GP3:Rd.9(最終戦) アブダビ レース結果
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NASCARスプリント・カップ・シリーズ最終戦ホームステッド
NASCARは3シリーズ全てでチャンピオンを決定する最終戦がフロリダ・ホームステッドで開催。スプリント・カップ・シリーズではカール・エドワーズとカイル・ブッシュが終盤までタイトルを争ったが、惜しくもドライバーズタイトル獲得はならず。しかし、トヨタは参戦10年目にして初めてマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得した。エクスフィニティ・シリーズではダニエル・サレスが今季3勝目を挙げ、NASCAR史上初となるメキシコ人によるチャンピオンに輝いた。同シリーズではオーナー、マニュファクチャラー、ルーキーの全ての部門でトヨタがタイトルを獲得した。キャンピング・ワールド・トラック・シリーズもドライバーズタイトル獲得は逃したが、前戦決めていたマニュファクチャラーズタイトルに続き、オーナーとルーキータイトルを獲得した。
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第36戦 Ford EcoBoost 400
開催日:11月20日
カップ・シリーズで初のマニュファクチャラーズタイトル獲得
2年連続ドライバーズタイトル獲得はならず
カイル・ブッシュ(#18)とカール・エドワーズ(#19)が終盤までタイトルを争ったが惜しくもドライバーズタイトル獲得はならず。しかしトヨタはカップ・シリーズで初のマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。
11月20日(日)、米国南東部フロリダ州ホームステッドのホームステッド・マイアミ・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第36戦「Ford EcoBoost 400」が開催された。
36戦で争われているシリーズも最終戦を迎えた。シーズン終盤の10戦で、選抜された上位ドライバーによってタイトルを争う“チェイス”は当初の16人から4人まで絞られ、今大会で最上位フィニッシュを果たしたドライバーがシリーズチャンピオンとなる。
トヨタ勢では前年度チャンピオンであるカイル・ブッシュと、カール・エドワーズの2名がこの4名の中に入っており、2年連続チャンピオン獲得を目指し挑んだ。
20日(日)午後3時24分に1.5マイルオーバルを267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。10番手グリッドからスタートしたエドワーズが序盤から好調にポジションを上げ、17周目に3位へ。その後のイエローコーションから2位で再スタートを切ると、32周目に首位に立った。
その後もエドワーズは首位を争い、“チェイス”コンテンダーのトップをキープ。カイル・ブッシュもピット毎の車両調整でポジションを上げ、終盤には上位争いに加わった。
213周目、残り55周での再スタートが切られたときには、トップ5に“チェイス”コンテンダーの4人が入る激戦に。しかし、その後は長いグリーンランとなり、カイル・ブッシュとエドワーズが4位以下を引き離しての2位争いに。首位の車両は“チェイス”コンテンダーではなかったため、トヨタ勢でのタイトル争いとなるかと思われた。
残り25周というところでエドワーズがカイル・ブッシュをかわし2位へ浮上。これまで2度にわたってランキング2位に終わっているエドワーズにとって悲願の初タイトルを目指しての快走が続いた。
しかし、残り15周というところでクラッシュ車両によりイエローコーション。上位勢は全車ピットへ向かったが、ここでカイル・ブッシュはピット作業で手間取りポジションダウン。エドワーズは2位をキープ。残り10周での再スタートが切られた。
最前列イン側のエドワーズは、すぐ後につけていた“チェイス”を争うジョーイ・ロガーノ(フォード)の追い上げを抑えようとイン側へラインを変えたが、抑えきれずにスピンし、イン側の壁にクラッシュ。大混乱となった後続も次々にクラッシュする大波乱の展開となり、エドワーズのタイトルへの希望はここで潰えることとなってしまった。
この多重クラッシュの影響で、コース清掃のためレースは赤旗に。30分ほどの中断の後に再開され、残り5周で再スタートが切られたが、ここでも後方車両のスピンにより1周でイエローコーション。レースは最後の2周“オーバータイム”で決されることとなった。
先の再スタートで出遅れ、ポジションを落としたカイル・ブッシュはこの最後の2周での逆転に賭け、ピットイン。タイヤを4本交換し、13位へと後退し再スタート。好ダッシュを見せポジションを上げていったが、首位争いには届かず、6位でチェッカー。カイル・ブッシュ、そしてトヨタにとっての2年連続チャンピオン獲得はならなかった。
しかし、今季トヨタは3マニュファクチャラー中最多となる16勝を挙げ、マニュファクチャラーズチャンピオンを決定。2007年に最高峰スプリント・カップ・シリーズ(当時はネクステル・カップ)に参戦を開始して以来、10年目にして初めてマニュファクチャラーズ部門でのタイトルを獲得することとなった。また、エクスフィニティ・シリーズ、キャンピング・ワールド・トラック・シリーズでも同部門タイトルを決めており、今季のトヨタは3シリーズ全てでマニュファクチャラーズチャンピオンとなった。
2月からの長かったシーズンもこれで終了。来年2017年シーズンは、2月26日(日)に米国南東部フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われる伝統の「Daytona 500」で幕を開ける。
ドライバー カイル・ブッシュ:
「序盤は厳しいレースを強いられたが、その後勝てるかも知れないというところまで浮上できた。しかし、最後のひとつ前の再スタートで大きく遅れてしまった。残り2周では厳しいことは分かっていたが、あの時点で遅れを取り戻すにはピットインしてタイヤを交換するしかなかった。チームはシーズンを通して本当によくやってくれた。今週末はハンドリングなどで苦戦したが、最後まで全力を尽くした」
トヨタモータースポーツニュース
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シュトゥットガルト. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.オリバー・ブルーメ)は2年連続してFIA世界耐久選手権(WEC)の栄誉をすべて獲得しました。ル・マンでの勝利、上海におけるマニュファクチュアラー選手権の獲得、そして最終戦バーレーンにおいてドライバーズ選手権も手にしました。全9戦で行われる2016年のWECの最終戦において、ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組のポルシェ919ハイブリッドは2番手グリッドからスタートして3位に入賞しました。そしてロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組はレース序盤の他車との接触により6位でレースを終えることで新たな世界チャンピオンを確定しました。ワンツー・フィニッシュを遂げたアウディの活躍はWEC撤退の花道を飾るに相応しいものでした。
バーレーン6時間レースは現地時間午後4時、外気温約30°Cでスタートしましたが午後4時45分の日没後は24°Cまで下がりました。
カーナンバー1のレース展開:
ベルンハルトは2番手グリッドからスタートし、オープニングラップでチームメイトのジャニにポジションを譲りました。13周目にはカーナンバー7のアウディが先行し、ベルンハルトは4番手になりました。29周を終えたところでウェバーに交代し、ウェバーはカーナンバー5のトヨタを43周目にオーバーテイクすることに成功しました。ハートレーは59周目にコクピットに収まり、89周でベルンハルト、120周でハートレーへと交代しました。その後ベルンハルトが150周終了時点でふたたび受け継ぎ、180周時点で、ウェバーが彼にとってレースキャリアの最後を飾るファイナルスティントを担当しました。ウェバーが駆る919は201周して3位でフィニッシュしました。
カーナンバー2のレース展開:
ジャニは最初のラップで3番手から2番手にポジションを上げますが、15周目にトヨタのカーナンバー7に追い越されました。ジャニはチームメイトのポルシェ919に次ぐ3番手を走って28周目に最初のピットストップを行い、そのままコースに復帰しました。しかしその直後、GTカーと接触し、再びピットインすることになりました。損傷を負ったタイヤとリアカウルが交換されます。このピットストップによりカーナンバー2は1ラップ遅れとなりました。60周目にデュマが引き継ぎ、91周でリーブに交代します。122周でジャニがまたコクピットに戻り、153周でまたデュマに代わります。リーブが最終スティントに向けてコクピットに飛び込んでから20数分後、198周を走りきってフィニッシュラインを通過した時、新たな世界チャンピオンが決まりました。
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
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2016/11/21|Motorsport
バーレーン大会で、ディ グラッシ / デュバル / ジャービス組が優勝、ファスラー / ロッテラー / トレルイエ組が2位を獲得
スポーツカーレースで107回目の優勝にして、今シーズン最良の結果
今シーズン2位の成績で、18年間のスポーツカー耐久レースに別れを告げる
11月19日 インゴルシュタット/バーレーン:
アウディが、今季最高の結果で有終の美を飾りました。ルマン プロトタイプカテゴリー(LMP)への参戦最後のレースとなるFIA世界耐久選手権(WEC)最終戦で、感動的な1-2フィニッシュを遂げました。ポールポジションから臨んだ決勝レースで、Audi R18が優勝しただけでなく、ルーカス ディ グラッシが最速ラップを記録しました。これにより、アウディは今シーズンのマニュファクチャラーズとドライバーズの両方で、シーズン2位のタイトルを獲得しました。
アウディスポーツ チームヨーストと6人のドライバー達が、今シーズン最後のレースで、再び素晴らしい走りを披露しました。アウディモータースポーツ代表のDr. ウォルフガング ウルリッヒは「非の打ちどころの無いパフォーマンスを発揮してくれたチーム全員に、感謝しています。最後を飾るに、これ以上のものは無かったと思います。FIA世界耐久選手権(WEC)のスタッフや強豪揃いのライバルチームが、我々のフィナーレを祝福してくれました。これまでの数々の闘いの中でも最高の結果を示すことで、そうした方々の気持ちに応えることが出来ました。決して忘れることの出来ない週末でした」とコメントをしています。
レースは、ルーカス ディ グラッシ / ロイック デュバル / オリバー ジャービス(ブラジル/フランス/イギリス)組のリードで始まりました。 開始から2時間が過ぎる頃、マルセル ファスラー / アンドレ ロッテラー / ブノワ トレルイエ(スイス/ドイツ/フランス)組が駆るゼッケン7号車が トップに立ちますが、ピット作業中のエアレンチの不具合に見舞われ、その間隙を突いてゼッケン8号車が再びトップに返り咲きます。そして8号車は、104周目にフルコースコーションが出される中、トップチームで唯一ピットストップを断行しました。この際、チームはラップタイム向上のためのセッティング変更も行い、ルーカス ディ グラッシの最速ラップなど、多くのアドバンテージを獲得し、149周目にボディに付着した多くのラバーを取り除くために、予定外のピットストップが必要になった際も順位を保つことが出来ました。
その結果、グラッシ / デュバル / ジャービス組が、7号車に16秒差で、5月のスパ フランコルシャン大会に続く、今季2度目の優勝を果たし、年間ドライバーズ ランキング2位を獲得しました。さらにチームメイトのファスラー / ロッテラー / トレルイエ組が2位に入り、シーズン最高の成績となりました。1999年以来、アウディはスポーツカーレースに偉大な足跡を残しました。アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアで開催された187のLMPレースで107回の優勝を獲得しました。 2012年に世界耐久選手権(WEC)となってからも、ポールポジション16回、41大会中17回の優勝、23回の最速ラップとドライバーとマニュファクチャラーズチャンピオンシップをそれぞれ2回獲得しています。これらのどのカテゴリーにおいても、アウディほどの成果を成し遂げたマニュファクチャラーは他にはありません。
アウディスポーツのLMPプログラム責任者のステファン ドライヤーも「私たちのチームの勝利への意欲は、本日のバーレーン大会においても非常に強く、これまで通りの素晴らしい結果を生み出しました。チームを最高のものに育て上げた、アウディスポーツ チームヨースト、ドライバー、そして、ノイブルグ、ネッカーズルム、インゴルシュタットなどでこの偉業を支え続けてくれた全ての人達に、心から感謝します。最後の大会で1-2フィニッシュを飾り、2つのカテゴリーで2位を獲得して有終の美を飾れたことは、この上ない喜びです。これまで支えてくれた、すべての人々に感謝します」とコメントしています。
バーレーン6時間レースの決勝結果
1: ディ グラッシ / デュバル / ジャービス (Audi R18) 201 laps
2: ファスラー / ロッテラー / トレルイエ (Audi R18) +16.419s
3: ベルンハルト / ハートレー / ウエーバー (ポルシェ) 1m 17.001s
4: ブエミ / デイビッドソン / 中嶋 (トヨタ) -1 lap
5: コンウェイ / 小林 / サラザン (トヨタ) -1 lap
6: デュマ/ ジャニ / リーブ (ポルシェ) -3 laps
…
アウディジャパン・プレスリリース
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WEC第9戦 バーレーン6時間 予選
11月18日(金)、FIA世界耐久選手権(WEC)第9戦バーレーン6時間レースの予選が行われ、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDはベストタイム抹消によって、3列目5,6番手から明日の決勝レースをスタートすることとなった。
TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
公式練習第3回目: 3番手 (1分40秒852), 32周
公式予選 6番手 (平均1分40秒776)
TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
公式練習第3回目: 6番手 (1分41秒276), 28周
公式予選 5番手 (平均1分40秒222)
TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、予選セッションが始まると力強い走りでタイムを刻んだが、共に4輪コースアウトの判定を受け、ベストタイムを抹消された。#5号車のアンソニー・デビッドソンは2周目の第13コーナーの出口で、#6号車のマイク・コンウェイは5周目の第4コーナー出口で、それぞれコースをはみ出したと判断された。共にベストタイムをマークしていた周回だったため、#6号車は5番手、#5号車は6番手グリッドにつくことになった。
#5号車デビッドソンは、予選でコースコンディションが良くなるタイミングを待って、ライバルに比べてかなり遅くコースインする作戦を取った。その甲斐あって好タイムを記録したものの、残念ながら4輪コースアウトの判定でそのタイムは抹消された。その結果、デビッドソンはもう1周のタイムアタックを行うことになったが、タイヤグリップのピークは過ぎてしまっており、先に出したタイムより1秒も遅いタイムに甘んじた。
#6号車も狙い通りの結果にはならなかった。予選が始まるとまず小林可夢偉がタイムアタック。すぐにコンウェイにステアリングを託すと、コンウェイはたちまち1分40秒の壁を破るタイムを記録した。このタイムは昨年のポールポジション・タイムを上回る素晴らしいタイムだった。しかし、残念ながらこのコンウェイのタイムもデビッドソンと同様の理由で抹消されてしまう。本来なら再び小林へと交代して更なるタイムアップを狙う予定だったが、コンウェイのタイム末梢により、続けてもう一度アタック。しかし、グリッド3列目の壁を破ることは出来ず、5番手グリッドとなった。
今回は予選こそ不本意な成績だったが、バーレーンのレースはTOYOTA GAZOO Racingにとって相性の良いレースと言われる。過去4回の挑戦で2勝を挙げており、勝率5割。決勝レースこそ、本領を発揮して表彰台を狙う。特に#6号車にとってはドライバーズ・タイトル獲得がかかっているレースだけに、一瞬の気も抜けないレースになりそうだ。
中嶋一貴:
悔しい予選になってしまいました。ベストを尽くしましたが、私はコース上の混雑に阻まれてしまい、それ以上出来ることはありませんでした。しかしこれはあくまで予選です。我々は主に決勝レースを見据えて準備してきました。明日は必ず上位争いをご覧にいれます。
アンソニー・デビッドソン:
不満の残る結果です。私のアタックラップ自体はとても満足行くものだったのですが、第13コーナーでのはみ出し判定によって、タイム削除のペナルティを受けてしまいました。このためもう1周アタックしなくてはなりませんでしたが、既にタイヤグリップの頂点は過ぎてしまっていました。残念な予選結果でしたが、TS050 HYBRIDの決勝レースでのペースは悪くないので、必ず今日の思いをはらします。
小林可夢偉:
私がアタックを担当したセッション開始直後は、あまり良いコースコンディションではありませんでしたが、その中でのタイムはまずまずでした。マイク(・コンウェイ)のタイムが抹消されたことで、我々にはタイムを更新出来る可能性はなくなってしまいました。今日の結果は残念ですが、6時間もの長い決勝レースで予選グリッドにあまり意味はありません。ドライバーズチャンピオンを目指して、最後まで全力を尽くします。
マイク・コンウェイ:
TS050 HYBRIDの能力を最大限に発揮して良いアタックが出来ただけに、タイム抹消は残念です。自分自身ではコースアウトはないと思ったのですが、判断を尊重します。最前列グリッドも狙える手応えがあったのですが、叶いませんでした。ただ、決勝のレースペースには自信があり、良い結果が狙える確信があります。明日も全開でアタックします。
トヨタモータースポーツニュース
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■ジョージ・ラッセル(ハイテックGP)がポールポジション獲得
George Russell (C)Macou Grand Prix 拡大します
* これは予選2回目の結果です。
* 予選総合結果はこちら。
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WEC第9戦 バーレーン6時間 公式練習
11月17日(木)、FIA世界耐久選手権(WEC)の2016年シーズン最終戦となる第9戦バーレーン6時間レースが開幕。初日は2度の公式練習が行われ、TOYOTA GAZOO Racingは着実なスタートを切った。
TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
公式練習第1回目: 6番手 (1分43秒504), 36周
公式練習第2回目: 6番手 (1分42秒859), 42周
TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
公式練習第1回目: 4番手 (1分42秒865), 36周
公式練習第2回目: 4番手 (1分40秒603), 38周
TOYOTA GAZOO Racingはこの最終戦で2つの大きな目標、マニュファクチャラーズ選手権2位獲得とドライバーズ選手権のチャンピオンタイトルを獲得に挑む。
最終戦を前に、マニュファクチャラーズ選手権3位につけるTOYOTA GAZOO Racingのポイントは207点で、同2位のアウディとは15点差。しかし、このレースの獲得ポイントは1位25点、2位18点、3位15点。2台のTS050 HYBRIDの成績次第でアウディを逆転することが可能であり、今シーズン後半の快進撃がそれを裏付ける。
ドライバーズ選手権はポルシェ#2号車のドライバーが152点でトップだが、2番手のTS050 HYBRID #6号車の小林可夢偉/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイは135点で、17点差につける。こちらの得点も同様に優勝25点、2位18点、3位15点に加えてポールポジションで1点。決して簡単ではないが、逆転は不可能ではない。
こうした背景の下、バーレーン初日は、各々1時間半の公式練習走行が行われた。TOYOTA GAZOO Racingは過去4回のバーレーン6時間レースで2勝を挙げており、このサーキットは得意なコース。19日(土)の決勝レースは現地時間の午後4時にスタートし、午後10時にゴールする。このため、走行初日となる17日(木)は昼夜に渡って変化する環境に適応すべく、精力的に車両セッティングを進めた。
決勝レースに向けての最重要課題は路面温度の変化にいかに適したタイヤを選択出来るか。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは好感触を掴み、昨年のタイムと比較すると3秒以上も速いタイムを記録し、明日の予選、明後日の決勝レースに大きな希望を繋いで初日を終えた。
中嶋一貴:
ここバーレーンではタイヤの摩耗が進んでいってからが難しいので、今日はその点の解析に重点を置きました。両セッション共にそれをふまえた車両セットアップとタイヤの評価をこなし、概ね順調でした。満足な車両のバランスに仕上っていますので、このまま良いレースが戦えると思います。いつものことですが、予選についてはそれほど重要視していません。
アンソニー・デビッドソン:
決勝レースに合わせた車両のバランスを仕上げる作業をこなし、公式練習1回目と2回目のセッションでは大きくセッティングを変えてみました。今日の内容には満足しています。主な目的は、バーレーンの決勝レースにおける重要な要素である、車両のバランスと、タイヤの摩耗具合の確認です。明日は更なる速さを目指したいところですが、今日のところは順調です。
セバスチャン・ブエミ:
概ね良い一日で、最終的に車両セットアップも順調に仕上がったと感じています。我々は1周のタイムアタックはせず、決勝レースへむけた車両セッティングに集中しました。トラブルなどは一切無く、多くの周回をこなせたのは良かったです。それによってとても多くのデータを収集出来ましたので、ベストセッティングを見出すべく分析を行っていきます。
