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2020年9月

2020年9月29日 (火)

NASCAR:Rd.30ラスベガス レース結果

Kurt Busch (C)nascarmedia 拡大します

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序盤のスピンによりタイヤ戦略で苦戦。 チーム一丸となり、 粘り強く走り切って17位完走。(HRE)

20200927 NASCAR Xfinity SERIES 第27戦

HATTORI RACING ENTERPRISES (HRE)は「Weins Canada」の支援を受け、Car # 61「Weins Canada
TOYOTA GR SUPRA」でNASCAR Xfinity SERIES第27戦に参戦した。
序盤のスピンによってタイヤを予定外に消耗。ピット戦略で挽回を喫するも、期待するイエローコー
ションは出ず苦しい展開に。それでも諦めず、消耗してグリップの落ちた不安定なタイヤで粘り強く走り
切って17位フィニッシュ。貴重な走行データを得て次戦に繋ぐ。

ALSCO 300
LAS VEGAS MOTOR SPEEDWAY
200 周 (300miles) 482.8km
9月26日(土)、ネバダ州 LAS VEGAS MOTOR SPEEDWAYでNASCAR Xfinity SERIES第27戦「Alsco 300」
が開催された。決勝の舞台となる LAS VEGAS MOTOR SPEEDWAY は、ネバダ州・ラスベガス市街地の一番
端に位置する、1周1.5マイル(2.41km)のオーバルコース。バンク角は20度と強めであるが、プログレッシブ
バンクと呼ばれアウトラインに寄るほどタンク角が高くなっているため、他の1.5マイルオーバルトラックほど
アウトラインが不利にならないのも特徴。周回平均190mph(304km/h)余り、ターン1入り口で200
mph(320km/h)に達するという、テキサスと同様の高速インターミディエイトオーバルである。前日にTruck
シリーズで優勝した勢いをそのままに、得意とするスピードコースでW優勝を目指す。
今回レースのスポンサーであるWeins Canada Inc.は、1973年に横浜トヨペットがトヨタの国内販売店として
初めて海外に進出、カナダ・オンタリオ州トロント市近郊に拠点を置きTOYOTA、LEXUS等9ブランド、14店舗
を展開、1,300人超の従業員を擁する自動車販売グループ。トヨタディーラーでは、「DON VALLEY NORTH
TOYOTA」、「MARKVILLE TOYOTA」、「THORNHILL TOYOTA」の3拠点を有し、その中で「DON VALLEY
NORTH TOYOTA」は、カナダ国内No.1のトヨタディーラーへ成長している。

決 勝
今回のLAS VEGASでも前回レース同様に、練習走行・予選は行わず、決勝レースのみを行うレースフォー
マットとなった。決勝グリッド順はシリーズランキング順によるクジ引きにより、29番手15列目のポジション
からスタートをきることとなった。26日(土)午後19時30分、いよいよグリーンフラッグが振られ、1.5
マイルのインターミディエイトオーバルを45周、45周、110周の3ステージ、200周で争われる決勝レース
がスタートした。
15列目イン側29番手からスタートを切ったオースティンはオープニングラップで25番手に順位を上げる
と翌周には22番7周目には17番手と前日に優勝したトラックシリーズの勢いを維持し、怒涛のスピードで
後方から追い上げる。しかし最初のイエローコーション明けの17周目、ターン2のアウト側を通過した際に
マシンが大きくスライドしそのまま単独スピン。幸いクラッシュは避けてコースに復帰したが、これが原因
でイエローコーションが出される。チームはピットインを指示し燃料と4本のタイヤ交換、マシンのチェック
を行ってコースに復帰。28番手から24周目にリスタートが切られると27周目には20番手、32周目には
17番手、45周目の第1ステージのチェッカーでは16番手まで挽回する。ステージブレイクのピットイン
では、終盤での追い上げを目指し新品タイヤを温存、スタート時に履いていた中古タイヤに交換してコース
に送り出し、20番手から第2ステージを迎える。
52周目に第2ステージ開始のグリーンフラッグが振られると各車新品タイヤでペースを上げて行く。その
中、第1ステージで17周使用した中古タイヤで走行を続けるオースティンにチームから何とかペースを維持
して走行を続けるようゲキが飛ぶ。58周目に22番手に落ちてからはペースも安定し、このまま第2ステージ
を走りきると思われた矢先、リヤタイヤから激しいバイブレーションが出始めたと無線が入る。このままの
走行は危険と判断したチームは翌周にピットインを指示。素早い作業で4本のタイヤ交換と給油をして
コースに送り出すがグリーンフラッグ下のピットインにより2ラップ遅れの31番手まで順位が下がる。ここ
からオースティンは周回遅れを取り戻す為、トップに勝る速いペースで追い上げを開始、28番手までポジ
ションを上げて第2ステージのチェッカー。チームはこのステージブレイクでコースに留まる判断を下し1
ラップ遅れに挽回して最終ステージへと向かう。

