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2020年2月

2020年2月24日 (月)

WEC:TOYOTA GAZOO Racing 2台共に表彰台フィニッシュでランキング首位を堅守

TOYOTA TS050 HYBRID (C)Toyota Motorsports 拡大します

2020年2月24日(月)
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WEC2019-2020年 第5戦 ローン・スター・ル・マン 決勝
2月23日(日)、米国テキサス州オースティンに位置するサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で、2019-2020年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)第5戦ローン・スター・ル・マンの決勝が6時間レースとして行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDは、2台が揃って表彰台フィニッシュを果たしました。

TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
3位(トップと2周差)、187周、ピットストップ7回、グリッド 2番手、最速ラップ:1分51秒970

TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
2位(トップと51.524秒差)、189周、ピットストップ7回、グリッド 3番手、最速ラップ:1分50秒589

セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車はミス無くレースを戦い、優勝したレベリオン1号車から51.524秒差の2位でフィニッシュ。2位につけるドライバーズ選手権争いで、首位との差を縮めました。

マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID 7号車は、最大値に設定されたサクセス・ハンディキャップにより、ライバルと対等に争うのは厳しい状況でしたが、それでも着実に6時間レースを戦い抜き、3位表彰台を獲得。ドライバーズ選手権では5ポイントリードで首位の座を守っています。

また、TOYOTA GAZOO Racingが首位に立つチームランキングでは、2位のレベリオン・レーシングとの差が33ポイントに縮小しましたが、シーズン残り3戦でのタイトル獲得を目指します。

6時間の決勝レースは、雲に覆われた空と、強風の下で正午にスタートが切られました。最前列2番手グリッドの7号車はロペス、3番手グリッドの8号車はブエミがスタートを担当。サクセス・ハンディキャップの差が大きかったこの2台は1周目で順位が入れ替わり、8号車が2位へ浮上しました。

2位へとポジションを上げた8号車のブエミは、ポールポジションからスタートし首位を逃げるレベリオン1号車から離されないように懸命な走行を続けました。スタートから90分経過後、8号車は首位と30秒差の2位でブエミからハートレーへとドライバー交代。3位の7号車はさらに40秒後方でロペスからコンウェイへとステアリングを引き継ぎました。

8号車はピットでの素早い作業で首位との差を20秒まで詰めると、ハートレーの好走でこれを維持し、首位へのプレッシャーをかけ続けました。ここCOTAで過去に3勝の経験を持つハートレーは、給油ピットの後も素晴らしいラップタイムで周回を重ねました。

レースが折り返しを過ぎて間もなく、8号車はハートレーから中嶋へと、7号車はコンウェイから小林へとドライバーチェンジ。共にそれまでと同様のレース展開で首位を追いました。

大きなサクセス・ハンディキャップにより、首位との差を縮めるのは困難でしたが、8号車の中嶋はプッシュを続け、最小限のタイムロスで最後のスティントを担当するハートレーへと交代。この時点で1周遅れとなっていた7号車も小林からロペスへ最後のバトンを渡しました。

8号車のハートレーは2位でチェッカー。7号車のロペスが2周遅れの3位で続き、TOYOTA GAZOO Racingは2台共に表彰台フィニッシュという結果でシーズン第5戦を終えました。

2台のTOYOTA GAZOO Racingは、今大会終了後もそのまま米国に留まり、3月20日にフロリダでWEC第6戦として行われるセブリング1000マイルレースに挑みます。この第6戦は、全8戦で戦われているWEC2019-2020年シーズン最後の欧州外でのレースとなります。

村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
レベリオン・レーシングの皆様、優勝おめでとうございます。我々も全力を尽くし、与えられた条件下でTS050 HYBRIDの性能を最大限引き出せたと思いますが、勝利には少し足りませんでした。当地テキサスで応援頂いた全てのファンの皆様に感謝します。また本日の2位表彰台により依然として選手権ポイントをリードしています。来月に迫るセブリングレースが待ちきれません。目標はもちろん、表彰台の中央に返り咲くことです。

小林可夢偉(7号車):
私自身は楽しむことのできたレースでした。チームはレースウィークの当初から素晴らしい仕事をしてくれて、ピットストップも速かったです。サクセス・ハンディキャップを考慮すれば、3位というのは最良の結果だと思います。我々は全力を尽くしましたが、勝利を争うチャンスがなかったのは残念です。とはいえ、優勝したレベリオンはミス無く素晴らしいレースを戦いました。彼らには祝福を送ります。

