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2015年7月14日 (火)

NASCAR:カイル・ブッシュが今季2勝目! “トヨタ カムリ”4台がトップ5フィニッシュ

2015年7月13日
トヨタ自動車(株)モータースポーツマーケティング部 

 ケンタッキーで3カテゴリー全てが行われ、スプリント・カップ・シリーズではカイル・ブッシュがレースを支配し今季2勝目。“トヨタ カムリ”は4台がトップ5フィニッシュと速さを見せた。エクスフィニティ・シリーズでもレースを通して首位を争ったが、惜しくも2-3-4位フィニッシュ。キャンピング・ワールド・トラック・シリーズは、終盤のクラッシュで短縮終了となったが、マット・クラフトンが今季4勝目。エリック・ジョーンズが続き、“トヨタ タンドラ”が1-2フィニッシュを飾った。

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第18戦 Quaker State 400

開催日:7月11日

カイル・ブッシュが今季2勝目!
“トヨタ カムリ”4台がトップ5フィニッシュ 

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レースを支配し今季2勝目を挙げたカイル・ブッシュ 

 7月11日(土)、米国中東部ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第18戦「Quaker State 400」が開催された。
 ケンタッキーは、米国産の“トヨタ カムリ”が製造されているトヨタのケンタッキー工場から80km程と近く、“トヨタ カムリ”にとっては生まれ故郷でのレースとも言える。ケンタッキーでの同シリーズ戦は2011年から行われており、今年で5回目。トヨタ勢では、開催初年度の2011年にカイル・ブッシュ、2013年にマット・ケンゼスが勝利を挙げている。
 今大会では、新たな空力パッケージが採用された。更なる追い越しのチャンスを増やすべく、前後のスプリッター/スポイラーと呼ばれる空力パーツ(板)のサイズを縮小し、ダウンフォースが減少することとなる。この新空力パッケージは、9月の第25戦ダーリントンでも採用される他、今月末の第20戦インディアナポリス、8月の第23戦ミシガンでは更に抵抗の大きなパッケージが採用される予定。

 新空力パッケージの採用に伴い、8日(水)に4時間にわたる練習走行が予定されていたが、降雨によりキャンセル。翌9日(木)に順延となったがこの日も雨で走行出来ず。10日(金)の昼間、ようやく新パッケージで初めての練習走行が実施されたが、49分間で降雨により途中終了。
 その後、天候は回復したが、初の新空力パッケージでの練習走行時間を取るため、予選もキャンセル。95分間の最終練習走行を行ったが、決勝のスターティンググリッドは、規定に則り、練習走行1回目のタイムで決定された。
 デニー・ハムリンが8番手、カイル・ブッシュが9番手、マット・ケンゼスが16番手、カール・エドワーズが20番手につけ、9台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

