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2015年8月 5日 (水)

INDY:グレアム・レイホールが地元コースで優勝 (ホンダ)

今季2勝目を挙げたレイホールはポイントランキングでトップに9点差まで迫る
ジャスティン・ウィルソンが2位でHondaは1-2フィニッシュを達成
佐藤琢磨は接触の影響で24位

2015年8月2日(日)・決勝  
会場:ミッドオハイオ・スポーツカー・コース  
天候:快晴  気温:30~31℃

2015年のインディカー・シリーズは第14戦を迎え、もう残すのは3戦だけとなっています。今シーズン4戦目となる常設ロードコースでのレースは、すばらしい好天下で開催されました。

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グレアム・レイホール

(C)Honda Motor Co Ltd.

オハイオ州の州都コロンバスの郊外にあるミッドオハイオ・スポーツカー・コースは、緩やかなうねりを持つ丘陵地帯に造られた美しいサーキットで、観戦エリアも地形を利用して、芝生の上からレースを見られるようになっています。ツイスティーでアップダウンに富んだコースは、高度なテクニックだけでなく強じんな体力もドライバーたちに要求します。真夏の太陽が照りつけ、蒸し暑いコンディションとなった決勝日、24人のドライバーたちはインディカー・シリーズならではの激しいバトルを全長2.258マイルのミッド・オハイオで繰り広げ、13番グリッドからスタートしたHondaドライバーのグレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)が見事優勝を飾りました。

土曜日に行われた予選でのレイホールは、フライングラップ中に遅いマシンに追いついてしまって大きくタイムをロスし、第2セグメントに進むことができませんでした。彼が手に入れたのは13番グリッドで、トップ争いに加わるにはレース展開を味方につける作戦を成功させる必要がありました。予選で使用したソフトタイヤでスタートしたレイホールは、序盤にして2つポジションを上げ、13周を終えたところで最初のピットストップを行いました。フルタンクなら20周以上を走れるのですが、トップグループとタイミングを違えてコースの空いている場所を走り、差を縮めることを狙ったのです。この作戦が功を奏した上、レース終盤の66周目にフルコース・コーションが出される寸前に3回目のピットストップを敢行する好判断がチームによって下され、そのコーションが明けるとレイホールはトップに躍り出たのでした。

残り21周でレースが再開されると、レイホールは後続を軽々と突き放してみせました。マシンのハンドリングがよく、軽快な走りで3秒ものリードを築き上げました。しかし、残り周回数が10周というところでアクシデントが発生し、再び差はゼロに。レースは残り7周で最後のリスタートが切られました。この時、全員に10回が与えられるプッシュ・トゥ・パスが、もうレイホールには残されていませんでした。しかし、彼はプッシュ・トゥ・パスを2回残していたジャスティン・ウィルソン(Andretti Autosport)によるアタックを弾き返し、今シーズン2勝目、キャリア通算3勝目を、地元オハイオ州でつかみ取ってみせたのでした。

ホンダモータースポーツリリース

今回が今シーズン5戦目の出場だったウィルソンは、予選14番手から今季の自己ベストとなる2位でゴールしました。Hondaインディ200において、Hondaドライバーが1-2フィニッシュを達成したのです。今日のミッドオハイオには、オハイオのHonda従業員および関係者1万5000人が詰めかけており、彼らの声援を浴びてHondaエンジン、Hondaエアロキットは今シーズン5勝目を記録しました。また、最後尾スタートだったトリスタン・ボーティエ(Dale Coyne Racing)が6位でゴールし、第13戦アイオワで優勝したばかりのライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)は7位、ジャック・ホークスワース(A.J. Foyt Racing)が8位、デトロイトの勝者カルロス・ムニョス(Andretti Autosport)が9位、そして、マルコ・アンドレッティ(Andretti Autosport)が10位と、Hondaドライバー7人がトップ10でフィニッシュし、1-2フィニッシュに花を添えました。

予選16番手だった佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、1回目のピットストップをレイホールたちと同様に早めに行いましたが、その直後に他車と接触。ダメージの修復で周回遅れに陥り、レースに戻ったものの再びマシンを損傷し、ピットでレースを終えました。
次戦は1週のインターバルのあとにペンシルベニア州ポコノの三角形オーバルで行われる500マイルレースです。

コメント
グレアム・レイホール(優勝)
「私自身にとっても、Hondaにとっても特別な一日となりました。私が今後インディカーで多くの勝利を挙げることになりながら、ここミッドオハイオでのレースで一度も勝つことができなかったら、私は自分のキャリアに大いにガッカリすることでしょう。このコースでの勝利が、私たち家族にとってどれだけ大きな意味を持つかは、なかなか理解をしてもらえないと思います。レイホール家にとって、ミッドオハイオというコースは本当に特別な存在なんです。父をレーシングドライバーとしての成功に導いたジム・トゥルーマンが造ったコースで、私たちのチームはずっとこのコースと、オハイオ州コロンバスを地元として戦っているのです。最後のリスタートで私はプッシュ・トゥ・パスが残っていませんでした。ジャスティンにパスされる心配をせねばなりませんでした。しかし、マシンが最高の仕上がりだったので、今日はだれが相手でも突き放すことができていました」