マイク・コンウェイ(7号車):
厳しいレースでした。自分の担当するスティントでも、競争力あるラップタイムで走るのは困難でした。スタートでホセが前を行く8号車からそれほど離されなかったので、僅かな望みは持っていましたが、その後、差は開いていくばかりでした。我々は選手権争いのために可能な限り上位でフィニッシュすべく努力を続けました。ランキング首位を守れたのが救いです。

ホセ・マリア・ロペス(7号車):
計算上、LMP1クラスで最も遅い車両でレースを戦うのが簡単ではないことは分かっていましたので、この週末は可能な限り多くのポイント獲得する事に集中しました。もちろんレースを戦う以上、いつも優勝を目指していますが、今日は3位が精一杯でした。しかし、レースでは幾つか明るいニュースもありました。TS050 HYBRIDは非常に快適で、何度か良いラップタイムも刻めたことでそのパフォーマンスにも満足していますし、タイトル争いでもまだ我々は首位を守っています。

中嶋一貴(8号車):
我々にとってはタフなレースでした。首位を行くレベリオンから大きく離されることはありませんでしたが、彼らは勝てるだけの速さを持っていました。ミス無くレースを戦って勝利を挙げたレベリオンチームを祝福します。純粋な速さでは我々に勝つチャンスはなかったと思います。我々はチームとして最大のパフォーマンスを発揮することに集中し、この週末、チームはそれに応えて素晴らしい仕事をしてくれました。

セバスチャン・ブエミ(8号車):
我々は今日、最善を尽くしましたし、これ以上できることはなかったでしょう。優勝したレベリオンは本当に素晴らしい走りで、我々には彼らを破るだけのペースがありませんでした。チームメイトの7号車がさらに多くのサクセス・ハンディキャップを課されたことで彼らとのバトルもなく、淡々としたレースになりました。我々は自分たちのできる限りのレースをしましたが、やや不思議な気分です。

ブレンドン・ハートレー(8号車):
我がチームは、ドライバーがミスなくスティントをこなし、ピットストップも素早く良いレースを戦いました。何かが起こらなけらば逆転が難しいことは分かっていましたが、レベリオンは完璧に走り切りました。彼らはとても競争力が高く、明らかに我々よりも良いペースで走っていました。決勝レース中、TS050 HYBRIDは快調で、他クラスの車両をかわしながらの走行は非常に楽しかったのですが、ライバルとの接近戦ができなかったのが少し残念です。

WEC第5戦 ローンスター・ル・マン 決勝結果(LMP1クラス)
順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 トップとの差
1 1 ブルーノ・セナ
グスタボ・メネゼス
ノルマン・ナト レベリオン・レーシング/
レベリオンR13・ギブソン 189
2 8 セバスチャン・ブエミ
中嶋一貴
ブレンドン・ハートレー TOYOTA GAZOO Racing/
トヨタ TS050 HYBRID 189 51.524
3 7 マイク・コンウェイ
小林可夢偉
ホセ・マリア・ロペス TOYOTA GAZOO Racing/
トヨタ TS050 HYBRID 187 2 Laps

トヨタモータースポーツニュース

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NASCAR:Rd.2ラスベガス レース結果

Joey Logano (C)nascarmedia 拡大します

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WEC:Rd.5ローン・スター・ルマン6時間レース結果

#1 REBELLION RACING (C)WEC 拡大します

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2020年2月23日 (日)

NASCAR:最終ラップのサイドバイサイドの争いを制し3位でフィニッシュ。2戦目にしてポイントリーダーに躍り出る!(HRE)

Austin Hill (C)Hattori Racing Enterprises (HRE) 拡大します

Hattori Racing Enterprises (HRE)は「United Rentals」の支援を受け、Car # 16「United RentalsTOYOTA TUNDRA」でGANDER RV & OUTDOORS TRUCK SERIES第2 戦に参戦した。予選6位から順調にラップする中、第2ステージのピット作業でのペナルティで後方に落ちてしまう展開も、オースティンは冷静なドライビングとチームの速いピットワークにより順位を挽回。最後はサイドバイサイドの争いを制して3位でチェッカー。シリーズランキングもトップに浮上した。

