NASCAR:Rd.8シャーロット レース結果
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5月26日(火)、ノースカロライナ州Charlotte Motor SpeedwayでNASCAR GANDER RV & OUTDOORS TRUCK SERIES第3戦「North Carolina Education Lottery 200」が開催された。決勝の舞台となったCharlotte Motor Speedwayは、1周1.5マイル(約2.4km)のクアッド・オーバル(Quad-oval=四角い楕円形)コース。ターンには最大24度、ストレートにも5度のバンク角がつき、1周まるまるフルスロットルで駆け抜けることが可能で、1周の平均スピードは時速約185マイル(=約298km/h)にもなるNASCAR屈指の超高速オーバルコース。コース幅も広く、コーナリング中にマシン2台が並走する“2ワイド”はもちろん、時には“3ワイド”での高速バトルも展開され、レースがいっそう白熱する。
今回のスポンサーであるUnited Rentalsは、1997年に設立された世界最大規模の機器レンタル会社。コネチカット州に本社を置き、約1,200ヶ所(北米49州、カナダ全州およびヨーロッパ10ヶ所)に拠点があり、18,000人超の従業員を擁する。『より良い未来を築く』をミッションとし、建設、製造、政府関連、公益事業、各自治体等、幅広い業界に対しサービスを提供している。
CHARLOTTE MOTOR SPEEDWAY
134 周 (201miles)323.47km
North Carolina Education Lottery200
GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES 第3戦
Hattori Racing Enterprises (HRE)は「United Rentals」の支援を受け、Car # 16「United Rentals TOYOTA TUNDRA」でGANDER RV & OUTDOORS TRUCK SERIES第3戦に参戦した。5番手スタートから一機にトップに躍り出て、序盤はトップ争いを行う展開。最終ステージでのイエローコーションとピットタイミングでポジションを落としてしまう展開も、オースティンのクレバーなドライビングで挽回し9位フィニッシュ。開幕からの連続トップ10入りを果たし、シリーズランキングトップをキープした。
世界のレースの中で先陣を切って再開されたNASCAR。前日のCharlotteでのXfinityシリーズで再開初戦を迎えたHREは、TRUCKシリーズの再開初戦に連日で臨むこととなった。前日同様に、練習走行・予選は行わず、決勝レースのみを行うレースフォーマットとなる。決勝グリッド順はシリーズランキングトップ10によるクジ引きにより、5番手からスタートをきることとなった。
午後8時、いよいよグリーンフラッグが振られ、1.5マイルのクアッドオーバルを30周、30周、74周の3ステージ、134周で争われる決勝レースがスタートした。5番手3列目からスタートのオースティンはオープニングラップでいきなりトップに立つと他を寄せ付けない快走を続けた。30秒台をキープするも第1ステージは2番手でチェッカーとなった。このステージブレイクでピットインし給油とタイヤ4本を交換して素早く一番でコース復帰させるが、コースに留まっていた車両があり、4番手から第2ステージへと向かう。38周目に第2ステージ開始のグリーンフラッグが振られると7~8番手の中段の大混戦の中に巻き込まれ、なかなかペースを上げる事ができず、10番手で第2ステージのチェッカー。
決 勝
このステージブレイクでチームは4本のタイヤ交換と給油そして右リヤウエッジの調整を素早くこなしてコースに復帰させると、7番手にポジションを上げて最終ステージへと向かう。いよいよ74周に渡る第3ステージのグリーンフラッグが振られると、オースティンはイン側から一気に4台をオーバーテイクして2番手にアップ。トップ争いが集団になって周回を続けて行く中、79周目にイエローコーションとなりここから荒れた戦いに。オースティンはここではコースに残り2番手をキープ。85周目にレースが再開されるも、すぐにイエローコーションが出され、後方の車両はピットイン。トップとオースティンはそのままコースに残り再開を待つ展開に。そして、92周目にグリーンフラッグが振られトップに上がった途端に、再び後方でクラッシュが起きてイエローコーションに。ここのタイミングでオースティンをピットに呼び寄せ、給油と4本のタイヤ交換、トラックバーを下げるなどの調整をしてコースに復帰させた。前回のイエローコーションで先にピットインした車両に前を許す不運な展開となってしまう。99周目の再開グリーンフラッグでは25番手からの追い上げを目指すが、再びイエローコーション。追い越しができないまま周回を消費することとなり、またしても不運な展開は続く。107周目のグリーンフラッグでは15番手までアップし、27周と残り少ない中での追い上げにかける。中段の激しいサイドバイサイドの争いの中で、オースティンは着実に前車を攻略してポジションを上げていき、最後は9位でチェッカー。3戦連続のトップ10入りを果たすとともに貴重なポイントを積み重ね、シリーズランキングトップを守る事に成功した。
チーム代表 : 服部茂章
