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2015年8月26日 (水)

NASCAR:カップ戦で4台の“トヨタ カムリ”がトップ10フィニッシュ

2015年8月24日
トヨタ自動車(株)モータースポーツマーケティング部 

エクスフィニティ戦とトラック戦ではカイル・ブッシュが1位/2位
「世界最速のハーフマイル」ブリストルで3カテゴリー全てが行われ、スプリント・カップ・シリーズではレース前半を“トヨタ カムリ”が支配するも、デニー・ハムリンが3位。エクスフィニティ・シリーズでは“グリーン・ホワイト・チェッカー“の逆転でカイル・ブッシュが今季3勝目。キャンピング・ワールド・トラック・シリーズも“グリーン・ホワイト・チェッカー”の最後のバトルでカイル・ブッシュが2位となった。

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第24戦 Irwin Tools Night Race

開催日:8月22日

デニー・ハムリンが3位
“トヨタ カムリ”4台がトップ10フィニッシュ
 

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レース前半を“トヨタ カムリ”勢が支配したが、デニー・ハムリン(#11)が3位、カール・エドワーズ(#19)が7位、カイル・ブッシュ(#18)が8位でフィニッシュした 

 8月22日(土)、米国南部テネシー州ブリストルのブリストル・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第24戦「Irwin Tools Night Race」が開催された。
 50年以上の歴史を持つブリストルは、1周0.533マイルと、NASCARの3カテゴリー全てが行われるコースでは最も短いが、バンク角が高く「世界最速のハーフマイル」と呼ばれる。グリップの変わりやすいコンクリート舗装の路面で、周回遅れをかいくぐりながら休む間のないレースが強いられる難コース。
 ブリストルでは年に2戦カップ・シリーズ戦が行われており、トヨタはこれまでに7勝。そのうちの5勝をカイル・ブッシュが挙げており、特に2010年の8月には、同一週にブリストルで行われた3カテゴリー全てを制覇する前人未踏の「スウィープ」を達成。その再現を目指し、カイル・ブッシュは今年も3カテゴリー全てに出場した。
 また、今年春の大会ではマット・ケンゼスが勝利。ケンゼスは2013年にも勝っているほか、トヨタ移籍以前を入れると通算ブリストル4勝。カール・エドワーズもトヨタ移籍以前に3勝。ショートオーバルを得意とするデニー・ハムリンも2012年に勝利を飾っており、トヨタ勢の活躍に期待がかかった。

 21日(金)昼間の2回の練習走行に続き、午後5時45分より予選が行われ、ハムリンが今季2度目となるポールポジションを獲得。2番手にカイル・ブッシュ、3番手エドワーズ、4番手にデイビッド・レーガンが続き、“トヨタ カムリ”は予選2列目までを独占した。
 クリント・ボウヤーが9番手、ケンゼスが13番手につけ、8台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