97周目残り103周の最終ステージのリスタートが切られると素晴らしいダッシュで順位を上げ、109
周目には22番手まで挽回する。チームは同一周回に戻す為、イエローコーションによって周回遅れの
トップが同一周回に戻れるラッキードック獲得を目指してピットインをギリギリまで延ばす戦略を取るが、
この日のレースはアクシデントの少ない単調な展開となり、燃料補給の限界を迎えた120周目にまたし
てもグリーンフラッグ下でのピットインとなってしまい、給油とタイヤ交換を済ませコースに復帰させた
時点で3周遅れの29番手まで順位が下がる。ここからオースティンは新品タイヤで追い上げを開始、ポジ
ションが18番手まで上がったところで待望のイエローコーションが出される。このイエローで各車ピット
に向かう中、オースティンはコースに留まり1ラップ遅れのトップポジションを争う展開に持ち込む。レース
が残り10周を残して再スタートが切られるとすぐに17位にポジションを上げ周回遅れトップのポジション
を獲得、同一周回に戻るイエローコーションを期待し走行を続けるが、チームが期待したイエローコーション
が出ることはなく、1周遅れの17位でのチェッカーとなった。前日の優勝に引き続き上位入賞が期待さ
れたレースだったが、序盤のスピンにより予期せぬ苦しい展開となった。しかしチームは最後まで上位を
目指して粘り強く戦い続け、貴重な走行データを得て次戦に繋ぐ。

チーム代表  :  服部茂章
優勝した前日の勢いを維持し、スタートから素晴らしいペースで追い上げ期待が高まりましたが、スピン
により全ての流れが変わってしまいました。スピンしたタイヤにフラットスポットが見つからなかった為
NASCARからタイヤの入れ替えを認められず、同じタイヤを使用しましたが、バイブレーションの発生により
余分なピットインを強いられ周回遅れになってしまいました。そこからチームもドライバーも何とか順位を
戻そうと最後まで全力で戦いましたが、イエローコーションの少ない展開の中であと少しのところでチェッ
カーになってしまいました。しかしチーム戦略とそれに応えるドライバーの走りでレースの流れを引き寄せる
事の大切さを改めて実感しました。優勝した前日のレースは中盤までスピードが上がらず苦しみましたが、
少しずつマシンに変更を加え最後はピットで順位を上げて勝利を引き寄せました。逆に今日のレースは序盤
に素晴らしいスピードで順位を上げましたが、スピンにより変わった流れをあと少しのところで引き寄せる
事が出来ませんでした。これから常にシリーズチャンピオンを狙える強いチームになるには、必ず両方の
強さが必要になってくると思いますので日々精進し強いチーム作りを目指します。

GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES 第27戦 結果
CAR# 16
ドライバー Austin Hill
スタート 29位
決 勝 17位

レースの模様は「NBC SN」にて全米、カナダ、ラテンアメリカで9月26日(土)19:30 (現地時間)より生中継
された。
HREは、10月3日(土)アラバマ州・TALLADEGA SUPER SPEEDWAYにて開催されるNASCAR GANDER
RV &OUTDOORS SERIES 第19戦、NASCAR Xfinity SERIES第28戦に参戦する。

Vertex Sportsプレスリリース

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2020年9月28日 (月)