LAS VEGAS MOTOR SPEEDWAY
134 周 (201miles)321.60km
THE STRAT LAS VEGAS 200
GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES 第2戦

2月21日(金)、ネバダ州Las Vegas Motor SpeedwayでNASCAR GANDER RV & OUTDOORS TRUCK SERIES第2戦「THE STAR LAS VEGAS 200」が開催された。決勝の舞台となったLas Vegas Motor Speedwayは、ラスベガス市街地の一番端に位置する、1周1.5マイル(2.41km)のオーバルコース。バンク角は20度と強めであるが、プログレッシブバンクと呼ばれアウトラインに寄るほどタンク角が高くなっているため、他の1.5マイルオーバルトラックほどアウトラインが不利にならないのも特徴。チームとオースティンはこのインターミディエイトサーキットで無類の強さを誇っており、昨シーズンのここラスベガスで勝利しており2連覇を目指す。
今回のスポンサーであるUnited Rentalsは、1997年に設立された世界最大規模の機器レンタル会社。コネチカット州に本社を置き、約1,200ヶ所(北米49州、カナダ全州およびヨーロッパ10ヶ所)に拠点があり、18,000人超の従業員を擁する。『より良い未来を築く』をミッションとし、建設、製造、政府関連、公益事業、各自治体等、幅広い業界に対しサービスを提供している。

予 選
2月21日(金)朝8時から行われたフリー走行は、インターミディエイトサーキットに合わせたセッティングを行っていった。特に、タイヤの摩耗が早く前方車両のタービュランスの影響でハンドリングが不安定になるこのサーキットでの調整が重要で、前車についた走行を続け、決勝を想定し新品タイヤをセーブしたこともあり、このセッションを10位で終えた。
決勝を前に午後2時から1台ずつ1ラップのタイムアタックで行われた予選は、27番目に出走し6位を獲得。3列目の好位置から決勝をスタートすることとなった。

決 勝
午前11時、いよいよグリーンフラッグが振られ、1.5マイルのインターミディエイトオーバルを30周、30周、74周の3ステージ、134周で争われる決勝レースがスタートした。6番手3列目からスタートのオースティンは5番手でオープニングラップをクリアするが、後方車両の壁へのヒットにより直ぐにイエローコーションになる。5周目にグリーンフラッグが振られるとTOP5圏内での激しい争いの中、第1ステージを5位チェッカーでポイントを獲得。このステージブレイクでピットインし、給油とエアー調整をしたタイヤ4本を交換して素早くコース復帰させると、3位にポジションをアップさせることに成功し、第2ステージへと向かう。しかし、交換し終わった左フロントタイヤが隣のピットまで転がってしまい、チームは想定外のペナルティーを受けてしまう。
38周目、3位から第2ステージの再スタートをする予定だったが、ペナルティーにより最後尾からリスタートをする事になったオースティンは、ここから怒涛の追い上げを見せる。混戦の中を巧みにすり抜け43周目には19位、54周目には15位に上げると、60周目には12位まで上げて第2ステージのチェッカー。このステージブレイクでチームは完璧なピット作業を見せ、給油とエアー調整したタイヤ4本の交換を素早くこなしてコースに復帰させると、5ポジションアップの7位。一躍トップ争いができるポジションから最終ステージへと向かう。
67周目いよいよ74周に渡る第3ステージのグリーンフラッグが振られるとオースティンは一気に3位にポジションアップ。トップ5が集団になって順位を入れ替えながら周回を続けて行くと、終始トップ争いの中にいた#18が壁にヒットしてイエローコーションになる。ここで上位陣はステイして同じ戦略を取る事になり、グリーンフラッグでレースが再開されると、オースティンは再び4台によるサイドバイサイドによる3位争いでせめぎ合う。そして89周目に3回目のイエローコーションが出されると、上位チームはピットインを指示。HREクルーは4本のタイヤ交換と給油でコースに復帰させるが、タイヤ無交換のマシンがいたことから7位で最後の再スタートを迎える。リスタートから5位にポジションをアップさせると、ここからは一進一退の3位争いが30周に渡り繰り広げられる。レースのハイライトはラスト2周、132周目に昨年のチャンピオン#88にアウトからかわされ4位となるも、オースティンは最終ラップの最終ターンでインからパスして3位でチェッカーを受け、貴重なポイントを追加する。レース序盤でのペナルティーによる厳しい展開ながら上位争いを演じ、開幕戦に続き貴重なポイントを獲得。チャンピオン奪還へ向けてポイントリーダーへと躍り出ることに成功した。

