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2015年9月23日 (水)

NASCAR:デニー・ハムリンが勝利!“チェイス”次ラウンド進出確定 (トヨタ)

2015年9月22日
トヨタ自動車(株)モータースポーツマーケティング部 

カップとエクスフィニティで“トヨタ カムリ”1-2フィニッシュ

 シカゴランドで3カテゴリー全てが開催。スプリント・カップ・シリーズでは序盤周回遅れの最後尾に落ちながらも追い上げたデニー・ハムリンが“チェイス”初戦で勝利を挙げ、次ラウンドへの進出を決定。カール・エドワーズが2位、マット・ケンゼスとカイル・ブッシュもトップ10フィニッシュを果たし、ランキングではトヨタ勢がトップ4を占めることとなった。エクスフィニティ・シリーズではカイル・ブッシュとケンゼスが首位を争い、カイル・ブッシュが今季4勝目。ケンゼスが続き1-2フィニッシュ。キャンピングワールド・トラック・シリーズは最後燃費戦となり、キャリア200戦目のティモシー・ピーターズが3位でフィニッシュした。

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第27戦 myAFibRisk.com 400

開催日:9月20日

デニー・ハムリンが最後尾から追い上げ勝利!
“チェイス”次ラウンド進出確定

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“チェイス”初戦を制し、次ラウンド進出一番乗りとなったデニー・ハムリン 

 9月20日(日)、米国中部イリノイ州ジョリエットのシカゴランド・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第27戦「myAFibRisk.com 400」が開催された。
 いよいよNASCAR最高峰スプリント・カップ・シリーズは、終盤10戦でタイトルを争うプレーオフ“チェイス・フォー・ザ・スプリント・カップ”に突入した。
 通称“チェイス”と呼ばれるこのプレーオフは、レギュラーシーズン26戦で16人が選出され、タイトルを争う。10戦のうち、3戦ずつラウンドを区切り、各ラウンド毎に下位4名が脱落。最終戦ホームステッドに残った4名のうち、最上位フィニッシュしたものがシリーズチャンピオンとなる。
 今季、トヨタ勢はマット・ケンゼス、カイル・ブッシュ、カール・エドワーズ、デニー・ハムリン、クリント・ボウヤーの5名が“チェイス”に進出。トヨタにとってはシリーズ参戦以来最多の“チェイス”入りであると共に、“チェイス”直前の12戦で9勝と後半戦に来て調子を上げてきており、悲願のシリーズタイトル獲得に期待がかかる。
 シカゴランドでのカップ・シリーズ戦は2001年より年1戦行われており、トヨタは過去に3勝。2011年からは“チェイス”の開幕戦として行われており、2013年にはマット・ケンゼスがこのシカゴランドと、次戦ロードンで連勝を果たしている。また、カイル・ブッシュも2008年に1勝。この時は併催のネイションワイド(現エクスフィニティ)・シリーズ戦でも勝利を挙げる「スウィープ」を成し遂げており、前日のエクスフィニティ戦を制したカイル・ブッシュの「スウィープ」再現にも期待がかかった。

 18日(金)の昼間に30分ほどの練習走行を行った後、午後5時45分より予選が予定されていたが、その前に行われたトラック・シリーズの予選中から降り始めた雨により、カップ・シリーズの予選もキャンセル。スターティンググリッドは規定に則り、練習走行のタイムで決定された。
 カイル・ブッシュが7番手、ケンゼスが12番手、カール・エドワーズが14番手。クリント・ボウヤーは26番手、デニー・ハムリンは29番手と後方スタート。9台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

