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2018年5月 6日 (日)

WEC:TOYOTA GAZOO Racing 波乱のWEC開幕戦スパ6時間を1-2で制しル・マン24時間へ

18wec_rd1_race_12018年5月5日(土)
トヨタ自動車株式会社 GAZOO Racing Company

TOYOTA GAZOO Racingは、FIA世界耐久選手権(WEC)018年ー2019年のスーパーシーズンの開幕戦となるスパ・フランコルシャン6時間レースで、1-2フィニッシュを飾りました。
TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
決勝: 2位、 163周、ピットストップ 8回、スターティンググリッド:ピットスタート、最速ラップ(1分57秒442)

TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
決勝: 1位、 163周、ピットストップ 9回、スターティンググリッド:1番手、最速ラップ(1分57秒805)

TS050 HYBRID 8号車の中嶋一貴とセバスチャン・ブエミにとっては、2年連続となる勝利であり、新加入のフェルナンド・アロンソにとっては国際F3000シリーズ以来、18年ぶりでのスパでの勝利となりました。

小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの7号車は、予選時のミスにより1周遅れでのスタートを課せられたにもかかわらず、最終的には優勝した8号車に1.444秒差の2位でフィニッシュ。TOYOTA GAZOO Racingは開幕戦での1-2フィニッシュを果たしました。

この結果、トヨタはこれまで戦ってきたWECシリーズ49戦での通算17勝目を挙げると共に、昨年から引き続いての4勝目、そしてスパに於いての3勝目を挙げることとなりました。TOYOTA GAZOO Racingはチーム及びドライバーズでの選手権争いをリードし、6月16日から17日にかけて行われる次戦ル・マン24時間レースに臨みます。

晴天の下で6時間のスタートが切られた決勝レースは、8号車の第一スティントを担当し、ポールポジションからスタートを切ったブエミが、後続からのプレッシャーをものともせずに首位をキープ。その間に1周遅れの最後尾スタートを課せられた7号車のコンウェイも猛追を見せ、最初のピットを出た時点で6位までポジションを取り戻していました。この時点で、首位のブエミは2番手に約30秒以上の差を付けていましたが、スタートから1時間経過後に出されたセーフティカーにより、このリードは、ほぼ帳消しとなってしまいました。

その約30分後、7号車はコンウェイから小林へ、8号車はブエミからアロンソへとドライバー交代。WECで初めての決勝レース走行を開始したアロンソにとっての最初の仕事は、ケメル・ストレートでGTクラス車両をかわしながら、後続に迫るライバル勢から首位の座を堅持することでした。

アロンソは、着実に走行を重ね、約1分20秒のリードを築き、次の中嶋へとつなぎました。アロンソから8号車を託された中嶋は、シートベルトの調整のため再ピットを強いられ、ピットアウト後には1コーナーで思わぬスピンを喫し、その際後続との差を失ってしまいました。

一方、コース上で目覚ましい追い上げを見せていた7号車は、3時間を過ぎた時点で見事中2位まで浮上。ロペスが小林からドライバー交代する時には、首位を行く8号車に対し1分ほどの差までその差を縮めていました。

レースが残り1時間を切った時点で、8号車のアロンソはコンウェイがドライブする7号車に対し、約1分の差をつけていましたが、残り1時間ほどで出されたセーフティカーにより、瞬く間にその差は僅か6秒まで縮められることとなりました。

アロンソとコンウェイは、残り25分で最後の給油のみのピットへ向かいました。その後も2台は僅差で走行を続けましたが、リスクを犯すことなく、総距離で1,100kmを越えるレースを最後まで全開で駆け抜けチェッカーを受け、TOYOTA GAZOO Racingは新たなシーズンの開幕戦となったスパ6時間レースを1-2フィニッシュで飾りました。

トヨタモータースポーツニュース

村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
WEC第1戦スパの決勝でお見せ出来た内容にはとても満足しています。昨日の予選でのミスを挽回するためにチーム全員が頑張りました。皆の必死の努力を本当に誇りに思います。サーキットにご来場頂いた多くのファンの皆様やケルンのTMGから駆けつけてくれた社員からの暖かい応援のおかげで今日のスタッフの士気は最高でした。今日のレースを皆様に楽しんで頂ければ本当に嬉しく思います。新しいシーズンスタートに際し、素晴らしい結果になりましたが、最大の目標であるル・マン優勝に対しては、ほんの小さな成果でしかありません。ライバル勢も同じかもしれませんが、我々にも改善、改良すべき部分が多く見つかりました。ル・マンでの厳しい戦いに向けて明日からまた全力を尽くします。

小林可夢偉(7号車):
上位争いに復帰するのには本当に苦労しました。予選後の裁定の後、ここまで戻るまでに、全員が本当に頑張ったと思います。今日の我々のTS050 HYBRIDはとても速かったですし、それはル・マン24時間レースへ向けては、良い仕上がりにつながると思います。もちろん勝ちたかったので2位という結果は残念ですが、チームに取っては良いスタートになりました。明日からル・マンへ向けた準備が始まります。

マイク・コンウェイ(7号車):
厳しいピットスタートでしたが、自分たちがやるべきことは分かっていました。何度かのセーフティカーやフルコースイエローにも助けられ、ライバルのLMP1カーとの順位争いに復帰することが出来ました。可夢偉とホセは今日も素晴らしい働きをしてくれました。勝てなかったのは残念ですが、1-2フィニッシュはチームにとって完璧な結果です。

ホセ・マリア・ロペス(7号車):
チームに取って素晴らしい結果となり満足しています。最後尾からのスタートはとても厳しかったですが、全力で最後に勝利を争えるところまで復帰出来、7号車のポテンシャルは示せたと思います。今日はバトルを楽しめました。個人的には、ようやくこの素晴らしいサーキットでレースを戦え、貴重な経験が出来ました。

中嶋一貴(8号車):
シーズン初戦で優勝することができて本当に嬉しいです。私の最初のスティントでは、様々なアクシデントが起こり、セーフティカーが入ったことでリードを失い、なかなか厳しい状況でした。前半は、ミスをしてしまう場面もありましたが、慌てずに、そこから自分のリズムを取り戻すことが出来ました。3スティント目はタイヤの摩耗もあって辛い状況でしたが何とか自分がすべき仕事は出来たかと思います。今後も今回のようなレースが続くと思いますので、しっかりと準備に取り組みたいと思います。何はともあれ、素晴らしいシーズンのスタートとなりました。

セバスチャン・ブエミ(8号車):
とても素晴らしいシーズンのスタートが切れました。自分と一貴にとってフェルナンドと初めて一緒に戦うとても大切なレースでした。6時間の間に起こった何度かのセーフティカー導入によってリードが失われていった最終盤は見ていられないほどでした。結果的に僅差で優勝出来、チームのこれまでの頑張りに対しては感謝しきれないほどです。ただ、最大目標のル・マンに対しては序章でしかなく、これで気を抜くことなく集中していきます。

フェルナンド・アロンソ(8号車):
チームとして最高の「優勝」という結果を残すことが出来て嬉しい限りです。冬の間の走行テストと共に、トヨタの東富士研究所とTMGでは全力で開発を続けてくれました。その努力に報いるためにも何としてもレースで結果を残したいと思っていました。私にとって最初の世界耐久選手権(WEC)レースで優勝できたのは例えようもなく嬉しく思います。共に戦ったセバスチャンと一貴には本当に感謝したいと思います。

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