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2017年5月29日 (月)

INDY:インディ500を佐藤琢磨が日本人として初めて制覇。Hondaはインディ500を2連勝で、通算12勝目を達成する (ホンダ)

In170528001h(C)Honda Motor Co Ltd.

5月28日(日)の正午過ぎ、アメリカ東部のインディアナ州インディアナポリスのインディアナポリス・モーター・スピードウェイでスタートが切られた第101回インディアナポリス500(インディ500)で、佐藤琢磨(Andretti Autosport)が優勝を果たしました。F1を足掛け7シーズン戦ったあとの2010年に、アメリカの最高峰オープンホイールチャンピオンシップであるインディカー・シリーズにフル参戦を始めた佐藤は、2013年4月にロングビーチで日本人として初めて、インディカーレースで勝利を挙げました。そして今日、世界で最も長い歴史を誇り、世界で最も多くの観客を集めて開催されるレースを、日本人として初めて制し、伝統に則ってビクトリーレーンでミルクを飲みました。

雨の心配もされた中でスタートしたインディ500の決勝レースでしたが、200周のゴールまで凄まじいバトルが続き、幸いにも雨による中断はありませんでした。しかし、接近戦が続いたがゆえに頻発するアクシデントで、一度の赤旗を含めて合計11度ものフルコースコーションが出されました。佐藤は予選4番手で2列目グリッドのイン側からスタートし、レース序盤はトップグループを保っていましたが、82周目のピットストップで時間をロスしたために大きくポジションダウン。89周目には17番手に下がりましたが、冷静な戦いぶりを保って着々と一つずつポジションを回復。そうして、122周目には6番手までばん回し、そこからはトップを視野に入れた戦いを展開しました。

ホンダモータースポーツリリース

佐藤琢磨
レースが残り50周となったとき、佐藤は10番手につけており、イエロー中の168周目に行ったピットストップのあとには、5番手にポジションをアップさせました。172周目に4番手となった佐藤は、175周目に一つ順位を下げましたが、すぐにばん回し、179周目にはターン1でアウトから一挙に2台、豪快にオーバーテイク。このアタックが決定的でした。その後はインディ500を3度制覇しているエリオ・カストロネベス(シボレー)と6周にわたるし烈な一騎打ちに。そして佐藤は、追いすがりアタックを仕掛けてくるカストロネベスを振りきり、チェッカーフラッグを受けました。

また、ルーキーのエド・ジョーンズ(Dale Coyne Racing)が予選11番手から3位でフィニッシュ。アクシデントでまき散らされた破片にぶつかるなど、2度もマシンにダメージを受けながらも、見事にマシンをゴールまで運びトップ3でゴールしたのです。Hondaドライバーたちはほかにも、マックス・チルトン(Chip Ganassi Racing)は最多の50周をリードして4位。トニー・カナーン(Chip Ganassi Racing)が5位でゴールしました。

メカニカルトラブルにより、2014年ウイナーのライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)、2度のF1ワールドチャンピオンに輝いているフェルナンド・アロンソ(McLaren-Honda-Andretti)がリタイアを喫しました。アロンソは初挑戦のインディでありながら、28周をリードするすばらしい走りを披露しました。

   コメント
佐藤琢磨(第101回インディ500ウイナー)
佐藤琢磨 「勝ちました! 世界最高のレースで勝ちました! 信じられないほどの感激です。チームには感謝してもしきれないほどです。ファンタスティックです。厳しいレースでした。そして、エリオ(カストロネベス)は本当にフェアに戦ってくれました。だからアウトサイドからパスを仕掛けることができました。すばらしいバトルになっていました。ファンの皆さんも楽しんでくれたと思います。12歳のころから、こういった大きなレースで勝つことを夢見てきました。これまで私をサポートしてきてくれた方々には感謝しても感謝しきれません。最後の3ラップを迎えるまで、だれが勝つか全く分からないレースになっていました。私とエリオとはサイドバイサイドで残り3ラップに突入しました。そこからは、もうアタックするしかなかったです。完全にアクセルを全開に保ったままの戦いです。それを成功させ、彼を突き放すことができました。最高のレースになりました」