小林可夢偉:
今日は2回のセッション共に全く問題なくこなせました。タイヤの摩耗による車両挙動の変化が大きいため、バランスを取るのが難しいのですが、決勝レースについては心配していません。レースウィークは今日始まったばかりで、まだまだやるべき事はたくさんあります。これから更に良くなっていきますので、期待していてください。
ステファン・サラザン:
良い一日を過ごし、両セッションでの進捗には満足しています。TS050 HYBRIDを大きく進化させることが出来、マイク、可夢偉と私の3人共にここで力強いレースが出来るという自信があります。明日、決勝レースへ向けた最後的なセットアップを仕上げ、今シーズンの最終戦に臨みます。
マイク・コンウェイ:
まずまずの一日でした。向上出来た部分はいくつかありましたが、決勝レースのペースという意味でライバルと比べると、ほとんど差は無いように見えます。更なるラップタイム向上のために、決勝レースまでさらなる努力が必要です。しかし今日は初日としては悪くありません。恐らく土曜日の決勝は非常に接戦になると思います。
トヨタモータースポーツニュース
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Suncity Group Formula 3 Macau Grand Prix?- FIA F3 World Cup Provisional Entry List 31/10/2016 | |||||
No. | Driver | Nat. | Team | Car/Engine | Result |
1 | Felix ROSENQVIST | SWE | SJM Theodore Racing by Prema | Dallara Mercedes | 7th Blancpain GT Series Sprint Cup, Indy Lights, DTM, FIA Formula E Championship |
2 | Maximilian G?NTHER | DEU | SJM Theodore Racing by Prema | Dallara Mercedes | 2nd FIA Formula 3 European Championship* |
3 | Nick CASSIDY | NZL | SJM Theodore Racing by Prema | Dallara Mercedes | 4th FIA Formula 3 European Championship* |
5 | Jann MARDENBOROUGH | GBR | B-Max Racing Team | Dallara Volkswagen | 2nd Japanese Formula 3 Championship |
6 | 佐々木 大樹 | JPN | B-Max Racing Team | Dallara Volkswagen | Japan Super GT Series, 7th Japanese Formula 3 Championship |
7 | YE Hong Li | CHN | B-Max Racing Team | Dallara Volkswagen | Japanese Formula 3 Championship |
8 | George RUSSELL | GBR | Hitech GP | Dallara Mercedes | 3rd FIA Formula 3 European Championship* |
9 | Daniel JUNCADELLA | ESP | Hitech GP | Dallara Mercedes | DTM |
10 | Nikita MAZEPIN | RUS | Hitech GP | Dallara Mercedes | 20th FIA Formula 3 European Championship* |
11 | 山下 健太 | JPN | ThreeBond with T-Sport | Dallara Tomei | 1st Japanese Formula 3 Championship |
12 | CHANG Wing Chung | MAC | ThreeBond with T-Sport | Dallara NBE | FIA Formula 3 European Championship |
15 | 坪井 翔 | JPN | Team TOM’S | Dallara Toyota | 3rd Japanese Formula 3 Championship |
16 | Joel ERIKSSON | SWE | Motopark | Dallara Volkswagen | 5th FIA Formula 3 European Championship* |
17 | Arjun MAINI | IND | Motopark | Dallara Volkswagen | 10th GP3 Series* |
18 | ZHOU Guan Yu | CHN | Motopark | Dallara Volkswagen | 13th FIA Formula 3 European Championship* |
19 | 牧野 任祐 | JPN | Toda Racing | Dallara Toda | 5th Japanese Formula 3 Championship |
20 | Callum ILOTT | GBR | Van Amersfoort Racing | Dallara Mercedes | 6th FIA Formula 3 European Championship* |
21 | Anthoine HUBERT | FRA | Van Amersfoort Racing | Dallara Mercedes | 8th FIA Formula 3 European Championship* |
22 | Pedro PIQUET | BRA | Van Amersfoort Racing | Dallara Mercedes | 19th FIA Formula 3 European Championship* |
23 | David BECKMANN | DEU | kfzteile24 M?cke Motorsport | Dallara Mercedes | 15th FIA Formula 3 European Championship* |
25 | Keyvan ANDRES SOORI | DEU | kfzteile24 M?cke Motorsport | Dallara Mercedes | 14th Euroformula Open* |
26 | Lando NORRIS | GBR | Carlin | Dallara Volkswagen | 1st Formula Renault Eurocup, 1st Formula Renault Northern European Cup, 1st Toyota Racing Series |
27 | S?rgio Sette C?MARA | BRA | Carlin | Dallara Volkswagen | 11th FIA Formula 3 European Championship |
28 | Jake HUGHES | GBR | Carlin | Dallara Volkswagen | 9th GP3 Series* |
