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2015年8月18日 (火)

NASCAR:マット・ケンゼスがポール・トゥ・ウィンの完勝で今季3勝目! (トヨタ)

2015年8月17日
トヨタ自動車(株)モータースポーツマーケティング部 

今季2度目となるミシガンでのレースは、マット・ケンゼスがポールポジションからレースの約4分の3で首位を独走する圧巻の速さを見せ今季3勝目。トヨタは直近の6戦で5勝目を挙げた。ミッドオハイオのロードコース戦として行われたエクスフィニティ・シリーズでは、接触などのアクシデントなどで苦しい戦いとなる中、ルーキーのダニエル・サレスが11位フィニッシュ。ミシガンでのキャンピング・ワールド・トラック・シリーズは、カイル・ブッシュが勝利し、前戦に続き2連勝を飾った。

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第23戦 Pure Michigan 400

開催日:8月16日

マット・ケンゼスがポール・トゥ・ウィンの完勝で今季3勝目!

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ポール・トゥ・ウィンで今季3勝目を挙げたマット・ケンゼス 

 8月16日(日)、米国北東部ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第23戦「Pure Michigan 400」が開催された。
 年間36戦のシリーズ戦として戦われる同シリーズの終盤10戦で、上位16名のドライバーによってタイトルが争われるプレーオフ“チェイス・フォー・ザ・スプリント・カップ”。最初の16人を決定する第26戦まで、残り4戦となった。この16名は、26戦が終了した時点で、勝利数の多い順で、かつランキングが30位以内に入っているドライバーと、それ以外はポイントランキング順で決定される。
 トヨタ勢では、2勝を挙げているマット・ケンゼス、1勝のデニー・ハムリンとカール・エドワーズの3名が、ランキング30位にも充分なポイントも稼いでおり既に“チェイス”入りを確定。エクスフィニティ・シリーズの開幕戦で負傷し、序盤の11戦を欠場することとなったカイル・ブッシュは、復帰後に怒濤の4勝を挙げ、前大会、ついにドライバーズランキングでも30位に浮上した。しかし、カイル・ブッシュは残り4戦の結果次第では30位以下に落ちる可能性もあり、“チェイス”入りには、このまま第26戦終了時まで、ランキング30位以内を維持する必要がある。
 また、現在ランキング14位に付けているクリント・ボウヤーも“チェイス”圏内。同24位のデイビッド・レーガンも勝利を挙げれば“チェイス”入りの可能性を残しており、更なるトヨタ勢の“チェイス”入りに期待がかかった。

トヨタモータースポーツニュース

 14日(金)昼の練習走行に続き、午後5時5分より予選が行われ、ケンゼスが今季3度目となるポールポジションを獲得。自身キャリア16度目、ミシガンでは初のポール獲得となった。2番手にハムリン、3番手にエドワーズが続き、トヨタが予選トップ3を独占。ジョー・ギブズ・レーシングにとって初の予選トップ3独占となった。カイル・ブッシュも6番手、クリント・ボウヤーが12番手、デイビッド・レーガンが13番手で続き、9台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
 しかし、カイル・ブッシュは15日(土)のプラクティスでクラッシュを喫し、バックアップカーに乗り換えたため、決勝レースは後方へとグリッドを後退してスタートすることとなった。