トヨタモータースポーツニュース

 11日(土)午後7時47分、1.5マイルオーバルを267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースのグリーンフラッグが振られた。
 19周目に最後尾近くを走行していたJ.J.イェリーが接触からクラッシュしイエローコーション。しかし、25周目にコンペティション・コーションが予定されていたため、ほとんどの車両はピットへ入らず。再スタートが切られると、8位につけていたカイル・ブッシュが見事なスタートダッシュを決め、一気に2位へと浮上した。
 30周目にコンペティション・コーションが出され、全車ピットへ。ここで好作業に助けられカイル・ブッシュが首位浮上。ハムリンが2位、ケンゼス8位。25番手スタートから先のコーションでピットインしタイヤを4本交換、それを活かし順位を上げてきたデイビッド・レーガンが10位へポジションアップ。上位勢がほぼ2本タイヤ交換作戦を採ったのに対し、序盤ハンドリングに苦しみ、4本タイヤを交換したエドワーズは20位へと後退。
 再スタート後、首位を守るカイル・ブッシュは後続との差を広げていき独走。一方で、エドワーズもタイヤの優位性を活かし目覚ましい追い上げを見せ、53周目にはトップ10へと順位を上げた。
 ハムリンは3位を走行していたが、71周目、右フロントタイヤのパンクに見合われグリーン下で予定外のピットイン。このピット時に、ピットロードでのスピード違反も取られ、2周遅れの41位と、ほぼ最後尾まで順位を落としてしまった。
 81周目にコース上の異物によりこの日3度目のイエローコーション。上位勢はピットへ。ハムリンはこの間に1周し、1周遅れへと周回を取り戻した。
 カイル・ブッシュは首位を堅守し、ケンゼスとエドワーズが5位、6位で再スタート。首位争いを繰り広げる中、99周目、122周目とスピン、クラッシュによるコーションが連発し、ハムリンは“ラッキー・ドッグ”を獲得。首位と同一周回に復帰した。
 その後も数周ごとのクラッシュによるコーションが連発し、ピット戦略も分かれたが、カイル・ブッシュは首位をキープ。これにエドワーズが続き、再び“トヨタ カムリ”の1-2体制に。首位と同一周回に戻ったハムリンは、26位から着実に順位を上げていき、148周目にはトップ10へ。153周目、8度目のイエローコーション時にはピットに入らない作戦を採り、5位までポジションを取り戻した。
 再スタート後は、30周にわたってのグリーン走行となったが、またしてもカイル・ブッシュが2位以下を引き離し独走。
 207周目、クラッシュ車両により全車ピットへ向かうと、好ピットのハムリンが首位へ。カイル・ブッシュが2位、エドワーズが3位、ケンゼスが5位と4台の“トヨタ カムリ”が上位を占めての再スタート。この再スタートでは、カイル・ブッシュが一旦首位を奪うが、その直後、ハムリンとエドワーズがカイル・ブッシュのイン側に並び、“トヨタ カムリ”同士3ワイドでの首位争いに。このバトルを制したハムリンが首位を逃げる展開となった。
 220周目にもコーションが出されたが、上位勢はピットインせず。ハムリン首位、カイル・ブッシュ3位、エドワーズ4位、ケンゼス6位で残り43周での再スタート。アウト側を選択したハムリンがやや出遅れ、首位に立ったジョーイ・ロガーノ(フォード)をカイル・ブッシュが追う形に。
 一時は1秒ほど離されたカイル・ブッシュだったが、じりじりと差を詰めていくと、245周目にはテール・トゥ・ノーズに。2台は接触寸前のサイド・バイ・サイド、テール・トゥ・ノーズで順位を入れ替えながらの首位攻防戦を展開したが、残り20周を切った248周目、ついにカイル・ブッシュが首位を奪還。
 その後は徐々に差を広げていき、最後は1.6秒差でのトップチェッカー。カイル・ブッシュが267周中163周で首位を走行する強さを見せ、今季2勝目を挙げた。
 ハムリンは3位、エドワーズが4位、ケンゼスが5位で続き、“トヨタ カムリ”は新空力パッケージのデビュー戦で、トップ5に4台が入るという圧倒的な強さを見せた。
 カイル・ブッシュはこの勝利で“チェイス”入りへ更に前進。“チェイス”入りの条件であるドライバーズランキング30位との差は87ポイントへと縮まった。“チェイス”までの残り8戦、平均17位以上でフィニッシュすればランキング30位以内に浮上できる計算となる。