トヨタモータースポーツニュース

 好天に恵まれた20日(日)午後2時18分、1.5マイルオーバルを267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。
 スタート直後の2周目、29番手グリッドから1周で23位まで順位を上げたハムリンの目前で車両がスピン。これを避けようとしたハムリンもハーフスピンを喫し、イエローコーション。ハムリンは幸運にもどこにもぶつからなかったが、タイヤ交換のためにピットインを強いられ、周回遅れの最後尾43位となってしまった。
 再スタート後は、イエローコーションが出ない展開となり、ケンゼス、エドワーズは摩耗していくタイヤのグリップ低下に苦しみ、ポジションを落として行った。一方、カイル・ブッシュはトヨタ勢でひとり気を吐き、じりじりとポジションアップ。33周目に2位に浮上すると、激しい首位争いを展開。アウト側の速いラインをキープする首位に対し、カイル・ブッシュはイン側へ飛び込みチャンスを狙うも、立ち上がりで抜き返されるという、このバトルは10周以上に渡ったが、46周目、インをついたカイル・ブッシュに対し、アウト側は周回遅れに阻まれ、カイル・ブッシュが首位を奪った。
 50周を過ぎるとグリーンピットが始まったが、カイル・ブッシュは首位の座をキープ。このグリーンピットでは、直前まで15位前後を走行していたエドワーズが痛恨のピットロードスピード違反。再度のピットインを強いられ、周回遅れとなってしまった。
 全車1度目のグリーンピットを終えた後は、首位のカイル・ブッシュが圧倒的な速さで独走。ライバル車両を次々に周回遅れにしていき、2度目のグリーンピットを目前にした100周目には、2位に3秒以上の大差をつけ、首位と同一周回は僅か12台となっていた。
 100周目を過ぎた頃から2度目のグリーンピットが始まったが、カイル・ブッシュはここでも最後までピットを引っ張り、106周目のグリーンピット後も首位をキープ。ケンゼスは首位と同一周回最後尾の13位、ハムリンとエドワーズは2周遅れにはなることなく、1周遅れの24位、25位で走行。
 122周目、コース上の異物により、この日2度目のイエローコーション。上位勢は全車ピットへ。周回遅れとなっていたハムリンとエドワーズは、上位勢がピットインしている間に1周回り、周回遅れを脱した。カイル・ブッシュはピット作業でも首位を維持。ケンゼス12位、ハムリンとエドワーズが15位、16位でレースのほぼ折り返しとなる129周目に再スタート。
 再スタートが切られて僅か2周で、トップ10圏内の車両が壁にヒットしイエローコーション。上位勢はコース上に残ったが、ここで先のコーション時にピットに入らず、周回遅れを脱したハムリンとエドワーズがピットイン。
 135周目に再スタートが切られると、先の再スタートで先行を許したカイル・ブッシュが今度は好スタートで後続を引き離しにかかった。ここで、昨年のシリーズチャンピオンであり、チェイスドライバー、そして先ほどまでカイル・ブッシュと首位を争っていたケヴィン・ハーヴィック(シボレー)がスピンを喫しクラッシュ。
 再スタートでは、カイル・ブッシュが出遅れ、3位に後退。後方ではエドワーズが好ダッシュを見せ10位に。ハムリン、ケンゼスが続いた。
 その後はまた50周近くにわたってコーションが出ず、180周目過ぎから、この日3度目となるグリーンピットに。上位勢がほぼグリーンピットを終えた時点で、先ほどひとつ後のコーションでピットインしていたエドワーズとハムリンはギリギリまでピットを引っ張り、1-2位へ浮上。その直後にコース上の異物によりこの日5度目となるイエローコーションが出された。
 グリーンピットの直後という事もあり、首位と同一周回はわずか7台。エドワーズとハムリンはピットへ。カイル・ブッシュとケンゼスはコース上に残り、カイル・ブッシュが首位、エドワーズが3位、ハムリンが4位、ケンゼスが12位で、残り71周での再スタートが切られた。
 実兄のカート・ブッシュ(シボレー)と最前列に並んで再スタートを切ったカイル・ブッシュはダッシュを決め首位をキープ。ブッシュ兄弟が3位以下を引き離し、その3位にエドワーズ、ハムリンが5位で周回が重ねられていった。
 兄弟のバトルは激しいまま続き、220周目には兄のカート・ブッシュが首位へ。
 先のコーションの後、必ずもう一度は給油を行わなくてはならないため、230周目過ぎあたりからグリーンピットする車両が出始めた。エドワーズは新しいタイヤへ換えての追い上げを狙い、やや早めの237周目にグリーンピット。
 その2周後には、2位走行中のカイル・ブッシュもピットへ向かった。
 続々とグリーン下でピットインしていく中、ハムリンとケンゼスは最後まで引っ張り、それぞれ243周目、244周目にピットイン。これで全車グリーンピットを終えた形となり、カイル・ブッシュが2位、ハムリン4位、エドワーズ6位、ケンゼスが14位。カイル・ブッシュはその後1台にかわされ3位に後退。
 そのまま最後まで走り切るかと思われたが、残り10周というところでコース上の異物によりこの日6度目のイエローコーション。このコーションでのピット作戦が分かれた。
 上位2台と4位のハムリンがコース上に残ったのに対し、カイル・ブッシュ、エドワーズらはピットへ。タイヤを4本交換し、最後の数周での逆転に賭けた。
 タイヤ未交換のハムリンが3位、交換したカイル・ブッシュが5位、エドワーズが7位で残り5周での再スタート。4ワイド状態となる激しい再スタート直後のバトルの中、ハムリンは見事なスタートを切り首位を奪取。エドワーズも3位へとジャンプアップ。一方、カイル・ブッシュは前方の車両にやや行く手を阻まれる形となりポジションアップならず。
 ハムリンはそのまま逃げ切り、トップでチェッカー。最後尾からの追い上げで勝利を飾った。エドワーズが抜きつ抜かれつの2位争いを制し、2位でフィニッシュ。一時は周回遅れとなっていた2台の“トヨタ カムリ”が1-2フィニッシュを飾った。
 “チェイス”のシステムはポイントよりも勝利が優先されるため、ハムリンはこの勝利で、第30戦からの12人によって争われる次ラウンド“コンテンダー12”への進出を確定。ケンゼスが5位、カイル・ブッシュが9位に入ったことで、ポイントランキングでは、“トヨタ カムリ”勢がトップ4を占めることとなった。