 16日(日)午後3時55分、2マイルオーバルを200周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタートした。
 グリーンフラッグが振られてすぐに、13番手スタートのレーガンがスピンし、イエローコーション。レーガンはどこにも接触せず、そのままピットインしてレースに復帰した。
 チームメイトのボウヤーはこの混乱を上手く避けて6位へとジャンプアップ。10周目にもコース上の異物でコーションが出されたが上位勢はピットインせず。
 20周目、予定されていたコンペティション・コーションが出され、ほとんどの車両がピットへ。ケンゼスは首位をキープ。42位から再スタートを切ったカイル・ブッシュはこの時点で31位までポジションアップ。
 このコーションで1台がピットに入らなかったため、ケンゼスは2位へと後退したが、再スタート後、イエローコーションが出ず、その車両がグリーン下でピットインしたことで、ケンゼスは41周目に再び首位に返り咲いた。
 この日、ケンゼスに負けず劣らず好調だったのがボウヤー。序盤に4位までポジションを上げ、ピットで7位に後退したものの、41周目には3位へと再浮上した。
 ここミシガンでは燃料をフルに入れて約40周の走行が可能。55周目あたりからグリーンピットが始まった。首位を快走するケンゼスは2位以下に9秒もの大差をつけ、60周目にピットイン。燃料をセーブしながら,ほぼ最後尾から追い上げていたカイル・ブッシュは最後までピットを引っ張り、61周目に首位浮上。貴重なリードラップボーナスポイントを獲得した。
 63周目にカイル・ブッシュがピットへ向かうと、ケンゼスが再び首位に。ボウヤー4位、エドワーズ7位、ハムリン11位、カイル・ブッシュも14位までポジションを上げてきた。
 71周目にコース上の異物によりこの日4度目のイエローコーション。上位勢の多くはピットインせず。ケンゼスはコース上に残り首位をキープ。ボウヤー2位、ハムリン6位、カイル・ブッシュ7位、ここでピットインし、タイミングをずらす作戦に出たエドワーズは15位で再スタート。
 カイル・ブッシュが好スタートを決め4位へジャンプアップ。89周目にはボウヤーをかわし3位へ。
 その後もコーションが出ない展開となり、首位を快走していたケンゼスは99周目にグリーンピット。その他の車両も次々にピットインし、先のコーションでピットインしていたエドワーズが2位に浮上。エドワーズは114周目に首位に立ったが、グリーンランは続き、116周目についにグリーンピット。ケンゼスが首位に返り咲いた。
 全車がグリーンピットを終えた時点で、素晴らしい走りを見せていたカイル・ブッシュは3位に浮上。ボウヤー、ハムリンが続く形となった。
 首位のケンゼスが2位に2.4秒、3位のカイル・ブッシュに9秒もの大差をつけて独走していた120周目、コース上の異物によりイエローコーション。
 ほとんどの車両がピットへ向かう中、ピットタイミングをずらす作戦でコース上に残ったエドワーズは首位浮上。タイヤ2本交換としたケンゼスはトップでピットアウトし、3位へ。同じく2本交換のハムリンが5位、4本交換したボウヤーが10位、カイル・ブッシュが14位で残り75周での再スタートが切られた。
 密集した集団での、3ワイド、時に4ワイドになる激しい再スタート直後のバトルの中で、第2ターンを立ち上がったボウヤーはコントロールを失いアウト側の壁にヒット。跳ね返って来たところで他車と接触し、スピンした車両はイン側の壁にもヒットし、再スタートから僅か1周でイエローコーション。この日素晴らしい走りを見せていたボウヤーだったが、ガレージでの修復を余儀なくされることとなり、“チェイス”争いの上で厳しいレースとなってしまった。
 先の再スタートでケンゼスが首位に浮上。エドワーズは3位に後退していたが、残り70周での再スタートが切られると3ワイドバトルを制し2位へ。ケンゼスとの1-2体制に。
 136周目にスピン車両によりイエローコーションが出されたが、1-2-4位につけるケンゼス、エドワーズ、ハムリンは入らず、カイル・ブッシュのみがピットへ。
 2位につけていたエドワーズだったが、フォーメーションラップ中に電装系のトラブルにより突然スローダウン。システムを再起動して復帰したが、11位へと順位を落とすことに。
 残り59周での再スタートが切られると、ケンゼスはライバルの先行を許したが、すぐに奪い返し、数周にわたってサイド・バイ・サイド、テール・トゥ・ノーズで抜きつ抜かれつの激しい首位争いを展開。何とかこのバトルを制すると、再び独走態勢となった。
 後方では、11位まで後退していたエドワーズが3ワイドの再スタートバトルで好ダッシュを決め4位へ。ハムリン6位、カイル・ブッシュも9位とトップ10圏内へ。
 残り周回が40周を切ると、各車最後の給油のためにグリーンピット。164周目に首位走行中のケンゼスがピットへ。先のコーションでピットインしていたカイル・ブッシュが首位に立つと、172周目まで首位を走行したが、翌周にピットイン。176周目には全車がグリーンピットを終え、ケンゼスが首位に復帰した。
 2位に3秒ほどの差をつけ独走していたケンゼスだが、183周目にスピン車両によりこの日8度目のイエローコーション。マージンは帳消しとなり、ケンゼス首位、ハムリン4位、エドワーズ6位、カイル・ブッシュ9位で、残り13周での再スタート。
 首位の車両は、再スタート時の最前列でのポジション(アウト/イン)を選択出来るが、ケンゼスは、後方4位にチームメイトのハムリンがつけるアウト側を選択。この作戦が見事に当たり、ケンゼスは、ハムリンのプッシュにも助けられ、イン側のシボレー2台に先行することに成功。一方で、ハムリンはやや出遅れ、5位へ後退。
 重要な再スタートで首位をキープしたケンゼスは、後続との差を広げていき、トップでチェッカー。今季3勝目を挙げた。ハムリンは5位、エドワーズ6位、再スタートでやや出遅れたカイル・ブッシュは11位フィニッシュとなった。
 トヨタはこの勝利で、直近の6戦で5勝と、後半戦に入ってから強さを見せている。
 今大会、全200周中146周で首位を走り、ポール・トゥ・ウィンと圧倒的な速さを見せたケンゼスは、既に“チェイス”入りを決めているが、“チェイス”開始時のポイントリセットでは、今季の勝利数×3ポイントのボーナスが加えられるため、3戦毎に4人が脱落する“チェイス”システムでは重要なポイントを更に加えることとなった。
 ハムリンは今季7度目のトップ5フィニッシュ。カイル・ブッシュは惜しくもトップ10には届かず11位でチェッカーを受けたが、ポイントランキングではひとつ上げ、31位のドライバーとは23ポイント差の29位となった。
 クラッシュを喫したボウヤーは終盤車両を修復してレースに復帰したが41位に終わり、ランキングではひとつ順位を落としたものの、まだ“チェイス”ランキングでは圏内の16位につけている。