トヨタモータースポーツニュース

 22日(土)まだ空には明るさの残る午後7時50分、0.533マイルオーバルを500周(266.5マイル:約430km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 ポールポジションのハムリンが好スタートを切り、その後方でカイル・ブッシュとエドワーズがサイド・バイ・サイドで2位を争ったが、結局トップ4は予選順位のままに落ち着くことに。1-2体制のハムリンとカイル・ブッシュは圧倒的な速さを見せ、3位以下をどんどん引き離していった。
 15周目過ぎには周回遅れが現れ始め、これをかわしながらの周回となる中で、カイル・ブッシュが27周目にハムリンをパスし首位浮上。エドワーズは3位をキープ、ケンゼスもトップ10圏内へとポジションを上げ、トップ3のみならず、6台の“トヨタ カムリ”がトップ10を走行する序盤戦となった。
 52周目にコース上の異物によりこの日最初のイエローコーション。全車ピットへ向かい、カイル・ブッシュはタイヤ4本交換ながら首位をキープ。2本タイヤ交換車両や、狭いピットロードでの混雑もあり、ハムリンは5位に後退したものの、再スタートが切られるとすぐにカイル・ブッシュに次ぐ2位に浮上。2台は他車を受け付けない圧倒的な速さで再び後続を引き離していった。
 109周目、好調にポジションを上げていき、ハムリンに次ぐ4位を走行していたケンゼスが突然のエンジンブロー。前戦ポール・トゥ・ウィンで今季3勝目を挙げるなど好調なケンゼスだったが、ここでレースを終えることとなってしまった。
 ケンゼスのトラブルではコーションは出なかったが、125周目、ハムリンとの2位争いを展開していたカイル・ラーソン(シボレー)がタイヤバーストにより壁にクラッシュしこの日2度目のイエローコーション。
 ここでのピット作業ではハムリンが先行し、カイル・ブッシュが追う形で再び2台がレースを支配。146周目にもクラッシュによるコーションが出されたが、上位勢はピットインせず。再スタートでカイル・ブッシュがチームメイトから首位を奪還した。
 その後はレースが折り返しになるまで、99周にわたりコーションが出ず、首位カイル・ブッシュとハムリン、ボウヤー、エドワーズの4台の“トヨタ カムリ”に、ジョーイ・ロガーノ(フォード)が加わっての5台が上位争いを展開した。
 グリーンランが長引くにつれ、カイル・ブッシュはハンドリングの不調に見舞われ、ロガーノ、ボウヤー、エドワーズにもかわされ4位へ後退。250周目にコース上の異物によりこの日4度目のイエローコーションが出され、ピット作業でエドワーズ、カイル・ブッシュ、ボウヤーというトップ3に変わって再スタート。再び長いグリーンランとなる中で、今度はエドワーズとカイル・ブッシュの首位争いとなり、レースの約3分の2にあたる340周目過ぎまで、“トヨタ カムリ”勢による支配が続いた。
 340周目過ぎまでは、トップ7のうち5台を占める速さを見せていた“トヨタ カムリ”だったが、343周目、3位走行中のカイル・ブッシュがホイールの緩みのような不調を感じ、グリーン下でピットイン。1周のラップタイムが短い(約15秒)ショートオーバル故に、2周遅れとなってしまったカイル・ブッシュだったが、ピットアウト後、首位を走るカール・エドワーズらをパスし、自力で1周遅れへと戻して見せた。この時点でカイル・ブッシュは周回遅れ4番手の15位。
 353周目には、首位を入れ替えながらのバトルを展開していたエドワーズが右前タイヤのパンクに見舞われスローダウン。こちらもコーションが出ず、グリーンピットとなっため、2周遅れとなってしまった。
 359周目にクラッシュ車両によりイエローコーションが出されると、上位勢がピットインしたため、この間にカイル・ブッシュとエドワーズは1周し、カイル・ブッシュは首位と同一周回へ復帰、エドワーズは1周遅れに。
 ハムリン2位、レーガン3位、ボウヤー4位で残り133周での再スタートが切られたが、僅か4周後、3ワイドでの3位争いを展開していたレーガンが接触からスピン。直後を走っていたボウヤーもこれに巻き込まれ、レーガンはイン側の壁にクラッシュ。この日常にトップ10圏内を維持する好走を見せていたレーガンだったが、ガレージでの修復を余儀なくされてしまった。ボウヤーも修復とタイヤ交換のためにピットインし、10位に後退。
 前半から中盤にかけて、圧倒的な速さを見せていた“トヨタ カムリ”勢だったが、度重なる不運で次々に順位を落とすこととなり、残り121周での再スタート時には、上位に残っているのは2位のハムリンのみとなってしまった。
 再スタート後僅か5周で再び多重クラッシュが発生したが、その後はロングランとなり、11位につけていたカイル・ブッシュがポジションアップ。ハムリンをかわして3位に。
 430周目にはこの日8度目のコース上の異物によりコーションが出され、ここでようやくエドワーズが“ラッキー・ドッグ”を獲得し、首位と同一周回に復帰した。
 しかし、このピットでは、2位につけていたカイル・ブッシュが痛恨のピットロードスピード違反。エドワーズの後方、首位と同一周回最後尾の14位へと後退。ハムリン4位、ボウヤー8位、エドワーズ13位、カイル・ブッシュ14位で残り63周の再スタート。
 その後はコーションの出ないままロングランとなり、ボウヤー、カイル・ブッシュ、エドワーズの3台は着実にポジションアップ。
 前半戦を支配しながらも、不運なアクシデントやトラブルで後退を余儀なくされた“トヨタ カムリ”勢だったが、最終的にはハムリンが3位、ボウヤー5位、エドワーズ7位、カイル・ブッシュ8位と、4台がトップ10フィニッシュを果たした。
 この結果、“チェイス”入りへ向け戦っているカイル・ブッシュは、ランキングこそ変わらぬ29位ながら、当落ラインである31位とは46ポイントまでその差を広げた。1レースで獲得できる最大ポイントは48点のため、次レースの結果次第では、“チェイス”まで1戦を残してカイル・ブッシュが“チェイス“入りを決める可能性が出てきた。
 また、未勝利ながら“チェイス”ランキングで圏内の16位につけるボウヤーも、ランキングを争う17位とのポイント差を35ポイントと、15ポイント広げることとなった。

