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2016年7月20日 (水)

NASCAR:“トヨタ カムリ”勢がレースを支配、マット・ケンゼスが今季2勝目! トヨタは週末の2カテゴリー制覇

2016年7月19日
トヨタ自動車株式会社 モータースポーツマーケティング部

NASCARスプリント・カップ・シリーズ第19戦ロードン

ニューハンプシャー州ロードンのフラットな1マイルオーバルで行われたスプリント・カップ・シリーズ第19戦では、トヨタ勢がレースの大半を支配し、マット・ケンゼスが今季2勝目を挙げた。エクスフィニティ・シリーズではカイル・ブッシュが2戦連続となるポール・トゥ・ウィンで圧勝。この週末の両レースをトヨタが制した。 

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第19戦 New Hampshire 301

開催日:7月17日

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今季2勝目を挙げたマット・ケンゼス 

 7月17日(日)、米国北東部ニューハンプシャー州ロードンのニューハンプシャー・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第19戦「New Hampshire 301」が開催された。
 1周1.058マイルで最大バンク角も7度と低いロードンは1990年開設と比較的新しいコースで、“マジック・マイル”の愛称を持つ。カップ・シリーズでは年2戦行われており、秋の大会は“チェイス”の1戦として行われる。トヨタは過去6勝。うちマット・ケンゼスが2勝、カイル・ブッシュとデニー・ハムリンが1勝。昨年は夏と秋、両レースをトヨタが制している。

 17日(日)午後1時41分に1.058マイルオーバルを301周(318.46マイル:約510km)して競われる決勝レースがスタート。
 最前列2番手からスタートしたカイル・ブッシュが2周目に首位を奪取。3番手スタートのマーティン・トゥルーエクス・Jr.がこれを追い、45周目にはハムリンとエドワーズもポジションアップ。18番手スタートから序盤戦は苦戦を強いられていたケンゼスも徐々に調子を上げ、72周目にはトップ5へ。“トヨタ カムリ”がトップ5を占める序盤戦となった。
 この日は終盤までイエローコーションの少ない展開となったが、中盤戦もカイル・ブッシュとトゥルーエクス・Jr.が順位を入れ替えながらの首位争いを展開。3位でこのバトルを追い続けたケンゼスが、258周目にこの日初めて首位に立った。
 レースも終盤戦に入った263周目にコース上の異物によりこの日4度目のイエローコーションが出され、ほとんどの車両がピットへと向かったが、2位走行中のトゥルーエクス・Jr.にシフト系のトラブルが発生。クルーに押されてピットアウトしたが、ポジションダウン。
 このコーションでは、唯一ハムリンがピットに入らない作戦を採り首位に立ったが、再スタート後わずか2周で、ピットインしてタイヤを2本交換したケンゼスがハムリンをパスし首位を奪還した。
 カイル・ブッシュはこの日ロングランで絶好調だったが、終盤戦に入ると数周毎にアクシデントによるコーションが発生する展開となり、苦戦。首位争いからは脱落してしまった。
 285周目の再スタート直後には、8位を走行していたエドワーズが、直前の車両のスピンに巻き込まれクラッシュ。修復のため大きくタイムをロスすることとなった。
 首位に立ったケンゼスは、頻発するコーションからの再スタートも決め、追いすがるライバルを徐々に引き離して行き、最後は2秒近い大差をつけてトップチェッカー。今季2勝目を挙げた。
 トヨタ勢は、この日最多の133周で首位を走ったカイル・ブッシュと、トゥルーエクス・Jr.(123周)、ケンゼス(38周)、ハムリン(5周)の4台あわせて全301周中299周で首位を走行する圧倒的な強さを見せ、トヨタとしての今季9勝目を飾ると共に、前日のエクスフィニティ・シリーズとあわせ、この週末の両カテゴリーを制することとなった。
 “チェイス”を決めるレギュラーシーズンは残り7戦。トヨタ勢は既に5人が勝利を挙げ、“チェイス”入りをほぼ確実としている。その5人の中でも、今大会8位フィニッシュとなったカイル・ブッシュ(今季3勝)と20位に終わったエドワーズ(今季2勝)は、複数戦勝利に加え、もう一つの条件である第26戦終了時点でのランキング30位以内となるポイント(現在31位のドライバーとの充分なポイント差)を獲得したため、“チェイス”入りが確定した。ケンゼスは今大会2勝目を挙げたが、まだポイントが足りず、“チェイス”確定は次戦へ持ち越しとなった。

 次戦第20戦は7月24日(日)、米国中部インディアナ州インディアナポリスのインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われる。

トヨタモータースポーツニュース

ドライバー マット・ケンゼス:
「ヴィクトリーレーンに立てるのはいつでも嬉しい。厳しい戦いの末に得た勝利であれば尚更だ。決まった言い回しになってしまうが、素晴らしい仕事をしてくれたチーム、スポンサー、そしてもちろんトヨタやTRD-USAの皆に感謝したい。予選や、レース序盤はあまり調子が良くなく、調整しながらのレースを強いられたが、楽しい一日だった」 