 次戦第24戦は8月22日(土)、米国南部テネシー州ブリストルのブリストル・モーター・スピードウェイで行われる。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

ドライバー マット・ケンゼス:
「チームは素晴らしい“トヨタ カムリ”を与えてくれた。ここに持ち込んだときからとても速かったが、更なるスピードと、ハンドリングを向上させていった。レースでも最適な調整を続けてくれた。戦略とピットストップも完璧だった。最後の再スタートでは後のデニー(ハムリン)が本当に素晴らしい仕事をして助けてくれた。この信じられないような機会を与えてくれた全ての人たちに感謝する」

ドライバー デニー・ハムリン:
「追い抜きが本当に厳しかった。チームは素晴らしい“トヨタ カムリ”を用意してくれた。マット(ケンゼス)の車は速かったし、我々も同じだった。ロングランでは良かったが、再スタートで苦戦し、一度隊列の中に入ってしまうと乱気流でそこから取り戻すのに苦戦した。とはいえ全体的に見れば満足している。ただ追い上げるには周回が少し足りなかった」

ドライバー カイル・ブッシュ:
「望んでいた結果とは言えないが、充分だ。昨日の我々の“トヨタ カムリ”は本当に、本当に速かった。しかし攻めすぎてクラッシュしてしまった。あれは勝てるクルマだった。とはいえ、優勝したチームメイトのマット・ケンゼスと20号車には祝福を送りたい。素晴らしい仕事をしてくれたチームにとっても最高の一日になった。バックアップカーに乗り換えることになったが、予想以上の仕上がりで、昨夜から今朝にかけて長時間の作業で準備してくれたクルーに本当に感謝している。全てが上手くかみ合えば4位か5位にはなれたかも知れない。トップ10圏外でのフィニッシュではあるが問題ない。この調子で来週もポイントを稼いでいかなければならない」 

第23戦 Pure Michigan 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 200
2 7 4 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 200
3 22 78 マーティン・トゥルークス・Jr. シボレー 200
5 2 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 200
6 3 19 カール・エドワーズ トヨタ カムリ 200
11 6 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 200
18 13 55 デイビッド・レーガン トヨタ カムリ 200
30 32 83 マット・ディベネデット トヨタ カムリ 197
33 29 26 ジェブ・バートン トヨタ カムリ 197
38 37 23 J.J.イェリー トヨタ カムリ 194
41 12 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 164