 次戦第19戦は7月19日(日)、米国北東部ニューハンプシャー州ロードンのニューハンプシャー・モーター・スピードウェイで行われる。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「とても楽しかった。クルーチーフとチームが本当に素晴らしい“トヨタ カムリ”を仕上げてくれた。レースの前半戦はコースを自由に走ることが出来た。中盤はやや苦しんだが、終盤に向けて更なる調整を続けた。彼(ジョーイ・ロガーノ:フォード)が首位を逃げたときはついていけず心配だったが、異なる攻略を試し、それが功を奏した。クルーチーフとチーム、そしてスポンサー、トヨタ、TRDと、ケンタッキーに来て支えてくれたファンに感謝したい。本当に素晴らしい夜で、レースを楽しめた。新しい空力パッケージも上手く働いていると思う。ジョーイとのバトルでも何度も順位の入れ替えもあり、良いレースが出来た。今後のレースでも、出来れば勝ちを狙い、多くの周回で首位を走り、可能な限り多くのポイントを得るべくプッシュしていく」 

第18戦 Quaker State 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 9 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 267
2 4 22 ジョーイ・ロガーノ フォード 267
3 8 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 267
4 20 19 カール・エドワーズ トヨタ カムリ 267
5 16 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 267
18 25 55 デイビッド・レーガン トヨタ カムリ 267
19 30 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 267
39 41 23 J.J.イェリー トヨタ カムリ 260
41 35 26 ジェブ・バートン トヨタ カムリ 175
42 39 83 マット・ディベネデット トヨタ カムリ 145

選手権 ポイント表
“チェイス”争い順位(上位16台が“チェイス”入り)
順位 ドライバー メーカー 勝利数 ポイント
1 ジミー・ジョンソン シボレー 4 624
2 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 2 692
3 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 2 616
8 マット・ケンゼス トヨタ 1 540
9 デニー・ハムリン トヨタ 1 522
10 カール・エドワーズ トヨタ 1 449
16 クリント・ボウヤー トヨタ 0 490
24 デイビッド・レーガン トヨタ 0 362
30 コール・ウィット フォード 0 287
35 カイル・ブッシュ トヨタ 2 200

ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 692
2 ジミー・ジョンソン シボレー 624
3 ジョーイ・ロガーノ フォード 624
9 マット・ケンゼス トヨタ 540
11 デニー・ハムリン トヨタ 522
15 クリント・ボウヤー トヨタ 490
17 カール・エドワーズ トヨタ 449
24 デイビッド・レーガン トヨタ 362
35 カイル・ブッシュ トヨタ 200
37 マット・ディベネデット トヨタ 184
39 ジェブ・バートン トヨタ 108
42 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 32
44 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 26
45 マイク・ウォレス トヨタ 8
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 811
2 フォード 734
3 トヨタ 722

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR XFINITY SERIES
第16戦 Kentucky 300

開催日:7月10日

“トヨタ カムリ”惜しくも2-3-4フィニッシュ

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首位を争ったが惜しくも2-3-4位に終わったエリック・ジョーンズ(#20)、カイル・ブッシュ(#54)、ダニエル・サレス(#18) 

 7月10日(金)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第16戦「Kentucky 300」がケンタッキー・スピードウェイで開催された。
 同シリーズ、ケンタッキーでのトヨタは、2008年から3年連続で勝利を挙げているが、その後は未勝利。久しぶりの勝利を目指し臨んだ。

