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2015年7月13日 (月)

INDY:グレアム・レイホールが今シーズン5度目の表彰台となる3位フィニッシュ。佐藤琢磨は14位で終える (ホンダ)

2015年7月12日(日)・決勝
会場:ザ・ミルウォーキー・マイル 天候:快晴 気温:27~28℃

ザ・ミルウォーキー・マイルでのシリーズ第12戦は抜けるような青空の下、夕方の4時半過ぎにスタートが切られました。24台のインディカーは全長が約1マイルの小さなコースで250周の凄まじいドッグファイトを展開し、集まったレースファンを大いに楽しませました。
予選6番手からスタートしたグレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、レースを通してトップグループにポジションを保ち続けましたが、レース半ばの114周目からフルコースコーションが2回続けて出され、トップグループ内でも作戦を変えて戦うチームが出現しました。レイホールは117周目に多くのドライバーたちと同様にピットインしましたが、ここではピットしない作戦が結果として有利に働きました。レイホールは同じタイミングでピットストップを重ねたドライバーたちとポジション競いを続け、ゴールまで残り18周で出された最後のフルコースコーション中に燃料補給とタイヤ交換を行い、2戦連続での優勝を狙って5番手からリスタートに臨みました。

フラットなショートオーバルでレイホールの走りは冴え渡っていました。滑りやすいため多くのドライバーが避けていたコースのイン側を大胆に走っていたのは、マシンの仕上がりに強い自信を持っていたレイホールだけでした。最後のリスタートのあとも、レイホールはそのラインでアタックし、2台のライバルをパス。3番手まで浮上して、さらに、残りの2台を抜き去るべくアタックを続けます。しかし、前を行くライバルを抜く事は叶わず、3位でゴール。伝説のオーバルで、惜しくも優勝は逃したレイホールでしたが、今シーズン5度目となる表彰台登壇を果たしました。そして、今日の結果によってレイホールはポイントランキングを4番手から3番手へと一つ上げることに成功しました。ポイントリーダーとは69点差、ポイント2番手とは15点差と、その差を着々と縮めています。

今シーズンのレースすべてで全ラップを走り切っている唯一のドライバーであるマルコ・アンドレッティ(Andretti Autosport)も、予選9番手から粘り強いレースを戦い抜き、8位でフィニッシュしました。シーズン後半に入り、アンドレッティのパフォーマンスは上昇しつつあります。また、ルーキーのギャビー・シャヴェス(Bryan Herta Autosport)は11位でフィニッシュ。栄えあるルーキー・オブ・ザ・イヤーを賭けた戦いでは、総合2位との差を47点に広げました。

佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は予選13番手からスタート。得意とするミルウォーキーで優勝争いを行う意気込みでしたが、マシンセッティングがコンディションにマッチしておらず、1度目のピットストップを行った直後に周回遅れとなりました。フロントウイングのセッティングを変更してトップグループと同等のラップタイムを記録するまでコンディションは回復しましたが、周回遅れから脱却できずにレースは終盤を迎えました。それでも、粘り強く走り続けたことでゴールを目前にしてリードラップに返り咲きました。そして、最後のピットストップ時には10番手となり、新品のタイヤを装着することで、さらなるポジションアップを目指しました。しかし、そのピットストップでタイヤ交換に手間取り、15番手まで大きく後退。リスタートからの18周で1台をパスし、14位でのゴールとなりました。
次のシリーズ第13戦は、来週末にアイオワ州の州都デモイン郊外にあるアイオワ・スピードウェイで開催されます。今回に続いてアイオワでのレースもショートオーバルを使ったレースで、土曜日にナイトレースとして開催されます。