チーム代表  :  服部茂章
チームとオースティンは昨年ラスベガスのレースで優勝しており、2連覇に向けて全力を尽くしましたが、トップカテゴリーのCUP Seriesで昨年シリーズチャンピオンを獲得したKyle Bushは地元のラスベガスでCupドライバーの力を見せつけ、異次元の走りで優勝を飾りました。今回のレースではピット作業のミスで痛恨のペナルティーを受けてしまい、3位から最後尾まで順位が下がりましたが、オースティンは終始冷静な判断とドライビングで追い上げて行き、シリーズポイントのトップに浮上する事が出来ました。昨年はマシンの信頼性と速さで優勝する事が出来ましたが、今年はその上に冷静な判断と強さが加わったように思います。まだ開幕から2戦ですが、念願であるシリーズチャンピオン奪回に向け、とてもいいスタートが切れたと思います。

GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES 第2戦 結果
CAR#16
ドライバーAustin Hill
予 選6 位
決 勝3 位
ランキング1 位

レースの模様は「FOX Sports1」にて全米、カナダ、ラテンアメリカで2月21日(金) 11:00 (現地時間)より生中継された。
HREは2月29日(金) カルフォルニア州・Auto Club Speedwayにて開催される NASCAR Xfinity Series 第3戦に参戦する。

Hattori Racing Enterprises (HRE) プレスリリース

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WEC:TOYOTA GAZOO Racing 2番手、3番手グリッドから6時間レース決勝

TOYOTA TS050 HYBRID (C)Toyota Motorsports 拡大します

2020年2月23日(日)
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WEC2019-2020年 第5戦 ローン・スター・ル・マン 公式練習&予選
2月22日(土)、米国テキサス州オースティンに位置するサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で、2019-2020年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)第5戦ローン・スター・ル・マンの公式練習と予選が行われ、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、それぞれ2番手、3番手から翌日23日(日)の6時間決勝レースに臨むこととなりました。

TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
公式練習1回目 : 3番手 (1分52秒460), 44周
公式練習2回目 : 3番手 (1分51秒185), 45周
公式予選 : 2番手 (平均1分49秒161)

TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
公式練習1回目 : 2番手 (1分50秒132), 49周
公式練習2回目 : 2番手 (1分49秒458), 46周
公式予選 : 3番手 (平均1分49秒431)

ドライバーズランキングで首位に立つマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID 7号車は、最大値となったサクセス・ハンディキャップにもかかわらず最前列2番手グリッドを獲得。セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーの8号車は2列目3番手でチームメイトに続き、チームタイトル争いでのライバルとのリード拡大、そしてTOYOTA GAZOO RacingにとってのCOTA初勝利を目指します。

この週末のイベントは、通常のWEC戦とは異なり、2日間に短縮されたスケジュールでの開催となりました。これにより22日(土)は公式練習と予選の両方を行うため、朝8時という早い時間から公式練習走行が開始されました。

最近再舗装された路面と、過去のCOTA戦に比較すると非常に低い路面温度という未知のコンディションに加え、2度の練習走行から予選までの非常に短い時間の中、エンジニア、メカニック、ドライバーはタイヤのパフォーマンスや摩耗の評価を行わなければならず、いつも以上に効率的な作業が求められました。

TOYOTA GAZOO RacingはCOTAで過去にレースを戦っていますが、当時はサクセス・ハンディキャップが無かったので、そのためのデータ分析と、通常同様の空力やメカニカルなセッティング、エネルギー最適化などの作業も行う必要がありました。

予選までにこれらの準備を全て終え、日没を迎えたコースで、午後6時10分にLMPクラスの予選が開始されました。1台ごとに2人のドライバーがアタックし、それぞれベストタイムの平均で決勝のスターティンググリッドを決定するこの予選に、7号車はロペス、8号車は中嶋がそれぞれ最初のドライバーとしてコースイン。共に2周のアタックラップを行い、タイヤ温度がピークに達した2回目のアタックでベストタイムをマーク。8号車が暫定2番手、7号車が3番手につけました。