選手権 ポイント表
“チェイス”争い順位(上位16台が“チェイス”入り)
順位 ドライバー メーカー 勝利数 ポイント
1 ジミー・ジョンソン シボレー 4 752
2 カイル・ブッシュ トヨタ 4 395
3 マット・ケンゼス トヨタ 3 751
10 デニー・ハムリン トヨタ 1 670
11 カール・エドワーズ トヨタ 1 628
16 クリント・ボウヤー トヨタ 0 616
25 デイビッド・レーガン トヨタ 0 487

ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 866
2 ジョーイ・ロガーノ フォード 818
3 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 784
7 マット・ケンゼス トヨタ 751
9 デニー・ハムリン トヨタ 670
14 カール・エドワーズ トヨタ 628
15 クリント・ボウヤー トヨタ 616
24 デイビッド・レーガン トヨタ 487
29 カイル・ブッシュ トヨタ 395
36 マット・ディベネデット トヨタ 252
39 ジェブ・バートン トヨタ 136
43 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 32
44 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 26
45 マイク・ウォレス トヨタ 8
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 1024
2 トヨタ 954
3 フォード 948

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR XFINITY SERIES
第21戦 Nationwide Children's Hospital 200

開催日:8月15日

ロードコース戦でダニエル・サレスが11位フィニッシュ

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11位でフィニッシュしたダニエル・サレス(#18)と13位フィニッシュのボリス・セイド(#54) 

 8月15日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第21戦「Nationwide Children's Hospital 200」が米国北部オハイオ州レキシントンのロードコース、ミッドオハイオ・スポーツカー・コースで開催された。
 ミッドオハイオでのNASCAR戦は、エクスフィニティ・シリーズのみが2013年(当時はネイションワイド・シリーズ)より行われており、今年で3度目。この週末はミシガンでカップ・シリーズ戦とトラック・シリーズ戦が行われるため、シリーズレギュラーと、スポット参戦のロードコース・スペシャリストによって戦われた。トヨタ勢では、前戦ワトキンス・グレンに続き、54号車をベテランのボリス・セイド、20号車をケニー・ハブルがドライブする。

 14日(金)の2度の練習走行を経て、15日(土)決勝を前に午前11時15分より予選が行われ、セイドが4番手。今季よりシリーズにフル参戦している23歳のメキシコ人ドライバー、ダニエル・サレスが9番手、ハブルは15番手につけ、10台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 予選に続き、午後3時45分、2.258マイルロードコースを75周(169.35マイル:約270km)して競われる決勝レースがスタート。2列目4番手スタートのセイドは好スタートを切り3位へ。サレス、ハブルもひとつポジションを上げた。
 7周目、31番手スタートのデイビッド・スターがトランスミッションのトラブルに見舞われコース上にストップ。この日最初のイエローコーションに。ここで、上位勢の数台はピットに向かったが、セイドはコース上に残り、首位に浮上。サレス、ハブルも6位、11位へとポジションを上げた。
 10周目に再スタートが切られると、サレスが好ダッシュを決め、一気に3位に浮上。一方で、6位まで順位を上げていたハブルは12周目に右前タイヤのパンクに見舞われコースオフ。何とかコースには復帰したものの、破片が出たためイエローコーション。ここでセイドとサレスはピットへ。燃料をフルに入れておよそ30周走れるため、残り60周を1回のピットで走る戦略に出た。先のコーションでピットインした車両はコース上に残ったため、順位が入れ替わり、セイドは20位、サレス21位、ハブルは再度の修復ピットを行い36位へ後退。
 再スタートが切られるとサレス、セイド、ハブルの3台は猛烈な追い上げを開始。サレスは21位から僅か2周で13位までポジションアップ。セイドもこれに続いた。
 再スタート後5周でコースアウト車両によりコーション、その後も僅か1周でコーションと連発し、ピット戦略の異なる車両がピットインしたこともあり、“トヨタ カムリ”勢は更にポジションアップ。30周目に4回目のコーションからの再スタートが切られると、セイドは一気に7位へ。しかし、その後方では、15位までポジションを戻していたハブルが接触されスピン。コーションは出ず、グリーン下でのピットイン修復を余儀なくされたハブルは周回遅れの36位へと大きく後退してしまった。
 42周目にコース上に止まった車両が出たためこの日5度目のイエローコーション。残りは30周強と、燃料をセーブすればぎりぎり走り切れる周回とあって、上位勢は一斉にピットへ。この時点でサレス7位、セイド8位。しかし、セイドは再発進しようとしたところでエンジンストール。自身のピットスペースまで押し戻して再始動したため、大きくタイムをロス。サレスも、一斉ピットにより混乱するピットロードで他車と接触。修復のため再度のピットインを強いられることとなってしまった。
 これでセイドが24位、サレス31位、ハブルは周回遅れを脱し33位と、後方から残り30周の再スタートを切った。
 好スタートを切ったセイドだったが、翌周にスピン。コーションが出なかったために30位に後退。しかし、再び猛烈な追い上げを開始し、62周目にはセイド、サレス、ハブルが16,17,18位までポジションを取り戻した。
 残り11周でイエローコーション。サレスは右前タイヤに違和感を感じ、スローパンクの不安を訴えたが、セイドがこのコーション中に目視で確認し,そのまま走行を続行。
 残り7周での再スタートが切られると、1コーナーを過ぎ、長いストレートの先に位置するヘアピンの進入で、中団グループで多重クラッシュが発生。ここに14,16位のハブルとセイド、そして23位につけていたトミー・ドリッシが巻き込まれてしまった。
 レースは最後の3周で再スタート。14位で再スタートを切ったサレスは、好ダッシュで2つポジションを上げると、ファイナルラップにも1台かわし、11位でチェッカーを受けた。
 セイドはクラッシュに巻き込まれコースオフしたもののダメージがそれほど大きくなかったため走行を続行。25位まで順位を落としながらも最後の3周で追い上げ、13位でフィニッシュした。