Truck Seriesは開幕戦のデイトナと第2戦のラスベガスが終わった時点でシリーズポイントをリードしていましたが、その後レースが中断となり約3ヶ月ぶりのレースになりました。オースティンは前日XfinityでSupraをドライブしていたこともあり、スタートからハイペースでレースをリードしましたが、最終ステージでのピットのタイミングで25位まで順位を落としてしまい残念ながら優勝には届きませんでした。しかし最後まで諦めずに9位まで順位を上げた事は、今シーズンになってからの彼の成長が感じられました。このレースも無観客で厳戒態勢の中でレースが開催されドライバーもチームメンバーも対応に追われましたが、感染防止のためにご尽力頂いた地元の医療機関の皆さんにはとても感謝しています。NASCAR, Speedway, 地元の医療関係者の皆さんの多大な準備の下でレース再開が成り立っている事を改めて実感しました。レースの再開を影で支えて頂いている全ての関係者の皆さんに感謝すると共に、テレビでレースを観戦しているファンの皆さんにいいレースを見て頂ける様に全力を尽くします。
GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES 第3戦 結果
CAR#16
ドライバー Austin Hill
スタート 5位
決 勝 9位
ランキング 1 位
Vertex Sportsプレスリリース
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Hattori Racing Enterprises(HRE)は、NASCAR Xfinity SERIES 第6戦に「AISIN GROUP」の支援を受け、Car #61「AISIN GROUP / AISIN AW GR SUPRA」で参戦した。
26番手から、序盤は順調に13番手まで追い上げて行きトップ10入りを期待するも、中盤からハンドリングに苦しむ展開に。最終ステージも我慢の走行を続けるも、コースに落ちたパーツ破片を踏んで右フロントタイヤがブローしてしまい、無念のリタイアとなる。
ALSCO 300
Charlotte Motor Speedway
200 周 (300miles)482.80km
5月25日(月)、ノースカロライナ州のCharlotte Motor SpeedwayでNASCAR Xfinity SERIES第6戦「ALSCO 300」が開催された。決勝の舞台となったCharlotte Motor Speedwayは、1周1.5マイル(約2.4km)のクアッド・オーバル(Quad-oval=四角い楕円形)コース。ターンには最大24度、ストレートにも5度のバンク角がつき、1周まるまるフルスロットルで駆け抜けることが可能で、1周の平均スピードは時速約185マイル(=約298km/h)にもなるNASCAR屈指の超高速オーバルコース。コース幅も広く、コーナリング中にマシン2台が並走する“2ワイド”はもちろん、時には“3ワイド”での高速バトルも展開され、レースがいっそう白熱する。
今レースのスポンサーであるAISIN GROUPはアイシン精機株式会社を筆頭に世界200社以上の連結会社からなる総合自動車部品メーカー。グループで手がける製品群は多岐にわたり、自動車を構成する部品のほとんどすべてをカバーし、世界トップレベルの製品を供給している。HREは今シーズンも同グループから多くのレースへのご支援を受けている。
決 勝
3 月のAtlanta 戦から延期していたNASCAR は、世界中のモータースポーツの先陣を切るかたちで、5 月
17 日(日)のCUP SERIES より再開。Hattori Racing Enterprises (HRE) は、チームの地元Charlotte Motor Speedway で開催される5 月25 日( 月) のXfinity SERIESから参戦を再開することとなった。
感染拡大をさける為に、公衆衛生当局、医療専門家、州および連邦当局との綿密な協力と指導に従って、大会は無観客で行われ、イベント中のマスクの着用、サーキットへの入場・退出時の健診断、ソーシャルディスタンスの確保、各施設へのアクセス人数の制限などを徹底して行われ、練習走行・予選は行わず、決勝レースのみを行うレースフォーマットとなり、決勝グリッドはシリーズランキングにより26番手からオースティンはスタートをきることとなった。
午後7時半からいよいよグリーンラップが振られ200周(300マイル/482km)で争う決勝レースがスタート。今回のレースは、第1ステージが45周目、第2ステージ290周目の各チェッカーの後、最終ステージ200周目のゴールを目指す。
いよいよ第1ステージのスタートがきられ早々とポジションを1つ上げ4周目には前車に接触がありイエローコーション。7周目に再開のグリーンフラッグが振られ23番手に上がると次々に前車をパスしていき14周目には19番手にアップ。続く21周目にイエローコーションとなったタイミングでオースティンをピットに呼び寄せ、タイヤ4本の交換と給油をしてコースに戻した。25周目にグリーンフラッグで再開されると16番手にジャンプアップし、翌周には15番手に上がったところでまたしてもイエロー。4周を消化して再開されると32周目には13番手にアップし、トップ10が視野に入る位置までくると、順位を入れ替えながらのバトルが続き、45周の第1ステージを16位でチェッカーを受ける。