F2:Rd.10ソチ 第2レース結果

■波乱の第2レース、アクシデントにより5周で赤旗終了、角田 裕毅はランキング3位に

(C)FIA Formula 2 拡大します

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2020年9月27日 (日)

序盤は我慢の展開となるも、シャシー調整が功を奏し、リスタートでトップを奪取。 迫るライバルを抑えきって今季2勝目!プレイオフ第2ステージ進出を確定する! (HRE)

20200926 GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES第18戦

HATTORI RACING ENTERPRISES (HRE)は「Weins Canada」の支援を受け、Car #16「Weins
Canada TOYOTA TUNDRA」でGANDER RV & OUTDOORS TRUCK SERIES第18戦に参戦した。
11番手よりスタートし、序盤はセッティングが合わず我慢の展開。ステージブレイクを利用したセッ
ティング変更が功を奏して徐々にポジションを挽回。チームスタッフの素早いピットワークで上位
争いに加わると、リスタートでスタートダッシュを決めてトップに躍り出る。迫る後続車と残り40周に
渡る接戦を制して今季2勝目を獲得。この優勝により第20戦より始まるプレイオフ第2ステージ
進出を確定した。

World of Westgate 200
LAS VEGAS MOTOR SPEEDWAY 134 周 (200miles) 323.47km
9月25日(木)、ネバダ州 LAS VEGAS MOTOR SPEDWAYでNASCAR GANDER RV & OUTDOORS TRUCK
SERIES第18戦「World of Westgate 200」が開催された。決勝の舞台となる LAS VEGAS MOTOR SPEEDWAY
は、ネバダ州・ラスベガス市街地の一番端に位置する、1周1.5マイル(2.41km)のオーバルコース。全長600m
のショートトラック、ダートオーバル、ドラッグレースコースを持つ複合型レース施設である。バンク角は20度
と強めであるが、プログレッシブバンクと呼ばれアウトラインに寄るほどタンク角が高くなっているため、他の
1.5マイルオーバルトラックほどアウトラインが不利にならないのも特徴。周回平均190mph(304km/h)
余り、ターン1入り口で200mph(320km/h)に達するという、テキサスと同様の高速インターミディエイト
オーバルである。昨年、得意とするスピードコースで3勝目を挙げたLAS VEGAS 。両カテゴリー共にW優勝を
目指す。
今回レースのスポンサーであるWeins Canada Inc.は、1973年に横浜トヨペットがトヨタの国内販売店として
初めて海外に進出、カナダ・オンタリオ州トロント市近郊に拠点を置きTOYOTA、LEXUS等9ブランド、14店舗を
展開、1,300人超の従業員を擁する自動車販売グループ。トヨタディーラーでは「DON VALLEY NORTH TOYOTA」
「MARKVILLE TOYOTA」、「THORNHILL TOYOTA」の3拠点を有し、その中で「DON VALLEY NORTH TOYOTA」
は、カナダ国内No.1のトヨタディーラーへ成長している。

決勝
今回のLAS VEGASでも前回レース同様に、練習走行・予選は行わず、決勝レースのみを行うレースフォー
マット。決勝グリッド順はシリーズランキングによるクジ引きにより、11番手からスタートをきることと
なった。25日(金)午後9時00分、いよいよグリーンフラッグが振られ、1.5マイルのインターミディエイト
オーバルを30周、30周、74周の3ステージ、134周で争われる決勝レースがスタートした。
第1ステージを11番手からスタートしたオースティンは、スタート直後に順位を上げたもののその後は
マシンのオーバーステアの症状に悩まされる。11周目の1回目のイエローコーションでは新品タイヤをセーブ
する為にコースに留まるが、15周目のリスタートで順位を上げ周回を重ねるが再びオーバーステアの症状
によりスピードが落ちると20周目には13番手までポジションが下がり、そのまま30周目の第1ステージ
のチェッカーを受ける。ステージブレイクのピットインでは、給油と4本のタイヤ交換、タイヤの空気圧
調整を加えてコースに送り出し、9番手から第2ステージを迎える。
38周目に第2ステージ開始のグリーンフラッグが振られると、素晴らしいスタートで7番手にアップする
が、引き続きマシンのバランスは完璧ではなく我慢の走行を強いられる。後続からのプレッシャーに耐え
続ける展開の中47周目に9番手となり、そのままの順位で60周目の第2ステージのチェッカーを受ける。
このステージブレイクでクルーチーフのスコットは日没で急激に変わった気温と路面温度に伴い、シャシー
に大幅な変更を加え、16番手から最終ステージへと向かう。