29 | Ant?nio FELIX DA COSTA | PRT | Carlin | Dallara Volkswagen | DTM, FIA Formula E Championship |
30 | Alexander SIMS | GBR | Double R Racing | Dallara Mercedes | 1st Spa 24 Hours, 11th Blancpain GT Series Sprint Cup |
31 | Daniel TICKTUM | GBR | Double R Racing | Dallara Mercedes | FIA Formula 3 European Championship |
32 | Sam MACLEOD | GBR | Fortec Motorsport | Dallara Mercedes | 9th Masters of Formula 3 |
33 | Ferdinand HABSBURG | AUT | Fortec Motorsport | Dallara Mercedes | 2nd Euroformula Open* |
* Season in progress. Standings as of 26 October 2016. |
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2016年11月15日
トヨタ自動車株式会社 モータースポーツマーケティング部
NASCARスプリント・カップ・シリーズ第35戦フェニックス
NASCARはフェニックスで3シリーズ全てで最終戦のひとつ前のレースが行われ、最終戦でタイトルを争う“チェイス”の4人が決定。スプリント・カップ・シリーズではトヨタ勢は前戦勝利のカール・エドワーズに加え、カイル・ブッシュが進出。エクスフィニティ・シリーズではダニエル・サレスとエリック・ジョーンズ。キャンピング・ワールド・トラック・シリーズではクリストファー・ベル、マット・クラフトン、ティモシー・ピーターズの3名が進出を決め、次週タイトルを争うこととなった。また、全シリーズでトヨタがタイトルを争っているマニュファクチャラー部門では、一足先にトラック・シリーズで4年連続、通算9度目となるタイトル獲得を決めた。
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第35戦 Can-Am 500
開催日:11月13日
苦しみながらも2位フィニッシュを果たし、激戦の“チェイス”争いで最終戦進出を果たしたカイル・ブッシュ(#18)
11月13日(日)、米国南西部アリゾナ州エイボンデールのフェニックス・インターナショナル・レースウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第35戦「Can-Am 500」が開催された。
年間36戦で争われる長いNASCARのシーズンもいよいよ残り2戦。シーズン終盤の10戦で上位選抜ドライバーによりタイトルを争う“チェイス”も最後の佳境となった。今大会を終えた時点で、“チェイス”ドライバーは8名から4名に絞られ、最終戦となる次戦ホームステッドでタイトルを争う権利を得る。
トヨタ勢ではカール・エドワーズが前戦テキサスで起死回生の勝利を挙げ、最終戦への切符を確保。今ラウンド初戦をジミー・ジョンソン(シボレー)が制しているため、残り2つの椅子を賭け、カイル・ブッシュ、デニー・ハムリン、マット・ケンゼスを含む6人のドライバーによる激しい争いが繰り広げられることとなった。
13日(日)午後0時45分に、砂漠の中の1マイルオーバルを312周(312マイル:約500km)して競われる決勝レースがスタートした。
前半戦は5番手スタートのハムリンと、10番手スタートのケンゼスがトップ10圏内で上位を伺った。しかし、ハムリン、ケンゼス、カイル・ブッシュの3名と、わずか2ポイント差で“チェイス”残りの2つの椅子を争っているジョーイ・ロガーノ(フォード)がこの2台よりも上位を走行。また、ポイントでは大きく遅れているものの、ここフェニックスではここ5年の9戦中6勝と圧倒的に得意としているケヴィン・ハーヴィック(シボレー)も優勝での最終戦進出を狙い上位につけるなど、序盤から熾烈な戦いが繰り広げられた。
一方、昨年トヨタ勢では唯一最後の4人に進出し、シリーズチャンピオンを獲得したカイル・ブッシュは前半ハンドリングの不調に悩み、トップ10圏外での走行が続いた。
後半に入ると、カイル・ブッシュもピットイン毎に行っていった調整が効を奏し上位へ浮上。更にバトルは激化。
245周目、ついにケンゼスがロガーノをかわし、2位へ浮上。続くコーションでほとんどの車両がピットインしたのに対し、ハムリンだけがコース上に残り、首位へ。タイヤ2本交換でトップでピットアウトしたケンゼスは2位につけると、再スタートでハムリンをかわして首位に立った。
その後はケンゼスが後続を引き離して首位を独走。注目は、その後方でハムリンをかわしたカイル・ブッシュとロガーノによる最後の椅子を巡ってのバトルとなった。
しかし、残り4周というところでスピン車両によりイエローコーションが発生。レースは延長され、最後の2周“オーバータイム”で競われることに。ここで、燃料の厳しかったハムリンはピットへ。10位に後退したが、タイヤを交換し、最後の逆転に賭けた。
ケンゼスは首位、その後2列目にカイル・ブッシュとロガーノが並んで注目の再スタートが切られた。
最前列アウト側を選択したケンゼスが好スタートを切り、第1ターンのインへ切り込んでいったが、ここで最前列イン側の車両が、後方のカイル・ブッシュをブロックしようとしてバランスを崩し、アウトにいたケンゼスに接触。ケンゼスはスピンを喫し、コース外周の壁にクラッシュ。これでケンゼスは“チェイス”争いから姿を消すこととなってしまった。
このクラッシュで出されたコーションにより“オーバータイム”の再スタートはやり直し。この最後の2周は激しい2位争いが展開されたが、カイル・ブッシュは2位を死守してチェッカー。ロガーノがこのレースを制したため、“チェイス”4人目にはカイル・ブッシュが入ることとなり、トヨタ勢はエドワーズとカイル・ブッシュの2人が最終戦でタイトルを争うこととなった。今大会終了時点でこの4人のポイントのみ5000点に一律加算され、最終戦、エドワーズとカイル・ブッシュ、ロガーノ、ジョンソンの4名のうち最も上位でフィニッシュしたドライバーがシリーズチャンピオンとなる。
いよいよタイトルが決定されるシーズン最終戦、第36戦は11月20日(日)、米国南東部フロリダ州ホームステッドのホームステッド・マイアミ・スピードウェイで行われる。
ドライバー カイル・ブッシュ:
「最後のひとつ前の再スタートでは、私が88号車(アレックス・ボウマン:シボレー)のインに入って、彼が22号車(ジョーイ・ロガーノ:フォード)をブロックする形になり、私と20号車(マット・ケンゼス)が1-2で“チェイス”に残るという展開を狙っていたのだが、期待通りにはならなかった。私自身は今日ずっと苦戦を強いられたが、諦めずに上位を目指し続けたおかげで、最終的には素晴らしい結果で終わることが出来た。ここ数週、私本来の強さは見せられていないが、着実なレースを戦ってきた。来週は真の強さを発揮出来ればと思っている」
<チェイス・フォー・ザ・NASCARスプリント・カップ>
“チェイス”と略して称されることが多い。NASCARスプリント・カップ・シリーズの全36戦のうち、終盤の10戦でタイトルを競うプレーオフシステム。26戦が終わった時点で、シリーズ戦に勝利したドライバー(全レース出場、ランキング30位以内が条件)と、未勝利でランキング上位の計16名が“チェイス”に進出。 “チェイス”進出者のポイントはリセットされ、3戦ずつの3ラウンドを戦い、各ラウンドごとに未勝利のランキング下位4名が脱落しポイントはリセット。最終戦に残った4名のうち、最上位フィニッシュを果たしたドライバーがチャンピオンとなる。
