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2016年6月 1日 (水)

NASCAR:マーティン・トゥルーエクス・Jr.が歴史的な圧勝! トヨタ勢5人目の“チェイス”入り

2016年5月31日
トヨタ自動車株式会社 モータースポーツマーケティング部

聖地シャーロットでシリーズ最長の600マイルレースが行われ、マーティン・トゥルーエクス・Jr.がNASCARの歴史に残る圧倒的な強さを見せ今季初勝利。トヨタ勢として5人目の“チェイス”入りをほぼ確実なものとした。エクスフィニティ・シリーズではスポット参戦のデニー・ハムリンがファイナルラップの劇的な逆転で勝利。トヨタにとってのNASCAR通算350勝目を飾った。 

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第13戦 Coca-Cola 600

開催日:5月29日

マーティン・トゥルーエクス・Jr.が歴史的な圧勝!
トヨタ勢5人目の“チェイス”入り 

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今季初勝利を挙げ、トヨタ5人目の“チェイス”入りを決めたマーティン・トゥルーエクス・Jr. 

 5月29日(日)、米国東南部ノースカロライナ州コンコードのシャーロット・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第13戦「Coca-Cola 600」が開催された。
 NASCARの関係企業やチームの本拠地などの多くが位置し、NASCARの聖地のひとつであるシャーロット。先週オールスター戦が行われたコースで、今週はシリーズ最長の600マイル(960km)レースが行われた。
 秋にも“チェイス”の一戦として500マイルレースが行われるシャーロットで、トヨタは過去3勝。昨年、カール・エドワーズが600マイルを走り切ったレースでのトヨタにとっての初勝利をもたらした。
 前々戦のカンザスで今季3勝目を挙げたカイル・ブッシュは、現在シリーズが行われているコースでここシャーロットと次戦のポコノのみが未勝利。今季中の全コース制覇なるかにも注目が集まっている。
 翌月曜日がアメリカの祝日「メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)」ということもあり、多くのチームがアメリカ国旗などをモチーフとしたスペシャルカラーリングの車両でレースに臨んだ。

トヨタモータースポーツニュース

 26日(木)に行われた予選でマーティン・トゥルーエクス・Jr.が今季初のポールポジションを獲得。29日(日)午後6時12分に1.5マイルオーバルを400周して競われる決勝レースのスタートが切られると、ポールポジションのトゥルーエクス・Jr.が序盤から快調に後続を引き離し、独走でレースを支配した。
 レース中数回行われたグリーンフラッグ中のピットストップで何度か首位を譲ったものの、トゥルーエクス・Jr.はすぐに首位を奪還し再び独走。
 終盤、残り55周での再スタートが切られると、直後には首位争いを繰り広げたものの、まもなくトゥルーエクス・Jr.が抜けだし、大差でトップチェッカー。トゥルーエクス・Jr.が今季初勝利を飾った。
 今大会、トゥルーエクス・Jr.は全400周中392周、588マイルにわたってトップ走行という圧倒的な強さを見せた。これは1967年に記録された335周を大きく上回り、シャーロットでの1レース中最多リードラップ記録、そしてNASCAR史上における1レース中最長リードラップ距離を更新。また、レース時間3時間44分、平均時速160.644マイル(約260km/h)はいずれも伝統あるシャーロットでの600マイルレースにおける最短/最速の新記録。
 今季開幕戦のデイトナでは史上最小差の2位、第7戦テキサスや前戦ドーバーでもレースを支配し、勝てる速さを見せながらも不運なアクシデントなどで勝利を逃してきたトゥルーエクス・Jr.にとって、待望の勝利となった。
 この勝利により、トゥルーエクス・Jr.は“チェイス”入りをほぼ確定。トヨタ勢で5人目の“チェイス”入りを決めた。
 レースを通して上位を争ったハムリンが4位、ケンゼスが7位。シャーロット初制覇を目指したカイル・ブッシュは10位走行中の392周目に右前タイヤのバーストに見舞われ、33位に終わった。
 トヨタはNASCARナショナルシリーズ(トップ3カテゴリー)で、5月6日(金)のトラック・シリーズ第4戦以来、オールスターを除くシリーズ戦で8連勝と好調な戦いを続けている。