68周目に残り66周の最終ステージのリスタートが切られるとすぐさま13番手に順位を上げ、70周目に
は11番手、73周目に9番手とポジションを取り戻してスピードを見せる。83周目に7番手までアップした
ところでイエローコーションが出されると上位陣の全てのマシンはこの日最後のピットに向かう。ここで
チームは給油と4本のタイヤ交換を素早くこなして3番手にジャンプアップさせ、ドライバーに最高のステー
ジを整える。リスタートが切られるとオースティンはチームメンバーの仕事に応えるように見事なスタート
ダッシュを決めてトップに浮上し安定して速いラップタイムを刻んでチェッカーを目指すが、背後からこの日
第1、2ステージを制した#2 Sheldon Creedが異次元のスピードで追い上げを開始、残り20周をきった
ところでオースティンの背後にピタリと付け追い抜きのチャンスを伺う緊迫した展開となる。スピードに
勝るCreedはオースティンの隙を伺い何度も追い抜きを仕掛けるがオースティンのマシンから出される
乱気流の影響でマシンバランスが変わり追い抜きに苦労する。トップを走るオースティンは巧みにライン
を変え、背後のCreedを常に乱れた空気の中に留める神経戦が毎周繰り返され、プレイオフ第1ステージ
の優勝をかけた攻防は最終ラップまで続くが、オースティンは最後までミスする事なくギリギリの攻防を
制してトップでチェッカーを受ける。
この優勝により今季2勝目を飾るとともに、プレイオフ第2ステージへの進出を確定させた。

チーム代表 :  服部茂章
Play-off第1ステージは今週のLas Vegasと来週のTalladegaで10人から8人に絞られます。先週Bristol
でポイントを落とした事によりPlay-offの順位が8位にまで下がり、第2ステージに進めない可能性も
ありチームの中に嫌な空気が流れ始めていました。来週のTalladega戦はスーパースピードウェイのレース
ですのでクラッシュに巻き込まれる可能性も高く今回のレースで出来るだけ多くのポイントを稼いでおく
必要がありましたが、そのプレッシャーの中でオースティンもチームメンバーも素晴らしい仕事をして
優勝という最高の形でPlay-off第2ステージに進む事ができました。
今年3勝を挙げてシリーズチャンピオンの最有力候補であるSheldon Creedとの接戦を制した事はチャン
ピオン争いをする上でオースティンにとって非常に大きな自信になったと思いますし、来週のTalladega戦
のポイントに気を取られる事なく、第2ステージのレースで使用するマシンの準備に時間を使う事が出来
ることもチームにとって大変大きなアドバンテージになります。全てのチームメンバーがチャンピオン獲得
を目指して気持ちを1つにしていますので、最後まで全力を尽くして戦いたいと思います。

GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES 第18戦 結果
CAR# 16
ドライバー Austin Hill
スタート 11 位
決 勝 1位
プレイオフランキング 1位

レースの模様は「FOX Sports1」にて全米、カナダ、ラテンアメリカで9月25日(金)21:00 (現地時間)
より生中継された。
HREは10月3日(土)アラバマ州TALLADEGA SUPER SPEEDWAYにて開催されるNASCAR GANDER RV
&OUTDOORS SERIES 第19戦、Xfinty SERIES第28戦に参戦する。

Vertex Sportsプレスリリース

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F2:Rd.10ソチ 第1レース結果

Mick SCHUMACHER (C)FIA Formula 2 拡大します

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2020年9月26日 (土)

F2:Rd.10ソチ 予選結果

角田 裕毅 (C)FIA Formula 2 拡大します

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2020年9月24日 (木)

NASCAR:Rd.30ラスベガス スターティングラインナップ

2019 Las Vegas (C)nascarmedia 拡大します

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2020年9月21日 (月)