ジャスティン・ウィルソン(2位)
「2位フィニッシュを大変喜んでいます。ゴール前の最後のリスタートではグレアム・レイホールをパスすべく全力でプッシュしました。しかし、彼のマシンを押し出したり、ホイールをぶつけることはしたくありませんでした。彼はチャンピオン争いをしているHondaドライバーですからね。しかし、それと同時に、彼に思いきりアタックすることで、彼に自身の力で勝利をつかみ取ってほしかったんです。彼はファンタステッィックな走りを見せていました。私にはあと1回のプッシュ・トゥ・パスが残されていましたが、グレアムは速すぎて、それを使うチャンスはありませんでした。今日の彼の勝利は全面的に称賛されるべきものです。私も全力で戦いました。私にチャンスを与えてくれ、すばらしい仕事をしてくれているAndretti AutosportとHondaに深く感謝します。Hondaのホームコースで1-2フィニッシュを達成できて、とてもうれしいです」

佐藤琢磨(24位)
「オーバーテイクの難しいコースなので、序盤に早い段階でピットストップを行う作戦を立てていました。実際に僕らは早めにピットインし、そこまでは非常に順調だったと思います。ところが、コースに戻ったあとにリアからぶつかってきたドライバーがいてホイールガードが壊れ、その修理で2周遅れとなりました。自分の走行ペースはトップとほとんど変わらないものにできていたのですが、2ラップを取り戻すのは難しかったですね。最後のピットストップを前にコースアウトし、リアのウイングレットにダメージを受けました。私はピットに戻り、そこでリタイアとなりました。今回は自分にとってインディカーでの100戦目でしたが、レースは残念なものとなりました。次の101戦目から、またフレッシュな気持ちでがんばりたいと思います。今シーズンの残り2戦、いい戦いができるようがんばります」

アート・セントシアー|HPD社長
「Hondaにとって最高の一日になりました。ミッドオハイオはHondaにとってのホームコースですから、ここで勝つこと、大勢のHondaアソシエーツたちを前に優勝することはいつでも大変大きな喜びなのです。おめでとう、グレアム! おめでとう、ボビー。彼らのチームスタッフ全員によるシーズン2勝目を称えたいと思います。次戦ポコノへ、彼らは大きな勢いとともに乗り込むこととなりますね。HPDは彼らのチームと力を合わせ、チャンピオン争いに向けてのハードワークを続けていきます」

決勝リザルト
順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 15 グレアム・レイホール Honda 90 1:55'20.0864
2 25 ジャスティン・ウィルソン Honda 90 +3.4049
3 22 S.パジェノー シボレー 90 +4.5706
4 9 S.ディクソン シボレー 90 +5.0293
5 10 T.カナーン シボレー 90 +10.5943
6 19 トリスタン・ボーティエ Honda 90 +11.4414
7 28 ライアン・ハンターレイ Honda 90 +13.8958
8 41 ジャック・ホークスワース Honda 90 +15.0372
9 26 カルロス・ムニョス Honda 90 +15.6116
10 27 マルコ・アンドレッティ Honda 90 +16.0094

12 98 ギャビー・シャヴェス Honda 90 +16.4962
16 7 ジェイムス・ジェイクス Honda 90 +20.1010
18 5 ライアン・ブリスコー Honda 90 +20.8331
20 18 ロドルフォ・ゴンザレス Honda 90 +24.9667
24 14 佐藤琢磨 Honda 60 +30Laps

ポイントスタンディング
ドライバー
順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 2 J.P.モントーヤ シボレー 465
2 15 グレアム・レイホール Honda 456
3 9 S.ディクソン シボレー 431
4 3 H.カストロネベス シボレー 407
5 1 W.パワー シボレー 406
6 11 S.ブルデー シボレー 379
7 27 マルコ・アンドレッティ Honda 378
8 67 J.ニューガーデン シボレー 370
9 10 T.カナーン シボレー 354
10 22 S.パジェノー シボレー 329

11 28 ライアン・ハンターレイ Honda 304
12 26 カルロス・ムニョス Honda 303
14 14 佐藤琢磨 Honda 246
15 98 ギャビー・シャヴェス Honda 229
16 7 ジェイムス・ジェイクス Honda 227
17 41 ジャック・ホークスワース Honda 226
21 19 トリスタン・ボーティエ Honda 152
22 5 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 129
23 5 ライアン・ブリスコー Honda 120
24 25 ジャスティン・ウィルソン Honda 92
25 18 コナー・デイリー Honda 81
27 25 シモーナ・デ・シルベストロ Honda 66
29 18 ピッパ・マン Honda 59
31 18 ロドルフォ・ゴンザレス Honda 50
32 19 フランチェスコ・ドラコーネ Honda 38
34 18 カルロス・ウエルタス Honda 31
35 48 アレックス・タグリアーニ Honda 27
36 19 ジェームス・デイビソン Honda 10
37 32 オリオール・セルビア Honda 10

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