 次戦第14戦は6月5日(日)、米国東部ペンシルバニア州ロングポンドのポコノ・レースウェイで行われる。

ドライバー マーティン・トゥルーエクス・Jr.:
「最高の気分だ。コカコーラ600での勝利は誰もが望むものだ。感激で何と言っていいかわからず、無線を外して数分考えなければならなかった。我々の“トヨタ カムリ”は本当に速かったが、終盤はコーションが出ず走り続けられることを祈っていた。チームを本当に誇りに思う。私を信じ、支え続けてチャンスを与えてくれた特別な仲間だ。これからもこのチームと共に戦い続ける。ここ数年、心配しながら応援し続けてくれた多くのファンにも感謝したい」 

<チェイス・フォー・ザ・NASCARスプリント・カップ>
“チェイス”と略して称されることが多い。NASCARスプリント・カップ・シリーズの全36戦のうち、終盤の10戦でタイトルを競うプレーオフシステム。26戦が終わった時点で、シリーズ戦に勝利したドライバーと、未勝利でランキング上位の計16名が“チェイス”に進出する。“チェイス”進出者のポイントはリセットされ、3戦ずつの3ラウンドを戦い、各ラウンドごとに未勝利のランキング下位4名が脱落しポイントをリセットして次ラウンドに進む。最終戦に残った4名のうち、最上位フィニッシュを果たしたドライバーがチャンピオンとなる。理論上はレギュラーシーズン中に16名以上の勝者が出る可能性はあるが、毎年複数戦勝利者が何名も出て、勝利者数は16名に満たないため、1戦でも勝利を挙げれば“チェイス”入りはほぼ確定となる。トヨタは昨年参戦以来最多の5名が“チェイス”進出を決め、最終戦で勝利を飾ったカイル・ブッシュがトヨタに初のシリーズチャンピオンをもたらした。 

第13戦 Coca-Cola 600 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 78 マーティン・トゥルーエクス・Jr. トヨタ カムリ 400
2 8 4 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 400
3 7 48 ジミー・ジョンソン シボレー 400
4 4 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 400
7 27 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 400
18 9 19 カール・エドワーズ トヨタ カムリ 399
31 35 23 デイビッド・レーガン トヨタ カムリ 393
32 34 83 マット・ディベネデット トヨタ カムリ 393
33 16 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 392

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 457
2 カート・ブッシュ シボレー 421
3 ジミー・ジョンソン シボレー 409
4 カイル・ブッシュ トヨタ 405
5 カール・エドワーズ トヨタ 404
7 マーティン・トゥルーエクス・Jr. トヨタ 381
10 マット・ケンゼス トヨタ 347
11 デニー・ハムリン トヨタ 345
30 デイビッド・レーガン トヨタ 171
33 マット・ディベネデット トヨタ 150
41 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 42
45 ロバート・リチャードソン トヨタ 3
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 553
2 シボレー 522
3 フォード 476

※結果及びポイントは暫定 

NASCAR XFINITY SERIES
第11戦 Hisense 4K TV 300

開催日:5月28日

デニー・ハムリンが最終周の逆転勝利
トヨタにとって記念すべきNASCAR通算350勝目を挙げる

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今季シリーズ初出場で勝利を挙げたデニー・ハムリン 

 5月28日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第11戦「Hisense 4K TV 300」がシャーロット・モーター・スピードウェイで開催された。

 決勝を前に行われた予選では、昨年キャンピング・ワールド・トラック・シリーズでルーキーながらチャンピオンに輝き、今季はエクスフィニティ・シリーズのレギュラーとしてフル参戦している20歳のエリック・ジョーンズが今季4度目となるポールポジションを獲得。シリーズフル参戦2年目となるメキシコ人ドライバーのダニエル・サレスが2番手、今季初のエクスフィニティ・シリーズ出場となるデニー・ハムリンが3番手で続き、“トヨタ カムリ”がトップ3グリッドを占めて決勝のスタートを切ることとなった。