その後、7号車はコンウェイ、8号車はハートレーが共に新品タイヤに交換してアタックを引き継ぎましたが、アタックラップに入る直前、LMP2車両がトラブルでコース上にストップし、セッションは赤旗中断となりました。セッション再開後のアタックでは、ハートレーの1周目タイムがコース外走行として抹消となったため、7号車が最前列2番手グリッドを獲得。8号車は3番手から6時間の決勝レースに臨むこととなりました。

マイク・コンウェイ(7号車):
最前列グリッドが獲得できたことに正直驚いています。ホセが素晴らしいアタックで、我々の期待以上のタイムをマークしてくれました。私自身のアタックラップも悪くはありませんでしたが、ラップ終盤にグリップが低下してしまいました。明日の決勝はどうなるかわかりませんが、レベリオンやチームメイトの8号車とのバトルは激しいものになるでしょう。

ホセ・マリア・ロペス(7号車):
サクセス・ハンディキャップを考慮すれば良い走りができたと思います。予選に向けてこの週末を通して最高の進歩を果たせ、総合3番手にはなれると思いましたが、望外の最前列グリッドを獲得できました。私自身のアタックラップにはとても満足しており、このシーズンでも最高のアタックができたと思います。決勝レースでは選手権ポイント獲得のために、落ち着いて、着実に戦います。

中嶋一貴(8号車):
最初のアタックラップは、最終セクターでやや守りに入ってしまいました。2周目のアタックラップではプッシュし、タイムを更新することはできましたが、レベリオンを破るまでには至りませんでした。過去のレースを見ても、ライバルはCOTAでとても強いようです。しかし、6時間という長い決勝レースでは何が起こるか分かりません。できるだけ多くのポイントを獲得すべく、全力で戦います。

ブレンドン・ハートレー(8号車):
予選は我々の狙い通りには行きませんでした。一貴は良いアタックを見せてくれましたが、私がTS050 HYBRIDを引き継いだ直後に赤旗が出されてしまい、空はみるみる暗くなっていきました。そのためタイヤの温度を充分上げることができず、ターン19ではみ出してラップタイム抹消となってしまいました。これによりポジションを1つ落としましたが、6時間という長いレースのスタートポジションであり、世界が終わったわけではありません。我々はポールポジション獲得に挑みましたが、それは叶いませんでした。

トヨタモータースポーツニュース

 

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WEC:Rd.5ローン・スター・ルマン6時間レース 予選結果

拡大します

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NASCAR:Rd.2ラスベガス スターティグラインナップ

■第2戦ラスベガス予選は雨のため中止、オーナーズポイントによりグリッドが決定

Kyle Busch (C)nascarmedia 拡大します

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2020年2月18日 (火)

NASCAR:Rd.1デイトナ500マイルレース結果

■デニー・ハムリン(トヨタ)が2年連続優勝、ラストラップの大クラッシュでライアン・ニューマン(フォード)が病院へ搬送

Denny Hamlin (C)nascarmedia 拡大します

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2020年2月17日 (月)

NASCAR:予選28番手から順調に追い上げる展開も不運なクラッシュに巻き込まれリタイアを喫す。Hattori Racing Enterprises (HRE)

Austin Hill (C)Hattori Racing Enterprises (HRE) 拡大します

NASCAR Xfinity SERIES 第1 戦
2月15日(土)、フロリダ州デイトナビーチのDaytona International SpeedwayでNASCAR Xfinity SRIES第1戦「NASCAR RACING EXPERIENCE 300」が開催された。決勝の舞台となったDaytona International Speedwayは、スーパースピードウエイ特有のドラフティングを駆使し20~30台の塊となって毎周激しく順位を入れ替えるエキサイティングなレースを展開する。
今レースのスポンサーであるAISIN GROUPはアイシン精機株式会社を筆頭に世界200社以上の連結会社からなる総合自動車部品メーカー。グループで手がける製品群は多岐にわたり、自動車を構成する部品のほとんどすべてをカバーし、世界トップレベルの製品を供給しています。HREは今シーズンも同グループから多くのレースへのご支援を受けている。

DAYTONA INTERNATIONAL SPEEDWAY
120 周 (300miles)482.80km
NASCAR RACING EXPERIENCE 300
2月15日(土)、フロリダ州デイトナビーチのDaytona International SpeedwayでNASCAR Xfinity SRIES 第1戦「NASCAR RACING EXPERIENCE 300」が開催された。決勝の舞台となったDaytona International Speedwayは、スーパースピードウエイ特有のドラフティングを駆使し20~30台の塊となって毎周激しく順位を入れ替えるエキサイティングなレースを展開する。
今レースのスポンサーであるAISIN GROUPはアイシン精機株式会社を筆頭に世界200社以上の連結会社からなる総合自動車部品メーカー。グループで手がける製品群は多岐にわたり、自動車を構成する部品のほとんどすべてをカバーし、世界トップレベルの製品を供給しています。HREは今シーズンも同グループから多くのレースへのご支援を受けている。