 次戦第25戦は9月6日(日)、米国南東部サウスカロライナ州ダーリントンのダーリントン・レースウェイで行われる。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

ドライバー デニー・ハムリン:
「自分たちにとっては良いレースが出来た。しかし、終盤はライバルにスピードで及ばず、レースを通してバランスの調整を続けることとなった。とはいえ、3位は悪い結果ではない。今日はレースを通して首位争いに関わることが出来た。これは重要だ。しかし、ロングランでは若干スピードが足らず、前の2台が速すぎた」

ドライバー クリント・ボウヤー:
「我々には2台揃ってトップ5フィニッシュできる“トヨタ カムリ”があったが、チームメイト同士のトラブルでそれを失ってしまったのは残念だ。そのため、最後は着実にフィニッシュすることが求められた。チームは勝利を切望しており、我々はあと少しのところにいた。チームを誇りに思っている。このチームの一員であることは非常に楽しい経験であり、それに応えるためにも“チェイス“入りを決めたい。それこそが我々のチャレンジだ。前戦ミシガンでクラッシュに終わっただけに、今日のトップ5フィニッシュというのは我々にとって大きな結果だ」

ドライバー カール・エドワーズ:
「TRDやトヨタ、チームクルーが素晴らしく速い“トヨタ カムリ”を用意してくれた。混雑するコースの中をかき分け、ロングランでコンディションが変化する中レースをするのはとても楽しい。まるでダートトラックのようで、コース上のラバーによって変化していくラインと、周回遅れをかわすラインを読まなくてはならない。不運にもタイヤパンクに見舞われてしまったが、レースを楽しむことが出来た」 

第24戦 Irwin Tools Night Race 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 5 22 ジョーイ・ロガーノ フォード 500
2 7 4 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 500
3 1 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 500
5 9 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 500
7 3 19 カール・エドワーズ トヨタ カムリ 500
8 2 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 500
33 42 83 マット・ディベネデット トヨタ カムリ 493
34 38 23 J.J.イェリー トヨタ カムリ 492
40 4 55 デイビッド・レーガン トヨタ カムリ 443
42 13 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 110

選手権 ポイント表
“チェイス”争い順位(上位16台が“チェイス”入り)
順位 ドライバー メーカー 勝利数 ポイント
1 ジミー・ジョンソン シボレー 4 792
2 カイル・ブッシュ トヨタ 4 433
3 ジョーイ・ロガーノ フォード 3 865
4 マット・ケンゼス トヨタ 3 753
10 デニー・ハムリン トヨタ 1 712
11 カール・エドワーズ トヨタ 1 666
16 クリント・ボウヤー トヨタ 0 655
25 デイビッド・レーガン トヨタ 0 491

ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 908
2 ジョーイ・ロガーノ フォード 865
3 デイル・アーンハート・Jr. シボレー 819
7 マット・ケンゼス トヨタ 753
9 デニー・ハムリン トヨタ 712
14 カール・エドワーズ トヨタ 666
15 クリント・ボウヤー トヨタ 655
24 デイビッド・レーガン トヨタ 491
29 カイル・ブッシュ トヨタ 433
36 マット・ディベネデット トヨタ 263
39 ジェブ・バートン トヨタ 136
43 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 32
44 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 26
45 マイク・ウォレス トヨタ 8
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 1066
2 トヨタ 996
3 フォード 995

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR XFINITY SERIES
第22戦 Food City 300

開催日:8月21日

カイル・ブッシュが今季3勝目!
NASCAR通算150勝目を挙げる

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カイル・ブッシュがシリーズ今季3勝目。自身のNASCAR通算150勝目を挙げた 

 8月21日(金)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第22戦「Food City 300」がブリストル・モーター・スピードウェイで開催された。
 このブリストルはカイル・ブッシュが非常に得意としており、年間2戦行われる同シリーズで、最多となる7勝(うちトヨタで6勝)を挙げている。