 午後2時46分に1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのエリック・ジョーンズを13周目にハムリンがかわし、前半戦はハムリンが独走。一方、エリック・ジョーンズとサレスは25周目に、コース上に出たオイルに乗り壁にヒット。ピットロード上で修復したものの、共に周回遅れの30位以下まで順位を落としてしまった。
 首位を争っていたハムリンも、160周目のイエローコーション時のピットで作業ペナルティ。14位まで後退するも、目覚ましい追い上げで終盤には首位争いに復帰した。
 ファイナルラップ目前の199周目、周回遅れ最上位を争っていたエリック・ジョーンズの右前タイヤがバーストし、壁に激しくクラッシュ。エリック・ジョーンズはここでレースを終えることに。レースは延長され最後の2周“オーバータイム”で競われることとなった。
 このコーションが出された時点で、ハムリンは3位を走行。上位2台がピットに向かわず、コース上に残る判断をしたが、ハムリンはピットへ。4本タイヤを交換したハムリンは、2本タイヤ交換組にも先行され、6位で“オーバータイム”の再スタートとなった。
 3列目アウト側から再スタートを切ったハムリンは、新品タイヤの優位性を活かし一気にポジションアップ。首位にテール・トゥ・ノーズの2位でファイナルラップに突入すると、サイド・バイ・サイドのバトルから最終コーナーで逆転。トップでチェッカーを受けた。ハムリンは今季初のエクスフィニティ・シリーズ戦出場で初勝利となった。
 サレスは“ラッキー・ドッグ”(コーション発生時に周回遅れ最上位の車両が首位と同一周回に復帰できる救済措置)を獲得し、12位でフィニッシュ。ドライバーズランキングで首位に返り咲いた。
 2004年よりトラック・シリーズ、2007年よりカップ・シリーズとエクスフィニティ・シリーズ(当時はブッシュ・シリーズ)に参戦しているトヨタにとって、今大会の勝利はNASCARナショナルシリーズ(トップ3カテゴリー)の通算勝利数で、記念すべき350勝目となった。

 次戦第12戦は6月4日(土)、ポコノ・レースウェイで行われる。

ドライバー デニー・ハムリン:
「終盤にコーションが出るのを待っていた。そしてコーションが出され、クルーチーフと相談して4本交換することとし、再スタートで追い上げた。我々の“トヨタ カムリ”は今日ずっと最速の一台だったが、再スタートだけはライバルの先行を許し、そのたびに順位を落としてしまった。最後の2周は接近戦となり、ファイナルラップの最終コーナーは予想以上にエキサイティングだった」 

第11戦 Hisense 4K TV 300 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 3 18 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 206
2 4 2 オースティン・ディロン シボレー 206
3 7 22 ジョーイ・ロガーノ フォード 206
12 2 19 ダニエル・サレス トヨタ カムリ 206
18 20 24 ドリュー・ヘリング トヨタ カムリ 205
21 23 28 ダコダ・アームストロング トヨタ カムリ 204
23 25 44 J.J.イェリー トヨタ カムリ 203
30 34 13 カール・ロング トヨタ カムリ 200
31 1 20 エリック・ジョーンズ トヨタ カムリ 197
34 29 14 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 127
40 24 10 マット・ディベネデット トヨタ カムリ 3

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ダニエル・サレス トヨタ 376
2 エリオット・サドラー シボレー 362
3 ジャスティン・アルゲイヤー シボレー 353
7 エリック・ジョーンズ トヨタ 320
16 ダコダ・アームストロング トヨタ 208
19 J.J.イェリー トヨタ 179
23 デイビッド・スター トヨタ 112
29 コリー・ラジョイ トヨタ 63
30 ドリュー・ヘリング トヨタ 50
37 ベニー・ゴードン トヨタ 33
43 ブランドン・マクレイノルズ トヨタ 18
44 T.J.ベル トヨタ 15
52 ジョン・ジャクソン トヨタ 9
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 460
2 シボレー 445
3 フォード 388
4 ダッジ 94

※結果及びポイントは暫定 

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