予 選
14日(金)に行われたフリー走行では、各車レース中のマシンのハンドリング状態を確認するためにスピードが上がるドラフティングの集団走行で走行。HREチームはまず予選でのスピードを重視し単独走行での予選を想定したタイム計測を行い17位。マシンのハンドリング状態も非常に良く、チームが想定していたタイムを記録していたため、2回目のフリー走行はリスクを避けるために走行せず翌日の予選に備えた。翌15日(土)11:00から行われる予定の公式予選で、6番目に出走したAustinは1周のアタックで48秒887を記録し、25位のポジションから決勝に臨むこととなった。

決 勝
15日(土)午後2:30からいよいよグリーンフラッグが振られ120周(482km)で競う決勝レースがスタートし、36台による NASCAR Xfinity SERIESが開幕。スーパースピードウエイのデイトナのコースでは、時速300km以上のハイスピードの中で繰り広げられるドラフティングで、アクセル全開のまま集団となり、少しの接触でもバランスを崩しクラッシュに至るギリギリのせめぎ合いの展開となっている。
12列目のイン側からスタートしたオースティンは、無理をせず序盤は様子を見ながら走行していく。隊列が落ち着き始めると、徐々にドラフティングを使ってポジションを上げ始め、8周目には19位、10周目には14位、15周目には18位になるなどライバルとドラフティングを使いながら目まぐるしく順位を入れ替えていく。一瞬の気の緩みを見せられない緊張した展開が続いていく。コーナーの中央から出口でのバランスが厳しいとオースティンから車の状態の無線が入ったタイミング、20周目にクラッシュが発生してイエローフラックとなる。何台かの車両はピットインするも、オースティンはコースにステイして30周目に16位で第1ステージのチェッカーを受ける。
ここでチームはステージブレイクを使いオースティンにピットインの指示を出し、素早いピットワークで給油、右側だけのタイヤ交換とサスペンションのアジャストを行いコースに復帰させる。そして36周目に第2ステージのグリーンフラッグが振られ16位からの追い上げをかけようと走行をはじめて間もなくの39周目、先頭集団を走行していたカー#1が接触によりイン側にスピン、コントロールが効かなくなったマシンは再びコースを横切る形でアウト側に滑って行く。集団の後方にいたオースティンはコースを塞ぐ形になった#1のマシンとのクラッシュを何とか回避するも、イン側を走行していた他車と接触してスピン状態となってしまいクラッシュ。フロントに大きなダメージを負ってしまい走行不可能となりその場でマシンを降りる事となった。その後もレースはクラッシュが相次ぎ出走36台中、完走が10台と言う荒れた展開となった。これからポジションを上げていこうと思っていた矢先に、クラッシュに巻き込まれて残念な結果となってしまったが、レース中マシンのスピードと戦闘力はトップグループと遜色がない事が確認出来た事は今年のXfinity SERIESを戦って行く上でとても大きな収穫となった。これからチームは気持ちを切り替えて来週行われるTRUCKシリーズ第2戦ラスベガスでの戦いに挑んで行く。

チーム代表 :  服部茂章
SUPRAで参戦を開始したXfinity SERIESは昨年7月のデイトナが初戦でしたが、予選中のトラブルにより決勝レースに出走する事が出来ませんでした。今回のレースでは細部までマシンを詰め直し、万全を期してレースに挑みました。ドライバーのオースティンとは前日のTRUCK SERIESで見せたような走りをすれば必ず結果はついてくるので落ち着いて走るようにレース前に話をしていました。決勝レース重視のセッティングで予選を走った為、予選の順位はあまり良くありませんでしたが、スタートしてすぐに順位を上げて先頭集団に追い付きましたので第2ステージまでは集団の後方で様子を見て、燃料をセーブする作戦を取りました。しかし第2ステージがスタートして間もなく、前方でスピンしたマシンをかわす時に他のマシンにヒットされてしまい、その場でリタイヤを余儀なくされました。ドラフティングを使い、何台ものマシンが300km以上のスピードで集団で走行するスーパースピードウェイのレースは最後まで走り切る事が非常に重要になります。その中で色々な戦略と駆け引きがありますが、今回のレースはその流れを引き寄せる事が出来ませんでした。非常に残念ですが、次戦のXfinityのレースである2/29日のカリフォルニアでのレースに集中して全力を尽くしたいと思います。

