NASCAR:Rd.29シャーロット レース結果
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2019年9月4日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company
TOYOTA GAZOO Racing ダカールラリー2020
TOYOTA GAZOO Racingと共にダカールラリー2020参戦予定のハイラックスでの走行トレーニングを重ねているフェルナンド・アロンソは、9月2日(月)から3日(火)にかけ、ポーランドのシュチェチンにて、先週末に開催されたクロスカントリーラリー「バハ ポーランド」で実際に使用されたコースを含む700キロを走破しました。走行トレーニングのコースはチーム運営を担当する「オーバードライブ レーシング」とラリーレイドのスペシャリストにより設定され、砂地や、硬軟と性質の異なる地盤、また凹凸のある起伏に富んだ路面など様々な条件で走行しました。
アロンソは来週、南アフリカのリヒテンバーグに向かい、9月13日(金)から14日(土)にかけて開催される南アフリカクロスカントリーシリーズ第5戦のリヒテンバーグ400に、賞典外で参戦する予定です。第5戦は当初、ハリスミス400ラリーとして開催される予定でしたが、開催地周辺が異常に乾燥し火災の危険性があるため、リヒテンバーグに場所を移して開催される予定です。
チーム代表 グリン・ホール
2週間前にナミビアで実施した走行テストと異なり、フェルナンドにとってハイラックスを使った初めてのヨーロッパでのテストでした。走行トレーニングは、単に走行距離を稼ぐのではなく、ハイラックスでのラリーレイド経験を重ねられる質の高い走行をすることに集中していますが、フェルナンドの習熟はとても早く、今回のテストでは計画していた距離の2倍の距離を走りこむことができました。
来週、リヒテンバーグ400で初めての実戦に臨みますが、TOYOTA GAZOO Racingのエントリーを受理いただいた南アフリカクロスカントリーシリーズの主催者に感謝いたします。
フェルナンド・アロンソ
ここポーランドで行ったこの2日間のテストは、様々な路面を経験することができ、本当に有意義なものとなりました。現段階では、ハイラックスを1キロでも多く運転したいのですが、今回のテストでは計画を大幅に上回る距離を走ることができ、とても嬉しく思っています。TOYOTA GAZOO Racingの一員として、新たなモータースポーツカテゴリーに挑戦できることは本当に素晴らしいことだと思っています。ハイラックスはとても”fun to drive”な(運転が楽しい)クルマです。
トヨタモータースポーツニュース
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2019年9月2日(月)
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company
WEC2019-2020年開幕戦 シルバーストーン4時間 決勝
TOYOTA GAZOO Racingは、2019-2020年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)の開幕戦シルバーストーン4時間レースを1-2フィニッシュという完璧な結果で終え、順調なシーズンスタートを切りました。
TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
決勝結果: 1位, 129周、ピットストップ6回、グリッド:1番手、ファステストラップ:1分37秒289
TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー) :
決勝結果: 2位(トップと1秒901差), 129周、ピットストップ6回、グリッド:2番手、ファステストラップ:1分37秒349
地元英国出身のマイク・コンウェイと小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3名が駆るTS050 HYBRID 7号車は、改定されたレギュレーションにより、ライバルよりも99kg重い車両ながらも、ポールポジションからスタートを切り、チームに取って6戦連続となる勝利を飾りました。
セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴とブレンドン・ハートレーの8号車は、レースを通して7号車と首位を争い2位でチェッカーを受けました。この週末を通して集まった5万人近い観衆の前で2台のTS050 HYBRIDは、めまぐるしく変わる天候とも戦いながら、熱い戦いを繰り広げました。
最初に7号車のステアリングを握り、ポールポジションからスタートを切ったコンウェイは、レース序盤、8号車のブエミを抑えて首位をキープ。しかしながら不運なタイミングで出されたフルコースイエローにより、一旦はレベリオンの先行を許すこととなりました。その後、ピットインで順位を入れ替えた8号車と7号車は、数周後には首位と2位の座を奪還しました。
レースはスタートから1時間半を過ぎた頃、シルバーストーンは急な雨に見舞われました。2台のTS050 HYBRIDは当初、予定外のピットインを嫌いスリックタイヤのまま走行を続けましたが、路面は急速にヘビーウェットコンディションになっていき、2台はウェットタイヤへと交換しました。