 9日(木)2回の練習走行が予定されていたが、降雨のために短縮され、予定よりも遅れて1回で実施。10日(金)の午後3時45分より予定されていた予選も、降雨とその後に予定されていたスプリント・カップ・シリーズの練習走行のためキャンセルとなり、規定に則り、木曜日の練習走行のタイムで決勝のグリッドが決定された。
 ベテランのJ.J.イェリーがポールポジション。カイル・ブッシュが6番手、キャンピング・ワールド・トラック・シリーズにフル参戦しながらエクスフィニティ・シリーズにも精力的にスポット参戦している19歳のエリック・ジョーンズが7番手、今季よりエクスフィニティ・シリーズにフル参戦している23歳のメキシコ人ドライバー、ダニエル・サレスが10番手につけ、11台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 10日(金)午後7時47分、雨にたたられた数日が嘘のように、雲の間から青空と時折太陽も顔を覗かせるまでになったケンタッキーで、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 3周目にいきなりスピン車両によりイエローコーション。再スタートで、カイル・ブッシュとエリック・ジョーンズが共に飛び出し、2位、3位へ。カイル・ブッシュはその勢いのまま、16周目に首位に立った。
 25周目にコンペティション・コーション。全車ピットへ。カイル・ブッシュ首位、エリック・ジョーンズ3位、サレスが4位へとポジションアップ。再スタートでは、最前列のカイル・ブッシュと、カップ・シリーズのレギュラードライバーであるポール・メナード(シボレー)が数周にわたって、サイド・バイ・サイドの首位争いとなったが、カイル・ブッシュがこれを制し首位を奪還。その後方では、サレスとエリック・ジョーンズがカップ・シリーズのレギュラードライバーと3ワイドの2位争いを展開した。
 じりじりと後続との差を広げていったカイル・ブッシュは、60周目過ぎにはその差を2秒以上とし独走。エリック・ジョーンズとサレスもトップ5圏内での周回を続けた。
 71周目にスピン車両によりイエローコーション。全車ピットへ。ここで上位勢には大きな順位変動は無し。再スタート後すぐにクラッシュによるイエローコーションが発生したが上位勢はピットに向かわず。
 再スタート直後のハンドリングに苦しむこととなったカイル・ブッシュは、この再スタートで先行を許すと、チームメイトのサレスにもパスされ3位へ後退。しかし、周回を重ね、レースが折り返しを過ぎる頃にはやや調子を戻し、サレスをかわして首位を追った。
 カイル・ブッシュ、サレス、エリック・ジョーンズが2-3-4位で首位を追う中、イエローコーションは出ず、128周目あたりからグリーンフラッグストップが開始。全車がピットを終えた時点で、カイル・ブッシュが首位に返り咲いた。
 グリーンピットのタイミングは、無給油で最後まで走り切れるかぎりぎりの残り周回であったが、163周目にクラッシュ車両によりこの日5度目のイエローコーション。2位に1秒ほどの差を付けて首位を走行していたカイル・ブッシュのマージンはこれで帳消しになってしまった。
 全車ピットへ向かい、エリック・ジョーンズとサレスはタイヤ2本交換。カイル・ブッシュは4本交換とし、4位へ後退。残り31周での再スタートとなった。
 カイル・ブッシュがピットで後退したことで、首位はブラッド・ケゼロウスキー(フォード)に。しかし、再スタートでは最前列イン側2番手のエリック・ジョーンズが絶好のスタートを切り首位を奪取。その後方で、カイル・ブッシュがアウトから、サレスがイン側からケゼロウスキーを挟む形の3ワイドでの2位争いとなった。
 しかし、この2位争いはケゼロウスキーが制し、エリック・ジョーンズを猛追。エリック・ジョーンズはケゼロウスキーにじりじりとその差を詰められ、残り10周、周回遅れに阻まれた隙を突かれ、首位を奪われてしまった。
 エリック・ジョーンズは諦めず、僅差でケゼロウスキーをテール・トゥ・ノーズで追い続けたが、僅かに及ばず、2位でチェッカー。カイル・ブッシュが3位、サレスが4位で、“トヨタ カムリ”は2-3-4位フィニッシュとなった。

 次戦第17戦は7月18日(土)、ニューハンプシャー・モーター・スピードウェイで行われる。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

ドライバー エリック・ジョーンズ:
「残念ながら最後は周回遅れに引っかかってしまい、首位を捕まえるには至らなかった。上位を争っているときには良くあることだが、残念だ。クルーチーフと私は最後、2本交換で行くことを決めた。レース序盤は2本タイヤはそれほど悪くないと考えており、実際それは上手く言った。しかし、最後はちょっとぎりぎりで攻めすぎてしまったようで、若干オーバーステア症状が出てしまった。我々の“トヨタ カムリ”は勝てる仕上がりだった。最後に得られた結果が今日の全てだ。しかし、カイル(ブッシュ)やブラッド(ケゼロウスキー:フォード)とトップ争いが出来たのは素晴らしい経験だった」