NASCAR Xfinity SERIES 第1 戦 結果
CAR# 61
ドライバー Austin Hill
予 選 28位
決 勝 35位
ランキングー

レースの模様は「FOX Sports1」にて全米、カナダ、ラテンアメリカで2/15日(土) 14:30 (東部時間)より生中継された。
HREは2月21日(金) ネバタ州・Las Vegas Motor Speedwayにて開催されるNASCAR GANDER RV& OUTDROOS TRUCK SERIES 第2戦に参戦する。

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NASCAR:Rd.1デイトナ500マイルレース決勝は雨のため月曜に延期

Ricky Stenhouse Jr. (C)nascarmedia 拡大します

今年62回目の開催となるNASCARカップシリーズ開幕戦デイトナ500マイルレース決勝は、雨のためスタート20周でレース中止。翌月曜午後4時スタートに延期となった。デイトナ500が月曜延期となるのは2012年以来2回目。

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2020年2月16日 (日)

NASCAR:Hattori Racing Enterprises (HRE) GANDER RV & OUTDROOS TRUCK SERIES 第1戦デイトナ プレスリリース

Austin Hill (C)Hattori Racing Enterprises (HRE) 拡大します

NASCARトップカテゴリー3シリーズが聖地DAYTONAで開幕。Hattori Racing Enterprises (HRE)は「United Rentals」の支援を受け、Car # 16「United Rentals TOYOTA TUNDRA」でGANDER RV & OUTDROOS TRUCK SERIES第1戦に参戦した。クラッシュが頻発し、1回のレッドフラッグ中断を含み3回のイエローコーションが出される大波乱のレースを、オースティンは冷静なドライビングとチームの適切なピットルーティーンによってトップ争いを展開。最後は不運な流れとなり僅かに届かず6位チェッカーで今シーズンのスタートを切った。

2月15日(金)、フロリダ州デイトナビーチのDaytona International SpeedwayでNASCAR GANDER RV & OUTDROOS TRUCK SERIES第1戦「NextEra Energy 250」が開催された。決勝の舞台となったDaytona International Speedwayは1周2.5マイル(約4㎞)のトライ・オーバルコース。ターンには最大31度とNASCAR開催トラック中2番目に深いバンク角が付き、ドリフティングと呼ばれる超接近戦を300km/h以上のハイスピードで繰り広げるシリーズ屈指の超高速コース。

今回のスポンサーであるUnited Rentalsは、1997年に設立された世界最大規模の機器レンタル会社。コネチカット州に本社を置き、約1,200ヶ所(北米49州、カナダ全州およびヨーロッパ10ヶ所)に拠点があり、18,000人超の従業員を擁する。『より良い未来を築く』をミッションとし、建設、製造、政府関連、公益事業、各自治体等、幅広い業界に対しサービスを提供している。

DAYTONA INTERNATIONAL SPEEDWAY
100周 (250miles)402.25km
NEXTERA ENERGY 250
GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES 第1 戦

予 選
2月14日(木)午後から行われたフリー走行は、ハイスピードコースに合わせたセッティングを繰り返し行い、1回目は24位だったものの、その後のファイナルプラクティスでは高速での集団走行(ドリフティング)時のハンドリングの確認を繰り返しながら更にスピードがアップ、3位タイムを叩き出して終えた。翌15日(金)、決勝を前に午後5:10から1台ずつ2ラップのタイムアタックで行われた予選は、決勝に合わせたセッティングにしていた事もあり15位で決勝を迎えることとなった。