 今大会は21日(金)に全ての走行セッションが実施された。午前中に練習走行を行い、午後3時45分より予選開始。今季9戦目のシリーズ出場となるデニー・ハムリンが、今季3度目となるポールポジションを獲得。カイル・ブッシュが2番手で続き“トヨタ カムリ”が最前列グリッドを独占。今季よりシリーズにフル参戦している23歳のメキシコ人ドライバー、ダニエル・サレスが9番手につけ、12台の“トヨタ カムリ”が決勝に進んだ。

 予選の後、併催のカップ・シリーズの予選を経て、午後7時45分、0.533マイルショートオーバルを300周(159.9マイル:約260km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 ポールポジションのハムリンがスタートではポジションをキープしたが、4周目にカイル・ブッシュがハムリンをかわして首位浮上。しかし、14周目には周回遅れに引っかかったカイル・ブッシュをハムリンがかわし、25周目にはサイド・バイ・サイドバトルから再びカイル・ブッシュが首位と、序盤から2台の“トヨタ カムリ”が後続を引き離しながら激しい首位争いを展開した。
 25周目に首位に立ったカイル・ブッシュは、ややハムリンを引き離し独走状態に。53周目にクラッシュ車両によりこの日最初のイエローコーションが出されると、全車ピットへ向かい、カイル・ブッシュは首位でピットアウト。ハムリンは再発進でエンジンストールしてしまい、6位に後退。
 しかし、ハムリンは3列目アウト側から、すぐに前走車をパスし2位に浮上すると、首位カイル・ブッシュとの差を0.5秒ほどでキープしたまま2位で周回。105周目には、この日3度目となる首位奪還を果たすなど、再びカイル・ブッシュとハムリンの首位争いが繰り広げられた。
 129周目にコース上の異物でこの日2度目のイエローコーションが出されると全車ピットへ。ハムリンは首位をキープ。カイル・ブッシュは4位に後退。再スタート後僅か3周でクラッシュによるコーションが出され、そこからの再スタートではハムリンが一瞬ライバルの先行を許すもすぐに奪い返し、163周目にはカイル・ブッシュも2位へ浮上。後半戦も2台の“トヨタ カムリ”が後続を引き離してのマッチレースの様相となった。
 192周目、首位と同一周回の19位ながら周回遅れ目前となっていたケール・コンリーが、首位を争うハムリンとカイル・ブッシュの直前でスピン。しかし、幸運にも誰も巻き込まれず。残り100周強というこのタイミングで、全車最後となるであろう給油を行うべくピットに向かった。
 このピットでは、ハムリンとカイル・ブッシュの1-2は変わらないものの、10位前後につけていたサレスがタイヤ2本交換作戦を採りジャンプアップ。
 2台がピットに入らずコース上に残ったため、ハムリン3位、カイル・ブッシュ4位、サレス8位で、残り101周での再スタートとなった。
 ハムリンとカイル・ブッシュはすぐに前を行く1台はかわしたものの、首位を行くクリス・ブッシャー(フォード)をパスするには到らず。その後コーションが連発するも、上位勢はピットに向かわず、最後のピットから150周強を走り切る作戦に出たブッシャーを、カイル・ブッシュとハムリンが最後まで攻め続けた。
 残り6周となった295周目、今大会スポット参戦している、地元テネシー州出身の67歳のベテラン、ブラッド・ティーグが壁にクラッシュした車両に突っ込み、イエローコーション。レースは2周延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることとなった。
 2位のカイル・ブッシュが最前列イン側、ハムリンは4位で2列目アウト側からのスタート。ハムリンは前を行くブッシャーを押す形で好スタートを切ったが、その直後、首位のブッシャーが燃料切れに見舞われスローダウン。ハムリンはこれを避けようとして接触、一瞬スピードが落ちた隙を見逃さず、首位に立ったカイル・ブッシュがトップチェッカー。今季3勝目を挙げた。
 この勝利でカイル・ブッシュは自身の持つシリーズ最多勝利記録を73に伸ばした。また、カイル・ブッシュにとって、NASCARのトップ3カテゴリーでの合計勝利数が、通算150勝目となる記念すべき勝利となった。
 ハムリンは3位。サレスが5位に入り、シリーズのレギュラーから選ばれた4人で10万ドルを競い合う「ダッシュ4キャッシュ」を初めて獲得することとなった。