 次戦第22戦は8月21日(金)、ブリストル・モーター・スピードウェイで行われる。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

ドライバー ダニエル・サレス:
「この週末、我がチームはいくつかのアクシデントに見舞われながらも復帰し、力強いレースが戦えることを示せたと思う。我々の“トヨタ カムリ”は好調で、ピットロードでの接触に見舞われるまでトップ10圏内を走行していた。接触の後も、周回遅れにならずに修復を終えられ、11位という結果に繋がった。チームはこの週末、特に今日は素晴らしい仕事をしてくれた。我々は諦めないが、更なる努力を続け、ロードコースでもオーバルに負けないだけの強さを身につけなくてはならない。我々のすべきことは明確であり、来週のブリストルにはもっと強くなって戻ってくる」 

第21戦 Nationwide Children's Hospital 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 7 7 リーガン・スミス シボレー 75
2 1 22 アレックス・タグリアーニ フォード 75
3 3 3 タイ・ディロン シボレー 75
11 9 18 ダニエル・サレス トヨタ カムリ 75
13 4 54 ボリス・セイド トヨタ カムリ 75
16 26 28 J.J.イェリー トヨタ カムリ 75
20 24 14 ケール・コンリー トヨタ カムリ 75
24 30 8 ブレイク・コッホ トヨタ カムリ 75
28 15 20 ケニー・ハブル トヨタ カムリ 75
31 28 44 デイビッド・スター トヨタ カムリ 69
32 27 26 トミー・ドリッシ トヨタ カムリ 68
35 31 24 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 60
40 33 19 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 3

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 クリス・ブッシャー フォード 765
2 タイ・ディロン シボレー 741
3 チェイス・エリオット シボレー 740
7 ダニエル・サレス トヨタ 658
12 J.J.イェリー トヨタ 511
16 デイビッド・スター トヨタ 463
17 ブレイク・コッホ トヨタ 406
18 ケール・コンリー トヨタ 395
20 エリック・マクルーア トヨタ 362
29 マイク・ブリス トヨタ 141
32 ボリス・セイド トヨタ 119
39 ジェフ・グリーン トヨタ 68
44 ケニー・ウォレス トヨタ 56
46 ベニー・ゴードン トヨタ 39
47 ロス・ケンゼス トヨタ 39
52 トミー・ドリッシ トヨタ 31
53 ケニー・ハブル トヨタ 31
55 マット・ウォレス トヨタ 30
58 Cj.フェイソン トヨタ 25
60 チャールズ・ルワンドスキ トヨタ 23
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 フォード 932
2 シボレー 909
3 トヨタ 891
4 ダッジ 256

※結果及びポイントは暫定 
 

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第13戦 Careers for Veterans 200

開催日:8月15日

カイル・ブッシュがシリーズ2連勝でミシガン初勝利
“トヨタ タンドラ”5連勝!