決 勝
午後7:30、いよいよグリーンフラッグが振られ2.5マイルのオーバルコースを20周の第1ステージ、20周の第2ステージ、そして60周の第3ステージからなる100周(250マイル:約400km)で競う決勝レースがスタートし、予選を通過した32台による2020年のGANDER RV & OUTDROOS TRUCK SERIESが開幕。
コース距離が長くハイバンクのスーパースピードウェイと呼ばれるデイトナのコースでは、アクセル全開のまま集団で走行する通称『ドリフティング』が、時速300km以上のハイスピードの中で繰り広げられる。
8列目、イン側からスタートしたオースティンは、スタートダッシュを決めて1周目に7位にポジションアップ。
トップ集団の隊列に続き6周目には6番手にアップ。横風の為に車が安定しないとオースティンからの無線が入る中、オースティンのすぐ後ろの車両の接触により複数台が絡むクラッシュが16周目に発生。車両が横転し逆さまになった状態で止まってしまう車両が出てしまうほどの大クラッシュでレッドフラッグ中断となる。19周目にグリーンフラッグが振られ残り1周の第1ステージは、7位でチェッカーとなり4ポイントを獲得。このタイミングでピットにインし、給油とタイヤ交換を済ませてコースに復帰させると12位から第2ステージへと向かう。

26周目に第2ステージのグリーンフラッグが振られ12位から40周目の第2のチェッカーを目指す。
一塊となったトップ集団の後方からドリフティングを巧みに使い、31周目までに2位に上げるも、前車の接触回避でバランスを崩した事で34周目に14位に順位を落とす。しかし、ここからもオースティンは接近戦のタイトな駆け引きを制してポジションを9位、6位と上げて第2ステージのチェッカーでは4位にまでポジションアップ。7ポイントを獲得して、残り60周の最終ステージに向けピットストップを行う。
ここでチームはピット戦略でタイヤ交換を行わず、給油のみでコースに復帰させると順位は2位まで上がり、一躍トップ争いに加わったオースティンのオンボードカメラが中継で映し出され、44周目にステージ開始のグリーンフラッグが振られる。アウトサイドからスタートを決めたオースティンは、イン側の車両とのサイドバイサイドの展開を繰り広げるが、47周目のターン2の立ち上がりでトップに躍り出ると素早く
イン側に滑り込み55周目までトップを快走する。しかし先頭グループはドリフティングを使い3ワイドの団子状態で一瞬の油断も許さない展開が続く中、66周目に後方で3台がからむクラッシュが発生しイエローコーションとなり、この日最後のピットストップを行う。上位陣は給油だけを行い素早くコースに復帰するが、HREチームは残りの周回数を踏まえて給油とアウト側2本のタイヤを交換し、オースティンを8位
でコースに送り出す。レースも終盤に入り75周目のグリーンフラッグと同時にトップ争いは更に激しさを増して行く。

先頭集団はサイドバイサイドの展開で隙間も無い塊となって順位を入れ替えながらギリギリの駆け引きの中で迎えた最終盤の97周目、トップ2台が絡み合うように接触し、後続を巻き込みながらの大クラッシュが発生する。この大クラッシュに一瞬巻き込まれたかと思われたオースティンだったが、横の車両と接触しながらも間一髪で回避してすり抜けることに成功し、2位に順位を上げて開幕戦連覇への期待が高ま
る。レースはイエローコーションのまま100周を越えた為、残り2周でのグリーン&チェッカー勝負となった。2番手フロントローアウト側からスタートしたオースティンだったが、アウト側からという不利なポジションが不運となり、ターン2で後続のマシンが一瞬遅れた隙にスピードを失ってしまい、集団に飲み込まれる形でチェッカーとなり、最後は6位でレースをフィニッシュした。しかしクラッシュが頻発する荒れた
展開の中、今年も初戦からトップ争いに名を連ね、昨年4勝を挙げた実力を示した開幕戦となり、続く来週のLas Vegasでの戦い、そしてシリーズチャンピオンへ向けて期待をもたらすシーズンのスタートとなった。

 

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2020年2月15日 (土)

NASCAR:Rd.1デイトナ500マイルレース スターティングラインナップ


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2020年2月14日 (金)

NASCAR:Rd.1 Bluegreen Vacations Duel レース結果

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2020年2月10日 (月)

NASCAR:デュエル 予選結果

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NASCAR:ブッシュクラッシュ レース結果


Erik Jones (C)nascarmedia 拡大します

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NASCAR:Rd.1デイトナ500マイルレース 予選結果

Ricky Stenhouse Jr. (C)nascarmedia 拡大します

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2020年2月 9日 (日)

NASCAR:ブッシュクラッシュ スターティグラインナップ

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2020年2月 6日 (木)

NASCAR:Rd.1デイトナ500マイルレース エントリーリスト

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