今回のレースではピットストップが大きな要素となり、TOYOTA GAZOO Racingはタイヤ交換で貴重な数秒を稼ぐことが出来ました。今季の規則改定によりTS050 HYBRIDの給油時間の優位性は無くなり、ライバルのジネッタ及びレベリオンも、それぞれトヨタよりも50%、61%多くの燃料を給油するにもかかわらず、同じ時間で給油できるように調整されたことが背景です。
8号車のハートレーはワイパーのトラブルに見舞われ、修理で数秒失いながらも首位を維持していましたが、レースが折り返す頃には、すぐ後を走行していた7号車の小林が8号車をパスし、首位を奪還しました。その後、レース後半戦は、セーフティカーの導入により、トップ3台は接近したものとなりました。
23分間でセーフティカーが退去しレースは再スタート。2台のTS050 HYBRIDは1-2体制で3位のレベリオン3号車との差を広げていき、その後、3号車はペナルティを受けたため上位2台との差は約1分に広がりました。
その後も2台のTS050 HYBRIDによる首位争いは続き、7号車の小林と8号車ハートレーは何度もポジションを入れ替えながらのバトルを展開。そして最後の1時間、7号車がロペス、8号車が中嶋へ交代してからも2台は僅差の1-2体制で周回を重ねました。
首位で7号車のバトンを受け取ったロペスは、次々に現れる周回遅れをかわしながらその座を守りきり、トップでチェッカー。最後まで猛追を見せた8号車の中嶋は、わずか1.9秒差での2位で続き、TOYOTA GAZOO Racingは2019-2020年シーズンの開幕戦を1-2フィニッシュという最高の結果で飾りました。
TOYOTA GAZOO RacingはWECのチャンピオンシップをリードして、来月、チームの母国で行われる次戦富士へと臨みます。今大会シルバーストーンとは異なり、伝統的な、6時間のレースとなります。
ホームレースとなる富士において、TOYOTA GAZOO Racingは過去7年間で6勝と圧倒的な強さを見せています。しかしながら。今季より導入された新たなレギュレーションでは、前戦までに獲得したポイントに応じて、ハンデが科されることとなっており、ノン・ハイブリッドのライバル勢に比べTS050 HYBRIDはペースダウンを強いられることになります。また、今大会で勝利を挙げた7号車は、8号車よりも重いハンデを科されることとなります。
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2019年9月1日(日)
トヨタ自動車株式会社 GAZOO Racing Company
WEC2019-2020年開幕戦 シルバーストーン4時間 公式予選
TOYOTA GAZOO Racing
FIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦シルバーストーン4時間レースの予選が行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 7号車が3年連続となるポールポジションを獲得。8号車が2番手で続き、TOYOTA GAZOO Racingはシーズン開幕の4時間レースを、最前列グリッドに並んでスタートすることになりました。
TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
公式練習3回目 : 4番手 (1分37秒981), 30周
公式予選 : 1番手 (平均1分36秒015)
TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
公式練習3回目 : 1番手 (1分37秒014), 31周
公式予選 : 2番手 (平均1分36秒315)
暖かな気候のもと、正午過ぎから行われた予選では、マイク・コンウェイと小林可夢偉がアタックしたTS050 HYBRID 7号車が、2人の平均タイムでトップにつけ、2019-2020年シーズン開幕戦でポールポジション、及びボーナスの1ポイントを獲得、選手権をリードすることになりました。また、後半のアタックを担当した小林は、1分35秒992のタイムをマークし、これまでのシルバーストーンにおけるLMP1クラスのコースレコードを大きく塗り替えました。
7号車のポールポジション獲得は、前日の公式練習2回目終盤でモノコックにダメージを負い、チームメカニックによる夜を徹したシャシー交換作業の末に達成されたもので、決して順調ではありませんでした。
中嶋一貴とセバスチャン・ブエミがアタックした8号車は僅差で2番手につけ、これによりTOYOTA GAZOO Racingの2台が最前列グリッドを獲得しました。8号車の3人目のドライバー、ブレンドン・ハートレーは予選には出走しませんでしたが、明日の決勝レースでのTOYOTA GAZOO Racingデビュー戦に臨みます。
2台のTS050 HYBRIDの差は0.3秒。そして、同じLMP1クラスのライバルであるレベリオン・レーシングの1号車はポールポジションの7号車と僅か0.545秒差でした。昨年のシルバーストーン戦では、ノン・ハイブリッド勢最上位とポールポジションとの差は2秒以上ありましたが、今年のライバル勢は大きく性能を上げ、決勝レースも接戦が予想されます。
2019-2020年のWECシーズン、全8戦の開幕戦となるシルバーストーン4時間レースは、明日9月1日(日)の正午にスタートを切ります。そして、世界選手権の長い戦いは、2020年6月14日に、ル・マン24時間レースのチェッカーフラッグが振られるまで続きます。
トヨタモータースポーツニュース
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