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トラック・シリーズ2連勝を飾ったカイル・ブッシュ 

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第13戦「Careers for Veterans 200」が8月15日(土)にミシガン・インターナショナル・スピードウェイで開催された。
 年間23戦で争われるトラック・シリーズも後半戦に入った。ミシガンは2004年にトヨタがNASCARトップ3カテゴリーに参戦を開始して、初年度の13戦目に、初めて勝利を挙げたコース。以来トヨタはトラック・シリーズで通算137勝、5度のドライバーズタイトル、6度のマニュファクチャラーズタイトルを獲得してきている。ここミシガンではトヨタは通算4勝。昨年はジョニー・ソーターが勝利を挙げている。

 14日(金)に2度の練習走行を行い、15日(土)決勝を前に午前9時40分より予選を実施。2年連続のシリーズチャンピオンであるマット・クラフトンが今季初、キャリア8度目となるポールポジションを獲得。ベン・ケネディが4番手。これに、ティモシー・ピーターズ、キャメロン・ヘイリー、ミシガン出身でホーム初レースとなる19歳のエリック・ジョーンズが5,6,7番手で続き、ソーター9番手、前戦勝利を挙げたカイル・ブッシュが10番手。決勝に進出した8台の“トヨタ タンドラ”のうち7台が予選トップ10グリッドから決勝レースをスタートすることとなった。

 予選の後、カップ・シリーズの練習走行を経て、午後1時16分、2マイルオーバルを100周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 1周目にいきなりスピン車両によりイエローコーション。若干の順位入れ替わりはあったものの、5周目に再スタートが切られると、カイル・ブッシュが一気にポジションを上げ、7周目に首位に立った。
 首位には立ったものの、後続を引き離すまでには到らず、トップ3台は1列に連なったまま周回。その後方では、ピーターズとクラフトンが激しい4位争いを展開した。
 25周目にスピン車両によりこの日2度目のイエローコーションが出され、全車ピットへ。ここで、フロントウィンドウのトラブルに見舞われていたクラフトンは、ピットがオープンになる前にピットへ向かい、修復作業を行った。また、首位でピットアウトしたカイル・ブッシュも痛恨のピットロードスピード違反。クラフトンとカイル・ブッシュが隊列最後尾へ後退。これで、タイヤ2本交換により順位を上げたエリック・ジョーンズが首位に立った。
 30周目に再スタートが切られると、エリック・ジョーンズは僅差ながらも首位をキープ。タイトルを争う、現在ランキングトップのタイラー・レディック(フォード)らとの3台による首位争いとなった。その後方では、20位以下からの再スタートとなったカイル・ブッシュとクラフトンが目覚ましい追い上げを見せ、39周目にはカイル・ブッシュがトップ10圏内へ。
 上位争いでは、ディフェンディングウィナーであるソーターがペースアップ。45周目には首位を争っていたエリック・ジョーンズらをアウトから一気にパスし、この日初めてソーターが首位に立った。
 レースが折り返しを過ぎてもコーションは出ず、グリーンのまま周回が重ねられていく中、50周目にトップ5入りしたカイル・ブッシュはなおも追撃の手を緩めず、57周目には愛弟子であるエリック・ジョーンズをパス。65周目には2位に浮上したが、65周目、前のピットから35周、フィニッシュまで35周というタイミングもあり、多くの車両が一斉にグリーンピット。最後まで引っ張ったソーターはピット作業でややタイムをロス。好ピットを見せたカイル・ブッシュが全車グリーンピットを終えた時点で首位に浮上した。
 その直後、70周目にコース上の異物によりこの日3度目のイエローコーションとなったが上位勢はピットに向かわず。再スタート直後にも再びコース上の異物でイエローコーション。このコーションでは、上位勢では唯一エリック・ジョーンズがピットへ。3位につけていたエリック・ジョーンズだったが、このピットで17位へと後退。
 82周目に再スタート。今大会、トラック・シリーズデビュー2戦目の出場で12位を走行していた19歳のコディ・コーリンが単独スピン。多くの車両が何とかこれをかわしたものの、15位で追い上げを狙っていたケネディはこれを避けられず追突。ケネディはリタイア。コーリンも修復を余儀なくされてしまった。
 コース清掃にやや時間がかかり、残り11周で再スタートとなったが、4位につけていたクラフトンがやや遅れたところ、後続と接触し、ハーフスピン。2台は何とか立て直し、どこにも接触せずに走行を続けたが、この接触で破片がコース上に散ったため、再びイエローコーションに。
 一方でカイル・ブッシュは首位をキープ。大きく遅れていたエリック・ジョーンズも素晴らしいダッシュで6位へとジャンプアップを果たした。
 残り6周での再スタートが切られると、一旦は最前列2位のライアン・ブレイニー(フォード)の先行を許したカイル・ブッシュだったが、残り3周で首位を奪い返すと、最後まで詰め寄るブレイニーの追撃を凌ぎきり、トップでチェッカー。前戦に続き2連勝を飾った。トヨタはこれでシリーズ5連勝。
 カイル・ブッシュはこれまでにカップ・シリーズとエクスフィニティ・シリーズではミシガンで勝利を挙げているが、トラック・シリーズでは初勝利。この勝利により、カイル・ブッシュが3カテゴリー全てで勝利を挙げたコースは11となった。
 エリック・ジョーンズは地元での初レースを3位でフィニッシュ。ソーター4位、クラフトンは追い上げ6位、ピーターズが8位、ヘイリーが10位でチェッカーを受け、“トヨタ タンドラ”は出場した8台中6台がトップ10フィニッシュを果たした。
 ドライバーズランキングでは首位のタイラー・レディック(フォード)が9位に終わったため、ランキング2位のクラフトンと3位のエリック・ジョーンズは、それぞれ首位との差を8ポイント、9ポイントへと詰めることとなった。