 次戦第23戦は8月29日(土)、米国北部ウィスコンシン州エルクハートレイクのロードコース、ロードアメリカで行われる。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「ハードバトルだった。レース序盤、我々の“トヨタ カムリ”はベストとは言い難かった。クルーチーフとクルーがいくつかの調整を行ってくれたことで向上していった。残り100周でのピットの後は、タイヤと燃料をセーブすることを心掛けた。この素晴らしい“トヨタ カムリ”と共にエクスフィニティ・シリーズを戦うのは楽しい。応援に来てくれたファンにも感謝したい。ここブリストルは自分にとってホームとも言えるコースだ。水曜日の夜にはトラックシリーズで2位フィニッシュ出来たし、明日もこの好調が維持できるのを楽しみにしている」

ドライバー デニー・ハムリン:
「最後の再スタートは上手く切れたのだが、60号車(クリス・ブッシャー:フォード)のインに入ろうとした瞬間に彼が燃料切れに見舞われ、接触し、車体前部にダメージを負ってしまった。54号車(カイル・ブッシュ)とのバトルでは、ポジショニングに恵まれなかった。しかしチームクルーは、中盤失ったポジションを取り戻すべく全力を尽くしてくれた」

ドライバー ダニエル・サレス:
「(ダッシュ4キャッシュの勝利は)私の勝利ではなく、チームで勝ち取ったものだ。みんなのハードワークが報われて本当に嬉しい。次戦ダーリントンは初めてのコースだが、またダッシュ4キャッシュを戦えるのは素晴らしいことで、チームに感謝している。今日は難しいレースだった。我々の“トヨタ カムリ”は速く、特にロングランで力強かったが、いくつかの理由でショートランでやや苦戦した。タイヤが冷えている状態では上位の数台には叶わなかった。コース上のポジションは非常に重要で、最後のピットストップで、ライバルがタイヤを4本交換する中、我々は2本交換としてポジションを上げられたのが大きかった」 

第22戦 Food City 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 2 54 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 302
2 7 42 カイル・ラーソン シボレー 302
3 1 20 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 302
5 9 18 ダニエル・サレス トヨタ カムリ 302
18 20 14 ケール・コンリー トヨタ カムリ 301
19 18 28 J.J.イェリー トヨタ カムリ 299
20 32 44 デイビッド・スター トヨタ カムリ 298
21 29 8 ブレイク・コッホ トヨタ カムリ 298
26 40 13 ブラッド・ティーグ トヨタ カムリ 291
29 25 26 ハーミー・サドラー トヨタ カムリ 287
33 34 24 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 252
37 26 66 ベニー・ゴードン トヨタ カムリ 65
40 31 19 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 3

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 クリス・ブッシャー フォード 800
2 タイ・ディロン シボレー 781
3 チェイス・エリオット シボレー 777
6 ダニエル・サレス トヨタ 697
12 J.J.イェリー トヨタ 536
16 デイビッド・スター トヨタ 487
17 ブレイク・コッホ トヨタ 429
18 ケール・コンリー トヨタ 421
20 エリック・マクルーア トヨタ 373
29 マイク・ブリス トヨタ 141
33 ボリス・セイド トヨタ 119
39 ジェフ・グリーン トヨタ 72
44 ケニー・ウォレス トヨタ 56
45 ベニー・ゴードン トヨタ 46
47 ロス・ケンゼス トヨタ 39
52 トミー・ドリッシ トヨタ 31
53 ケニー・ハブル トヨタ 31
55 マット・ウォレス トヨタ 30
58 Cj.フェイソン トヨタ 25
60 チャールズ・ルワンドスキ トヨタ 23
63 ブラッド・ティーグ トヨタ 18
67 ハーミー・サドラー トヨタ 15
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 フォード 967
2 シボレー 951
3 トヨタ 938
4 ダッジ 264

※結果及びポイントは暫定 
 

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第14戦 UNOH 200

開催日:8月19日

“グリーン・ホワイト・チェッカー”での大混戦
カイル・ブッシュが2位フィニッシュ

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終盤まで首位を走っていたマット・クラフトン(#88)は惜しくも7位。カイル・ブッシュ(#54)が2位でフィニッシュした 

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第14戦「UNOH 200」が8月19日(水)にブリストル・モーター・スピードウェイで開催された。
 トラック・シリーズ戦は年1戦行われるブリストルでは、トヨタは過去に7勝。うちカイル・ブッシュがシリーズ最多となる4勝、ティモシー・ピーターズが1勝を挙げている。