トヨタモータースポーツニュース
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2016/11/07|Motorsport
・数々の不運に見舞われながら5位と6位を獲得
・アウディは、マニュファクチャラーズ チャンピオンシップのランキング2位を堅持
11月6日 インゴルシュタット/上海: FIA世界耐久選手権(WEC)第8戦 上海大会で、アウディ6人のドライバーとチームは、多くの不運にも関わらず勝利への集中力を絶やすこと無く闘い続け18ポイントを獲得しました。貴重なポイントを獲得したことで、アウディは2週間後にバーレーンで開催される最終戦に、マニュファクチャラーズ チャンピオンシップのランキング2位で臨むこととなりました。
ルーカス ディ グラッシ / ロイック デュバル / オリバー ジャービス(ブラジル/フランス/イギリス)組が駆るゼッケン8号車は、1時間を経過する時点でトップに6.4秒差の2番手を快走していました。しかし、最初のピットストップの時、異変に見舞われ、燃料タンクには計算より明らかに少ない量の燃料しか入りませんでした。その後ピットストップの時間を短くするためにメカニックが不具合を修正するまで多くの時間を必要としましたが、その後5位までポジションを回復しました。
一方マルセル ファスラー / アンドレ ロッテラー / ブノワ トレルイエ(スイス/ドイツ/フランス)組のゼッケン7号車は、レース序盤に6番手を維持し、3時間が経過する頃には5番手に浮上しようとしていましたが、周回遅れのマシンをオーバーテイクする際、オリバー ジャービスのマシンとブノワ トレルイエのマシンが接触。マシンの右側を接触した7号車は、圧縮空気のパイプが破損し、次のピットストップでエアジャッキが作動しなくなりました。このトラブル修復にチームは25分を要し、一時は14周差の16位までポジションを下げましたが、その後猛追を見せ6位でゴールしました。
アウディモータースポーツ代表のDr. ウォルフガング ウルリッヒはレースを振り返り、「今レースで見舞われた不運について非常に残念に思っています。チームメンバーおよびドライバーの仕事ぶりについては満足しています。彼らは6時間後のゴールまで、決して諦めることなく闘い続けました。その甲斐あって、我々は貴重な18ポイントを獲得し、年間ランキング2位を堅持したので、最終戦で年間2位を獲得する可能性を残しています」とコメントをしています。
アウディスポーツ LMPプログラムの責任者ステファン ドライヤーも「5月以来、我々は優勝を含む表彰台獲得し続けてきました。そして本日、トロフィー獲得を望んでいましたが、叶いませんでした。その代わり、非常に素晴らしい不屈の耐久レーススピリットを発揮することが出来ました。例え成功の見通しが高くなくとも、1ポイントでも多く獲得するために闘い続けることはとても価値があることです。価値ある闘いを続けてくれたチーム全員に感謝しています」とコメントしています。
わずか2週間後、アウディは感動的な最終戦を迎えます。11月19日にバーレーンにおいて開催されるWEC第9戦は、単にWECの2016シーズン最終戦というだけに留まりません。106回の優勝を含む、これまで18年間におよぶ数々の偉業を残してきたアウディは、次戦をもって、先進的かつ実験的なカテゴリーであるルマンプロトタイプ(LMP)カテゴリーへの参戦を終了します。
上海6時間レースの決勝結果
1: ベルンハルト / ハートレー / ウェバー (ポルシェ) 195 laps
2: コンウェイ / 小林 / サラザン (トヨタ) +59.785s
3: ブエミ / デビッドソン / 中嶋 (トヨタ) +1m 06.038s
4: デュマ/ ジャニ/ リーブ (ポルシェ) +1m 40.855s
5: ディ グラッシ / デュバル / ジャービス (Audi R18) -3 laps
6: ファスラー / ロッテラー / トレルイエ (Audi R18) -14 laps
…
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FIA世界耐久選手権(WEC)、LMP1、第8戦、上海(中国)
ドイツ. ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.オリバー・ブルーメ)は、上海において今シーズン6勝目とマニュファクチュアラーチャンピオンシップのタイトル防衛成功を祝いました。全9戦で競われるFIA世界耐久選手権(WEC)の第8戦で優勝したのは、ポールポジションからスタートしたティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組です。もう1台のポルシェ919ハイブリッドをドライブしたドライバーチャンピオンシップ首位のロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組は、6番手スタートから4位でフィニッシュしました。ハートレーは、1周5.451 kmの上海インターナショナルサーキットで1分45秒935のファステストラップを記録しました。また、この6時間レースはドライコンディション、気温約23℃の下で行われました。
カーナンバー1のレース展開:
ハートレーがポールポジションからスタート、ダブルスティントをこなした後、60周を終えて首位でベルンハルトに交代します。ベルンハルトもダブルスティントで走行した後、首位を守ったまま120周でウェバーにクルマを託しました。150周終了後ハートレーが再びドライブし、195周でフィニッシュし優勝を果たしました。
カーナンバー2のレース展開:
6番手からスタートしたジャニが着実に順位を上げダブルスティント(59周)を終えて2位の位置でリーブと交代します。80周目、リーブがカーナンバー6トヨタに2位ポジションを奪われます。89周終了後、デュマがドライブしますが、109周目、激しいバトルの末カーナンバー5トヨタに抜かれ、4位ポジションで走行を続けます。119周を終えて、再度ジャニがクルマに乗り込みました。滞りないピットストップの後、再びカーナンバー5トヨタの前に出ます。カーナンバー6トヨタが134周後に予定外のピットストップを行ったことで、先頭を走行するもう1台のポルシェに続く2位ポジションに再浮上しました。その後、カーナンバー5トヨタとのバトルが始まりました。ジャニはレース終了までコックピットに留まり、4位でフィニッシュしました。
レース後のコメント:
チーム監督であるアンドレア・ザイドルのコメント:「ポルシェのために、再びマニュファクチュアラーチャンピオンシップのタイトルを獲得できて爽快な気分です。これは、地元ヴァイザッハと、各サーキットでレースに関わったチームのメンバーひとりひとりの功績です。そして、私達のパートナーのおかげです。このタイトルは、速く、信頼性の高い車両と、強力なチームのパフォーマンスの結果です。上海では、私達はポールポジションを獲得し、ファステストラップを打ち立て、常に最速で、最高のピットストップを行い、適切な作戦を用い、最高のドライバー達がステアリングを握りました。私達には、このタイトルを手にする十分な資格があると思います。バーレーン最終戦ではドライバーチャンピオンシップタイトルの獲得を目指します」。
ポルシェ919ハイブリッド(カーナンバー1)のドライバーのコメント