 次戦第14戦は8月19日(水)にブリストル・モーター・スピードウェイで開催される。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「私にとっても、我がチームKBM(カイル・ブッシュ・モータースポーツ)にとっても初となるミシガンでの勝利だ。スポンサーやクルーチーフ、チームの全員の素晴らしい仕事に感謝する。本当に楽しいコースで、エンジョイ出来た。このシリーズを愛しており、エリック・(ジョーンズ)をはじめとする才能ある若手ドライバーとのレースが出来るのは本当に楽しい。ここミシガンでもやっと3カテゴリー全てで勝つことが出来て嬉しい」

ドライバー エリック・ジョーンズ:
「今日は残念ながら一日を通して少し速さが足りなかった。その上セッティングがあわず、残り25周でのピットインを強いられ、後方から追い上げなくてはならなかった。幸いにも再スタートでジャンプアップ出来、最後は3位フィニッシュ出来た。ポイントの面では良いレースだった。ランキング首位と9ポイント差まで詰め寄れたのは嬉しい。なにより、地元ミシガンでレースが出来たのは最高だった。再スタートは超接近戦での全開でカオス状態だし、とてもタフなコースだ。しかし、エンジョイしながら、多くのことを学べた」 

第13戦 Careers for Veterans 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 10 51 カイル・ブッシュ トヨタ タンドラ 100
2 12 29 ライアン・ブレイニー フォード 100
3 7 4 エリック・ジョーンズ トヨタ タンドラ 100
4 9 98 ジョニー・ソーター トヨタ タンドラ 100
6 1 88 マット・クラフトン トヨタ タンドラ 100
8 5 17 ティモシー・ピーターズ トヨタ タンドラ 100
10 6 13 キャメロン・ヘイリー トヨタ タンドラ 100
20 18 54 コディ・コーリン トヨタ タンドラ 96
25 4 11 ベン・ケネディ トヨタ タンドラ 82

 
選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 タイラー・レディック フォード 514
2 マット・クラフトン トヨタ 506
3 エリック・ジョーンズ トヨタ 505
4 ジョニー・ソーター トヨタ 461
5 キャメロン・ヘイリー トヨタ 425
7 ティモシー・ピーターズ トヨタ 416
10 ベン・ケネディ トヨタ 381
16 ジャスティン・ボストン トヨタ 255
22 マット・ティフト トヨタ 189
32 クリストファー・ベル トヨタ 114
40 コディ・コーリン トヨタ 48
44 ケン・シュレーダー トヨタ 33
49 グレイ・ゴールディング トヨタ 27
57 ジェシー・リトル トヨタ 14
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 596
2 シボレー 542
3 フォード 539
4 RAM 12

※結果及びポイントは暫定 

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