 決勝レースが水曜日夜の開催という今大会、18日(火)の午後に練習走行が行われ、降雨による中断もあったものの、その後再開。翌19日(水)の午前中から最後の練習走行を行い、午後4時45分より予選開始。
 今季シリーズ3戦目の出場で、前2戦は2連勝を飾っているカイル・ブッシュが今季初のポールポジションを獲得。今季よりシリーズにフル参戦し、首位と9ポイント差のランキング3位につけている19歳、エリック・ジョーンズが4番手。2年連続のシリーズチャンピオンで、現在ランキング2位につけるマット・クラフトンが6番手、18歳のカナダ人ドライバー、キャメロン・ヘイリーが9番手につけた。
 今大会トラック・シリーズにデビューする17歳のルーキー、ダルトン・サージェントは18番手グリッドを獲得し、9台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと進んだ。

 予選の後、空が闇に包まれた午後8時48分に0.533マイルショートオーバルを200周(106.6マイル:約170km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。ポールポジションのカイル・ブッシュは、第2ターンの立ち上がりで行き場を失い、6位に後退。カイル・ブッシュの後方につけていたエリック・ジョーンズとクラフトンもこれに詰まる形で7位、8位へと順位を落としてしまった。
 31周目、今季よりエクスフィニティ・シリーズにフル参戦しているメキシコ人ドライバーのダニエル・サレスが、16番手スタートから追い上げ、ヘイリーと12番手争いを繰り広げる中、2台は接触し、共にスピン。2台共に大きなダメージはなかったものの、この日最初のイエローコーションとなった。
 再スタート後、カイル・ブッシュは車体をぶつけ合いながらの激しいバトルを繰り広げ、47周目には3位へとポジションアップ。勢いに乗るカイル・ブッシュは、65周目に2位に上がると、更に首位を追撃。80周目、激しいバトルの末にカイル・ブッシュが首位に立った瞬間、コース上の異物によりこの日2度目のイエローコーションが出された。
 全車一斉にピットへ。ここで、パワーステアリング系のトラブルに苦しみながらもトップ10圏内をキープしていたジョニー・ソーターがタイヤ2本交換作戦を採りトップ浮上。カイル・ブッシュ2位、クラフトン4位、エリック・ジョーンズ8位、ベン・ケネディ9位で90周目に再スタート。
 コース上は、軽い雨に見舞われ始めており、レーダーも雨雲の接近を示していたため、各チームレース成立となる100周目以降を睨んで戦略に悩むこととなった。
 カイル・ブッシュはこの再スタートでも出遅れ、4位へ。ソーターもかわされ2位へ後退。カイル・ブッシュをかわしたクラフトンが3位へと浮上した。
 112周目にクラッシュ車両によりこの日3度目のイエローコーション。上位勢はコース上に残ったが、ソーターをかわして3位に上がっていたカイル・ブッシュはピットへ向かい、15位へ後退。
 120周目に再スタートが切られると、2位のクラフトンが首位争いを展開。後方では、15位のカイル・ブッシュが目覚ましい追い上げを見せ、10周でトップ10入りすると、152周目にはチームメイトのエリック・ジョーンズをかわし7位へ。
 160周目、首位を走行していた車両が、目前でスピンした周回遅れをかわせず接触し、イエローコーション。このコーションラップ中に雨が降り始め、レースは赤旗中断となった。
 雨は一時非常に強くなり、路面はヘビーウェット状態となったが、まもなく止み、“エア・タイタン”コース乾燥システムを搭載した“トヨタ タンドラ”がコースを乾燥。45分間の中断の後にレースは再開された。
 10周にわたる長いフォーメーションラップの末に、残り25周で再スタート。首位のクラフトンはポジションをキープ。6位のカイル・ブッシュもポジションアップはならず、7位ソーター、8位エリック・ジョーンズ、9位ピーターズの順で終盤戦へ。
 そのままフィニッシュするかと思われた196周目、11位を争っていたケネディとタイ・ディロン(シボレー)が軽く接触。バランスを崩したタイ・ディロンがスピンを喫しイエローコーション。レースは2周延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることとなった。
 首位のクラフトンは最前列アウト側を選択。しかし、再スタートで出遅れ、後続が一気にこれを飲み込んでいく展開となった。3列目アウト側6位につけていたカイル・ブッシュは、クラフトンによる混乱を上手くかわし、一気に2位へジャンプアップ。首位を追ったが届かず、2位でチェッカーを受けた。
 エリック・ジョーンズが6位、クラフトンが7位、ソーター9位、17歳のサージェントは10位に入り、デビュー戦でトップ10フィニッシュを果たした。
 クラフトンはエリック・ジョーンズより一つ下のポジションでのフィニッシュとなったが、ラップリードボーナスを得たため、2人はこのレースで全く同じ38ポイントずつを追加。ランキング首位につけるタイラー・レディック(フォード)がボーナスポイント無しの8位に終わったため、クラフトンとエリック・ジョーンズは、共に2ポイントずつ首位との差を詰めることとなった。