 次戦第28戦は9月27日(日)、米国北東部ニューハンプシャー州ロードンのニューハンプシャー・モーター・スピードウェイで行われる。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

ドライバー デニー・ハムリン:
「信じられない。我々の“トヨタ カムリ”は本当に速かった。チームが素晴らしい仕事で周回遅れから脱してくれた。後方スタートからでも、最後尾からでも優勝が可能だということは分かっていた。我々にはそれが出来る最高の“トヨタ カムリ”とチームがある。“チェイス”の最高のスタートを切れた。これで続く2週はレースを楽しむことが出来る。しかし、“チェイス”が終わるまでプレッシャーが途切れることはない。まだまだ先は長い」

ドライバー カール・エドワーズ:
「上位争いに復帰出来、最高だ。信じられない。デニー(ハムリン)は最後速かった。カート(ブッシュ:シボレー_と素晴らしいバトルが出来、楽しかった。あれ以上攻めることは出来なかっただろう。良い“チェイス”のスタートになった」

ドライバー マット・ケンゼス:
「この週末を通して好調とは言えなかった。どうしても望み通りの速さにならなかった。最後の再スタートの時、一番イン側のラインを取り、ターン1で恐らく8台くらいパス出来たんだと思う。今日は15位くらいの速さだと感じていたので、5位でフィニッシュ出来たのは本当に幸運だ」 