<チェイス・フォー・ザ・NASCARスプリント・カップ>
“チェイス”と略して称されることが多い。NASCARスプリント・カップ・シリーズの全36戦のうち、終盤の10戦でタイトルを競うプレーオフシステム。26戦が終わった時点で、シリーズ戦に勝利したドライバー(ランキング30位以内が条件)と、未勝利でランキング上位の計16名が“チェイス”に進出する。“チェイス”進出者のポイントはリセットされ、3戦ずつの3ラウンドを戦い、各ラウンドごとに未勝利のランキング下位4名が脱落しポイントをリセットして次ラウンドに進む。最終戦に残った4名のうち、最上位フィニッシュを果たしたドライバーがチャンピオンとなる。トヨタは昨年参戦以来最多の5名が“チェイス”進出を決め、最終戦で勝利を飾ったカイル・ブッシュがトヨタに初のシリーズチャンピオンをもたらした。今季、現時点では12名が勝利を挙げており、計算上では残り7戦全て別の未勝利ドライバーが勝つと、1勝では“チェイス”に進めないドライバーが出る可能性はあるが、例年の傾向からその可能性は低く、1戦でも勝利を挙げていれば“チェイス”入りはほぼ確定となる。 

第19戦 New Hampshire 301 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 18 20 マット・ケンゼス トヨタ カムリ 301
2 12 14 トニー・スチュワート シボレー 301
3 6 22 ジョーイ・ロガーノ フォード 301
8 2 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 301
9 5 11 デニー・ハムリン トヨタ カムリ 301
16 3 78 マーティン・トゥルーエクス・Jr. トヨタ カムリ 301
20 13 19 カール・エドワーズ トヨタ カムリ 301
30 23 23 デイビッド・レーガン トヨタ カムリ 299
31 16 83 マット・ディベネデット トヨタ カムリ 299

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ケヴィン・ハーヴィック シボレー 636
2 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 622
3 カート・ブッシュ シボレー 602
4 カール・エドワーズ トヨタ 587
6 カイル・ブッシュ トヨタ 556
7 マーティン・トゥルーエクス・Jr. トヨタ 540
8 マット・ケンゼス トヨタ 521
10 デニー・ハムリン トヨタ 505
30 デイビッド・レーガン トヨタ 274
36 マット・ディベネデット トヨタ 189
44 マイケル・ウォルトリップ トヨタ 42
47 ロバート・リチャードソン トヨタ 3
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 787
2 シボレー 762
3 フォード 724

NASCAR XFINITY SERIES
第17戦 AutoLotto 200

開催日:7月16日

カイル・ブッシュが2戦連続ポール・トゥ・ウィンで今季6勝目
“トヨタ カムリ”1-2-4位フィニッシュ

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2戦連続のポール・トゥ・ウィンで今季6勝目を挙げたカイル・ブッシュ 

 7月16日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第16戦「AutoLotto 200」がニューハンプシャー・モーター・スピードウェイで開催された。
 同シリーズのロードン戦は年1回開催だが、トヨタは過去6勝、うちカイル・ブッシュが4勝を挙げている。

 16日(土)決勝を前に午前11時15分から予選が行われ、前戦ケンタッキーをポール・トゥ・ウィンで制したカイル・ブッシュが今大会も出場し、2戦連続、今季5度目となるポールポジションを獲得。昨年キャンピング・ワールド・トラック・シリーズでルーキーながらチャンピオンを獲得し、今季よりエクスフィニティ・シリーズに参戦、エクスフィニティ・シリーズにレギュラー登録されているドライバーでは最多の2勝を挙げている20歳のエリック・ジョーンズが2番手。シリーズフル参戦2年目で、ランキング首位につける24歳のメキシコ人ドライバー、ダニエル・サレスが4番手グリッドにつけた。