ドライバー カイル・ブッシュ:
「(最後のピットで)4本交換は正しい選択だったと思った。それまでハンドリングはそれほど悪くなかった。しかし、ピットアウト後は酷いアンダーステア症状に見舞われ、コーナーで攻められなかった。レース序盤はとても好調だったが、22号車(ブラッド・ケゼロウスキー:フォード)はここで非常に速く、序盤の調子でも彼らを破れたかどうかは分からない。とはいえ、我がチームは彼を追い詰めた。(エリック)ジョーンズは私以上に彼を追い詰めた。我々の“トヨタ カムリ”はショートランよりもロングランで速さが発揮出来た」

ドライバー ダニエル・サレス:
「まず、素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝している。彼らは私がルーキーならではのミスを犯したり、学んでいる過程であっても絶対に諦めなかった。彼らと共に学んでいけるのは非常に幸運だと思っている。それだけに、今日速さを見せられたことは誇りに思う。ずっとトップ5でレースを戦うことが出来て最高だ。我々の“トヨタ カムリ”は本当に速かった。昨日もトラック・シリーズで速さを見せられたし、全体的に見てとても良い週末だった」 

第16戦 Kentucky 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 4 22 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 200
2 7 20 エリック・ジョーンズ トヨタ カムリ 200
3 6 54 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 200
4 10 18 ダニエル・サレス トヨタ カムリ 200
18 1 28 J.J.イェリー トヨタ カムリ 198
21 29 44 デイビッド・スター トヨタ カムリ 196
22 28 8 ブレイク・コッホ トヨタ カムリ 196
24 26 26 ティミー・ヒル トヨタ カムリ 194
27 27 24 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 192
29 24 14 ケール・コンリー トヨタ カムリ 189
36 35 13 デレック・ホワイト トヨタ カムリ 75
40 30 19 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 3

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 クリス・ブッシャー フォード 593
2 チェイス・エリオット シボレー 557
3 タイ・ディロン シボレー 547
8 ダニエル・サレス トヨタ 477
13 デイビッド・スター トヨタ 380
15 J.J.イェリー トヨタ 370
18 ブレイク・コッホ トヨタ 309
19 ケール・コンリー トヨタ 281
20 エリック・マクルーア トヨタ 274
27 マイク・ブリス トヨタ 141
39 ジェフ・グリーン トヨタ 48
43 ベニー・ゴードン トヨタ 39
44 ロス・ケンゼス トヨタ 39
48 ケニー・ウォレス トヨタ 27
49 Cj.フェイソン トヨタ 25
50 チャールズ・ルワンドスキ トヨタ 23
57 ジャスティン・マークス トヨタ 10
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 フォード 708
2 シボレー 696
3 トヨタ 684
4 ダッジ 196

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第10戦 UNOH 225

開催日:7月9日

大クラッシュによるフェンス破損で短縮終了
マット・クラフトンとエリック・ジョーンズが1-2フィニッシュ

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今季4勝目を挙げ、ケンタッキーで勝者に送られるジュークボックスを獲得したマット・クラフトン 

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第10戦「UNOH 225」が7月9日(木)にケンタッキー・スピードウェイで開催された。
 2000年からシリーズ戦が行われているケンタッキーでは、トヨタは過去に5勝。昨年はカイル・ブッシュが勝利を挙げている。カイル・ブッシュは今大会は不出場。自らのチーム、カイル・ブッシュ・モータースポーツより、今季初のフル参戦ながら現在ランキング3位に付けている19歳のエリック・ジョーンズ、エクスフィニティ・シリーズに今季よりフル参戦し、今週末はエリック・ジョーンズと共にトラック・シリーズと掛け持ち参戦する、23歳のメキシコ人ドライバー、ダニエル・サレス、前戦アイオワでトラック・シリーズにデビューし、いきなりトップ5フィニッシュを果たした期待の20歳、クリストファー・ベルの3人が出場する。