ホンダモータースポーツリリース

コメント
グレアム・レイホール(3位)
「すばらしいシーズンになっています。チームのクルーたち、ともに戦っているHonda、そしてチームのスポンサーに深く感謝します。今日、私たちはまた表彰台に上りました。これで今シーズン5回目です。2週間前のシリーズ第11戦では念願であった優勝も飾っています。私はまだ自分のキャリアの中でランキング5位以上になったことがありません。それを実現するためにも、来週行われるアイオワでのシリーズ第13戦に強くフォーカスしていきたいと思います。その先に行われるミッドオハイオと、ソノマのロードレースでは、私たちは高いパフォーマンスを発揮できると考えています。今後も今の調子を保って残るシーズンを戦い抜きたいです。Hondaエンジンは今日のレースですばらしい燃費性能を発揮していました。ライバルたちよりも2~3周多く走れていた印象です。特に最初のスティントでそれを強く感じました。燃費性能のよさは、レース終盤の勝負どころで大きな威力を発揮します。今日のレースでHondaは高い競争力を示していました。Hondaは空力でもエンジンでもすばらしい成果をもたらしてくれています」
佐藤琢磨(14位)
「長く厳しいレースでした。スタート直後のマシンは非常にドライビングが難しいものになっていて、最初のピットストップを行う前までに順位を大きく落としました。そのうえ、そのピットストップに時間がかかってしまったことから周回遅れに陥りました。その後はリードラップに戻るべく全力で追い上げました。マシンはウイングを調整したことでトップグループに匹敵するスピードで走ることができました。しかし、一台のマシンが、一つのフルコースコーションでコース上に残る作戦を採用し、彼が私の前を走り続けたためにリードラップに戻ることができませんでした。それでも奮闘を続けた結果、リードラップに戻ることはできたのですが、もうレースの残り周回数は20周を切っていました。それでもトップ10でゴールできるチャンスを手に入れ、最後のピットストップ後にはさらに順位を上げることを狙っていました。ところが、最後のピットストップのリアタイヤの交換でトラブルが発生。10番手でピットインしたのに15番手まで後退。リスタート後に1台を抜きましたが、同じく新品タイヤを履くライバルたちが相手となっていたため、14位でのゴールとなりました。悔しいレースでした」
アート・セントシアー|HPD社長
「大変エキサイティングなレースでした。ザ・ミルウォーキー・マイルはチャレンジのしがいがあるオーバルコースですが、今日のレースではコンディションの変化もレースに大きな影響を与えていました。レース終盤にフルコースコーションが出され、ゴールまで18周の勝負が繰り広げられました。グレアム・レイホールに『おめでとう!』と声をかけたいと思います。彼はまたしてもすばらしいレースを戦い、今年5度目の表彰台に上りました。彼はチャンピオン争いに力強く加わっていっているのです。我々はこのまま、もう一つのショートオーバルでのレースに向かいます。2014年に私たちHondaが1-2フィニッシュを記録したコースですから、今年もそれを再現できたらと思います」
決勝リザルト
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 11 S.ブルデー シボレー 250 1:56'46.8264
2 3 H.カストロネベス シボレー 250 +2.2366
3 15 グレアム・レイホール Honda 250 +2.8785
4 2 J.P.モントーヤ シボレー 250 +10.0028
5 67 J.ニューガーデン シボレー 250 +11.5475
6 10 T.カナーン シボレー 250 +12.4000
7 9 S.ディクソン シボレー 250 +12.9983
8 27 マルコ・アンドレッティ Honda 250 +13.0633
9 22 S.パジェノー シボレー 250 +13.6952
10 20 E.カーペンター シボレー 250 +15.4357

11 98 ギャビー・シャヴェス Honda 250 +16.6016
13 28 ライアン・ハンターレイ Honda 250 +17.9431
14 14 佐藤琢磨 Honda 250 +18.3184
15 26 カルロス・ムニョス Honda 250 +18.9050
16 19 トリスタン・ボーティエ Honda 248 +2Laps
17 41 ジャック・ホークスワース Honda 221 +29Laps
18 25 ジャスティン・ウィルソン Honda 219 +31Laps
21 5 ライアン・ブリスコー Honda 130 +120Laps
23 7 ジェイムス・ジェイクス Honda 113 +137Laps
24 18 ピッパ・マン Honda 27 +223Laps
ポイントスタンディング
ドライバー
順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 2 J.P.モントーヤ シボレー 439
2 9 S.ディクソン シボレー 385
3 15 グレアム・レイホール Honda 370
4 3 H.カストロネベス シボレー 370
5 1 W.パワー シボレー 369
6 11 S.ブルデー シボレー 343
7 27 マルコ・アンドレッティ Honda 332
8 10 T.カナーン シボレー 314
9 67 J.ニューガーデン シボレー 309
10 22 S.パジェノー シボレー 278

12 26 カルロス・ムニョス Honda 251
13 14 佐藤琢磨 Honda 229
14 28 ライアン・ハンターレイ Honda 227
15 7 ジェイムス・ジェイクス Honda 197
16 98 ギャビー・シャヴェス Honda 197
17 41 ジャック・ホークスワース Honda 184
21 5 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 129
22 19 トリスタン・ボーティエ Honda 105
23 5 ライアン・ブリスコー Honda 84
24 18 コナー・デイリー Honda 81
25 25 シモーナ・デ・シルベストロ Honda 66
28 18 ピッパ・マン Honda 52
30 18 ロドルフォ・ゴンザレス Honda 40
31 25 ジャスティン・ウィルソン Honda 38
32 19 フランチェスコ・ドラコーネ Honda 38
34 18 カルロス・ウエルタス Honda 31
35 48 アレックス・タグリアーニ Honda 27
36 19 ジェームス・デイビソン Honda 10
37 32 オリオール・セルビア Honda 10

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