 予選に続き、午後4時15分に1.058マイルオーバルを200周(211.6マイル:約340km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのカイル・ブッシュが好スタートを決めて一気に抜け出し、リードを広げていった。その後方ではエリック・ジョーンズとひとつポジションを上げたサレスが2位争いを展開。序盤から“トヨタ カムリ”が1-2-3体制でレースを支配した。
 中盤戦に入ると、エリック・ジョーンズがカイル・ブッシュに食らいつき、首位争いを展開。その後方、やや離れてサレスはカップ・シリーズのトップドライバーや、ランキングを争うライバルとの3位争いとなった。
 エリック・ジョーンズは中盤カイル・ブッシュを追い詰め、一旦は首位を奪取。しかし、レース折り返しを過ぎた後は再び首位に立ったカイル・ブッシュの独走状態に。
 最後は追うエリック・ジョーンズを1.5秒引き離し、カイル・ブッシュが2戦連続のポール・トゥ・ウィン。全200周中190周で首位走行とレースを支配し、今季6勝目を挙げた。カイル・ブッシュは自身の持つシリーズ最多勝利記録を82へと伸ばした。トヨタはシリーズ今季11勝目。
 エリック・ジョーンズは2位、サレスが4位。サレスはランキング首位の座を守り、2位との差をやや広げることとなった。また、シリーズ登録ドライバーでは唯一の2勝を挙げているエリック・ジョーンズは、今大会の結果、“チェイス”入りの時点でのランキング30位以内となるポイントを達成し、エクスフィニティ・シリーズで最初となる“チェイス”入りを確定した。
 サレスはポイント差は充分だが、レギュラーシーズンがまだ10戦残っているため、“チェイス”確定は次戦以降となる。

 次戦第17戦は7月23日(土)、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「エリック・ジョーンズが毎回良い再スタートを切っていたので最後の再スタートはちょっと心配だった。彼はちゃんとスペースを空けてくれて、クリーンなバトルが出来た。我々はほぼ同じ“トヨタ カムリ”に乗っているので、あとはポジション取りだけが重要だった。この素晴らしいチームのサポートでレースを走り、そして勝つのは本当に楽しい」
ドライバー エリック・ジョーンズ:
「最後の再スタートでは、我々の方がタイヤ戦略的に良い状況だったのだが及ばなかった。“チェイス”確定出来たのは良いことだが、今日の結果には満足していない。年に1度しかレースがないフラットな1マイルオーバルという独特なコースで、カイル(ブッシュ)やブラッド(ケゼロウスキー:フォード)のようなここを何十回も走っているトップドライバーと戦うのは厳しいが、良い経験になった。次戦インディアナポリスも独特のコースだし、またヒートレースフォーマットで戦うのが楽しみだ」 

<エクスフイニティ・シリーズの“チェイス”>
今季よりエクスフィニティ・シリーズと、キャンピングワールド・トラック・シリーズでもプレーオフ“チェイス”システムが採用されることとなった。エクスフィニティ・シリーズでは、全33戦のシーズンのうち、終盤の7戦でタイトルを争う。26戦が終わった時点で、シリーズ戦に勝利したドライバーと、未勝利でランキング上位の12名が“チェイス”に進出。“チェイス”進出者のポイントはリセットされ、3戦ずつの2ラウンドを戦い、各ラウンドごとにランキング下位4名が脱落。最終戦に残った4名のうち、最上位フィニッシュを果たしたドライバーがチャンピオンとなる。エクスフィニティ・シリーズではカップ・シリーズのドライバーが勝つことが多いため、シリーズに登録されたドライバーが1戦でも勝利を挙げれば“チェイス”入りはほぼ確定となる。現時点でシリーズ登録ドライバーの勝利者は3名だが、残り10戦全てで別のシリーズ登録ドライバーが勝利すれば、1勝を挙げても“チェイス”落ちする可能性は残っている。 

第16戦 AutoLotto 200 決勝結果
順位 予選 No. ドライバー名 車種 周回
1 1 18 カイル・ブッシュ トヨタ カムリ 200
2 2 20 エリック・ジョーンズ トヨタ カムリ 200
3 3 22 ブラッド・ケゼロウスキー フォード 200
4 4 19 ダニエル・サレス トヨタ カムリ 200
16 26 44 J.J.イェリー トヨタ カムリ 199
17 19 28 ダコダ・アームストロング トヨタ カムリ 199
34 24 14 ジェフ・グリーン トヨタ カムリ 109
37 20 24 コリー・ラジョイ トヨタ カムリ 64
38 28 40 カール・ロング トヨタ カムリ 38
40 23 10 マット・ディベネデット トヨタ カムリ 3

選手権 ポイント表
ドライバーズポイント
順位 ドライバー名 メーカー ポイント
1 ダニエル・サレス トヨタ 574
2 エリオット・サドラー シボレー 559
3 タイ・ディロン シボレー 526
4 エリック・ジョーンズ トヨタ 520
15 ダコダ・アームストロング トヨタ 348
16 J.J.イェリー トヨタ 323
28 ジェフ・グリーン トヨタ 116
32 コリー・ラジョイ トヨタ 78
34 ドリュー・ヘリング トヨタ 62
37 ベニー・ゴードン トヨタ 51
42 サム・ホーニッシュ・Jr. トヨタ 45
48 ブランドン・マクレイノルズ トヨタ 18
51 ジョン・ジャクソン トヨタ 15
56 マーク・トンプソン トヨタ 11
マニュファクチャラーズポイント
順位 メーカー ポイント
1 トヨタ 712
2 シボレー 683
3 フォード 616
4 ダッジ 163

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