第27戦 myAFibRisk.com 400 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 29 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 267
2 14 19 カール・エドワーズ トヨタ カムリ 267
3 9 41 カート・ブッシュ シボレー 267
5 12 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 267
9 7 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 267
15 28 55 デイビッド・レーガン トヨタ カムリ 267
19 26 15 クリント・ボウヤー トヨタ カムリ 265
35 34 26 J.J.イェリー トヨタ カムリ 261
38 41 23 ジェブ・バートン トヨタ カムリ 259
39 39 83 マット・ディベネデット トヨタ カムリ 258

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 マット・ケンゼス トヨタ 2052
2 デニー・ハムリン トヨタ 2050
3 カール・エドワーズ トヨタ 2049
4 カイル・ブッシュ トヨタ 2049
15 クリント・ボウヤー トヨタ 2025
25 デイビッド・レーガン トヨタ 551
35 マット・ディベネデット トヨタ 295
39 ジェブ・バートン トヨタ 160
43 ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 32
44 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 26
45 マイク・ウォレス トヨタ 8
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 シボレー 1187
2 トヨタ 1138
3 フォード 1120

NASCAR XFINITY SERIES
第26戦 Furious 7 300

開催日:9月19日

カイル・ブッシュがポール・トゥ・ウィンで今季4勝目
“トヨタ カムリ”1-2フィニッシュ!

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ポール・トゥ・ウィンで今季4勝目を挙げたカイル・ブッシュ 

 9月19日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第26戦「Furious 7 300」がシカゴランド・スピードウェイで開催された。
 シカゴランドではカップ・シリーズ同様、2001年よりシリーズ戦が行われており、2011年からは、年2戦開催されている。トヨタ勢は過去5勝。うちカイル・ブッシュが3勝。今年の6月に行われた第14戦では、19歳になったばかりのエリック・ジョーンズがシリーズでのキャリア2勝目となる勝利を飾っている。今大会はエリック・ジョーンズは出場せず、カイル・ブッシュとマット・ケンゼスがスポット参戦した。

