NASCAR:終始トップ争いを展開したが惜しくも2位。 ランキングトップをキープし昨年から続くトップ10フィニッシュをチーム新記録の7戦連続に更新! (HRE)
GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES 第6戦
HATTORI RACING ENTERPRISES (HRE)は「豊田通商」の支援を受け、Car # 16「TOYOTA TSUSHO/
TOYOTA Mobility Parts TOYOTA TUNDRA」でGANDER RV & OUTDOORS TRUCK SERIES第6戦に
参戦した。
3番手からスタートし終始トップ争いを展開。イエローコーションが頻発する中でも安定した走行で
終始トップ3圏内をキープ。ピットインのタイミングで一時32番手と下位に沈むも、トップレベルの
スピードとクレバーなドライビングで着実に順位を取り戻してトップ争いへと返り咲き、最後はサイド
バイサイドの争いとなり、あと1歩及ばず2位フィニッシュ。開幕から6戦連続のトップ10フィニッシュ
で2位との差を更に広げランキングトップをキープした。
Pocono Organics 150 to benefit Farm Aid
POCONO RACEWAY 60 周 (150miles)240km
6月28日(日)、ペンシルべニア州Pocono RacewayでNASCAR GANDER RV & OUTDOORS TRUCK SERIES
第6戦「Pocono Organics 150 to benefit Farm Aid」が開催された。決勝の舞台となるPocono Racewayは、
ペンシルベニア州・ロングポンドに位置する、1周2.5マイル(約4km)のコース。分類上はトライオーバルコース
と言われているが、一般的なオーバルコースと異なり、「3ターン・3ストレート」という特殊な形状を持ち、
バンク角が14度、8度、6度とそれぞれ異なる形状とその特殊性から「Tricky Triangle」や「Bermuda Triangle」
といった愛称で呼ばれている。昨年コースレコードを記録して予選ポールポジションを獲得し速さを見せつ
けたチームとオースティン。マシントラブルで悔しい戦線離脱を余儀なくされた昨年のリベンジを誓い優勝
を目指す。
今回レースのスポンサーである豊田通商株式会社は、トヨタグループの総合商社として、金属、グローバル生産
部品、ロジスティクス、自動車、機械、エネルギー、プラントプロジェクト、化学品、エレクトロニクス、食料、
生活産業の事業領域で、人・社会・地球との共存共栄を図り、豊かな社会づくりに貢献する価値創造企業を
目指している。
決勝
27日(土)12:30にスタートを切る予定だったが天候は雨。天候回復が見込めたがカップシリーズの
レースが同日に組み込まれていた事もあり、Truckシリーズのレースは翌日に延期されることになった。
今回のPoconoでも前回レース同様に無観客として、練習走行・予選は行わず、決勝レースのみを行うレース
フォーマットとなる。決勝グリッド順はシリーズランキングトップ10によるクジ引きにより、3番手2列目
の好ポジションからスタートをきることとなった。
28日(日)午前9時30分、いよいよグリーンフラッグが振られ、2.5マイルのトリッキートライアングル・
オーバルを15周、15周、30周の3ステージ、60周で争われる決勝レースがスタートした。3番手から
スタートをきりオープニングラップで2番手に上げてクリアすると後続車のクラッシュによりイエローコー
ションが出される。5周目にグリーンフラッグで再開するも直後の7周目に再度イエローとなり、クラッシュ
車両とコース清掃の為、レッドフラッグが提示されてレースは中断された。コース整備を終えた9周目から
レースは再開されるものの12周目にまたしてもイエローからレッドフラッグで中断と荒れた展開が続く
中、オースティンは着実に2番手をキープ。残り1周で再開された第1ステージは2番手のポジションを
守ってチェッカーを受ける。このステージブレイクで、チームはオースティンをそのままコースに留め第2
ステージへと向かうも、上位陣の多くが同じ戦略をとった為、そのまま2番手から第2ステージを迎える
事になった。
19周目に第2ステージ開始のグリーンフラッグが振られると、2番手をキープしてトップを追いかけるが、
22周目またもやイエローコーションが出される。ここでクルーチーフのスコットは他のチームとは大幅に
違う戦略を取り、第2ステージのポイントを捨て2番手からのリスタートの直前にオースティンをピットに
呼び寄せ、給油とタイヤ4本の交換をしてコースに送り出した。特殊なオーバルコースでレース距離の短い
Poconoでは1ストップ戦略が可能で、32番手でコースに復帰した時にはトップグループが5秒後方まで
迫って来ていた。我々の戦略を見た他のトップグループ数台のマシンが1ストップ作戦に切り換え翌周に
ピットに向かうが27周目に6回目のイエローコーションが出され、そのまま30周目の第2ステージの
チェッカーとなる。オースティンのコース復帰後すぐにイエローが出た為、直後にピットに入ったマシンの
後塵を拝する形となってしまうが、2ストップ戦略チームの前方10番手から最終ステージを迎えること
になった。
33周目、残り27周での第3ステージのグリーンフラッグが振られると、35周目に8番手に上がった
ところで7回目のイエローコーションになる。38周目のリスタート後に7番手に上げると翌周には一気
に4台を攻略して3番手に浮上し、いよいよトップを捕らえるポジションまで挽回する。
ここからオースティンを含む上位3台のマシンは異次元のスピードで後続を引き離し、優勝を賭けたマッチ
レースを展開する。54秒台前半の速いラップタイムでお互いにプレッシャーを掛けながら周回を重ねて
行くが、50周目にトップを走っていた#18のマシンがターン2でスピン、そのままアウト側にクラッシュ
してイエローフラッグが出される。レースは残り3周を残したところから再開され、トップスリーの車両は
3ワイドに並んだ争いを各コーナーで展開し、誰が勝ってもおかしくない程のギリギリの争いをしながら
最終ラップを迎える。オースティンは3位で最終ラップに突入するが最終ラップの最終コーナーで2位
のマシンに並び、そのままサイドバイサイドでフィニッシュラインを通過し僅差の2位でチェッカーを
受ける。アトランタに引き続き、今回も惜しい2位となったが、開幕から6戦連続のトップ10フィニッシュ
でポイントを重ね、シリーズポイントを2位と51ポイント差と更に引き離してランキングトップを維持し
た。なお、昨年の最終戦から続くトップ10フィニッシュも、7戦連続となりチームの記録を更新するこ
ととなった。
チーム代表 : 服部茂章
今回のレースはクラッシュが多く、とても戦略が立て難い困難なレースになりました。現在のポイント差
を考えてステージポイントよりもレースの優勝にウエイトを置いて思い切った戦略を取りましたが、その
直後にイエローが出てしまい逆に順位を下げてしまいました。優勝に手が届きながら悔しいレースが続
いていますが、シリーズチャンピオンを取り逃した昨年は成績のアップダウンが多かったので今年の安定
した成績はドライバーとチームの総合力が上がっていると実感しています。7月は4連戦がありますので
ここで新車を投入して更なるレベルアップを図りたいと思います。
GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES 第6戦 結果
CAR#16
ドライバー Austin Hill
スタート 3位
決 勝 2位
ランキング 1 位
レースの模様は「FOX Sports1」にて全米、カナダ、ラテンアメリカで6月28(日) 9:30 (現地時間)より
生中継された。
HREは7月11日(土)ケンタッキー州・Kentucky Speedwayにて開催される GANDER RV & OUTDOORS TRUCK
SERIES 第7戦に参戦する。
Vertex Sports プレスリリース
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