盤にかけて上位のマシンがトラブルなどで脱落し、10周目にはミケリス選手が8番手、モンテイロ選手が9番手と入賞圏内に入り、そのままチェッカー。タルクィーニ選手は4位でフィニッシュし、Honda Civic WTCCは3台が入賞してポイントを得ました。

第6戦スロバキア大会の結果、Hondaはマニュファクチャラーズ選手権で366ポイントを獲得し、2位の座をキープしています。また、ドライバーズ選手権では、モンテイロ選手が108ポイントで4位、タルクィーニ選手が96ポイントで5位に上昇、ミケリス選手が86ポイントで6位、ジロラミ選手が1ポイントで21位となっています。

また、ファクトリードライバー以外の選手に与えられる「ヨコハマ・トロフィー」選手権において、ミケリス選手が83ポイントでランキングトップを守っています。

ホンダモータースポーツリリース

コメント
ガブリエーレ・タルクィーニ選手(6位/4位)
「2番手でスタートしたにもかかわらず、4位でのフィニッシュとなり不満です。表彰台の位置を守ろうとしましたが、抜かれないようにするのは非常に困難でした。そのあと、3番手を追っているとき、フロントのダウンフォースがかなり乱れているのを感じたため、クリーンなコンディションが必要でした。とはいえ、マシンは実にバランスがよく、限界までプッシュした際にはマシンがそれに反応するのを感じられました。ですので、レースを楽しむことができました」

ティアゴ・モンテイロ選手(8位/9位)
「予選を考えれば、今日の結果にとても満足しています。常にだれかとバトルをしていると、ペースを読むのは難しいことです。今日の出来に満足しています。17番手からよくばん回できましたし、2レースともポイントを獲得することができてうれしいです」

ノルベルト・ミケリス選手(18位/8位)
「レース1ではパンクを喫し、私たちにとって厳しい週末でした。データを見直し、次のレースに向けてできることはないか、調べなければなりません」

アレッサンドロ・マリアーニ|Castrol Honda World Touring Car Team代表
「レースの結果には満足しています。各ドライバーのスタート位置を考えれば、結果としてはよかったと思います。チームは、週末を通してがんばってくれました」

堀内大資|Civic WTCC開発プロジェクトリーダー
「タルクィーニ選手、モンテイロ選手ともに、苦しい展開ながら健闘し、両レースで入賞してくれたことはよかったと思います。しかし、今回ずっと続いていた、高速コーナーの立ち上がりでアンダーステアが出てしまう症状は改善されないままでした。ハンディウエイトの影響も大きかったと思います。次戦のポールリカールも同じようなコーナーのあるコースですので、原因の分析と対策を早急に行います」

決勝リザルト
レース1  順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
1 68 Y.ミュラー シトロエン 11 23'19.032
2 37 J.ロペス シトロエン 11 +1.749
3 9 S.ローブ シトロエン 11 +2.868
4 12 R.ハフ ラーダ 11 +12.282
5 7 H.ヴァレンテ シボレー 11 +16.882
6 2 ガブリエーレ・タルクィーニ Honda 11 +17.194
 
8 18 ティアゴ・モンテイロ Honda 11 +25.131
10 29 ネストール・ジロラミ Honda 11  +34.695
18 5 ノルベルト・ミケリス Honda 7 +4Laps
レース2  順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
1 9 S.ローブ シトロエン 11 23'26.146
2 37 J.ロペス シトロエン 11 +3.188
3 68 Y.ミュラー シトロエン 11 +7.626
4 2 ガブリエーレ・タルクィーニ Honda 11 +12.144
5 7 H.ヴァレンテ シボレー 11 +16.266
6 46 J.V.ラーゲン ラーダ 11 +16.634
 
8 5 ノルベルト・ミケリス Honda 11 +30.442
9 18 ティアゴ・モンテイロ Honda 11 +30.691
11 29 ネストール・ジロラミ Honda 11 +32.150

ポイントスタンディング
ドライバー  順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1 J.ロペス シトロエン 239
2 Y.ミュラー シトロエン 209
3 S.ローブ シトロエン 178
4 ティアゴ・モンテイロ Honda 108
5 ガブリエーレ・タルクィーニ Honda 96
6 ノルベルト・ミケリス Honda 86
 
18 リカルド・ライデル Honda 3
21 ネストール・ジロラミ Honda 1

マニュファクチャラー 順位 マニュファクチャラー 総合ポイント
1 シトロエン 529
2 Honda 366
3 ラーダ 157

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