このステージブレイクでは全車がピットイン、HREチームは給油と4本のタイヤ交換を行いコースに送り出す。52周目に第2ステージのグリーンフラッグが振られ15位から追い上げを目指す。ここからもオースティンは第1ステージ同様にポジションアップを狙って序盤こそ31秒台のラップで15位~17番手の緊迫した争いとなる。周回を重ねるとタイヤの摩耗が進み車両バランスが安定せず、32秒台へとなってしまったことで21番手に。このステージはクラッシュも起こらずイエローコーションなしで、このまま90周目に第2ステージのチェッカーを迎える。
ここでのステージブレイクでもピットに入り、給油と4本のタイヤ交換を済ませコースに復帰。メカニックの素早い作業により19番手でコースに復帰させたものの、このピット作業においてスタッフが作業エリアに入るのが僅かに早くなってしまった事で、5グリッドの降格ペナルティーを科されてしまい26番手から最終ステージを臨むことになる。残り110周におよぶ最終ステージのグリーンフラッグが振られ、第2ステージ同様に淡々と31秒台を重ねて着実に順位を上げていき、111周目には24番手にアップ。更に周回を重ね120周を超えてくるとタイヤ磨耗とともにラップタイムは32秒台となり厳しい展開に。それでもオースティンは我慢してポジションキープを続ける中、149周目に燃料とタイヤのリミットとなるタイミングとなりピットイン。タイヤ4本の交換と給油をして、更なる追い上げをとオースティンをコースに送り出した途端に、クラッシュが発生しイエローコーションとなる。残り40周を残しグリーンフラッグとなり再開されると19番手にポジションをアップし、トップ10を目指して周回を続けるも168周目にまたしてもイエローコーションとなる。ここでチームはオースティンをピットに呼び寄せ、バランス改善のために右リヤのスプリングラバーとウエジットを調整してコースに送り出す。22番手から更なるポジションアップを目指して走り出
したが、クラッシュの度重なる荒れたコースの中で、パーツの破片を踏んでしまったためか、右フロントタイヤが突然ブローしてしまい、コントロールを保つことができず壁にマシンをヒット。車両の損傷が激しくレースへの復帰は叶わず、173周でレースを終える事となった。
オースティンとHREチームは、明日5月26日(火)に同じくCharlotteで行われるTRUCKシリーズ第3戦へと、スタートポジション5番手から優勝を目指して臨む。
チーム代表 : 服部茂章
ほぼ3ヶ月ぶりに他のスポーツに先駆けレースを再開したNASCARですが、コロナ感染対策により練習走行及び予選は行われず、ポイント順によるグリットからレースをスタートする変則的なスケジュールは我々のような新規参戦のチームには練習走行でマシンのセッティングを詰めることが出来ないので、思った以上に大変厳しい戦いになりました。レース序盤には速いペースで順位を上げましたので期待が高まりましたが、中盤からのロングランではペースが維持出来ず徐々に順位を下げて行きました。レース再開に向けてチームでは新車を組み上げて準備をしていましたが、まだ一度も走らせた事のない新車をいきなりレースで走らせる事は危険なので、チームの判断で昨年のマシンをアップデートして使用しましたがハイスピードコースでは少し戦闘力が欠けていたように思います。レースの結果は非常に残念ですが、現在のアメリカ国内の経済状況を考えると他のメジャースポーツに先駆けてNASCARがレースを再開した事は非常に意義のある事だと思います。折しも一昨日のメモリアルデーの週末よりNYなどを除く多くの州でロックダウンが解除されました。レースの視聴率もかなり高かったようですのでNASCARの再開がいい相乗効果となり国民の意識もいい方向に向かって行けば嬉しいです。
昨日のレースは無観客でのイベントにも関わらず、再開に向けたNASCARの要請に多大なる理解を頂きました。アイシングループを始めとするスポンサー企業の皆様には、大変感謝いたしております。感染者数では引き続き他国を圧倒しているアメリカですが、ロックダウン解除とレース再開が経済活動再開の牽引役となり、少しでも早く通常の状態に戻る事を願っております。
NASCAR Xfinity SERIES 第6戦 結果
CAR#
61
ドライバー
Austin Hill
スタートポジション
26位
決 勝33位
レースの模様はFOX Sports1」にて全米、カナダ、ラテンアメリカで5月25日(月) 19:30 (現地時間)より生中継された。
HREは、翌5月26日(火)同じくCharlotte Motor Speedwayにて開催される NASCAR GANDER RV&OUTDROOS TRUCK SERIES 第3戦に参戦する。
Vertex Sportsプレスリリース
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Rd. | Date | Course | Oval Road/Street |
1 | 06月06日 | Texas Motor Speedway | O |
2 | 07月04日 | Indianapolis Motor Speedway Road Course Race 1 | S |
3 | 07月11日 | Road America Race 1 | S |
4 | 07月12日 | Road America Race 2 | S |
5 | 07月17日 | Iowa Speedway Race 1 | O |