 18日(金)に練習走行を行い、19日(土)午後1時45分より予選が実施された。この日は、前日の金曜日に予定されていたトラック・シリーズ戦が降雨により土曜日の午前中に延期されたため、両レースを掛け持つ23歳のメキシコ人ドライバー、ダニエル・サレスにとっては忙しい一日を過ごすこととなった。
 予選ではカイル・ブッシュが今季3度目となるポールポジションを獲得。マット・ケンゼスが2番手、今季よりシリーズにフル参戦しているサレスがレギュラー勢最上位の3番手につけ、11台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 午後5時17分、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。3番手スタートのサレスは4位へとひとつ順位を落としたが、1-2位のカイル・ブッシュとケンゼスはポジションをキープ。お互いに異なるラインでペースを探り合いながら、3位以下を引き離していった。
 22周目、今回カイル・ブッシュが駆る“トヨタ カムリ”の54号車とオーナーズポイントを争っている22号車(ライアン・ブレイニー:フォード)がタイヤバーストでイエローコーション。全車ピットへ。ここでカイル・ブッシュらはタイヤを4本交換したが、2本交換の車両があり、ケンゼスとカイル・ブッシュは2,3位へと後退。しかし、再スタートが切られるとすぐに元通りの1-2体制に復帰。最初はカイル・ブッシュが先行したが、41周目にケンゼスが首位へ。その後はケンゼスが若干のハンドリング不調に見舞われたカイル・ブッシュも引き離し独走態勢となった。
 イエローコーションは出ず、70周目過ぎからグリーンピット開始。最後までピットを引っ張ったサレスはリードラップボーナスを獲得。全車がピットを終えた時点で、ケンゼスが首位復帰。カイル・ブッシュが2位で、3位以下には10秒ほどの大差。サレスが4位で続いた。
 88周目にコース上の異物によりこの日2度目のイエローコーション。このコーション時のピットでは、上位勢の順位は入れ替わらなかったものの、後続への大きなマージンは帳消しに。再スタートが切られると、カイル・ブッシュが首位を奪還。サレスも3位へとポジションを上げ、“トヨタ カムリ”の1-2-3体制でレースを折り返した。
 103周目にも22号車がクラッシュしイエローコーションが出されたが、上位勢はピットインせず。カイル・ブッシュとケンゼスが再び後続を引き離してのマッチレースを繰り広げた。
 132周目にコース上の異物でイエローコーション。全車ピットへ。最後まで無給油で走り切るのは厳しい残り64周での再スタートが切られると、ケンゼスがカイル・ブッシュをかわして首位に。しかし、僅か6周でエンジンブロー車両によりイエローコーション。上位に付ける3台の“トヨタ カムリ”は、最後まで走り切るだけの燃料を給油する“スプラッシュ・アンド・ゴー”ピットを実施。2台がコース上に残ったため、3-4-5位から残り53周の再スタートとなった。
 再スタート後僅か2周でケンゼスが首位を奪還。すぐにカイル・ブッシュもこれに続いた。ケンゼスはカイル・ブッシュに1秒ほどの差を付けて首位を快走していたが、残り25周ほどになり周回遅れも現れ始めると、カイル・ブッシュは一気にこの差を詰め、残り22周で逆転。
 しかし、ケンゼスも離されず、日が落ち、サーキットを夕闇が覆う中、カイル・ブッシュ、ケンゼス、カップ・シリーズ期待の若手であるカイル・ラーソン(シボレー)の3台による首位争いが展開された。
 上位争いも燃料はぎりぎりでのバトルとなる中、最後に差を詰めてきたラーソンは、ファイナルラップを示すホワイトフラッグを目前にして燃料切れ。カイル・ブッシュとケンゼスによる首位争いはファイナルラップまで続いたが、カイル・ブッシュが逃げ切り今季4勝目。ケンゼスが続き、“トヨタ カムリ”は1-2フィニッシュを飾った。エクスフィニティ・シリーズでのカイル・ブッシュは、負傷した開幕戦以外の全レースでトップ5フィニッシュという圧倒的な強さを見せている。
 サレスは終盤ハンドリングの不調に苦しみながらも6位でフィニッシュした。

 次戦第27戦は9月26日(土)、米国中東部ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイで行われる。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「我々の“トヨタ カムリ”はとても速かった。クルーチーフとスタッフに感謝する。全ての調整が上手く行き、調子は良くなっていった。終盤はクレイジーだった。マット(ケンゼス)を抑えられるかわからなかった。燃料も最後まで持つかはフィフティフィフティだった。最後は60周近く走ったタイヤと、ぎりぎりの燃料ということもあり、とにかくラインを守って走り切るだけだった。彼は最後までプッシュしてきたが、共にクラッシュせずにバトルが出来て良かった」

ドライバー マット・ケンゼス:
「我々の“トヨタ カムリ”は今夜最速の1台だったと思う。ショートランではカイル(ブッシュ)が速かったが、ロングランでは我々の方が勝っていた。ただ、日が落ちてコンディションが若干変わってしまった。再スタートで攻め、首位に立ったが、ロングランで速さを増していた彼にかわされ、最後の逆転のチャンスを待った。しかし、届かなかった。チームは最高の“トヨタ カムリ”を用意してくれた。より強いドライバーに負けたということだ。残念だが、レースは楽しめた」 

第26戦 Furious 7 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 54 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 200
2 2 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 200
3 12 6 ダレル・ウォレス・Jr. フォード 200
6 3 18 ダニエル・サレス トヨタ カムリ 200
19 22 28 J.J.イェリー トヨタ カムリ 199
21 23 8 ブレイク・コッホ トヨタ カムリ 199
23 30 44 デイビッド・スター トヨタ カムリ 196
27 34 24 エリック・マクルーア トヨタ カムリ 193
33 20 14 ケール・コンリー トヨタ カムリ 140
36 24 66 ベニー・ゴードン トヨタ カムリ 105
38 36 26 T.J.ベル トヨタ カムリ 13
40 29 19 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 3