フェルナンド・アロンソ(24位)
「レースを最後まで走りきれずに残念です。出場するレースのすべてでゴールを目指しているからです。今日はそれを果たせませんでした。しかし、今日のレース、そしてこの2週間は、私にとって非常に大きな経験となりました。私は自分の能力を証明するため、そして自分自身にチャレンジする意味も込めてインディ500に出場しました。私はF1の世界ではだれとでも戦えるという自信がありますが、インディカーで同じようにだれとでも勝負ができるのかは分かりませんでした。競争をしているという感覚を持てたこと、インディ500でトップを走れたことが、私にとってはすばらしかった。このレースで1周でもリードができたら最高ですが、トップで多くの周回を重ねられました。何度もオーバーテイクをして、タワーを見たら“29”が一番上にありました。ザック・ブラウンやスタッフは、ちゃんとその写真撮ってるかな? とか考えていました。その写真を自分の家に飾りたいので。SATO-san、おめでとう! Andretti Autosport、おめでとう!」
 
 決勝リザルト

レース 順位 No. ドライバー エンジン 周回数 タイム/差
1 26 佐藤琢磨 Honda 200 3:13'03.3584
2 3 H.カストロネベス シボレー 200 +0.2011
3 19 エド・ジョーンズ Honda 200 +0.5278
4 8 マックス・チルトン Honda 200 +1.1365
5 10 トニー・カナーン Honda 200 +1.6472
6 22 J.P.モントーヤ シボレー 200 +1.7154
7 98 アレクサンダー・ロッシ Honda 200 +2.4222
8 27 マルコ・アンドレッティ Honda 200 +2.5410
9 88 G.シャヴェス シボレー 200 +3.8311
10 14 C.ムニョス シボレー 200 +4.5319

12 15 グレアム・レイホール Honda 200 +5.0310
13 7 ミハイル・アレシン Honda 200 +5.6993
17 63 ピッパ・マン Honda 199 +1Lap
20 18 ジェームス・デイビソン Honda 183 +17Laps
21 16 オリオール・セルビア Honda 183 +17Laps
22 5 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 183 +17Laps
24 29 フェルナンド・アロンソ Honda 179 +21Laps
25 83 チャーリー・キンボール Honda 166 +34Laps
27 28 ライアン・ハンターレイ Honda 136 +64Laps
31 50 ジャック・ハーヴェイ Honda 65 +135Laps
32 9 スコット・ディクソン Honda 52 +148Laps
33 77 ジェイ・ハワード Honda 45 +155Laps
 

 ポイントランキング
ドライバー 順位 No. ドライバー エンジン 総合ポイント
1 3 H.カストロネベス シボレー 245
2 9 スコット・ディクソン Honda 234
3 1 S.パジェノー シボレー 234
4 26 佐藤琢磨 Honda 234
5 98 アレクサンダー・ロッシ Honda 190
6 10 トニー・カナーン Honda 188
7 12 W.パワー シボレー 186
8 2 J.ニューガーデン シボレー 186
9 19 エド・ジョーンズ Honda 185
10 5 ジェームズ・ヒンチクリフ Honda 170
11 8 マックス・チルトン Honda 170
12 28 ライアン・ハンターレイ Honda 152

14 27 マルコ・アンドレッティ Honda 147
15 15 グレアム・レイホール Honda 144
16 18 セバスチャン・ブルデー Honda 136
17 7 ミハイル・アレシン Honda 134
20 83 チャーリー・キンボール Honda 99
25 29 フェルナンド・アロンソ Honda 47
26 16 オリオール・セルビア Honda 40
28 63 ピッパ・マン Honda 32
29 77 ジェイ・ハワード Honda 24
32 50 ジャック・ハーヴェイ Honda 17
34 18 ジェームス・デイビソン Honda 0

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受信: 2017年5月30日 (火) 10時47分

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