6 | 07月18日 | Iowa Speedway Race 2 | O |
7 | 08月09日 | Mid-Ohio Sports Car Course | S |
8 | 08月15-16日 | Indianapolis 500 Qualifying | O |
08月23日 | Indianapolis 500 Mile Race | O | |
10 | 08月30日 | World Wide Technology Raceway at Gateway | S |
11 | 09月13日 | Portland International Raceway | S |
12 | 09月19日 | WeatherTech Raceway Laguna Seca Race 1 | S |
13 | 09月20日 | WeatherTech Raceway Laguna Seca Race 2 | S |
14 | 10月03日 | Indianapolis Motor Speedway Road Course Race 2 | S |
15 | 10月25日 | Streets of St. Petersburg | S |
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Austin Hill (C)Hattori Racing Enterprises (HRE) 拡大します
先日、5月3日までの全レース延期をご案内させていただいておりましたNASCARの開催につきまして、5月17日(日)~27日(水)の5月中にDarlingtonとCharlotteで7レースを開催するとの発表があり、Hattori Racing Enterprises(HRE)は、地元Charlotteで開催される25日(月)のXfinity SERIES、26日(火)のGANDER RV & OUTDOORS TRUCK SERIESに参戦致します。
感染拡大をさける為に、公衆衛生当局、医療専門家、州および連邦当局との綿密な協力を仰ぎ、指導に従って、レースフォーマットを変更して開催される予定です。大会は無観客で行われ、練習走行・予選は行わず、決勝レースのみを行います。また、イベント中の保護具の着用、施設への入場・退出時の健康診断、社会的距離の確保、各施設へのアクセス人数の制限などを徹底して行われます。
チームスタッフへの感染に細心の注意を払いながら、このNASCARへの参戦を通して、モータースポーツファン、スポーツファンをはじめとして世界中の皆様に、元気と勇気を与えられるよう、精一杯努力して参りますので、ご声援を賜りますようお願い申し上げます。
服部茂章コメント
アメリカ国内は先月のピーク時に比べ少し落ち着いたとは言え、未だ予断を許さない状況で、それに伴うロックダウンにより経済状況も最悪の事態が続いています。しかし全米で自宅待機を余儀無くされている国民にスポーツ観戦で少しでも元気になってもらおうと言うアメリカ政府からの要請もあり、全チームがレース再開に向け協力して現在再開の準備を進めています。全米のメジャースポーツに先駆け、我々が先陣を切ってシリーズを再開する事には強い責任感と同時に誇りを感じていますが、レース再開に向けてはチームスタッフの健康管理に細心の注意を払い、テレビでレースを観戦する全ての皆様に病気と戦う勇気と経済再開に向けた明るい話題を提供出来る様に全力を尽くしたいと思います。
スケジュール
サーキット:Charlotte Motor Speedway
5月25日(月) 7:30 pm Xfinity SERIES 300miles FS1
5月26日(火) 8:00 pm GANDER RV & OUTDOORS TRUCK SERIES 200miles FS1
Hattori Racing Enterprises (HRE) プレスリリース
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4月30日、NASCARはコロナウイルスのため第4戦以来中断しているシリーズを5月中に再開することを発表した。
第5戦目となるカップレースが5月17日(日)にダーリントンで開催、19日(火)にXfinity、20日(水)に再びカップレースが同じダーリントンで開催という変則的なカレンダーとなる。5月中のレースはすべて無観客で開催される。
日付 | トラック | シリーズ | 距離 | ネット | スタート(ET) |
5月17日(日) | ダーリントン | カップ | 400マイル | FOX | 3:30 PM |
5月19日火曜日 | ダーリントン | Xfinity | 200マイル | FS1 | 8:00 PM |
5月20日水曜日 | ダーリントン | カップ | 500 km | FS1 | 7:30 PM |
5月24日(日) | シャーロット | カップ | 600マイル | FOX | 6:00 PM |
5月25日(月) | シャーロット | エクスフィニティ | 300マイル | FS1 | 7:30 PM |
5月26日(火) | シャーロット | ガンダートラック | 200 mi | FS1 | 8:00 PM |
5月27日水曜日 | シャーロット | カップ | 500 km | FS1 | 8:00 PM |
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