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 クリス・ブッシャー フォード 945
2 タイ・ディロン シボレー 920
3 チェイス・エリオット シボレー 917
7 ダニエル・サレス トヨタ 830
13 J.J.イェリー トヨタ 622
16 デイビッド・スター トヨタ 561
17 ブレイク・コッホ トヨタ 518
19 ケール・コンリー トヨタ 486
20 エリック・マクルーア トヨタ 445
30 ボリス・セイド トヨタ 157
31 マイク・ブリス トヨタ 141
37 ジェフ・グリーン トヨタ 90
46 ケニー・ハブル トヨタ 61
47 ベニー・ゴードン トヨタ 60
48 ケニー・ウォレス トヨタ 56
53 ロス・ケンゼス トヨタ 39
54 トミー・ドリッシ トヨタ 39
61 マット・ウォレス トヨタ 30
62 ハーミー・サドラー トヨタ 27
65 Cj.フェイソン トヨタ 25
67 チャールズ・ルワンドスキ トヨタ 23
68 ブラッド・ティーグ トヨタ 18
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 フォード 1130
2 シボレー 1127
3 トヨタ 1115
4 ダッジ 305

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第16戦 American Ethanol E15 225

開催日:9月19日

燃費戦で“トヨタ タンドラ”は3-4-5-6位
出場200戦目のティモシー・ピーターズが3位フィニッシュ

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自身200戦目を3位で飾ったティモシー・ピーターズ(#17)と、苦しみながらも6位でフィニッシュし、ランキング首位を守ったエリック・ジョーンズ(#4) 

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第16戦「American Ethanol E15 225」が9月19日(土)にシカゴランド・スピードウェイで開催された。
 2009年より同シリーズが年1戦行われているシカゴランドでは、トヨタは過去4勝。その全てをカイル・ブッシュが挙げており、2013年、2014年と目下連勝中。しかし、今大会はカイル・ブッシュは出場せず、自身のチーム、カイル・ブッシュ・モータースポーツ(KBM)は若手主体の参戦となった。

 18日(金)午前中に練習走行を行った後、午後3時35分から予選が開始されたが、3ラウンド方式予選の第1ラウンド中に雨が降り始め、そのまま予選はキャンセル。規定に則り、決勝のスターティンググリッドは練習走行のタイムで決定され、2年連続のシリーズチャンピオンであるマット・クラフトンが最前列2番手、チームメイトのジョニー・ソーターが3番手で続いた。
 今大会が、記念すべき自身のシリーズ参戦200戦目となるティモシー・ピーターズが5番手。今季エクスフィニティ・シリーズにフル参戦している23歳のメキシコ人ドライバー、ダニエル・サレスがKBMからスポット参戦し、6番手。18歳のカナダ人ドライバー、キャメロン・ヘイリーが7番手、今季KBMよりシリーズにフル参戦し、目下ランキング首位につける19歳のエリック・ジョーンズが8番手、ベン・ケネディが9番手で続き、9台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと進んだ。