 今大会は練習走行から決勝まで、9日(木)の1日に組み込まれており、朝8時から午前中いっぱい練習走行が予定されていたが、降雨のためにキャンセル。午後5時15分からの予選もキャンセルとなったため、決勝のスターティンググリッドは、規定に則り、昨年のオーナーポイント順で決定。今大会のトラック・シリーズ戦は、練習走行、予選など一切の走行機会が無いまま、ぶっつけで決勝レースを戦うこととなった。
 スターティンググリッドは、2年連続のシリーズチャンピオンであるマット・クラフトンがポールポジション、エリック・ジョーンズが3番手、サレスが4番手、ジョニー・ソーターが5番手、ティモシー・ピーターズが10番手につけ、9台の“トヨタ カムリ”が決勝に進んだ。

 予選はキャンセルとなったが、雨は止み、その後、コースを乾燥させて、エクスフィニティ・シリーズの練習走行を行った後、午後7時46分に1.5マイルオーバルを150周(225マイル:約360km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 スタートでは2番手グリッドのタイラー・レディック(フォード)が先行し、エリック・ジョーンズ、クラフトン、サレスの3台の“トヨタ タンドラ”が首位を追う形となったが、この中からハイペースで抜け出したサレスが、その勢いのまま5周目に首位を奪取。すると、これにエリック・ジョーンズとクラフトンも続き、“トヨタ タンドラ”の1-2-3体制となった。
 20周目にコンペティション・コーションが出され、全車ピットへ。トヨタ勢が全車タイヤを4本交換したのに対し、2本交換としたレディックが先行。再スタートしてすぐにスピン車両でイエローコーションとなり、31周目に再スタートが切られると、最前列イン側2番手から好ダッシュを見せたエリック・ジョーンズが首位に立った。
 43周目にスピン車両により3度目のイエローコーションが出されると、前のピットから20周に満たないこともあり、ピット戦略が分かれた。タイヤ無交換、タイヤ2本交換の車両が先行。2本交換のソーターが3位、クラフトン5位。4本交換したエリック・ジョーンズとサレスはそれぞれ8,9位へと後退。
 再スタート後、“トヨタ タンドラ”勢はじりじりと追い上げていき、58周目にクラフトンが首位に浮上。その時点で4位、5位に浮上していたエリック・ジョーンズとサレスは、長いグリーンランと周回遅れで開いていた差を徐々に詰めて行き、80周目過ぎには3位、4位へ。
 その後もイエローコーションは出ず、先のピットから約50周、そして、フィニッシュまで残り50周となる100周を過ぎたあたりから、各車グリーン下でのピットインが始まった。
 最後までピットを引っ張ったクラフトンは、この時点で2位に3秒近い大差をつけていたが、ピット作業でややタイムロス。これでエリック・ジョーンズが首位に浮上。その直後、他チームがピット作業中に誤って転がったタイヤがグリーンエリアに出てしまいイエローコーション。
 首位のエリック・ジョーンズに、クラフトン、サレスが続き、再び“トヨタ タンドラ”の1-2-3体制で、残り43周での再スタート。すぐに3位以下を大きく引き離しての、エリック・ジョーンズとクラフトンのマッチレースとなった。
 トップ2台の争いが、3位以下と3秒近い差となった126周目、クラッシュ車両によりイエローコーション。ぎりぎりの燃料だったこともあり、エリック・ジョーンズとクラフトンを含む上位勢は2本タイヤ交換と給油のためにピットイン。しかし、2台がコース上に残ったため、エリック・ジョーンズ3位、クラフトン4位、サレスは5位に後退。
 再スタートではエリック・ジョーンズが首位へとジャンプアップしたが、その直後、13位を走行していたベルがスピンを喫し壁にクラッシュ。またも仕切り直しとなった。
 再スタート後も僅か3周でクラッシュが発生しイエローコーション。コース上にオイルが出たため、3分半の赤旗中断となった。
 再スタートで先行していたクラフトンが首位、エリック・ジョーンズ2位で、残り6周での再スタートが切られたが、翌周、9位を走行していたベン・ケネディがバトルの中で他車と接触。アウト側の壁とライバル車両の間に挟まれる形となったケネディの車両は、持ち上げられながら壁の上の、網状のフェンス部分に激しくクラッシュ。車両の前後部が大破する大クラッシュとなったが、ドライバー及び観客は無事。
 このクラッシュで、観客席フェンスが破損し、修復に時間を要するため、レースはこの時点、145周で短縮終了となることが決定。クラフトンが今季4勝目を挙げることとなった。エリック・ジョーンズが2位で続き“トヨタ タンドラ”は1-2フィニッシュ。サレスが4位、ピーターズが5位。18歳のカナダ人ドライバー、キャメロン・ヘイリーが9位に入り、今季4度目のトップ10フィニッシュを果たした。