ティモ・ベルンハルト(35歳、ドイツ):「今日すばらしいレースができました。ブレンドンがいいスタートを切ってくれたので、リードをさらに広げることができました。私は2番手のドライバーとしてダブルスティントを担当しました。小林可夢偉がドライブするカーナンバー6トヨタは、本当に手強かったです。非常に多くのラップで、トラフィックが障害でした。周回遅れのクルマをオーバーテークするとき、攻撃的になることと、守りに回ることを常にバランスさせる必要がありました。私達3人が、またレースで優勝できてとても嬉しいです」。
ブレンドン・ハートレー(26歳、ニュージーランド):「すばらしい日になりました。スタート後の最初のコーナーが興味深かったです。トヨタは電気モーターで大量のエネルギーを使ったようで、第1コーナーへの飛び込みまでに私を簡単に抜き去りました。しかしレギュレーションで使えるエネルギーの量が規定されているので、彼らがその代償を払うことになることがわかっていました。セーフティカー導入直前には再びトップに立ちました。ファーストラップではちょっとしたバトルを楽しみましたが、その後はクリーンな走りに徹して18秒のリードを築きクルマを渡しました。大きなラバーの塊によってライトを損傷したので、ノーズを交換しなければなりませんでしたが、ピットストップはすばらしく、最後のダブルスティントではすべてがスムーズに運びました。私は、この上なく幸せです」。
マーク・ウェバー(40歳、オーストラリア):「今日のブレンドンはすごく速かったですし、ティモのダブルスティントも素晴らしいものでした。私はシングルスティントを担当して使用済みのタイヤを片付け、ブレンドンがフィニッシュしました。ポルシェにとってすばらしい日となり、私達がそれに貢献できてとても嬉しいです」。
ポルシェ919ハイブリッド(カーナンバー2)のドライバーのコメント
ロマン・デュマ(38歳、フランス):「非常に厳しいレースでした。私は3番目のドライバーとしてシングルスティントを担当しました。何度かひどいトラフィックに阻まれ、タイムロスしました。また、タイヤのピックアップ現象にも最後まで悩まされました」。
ニール・ジャニ(32歳、スイス):「6番手グリッドからスタートして、トラフィックの中でのポジション取りを意識して戦術的にドライビングし、ブーストはアタックが必要なときに備えて取っておきました。これが上手く行きました。クルマは絶好調で前を行くライバル達を次々に捕らえることができました。3位のポジションにいるとき、ちょっと苦労しました。トラフィックで接触があり何秒かロスしてしまいました。それでも、私はダブルスティント後に2位でクルマを渡すことができました。残念ながら、レース中盤ではタイムをロスしました。私は最後にもダブルスティントを担当しましたが、そのときはクルマの調子が前ほどよいと感じませんでした。次は、2週間後のバーレーン最終戦でドライバーチャンピオンシップに挑む番です」。
マルク・リーブ(36歳、ドイツ/ルートウィヒスブルク):「ニールの次に2番手としてドライブしましたが、私のスティントはあまりよくありませんでした。最初、ひどいトラフィックに巻き込まれ、その後も常に周回遅れの車両を抜かなければならず、フロントタイヤをダメにしてしまいました。フロント両側のグリップがなくなり、常にアンダーステアが出ていました」。
ポルシェジャパン・プレスリリース
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2016年11月6日(日)
トヨタ自動車株式会社 モータースポーツマーケティング部
WEC第8戦 上海6時間 決勝
11月6日(日)中国の上海国際サーキットで、FIA世界耐久選手権(WEC)第8戦上海6時間レースの決勝が行われ、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDが2位、3位表彰台を獲得した。
TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
決勝: 3位、195周、ピットストップ6回、スターティンググリッド:2番手、最速ラップ(1分46秒791)
TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
決勝: 2位、195周、ピットストップ7回、スターティンググリッド:4番手、最速ラップ(1分46秒822)
夕方午後5時過ぎ、夕やみ迫る上海国際サーキットの一角が煌々(こう々)とした灯りに照らし出された。上海6時間レースの勝者を讃える表彰台。中央にポルシェのドライバーを挟んで、2位、3位の栄えあるポジションを独占したのはTOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDを操った6人のドライバー達だ。2位に入ったのは#6号車、3位に#5号車。6時間を通してポルシェと激しい戦いを展開した結果、獲得した栄冠だ。
このレースでは2位に入った#6号車の速さが際だっていた。実は#6号車はマイク・コンウェイのドライブ中、2度にわたってパンクという不運に見舞われた。にもかかわらず2位を手に入れることが出来たのは、クルマ自体のスピードと、見事なピットワークだったと言えるだろう。
4戦連続の表彰台となる2位に入ったことで#6号車のドライバー達は逆転ドライバーズタイトルへの望みを繋いだ。首位のポルシェ#2号車のドライバー達との差は17点に縮まり、その結果、タイトル争いは2週間後に行われる最終戦バーレーンに持ち越されることとなった。
#5号車にとればこの上海のレースが今シーズン初の表彰台だった。この結果、TOYOTA GAZOO Racingはマニュファクチャラーズ選手権でも2位獲得の可能性を最終戦に残すことになった。バーレーン戦を前にアウディに15点差に迫っており、バーレーンで2台が最多得点を挙げれば44点を獲得出来る。
レースは激しく順位の入れ替わる接戦だった。今季初めて最前列からのスタートになった#5号車は、セバスチャン・ブエミのドライブで一時トップに立つが、その後ペースが落ちて5位に転落。4位となった#6号車は、スタート後1時間半過ぎた頃にアウディ#8号車の予定外のピットストップに助けられて3位に上がり、#5号車も4位に浮上した。
その後も2台のトヨタはポルシェ#2号車と激しい順位争いを展開、レースが2時間半を過ぎた頃に小林が強烈な走りでポルシェ#2号車を抜き去って、見事2番手につけた。さらにトヨタの攻撃は続き、ブエミに替わった#5号車もポルシェ#2号車を捕らえ、3番手に上がる俊足を見せた。ところがここで、コンウェイのドライブ中に左後輪がパンクして4位に後退、代わって#5号車が3番手に上がった。
#6号車には更に不運が続いた。ゴールまで1時間半を切った頃、再びパンクに見舞われて、予定より早いピットストップを強いられた。しかし、そのタイミングに小林に交替した#6号車はポジション奪回の攻撃的な走りを展開、まず#5号車を抜き去り、さらにポルシェ#2号車を捕らえた。
ゴールまで僅かな時間を残して各車が最後のピットストップを行った際、#5号車もポルシェ#2号車をかわして3位に上がった。#6号車は2度のパンクから立ち直って2位を快走。しかし、トップを走るポルシェ#1号車との間隔は1分ほど開いており、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは2位、3位でチェッカー。2014年の上海以来となる2台揃っての表彰台獲得となった。
トヨタモータースポーツニュース
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2016年11月5日(土)
トヨタ自動車株式会社 モータースポーツマーケティング部
WEC第8戦 上海6時間 予選
素晴らしい天候に恵まれ、久し振りに澄んだ空気となった11月5日(土)、上海郊外にある上海国際サーキットでFIA世界耐久選手権(WEC)第8戦上海6時間レースの予選が行われ、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは最前列2番手、2列目4番手のグリッドを獲得した。
TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
公式練習第3回目: 6番手 (1分45秒663), 26周
公式予選 2番手 (平均1分44秒522)
TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
公式練習第3回目: 2番手 (1分44秒819), 27周
公式予選 4番手 (平均1分44秒810)
TOYOTA GAZOO Racingが参戦するLMPクラスの予選は予定より17分遅れて午後2時17分にスタートし、20分間にわたって行われた。WECの予選は2人のドライバーがタイムアタックを行い、2人が記録したタイムの平均で予選グリッドを決定する。ゆえに、2人のドライバーは小さなミスも許されない。
TS050 HYBRID #5号車はセバスチャン・ブエミと中嶋一貴がアタックを担当。まずブエミ、次に中嶋、さらにブエミがアタックし、セッション終了間際の最終ラップでブエミが1分44秒368をマーク。平均タイムを1分44秒522まで更新し首位からわずか0.06秒差に迫った。#5号車は僅差でポールポジションを逃すこととなったが、最前列2番手グリッドを獲得し明日の決勝に臨む。
TS050 HYBRID #6号車は、まずマイク・コンウェイからタイムアタックを開始、10分ほど経ったところでステファン・サラザンに交替、終盤再びコンウェイがタイム更新を目指しアタックしたが、2人の平均タイムは1分44秒810で4番手グリッドとなった。今回の予選はトヨタの2台を含むLM P1クラスの6台が0.6秒の中に入る僅差となっており、今大会明日の決勝レースも超接近戦となることが予想される。ドライバーズランキング2位につけ、逆転タイトルを狙う#6号車は前戦富士と同じく、この4番手グリッドから、2戦連続の勝利を目指す。
6時間の決勝レースは明日11月6日(日)、現地時間午前11時(日本時間正午)にスタートが切られる。
トヨタモータースポーツニュース
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2016年10月31日
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
WEC第8戦 上海6時間 プレビュー
2016年のFIA世界耐久選手権(WEC)も残り2戦。TOYOTA GAZOO Racingは11月6日(日)に中国・上海インターナショナル・サーキットで開催されるWEC第8戦上海6時間レースへ、富士からの2連勝達成に挑む。
前戦、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID #6号車がトヨタのホームコースである富士スピードウェイで勝利を挙げ、小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイの3名はドライバーズ選手権でも2位へと躍進した。
#6号車の3名は、ドライバーズ選手権ランキングで8月の第4戦ニュルブルクリンク終了時点の首位との差をここまでで21ポイント縮め、23ポイント差で追っている。今季の残り2戦で最大52ポイントを獲得することが出来、逆転タイトル獲得へ向け、最後の2戦に全力で挑む。
中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミのTS050 HYBRID #5号車は、今季これまで様々な不運に見舞われてきたが、前戦富士では僅差の4位完走を果たしており、上海ではシーズン初の表彰台を目指す。
このレースも前戦同様の接近戦となることが予想される。直近の2レースでは、LM P1-Hで参戦の3社による三つ巴のトップ争いが繰り広げられ、6時間に渡る激闘の末に、トップ3が30秒以内の僅差でフィニッシュするという厳しい戦いとなっている。
トヨタは1周5.451kmの上海インターナショナル・サーキットで、2012年と2014年の優勝を含む4回の表彰台という好結果を残している。
市街中心部から40km程離れて位置する上海サーキットは2004年に開設され、新たにWECが開催された2012年からシリーズの1戦に組み入れられている。それ以前にも、中国では2010年と2011年、広東省の珠海インターナショナル・サーキットでアジアン・ル・マン・シリーズの耐久レースが行われていた。
11月4日(金)の2回にわたる90分の公式練習走行から、あわただしさの中でレースウィークが始まる。5日(土)午前中に行われる1時間の最終公式練習走行までにはTS050 HYBRIDの最適な状態のセットアップを仕上げなくてはならない。決勝のスターティンググリッド、そして1ポイントが獲得出来るポールポジションを決める公式予選は現地時間午後2時(日本時間午後3時)から行われる。そして、6日(日)午前11時(日本時間正午)に6時間の決勝レースのスタートが切られる。
トヨタモータースポーツニュース
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2016年11月1日
トヨタ自動車株式会社 モータースポーツマーケティング部
NASCARスプリント・カップ・シリーズ第33戦マーティンズビル
いよいよシリーズは残り4戦。“ペーパークリップ”マーティンズビルで行われた“チェイス”第3ラウンド初戦は、中盤までトヨタ勢が上位を支配。惜しくも優勝は逃したが、“チェイス”を争うデニー・ハムリン、マット・ケンゼス、カイル・ブッシュの3人が3-4-5位フィニッシュでランキングトップ4を維持した。トラック・シリーズも“チェイス”勢が上位をフィニッシュを果たし、ランキングトップ4のうち3台を占める結果となった。
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第33戦 Goody's Fast Relief 500
開催日:10月30日
レース中盤をトップ3で支配し、3-4-5位と着実に上位フィニッシュを果たしたデニー・ハムリン(#11)、マット・ケンゼス(#20)、カイル・ブッシュ(#18)
10月30日(日)、米国東部バージニア州マーティンズビルのマーティンズビル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第33戦「Goody's Fast Relief 500」が開催された。
シーズン終盤の10戦で上位ドライバーがタイトルを争うプレーオフ“チェイス”もいよいよ8名が最終戦へ向けての4枚の切符を争う第3ラウンドに入った。今大会からの3戦で、最終戦でタイトルを争う権利は8名から4名へと絞られる。この第3ラウンドに臨む8名の中には、トヨタドライバー4名が含まれており、最後のサバイバルに挑むこととなった。
第3ラウンド“ラウンド・オブ・8”の最初の舞台はマーティンズビル。1周0.526マイル(約850m)とカップ・シリーズ戦が行われる中では最短で、2本のストレートをタイトなコーナーで結んだその形状から“ペーパークリップ”の愛称で知られ、70年近い歴史を持つ。ロードサーキットの短いストレートを2つのヘアピンで挟んだような、短い時間にフル加速とフルブレーキングを繰り返すタフなコースである。
地元バージニア州出身、そしてショートオーバルが得意という事もあり、デニー・ハムリンがここマーティンズビルでは過去5勝。今年の春の大会ではカイル・ブッシュが勝利を挙げている。
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