 予選の後、午後7時半過ぎから決勝レースが予定されていたが、雨は止まず、翌日に延期、19日(土)の午前中に行われることとなった。
 19日(土)、スタートまで30分ほどとなった朝9時の時点でまだコース上には濡れた部分も残っていたが、コース乾燥を行い、9時39分に1.5マイルオーバルを150周(225マイル:約360km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
 ポールポジションのカイル・ラーソン(シボレー)の後方で、“トヨタ タンドラ”勢が3ワイド状態でポジションを争い、ソーターが2位へ。4位以降にサレス、クラフトン、エリック・ジョーンズ、ピーターズ、ヘイリーと続いた。
 14周目にエンジンブロー車両によりコースにオイルが出てこの日最初のイエローコーションとなったが、上位勢はピットインせず。再スタート後は、上位2台をソーターとクラフトンが追う形となった。
 30周目にコンペティション・コーションが出され全車ピットへ。ここでサレスがピットロードスピード違反、クラフトンはピットクルーがピットロード上に出るタイミングが早すぎたとして、共にペナルティを取られ後退。首位のラーソンもペナルティを受けたため、ピットアウト上位3台がペナルティで後退となり、ソーターが首位に浮上した。
 37周目の再スタートではソーターがリード。ピーターズがこれを追う形に。その後方でジャンプアップを狙ったエリック・ジョーンズだったが、前走車に阻まれる形となり叶わず、4位を走行。
 16位以下に落ちていたサレス、クラフトンも翌周にはトップ10圏内へとポジションを上げた。
 40周以上に渡るグリーンランとなる中、首位を行くソーターは2位に2秒近い差をつけ独走態勢に。そのままレースは折り返しとなる75周を過ぎ、何台かがグリーン下でのピットストップを始めた82周目、ピットロードへ向かおうとしてその外側のグラスエリアに突っ込んだ車両がスピン。この日3度目のイエローコーションに。クラフトンはコーションが出されたときにピットインしていたが、この際に規定外のピットエリアを通過してしまったとして、再びペナルティを受けることに。
 他の車両はコーション下で一斉にピットへ向かったが、首位を走行していたソーターは、ピットイン直前に燃料切れ、ピットアウト時にもエンジンストールを喫しタイムロス。7位走行中のサレスも、無線系統のトラブルのため、規定以上のピットクルーがピットロードに出たとして再度のペナルティ。6位のエリック・ジョーンズもピットロードスピード違反と、ペナルティ続出のピットとなった。
 残りの周回は60周強と、無給油で走り切るのは難しいこともあり、ペナルティで首位と同一周回の最後尾付近に後退したクラフトンとエリック・ジョーンズはもう一度ピットインし給油。サレスは再度のピットインでヘルメットを交換した。
 このコーションでは、コーションラップ中にオイルが出た車両があったため、その処理で13周と長引き、ピーターズが“トヨタ タンドラ”勢最上位の3位、ティフトが4位、ヘイリー6位、ソーター7位、サレス9位、エリック・ジョーンズが10位。クラフトンは長引いたコーションラップで、94周目に給油のためにピットインしたが、この作戦は裏目に出て、周回遅れとなってしまった。
 96周目、残り55周で再スタートが切られると、ピーターズが首位を奪取。まもなくソーターがこれに追いつき、ベテラン2名による“トヨタ タンドラ”の1-2体制に。
 イエローコーションが出ないままの周回が続き、残り15周ほどになるとグリーンピット開始。首位のピーターズ、2位のソーターもピットへ。
 ピットを引っ張ったサレスは残り11周で首位に立ったが、残り7周でピットイン。翌周にはエリック・ジョーンズもピットへ。ピットを引っ張っていた他の上位勢にも、燃料切れでスローダウンする車両が出るなど、大荒れの終盤戦となった。
 残り2周で、給油せずに首位を走行していたラーソンが燃料切れ。ファイナルラップには、変わって首位に立った18歳のジョン・ハンター・ネメチェク(シボレー)が最終コーナー付近で燃料切れに見舞われたが、後続との差が大きかったため、そのまま惰性でチェッカーを受け初勝利。
 “トヨタ タンドラ”勢では、ピーターズが最上位の3位フィニッシュ。自身の記念すべき200戦目を好成績で飾った。
 サレスが4位、ソーターが5位、エリック・ジョーンズが6位で続き、“トヨタ タンドラ”は4台がトップ6フィニッシュ。
 タイトルを争っているクラフトンは14位。エリック・ジョーンズは5ポイント詰められたものの、10ポイント差でランキング首位の座を守った。