 次戦第11戦は7月22日(水)に米国北部オハイオ州ロスバーグのダートオーバル、エルドラ・スピードウェイで開催される。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

ドライバー マット・クラフトン:
「最後の再スタートでプッシュしてくれたライアン・ブレイニー(フォード)に感謝しなくては。我々が、コース上の良いポジションにさえいれば最速のトラックだということは分かっていた。序盤はそれで後続を引き離せたのに、グリーンピット時のピットロードで若干トラブルがあり、首位の座を失ってしまった。あれだけがリードを失った原因だと思う。とはいえ、我々の“トヨタ タンドラ”は本当に素晴らしかった。」

ドライバー エリック・ジョーンズ:
「我々の“トヨタ タンドラ”は好調だった。スタート時はそれほどでもなかったが、レースを通して調整を続け、日が落ちてからはとても良くなった。マット(クラフトン)にはスピードでは及ばなかったが、何度かトップに立ったときには彼を抑えることが出来た。彼はリスタートで良いタイミングで後続からのプッシュを得られたということだ。とはいえ、全体的に見れば良い一日だった。全く練習走行が出来ないままレースを戦うのは大変だったが、それだけによくやってくれたチームを誇りに思う。私自身は、直前にエクスフィニティ・シリーズの練習走行で走れたのが幸運だった」 

第10戦 UNOH 225 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 88 マット・クラフトン トヨタ タンドラ 145
2 3 4 エリック・ジョーンズ トヨタ タンドラ 145
3 6 29 ライアン・ブレイニー フォード 145
4 4 51 ダニエル・サレス トヨタ タンドラ 145
5 10 17 ティモシー・ピーターズ トヨタ タンドラ 145
9 12 13 キャメロン・ヘイリー トヨタ タンドラ 145
12 5 98 ジョニー・ソーター トヨタ タンドラ 145
16 14 11 ベン・ケネディ トヨタ タンドラ 145
17 16 54 クリストファー・ベル トヨタ タンドラ 144
20 30 25 コディ・コーリン トヨタ タンドラ 143

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 マット・クラフトン トヨタ 417
2 タイラー・レディック フォード 397
3 エリック・ジョーンズ トヨタ 388
4 ジョニー・ソーター トヨタ 359
6 ティモシー・ピーターズ トヨタ 322
7 キャメロン・ヘイリー トヨタ 315
10 ベン・ケネディ トヨタ 297
13 ジャスティン・ボストン トヨタ 255
25 マット・ティフト トヨタ 130
34 クリストファー・ベル トヨタ 66
42 グレイ・ゴールディング トヨタ 27
44 コディ・コーリン トヨタ 24
48 ジェシー・リトル トヨタ 14
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 451
2 シボレー 417
3 フォード 414

※結果及びポイントは暫定

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