 次戦第15戦は8月30日(日)にカナダ・オンタリオ州ボウマンヴィルのロードコース、カナディアン・タイヤ・モスポート・パークでシリーズ唯一のロードコース戦として開催される。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「(ファイナルラップは)何が起こったのか分からない。第1ターンに進入し、アウトが空いているのを見てそちらへラインを変えた。私は3ワイドの一番アウト側にいたが、どうなるのかわからなかった。“グリーン・ホワイト・チェッカー”はとにかく行くしかないからだ。今日の結果は望んでいたものとは言えない。我々の“トヨタ タンドラ”は速かったし、本当に勝ちたかった。追い越しは困難で、狙った通りに順位が上げられずフラストレーションも溜まったが、2位はチームにとっては良い結果だ。そして、4号車(エリック・ジョーンズ)が88号車(マット・クラフトン)よりも上位でフィニッシュ出来たのも良かった」

ドライバー エリック・ジョーンズ:
「最後の再スタートでは、ラインを変えてカイル(ブッシュ)について行こうとした。しかし、不運にも33号車(ブランドン・ジョーンズ:シボレー)も同じラインを狙ってきたので、そのラインは取れなかった。とはいえ6位というのは全体的に見て、そしてポイントの点でも良い結果だ。我々は首位との差を2ポイント詰めることが出来た。大変な一日というわけではなかったが、何が悪かったのか、そしてもっと良くするためにはどうすればいいのかを理解する必要がある」

ドライバー ダルトン・サージェント:
「我々の“トヨタ タンドラ”のために働いてくれたチームクルーを誇りに思う。レースを通して本当に多くのことを学び、最終的にトップ10フィニッシュを果たせた。初めてのキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ戦で、しかもブリストルというクレイジーなコースでこの結果が得られて、これ以上の喜びはない。最後は何度か3ワイドバトルになるなど激しいレースだったが、レースをフィニッシュ出来、多くを学べて本当に満足している。重要なことは、カイル・ブッシュなどのベテラン達とレースを戦い、多くを学べたことだ。素晴らしい経験が出来、感謝している」 


第14戦 UNOH 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 2 29 ライアン・ブレイニー フォード 202
2 1 54 カイル・ブッシュ トヨタ タンドラ 202
3 7 8 ジョン・ハンター・ネメチェク シボレー 202
6 4 4 エリック・ジョーンズ トヨタ タンドラ 202
7 6 88 マット・クラフトン トヨタ タンドラ 202
9 12 98 ジョニー・ソーター トヨタ タンドラ 202
10 18 5 ダルトン・サージェント トヨタ タンドラ 202
12 15 17 ティモシー・ピーターズ トヨタ タンドラ 202
15 11 11 ベン・ケネディ トヨタ タンドラ 202
18 9 13 キャメロン・ヘイリー トヨタ タンドラ 201
30 16 51 ダニエル・サレス トヨタ タンドラ 154

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 タイラー・レディック フォード 550
2 マット・クラフトン トヨタ 544
3 エリック・ジョーンズ トヨタ 543
4 ジョニー・ソーター トヨタ 497
6 キャメロン・ヘイリー トヨタ 451
7 ティモシー・ピーターズ トヨタ 448
10 ベン・ケネディ トヨタ 410
20 ジャスティン・ボストン トヨタ 255
23 マット・ティフト トヨタ 189
32 クリストファー・ベル トヨタ 114
40 コディ・コーリン トヨタ 48
44 ダルトン・サージェント トヨタ 34
45 ケン・シュレーダー トヨタ 33
51 グレイ・ゴールディング トヨタ 27
59 ジェシー・リトル トヨタ 14
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 639
2 フォード 586
3 シボレー 583
4 RAM 12

※結果及びポイントは暫定 

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