 次戦第17戦は9月26日(土)にニューハンプシャー・モーター・スピードウェイで開催される。

 TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

ドライバー ティモシー・ピーターズ:
「今日の我々の“トヨタ タンドラ”は最高だった。グリーンピットに向かった時にコーションが出されたが、ピットの良い判断で周回遅れにならずに済んだ。クルーチーフも、ピットクルーも素晴らしかった。調子は上向いて来ていると感じており、今季残り7戦でヴィクトリーレーンに上れるチャンスは必ずあるはずだ」

ドライバー ダニエル・サレス:
「全体的に困難なレースだった。無線やコミュニケーションで多くのトラブルが出たが、チームは素晴らしい作業で修復し、コースへと戻してくれた。スタートしたときとフィニッシュ時のヘルメットが違うなんて信じられないレースだ。我々の“トヨタ タンドラ”はとても速く、多くのライバルをパス出来、楽しかった。リードラップも獲得し、速さを示せたことは重要だ。最後は無給油のギャンブルに出たかったのだが、無線のトラブルもあり、完璧なコミュニケーションが取れなかったので叶わなかった。しかし、チームのおかげでトップ5フィニッシュが果たせた。この後すぐにエクスフィニティのレースが待っているが、このレースを戦ったことはきっとアドバンテージになるはずだ」

ドライバー ジョニー・ソーター:
「多くのことが起きたレースだった。我々の“トヨタ タンドラ”は充分に速く、チームを誇りに思う。中盤のコーション時にピットインする際、燃料切れに見舞われてしまい、ポジションを落とし、取り戻せなかった。勝てなかったのは残念だが、トップ5フィニッシュ出来たことは悪くない」

ドライバー エリック・ジョーンズ:
「タイヤに苦しみ、残念なレースになってしまった。我々の“トヨタ タンドラ”は好調だったが、僅かに足りなかった。とはいえ、面白いレースではあったと思う。私は自分のミスでピットの速度違反を取られ、4位から後退してしまったが、そこから追い上げ6位でフィニッシュ出来た。タイトル争いを考えれば、トップ10,トップ5フィニッシュを続ける必要があり、悪い結果ではない。レース的には燃費戦になり面白かった。ジョン・ハンター(ネメチェク:シボレー)の勝利を祝いたい。我々は次戦に気持ちを切り替える」 
第16戦 American Ethanol E15 225 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 11 8 ジョン・ハンター・ネメチェク シボレー 150
2 4 19 タイラー・レディック フォード 150
3 5 17 ティモシー・ピーターズ トヨタ タンドラ 150
4 6 51 ダニエル・サレス トヨタ タンドラ 150
5 3 98 ジョニー・ソーター トヨタ タンドラ 150
6 8 4 エリック・ジョーンズ トヨタ タンドラ 150
9 18 54 マット・ティフト トヨタ タンドラ 149
12 9 11 ベン・ケネディ トヨタ タンドラ 148
14 2 88 マット・クラフトン トヨタ タンドラ 147
16 7 13 キャメロン・ヘイリー トヨタ タンドラ 146
30 15 97 ジェシー・リトル トヨタ タンドラ 14

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 エリック・ジョーンズ トヨタ 628
2 タイラー・レディック フォード 618
3 マット・クラフトン トヨタ 617
4 ジョニー・ソーター トヨタ 576
6 キャメロン・ヘイリー トヨタ 517
7 ティモシー・ピーターズ トヨタ 512
10 ベン・ケネディ トヨタ 483
21 ジャスティン・ボストン トヨタ 255
22 マット・ティフト トヨタ 245
33 クリストファー・ベル トヨタ 114
38 グレイ・ゴールディング トヨタ 60
42 コディ・コーリン トヨタ 48
46 ダルトン・サージェント トヨタ 34
47 ケン・シュレーダー トヨタ 33
48 ブライアン・ウォン トヨタ 32
54 ジェシー・リトル トヨタ 28
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 727
2 シボレー 670
3 フォード 669
4 RAM 26

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