TOYOTA GAZOO Racing 中嶋/ブエミ/ハートレー組TS050 HYBRID 8号車が3連覇! 7号車はトラブルから追い上げ3位表彰台 TGRは2019-2020年シーズンのチームチャンピオン確定

(C)Toyota Motorsports 拡大します

2020年9月21日(月)
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WEC2019-2020年シーズン 第7戦ル・マン24時間 決勝
9月20日(日)現地時間午後2時半、第88回ル・マン24時間レースがゴールを迎え、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 8号車が3連覇を成し遂げました。ポールポジションから前半首位を走行したTS050 HYBRID 7号車は、トラブルで後退するも追い上げ3位表彰台を獲得。この結果、TOYOTA GAZOO Racingが最終戦を待たずしてチームチャンピオンを確定しました。

TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
決勝結果 : 3位 (トップと6周差), 381周、ピットストップ35回、グリッド:1番手、ベストラップ:3:19.357

TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
決勝結果 : 1位, 387周、ピットストップ36回、グリッド:3番手、ベストラップ:3:19.762

セバスチャン・ブエミ、中嶌一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車が、2位に5周差をつけての勝利を挙げ、FIA世界耐久選手権(WEC)のドライバーズ選手権で首位に立ちました。

ブエミと中嶋は3年連続の勝利となり、97年にわたるル・マンの歴史の中で、これまでに7人しか成し遂げていなかった3連勝ドライバーに加わることとなりました。また、ハートレーは2017年以来2度目のル・マン制覇を果たしました。

ポールポジションからスタートしたマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID 7号車は、彼らにとっての初勝利を目指し、中盤まで首位を走行していましたが、排気系のトラブルに見舞われて後退。しかし後半、見事な追い上げを見せ3位表彰台を勝ち取りました。

全8戦で競われているWEC2019-2020年シーズンの第7戦でのこの勝利により、TOYOTA GAZOO Racingはチームタイトル争いにおいて、2位のレベリオンに逆転不可能な57点差をつけたため、最終戦を待たずして今シーズンのチームチャンピオンを確定しました。TOYOTA GAZOO Racingにとっては2014年、2018-2019年シーズンに続く3度目のタイトル獲得となります。

ル・マンにおける最後の雄姿となった1000馬力を誇る4輪駆動レーシングカーのTS050 HYBRIDは、サルト・サーキットでの効率やパフォーマンスの点で新たなスタンダードとなりました。2012年に搭乗した第1世代のLMP1ハイブリッド車両に対して燃料使用量は35%削減されたにも関わらず、ラップタイムは1周あたり約10秒もの向上を見せました。4年連続のポールポジションと3年連続勝利の中で、予選及び決勝レース中のコースレコードも塗り替えました。

ハイブリッドレースカー開発を通じて得られたノウハウをつぎ込んだ、ル・マン直系のGR Super Sport(仮称)が、決勝レーススタート前に、初めて公の前で披露されました。開発中のモデルをベースにオープン仕様にカスタマイズされた車両は、サーキット1周のデモンストレーション走行を行った後、スタート直前に優勝トロフィーを返還するセレモニーを行いました。

スタートから6時間経過時点での10周ほどを除いて、TS050 HYBRID 7号車はレース前半戦の大半で首位を走り、レースが折り返しを迎える頃には、2位との差は1周以上に広がっていました。しかし、12時間を経過した直後、午前3時前に、小林がドライブしていた7号車は出力低下に見舞われ、ガレージでの修復を余儀なくされてしまいました。排気マニホールドの破損に見舞われた7号車は、修復作業に30分を要し、小林は首位から6周遅れ、3位のレベリオン3号車から4周遅れの4位でコースへと復帰しました。

一方、8号車は序盤にタイヤのパンクやブレーキダクトのダメージといったトラブルに見舞われ、2度の予定外のピットストップと10分間の修復などでタイムを失いながらも、諦めることなく戦い続け、7号車がトラブルに見舞われる前には2番手になっていました。

後半戦、2位以下に充分な差を拡げた8号車は、ブエミ、中嶋、ハートレーがペースをコントロールしながら周回を重ねていき、最終的にその差は5周まで拡がりました。3年連続でアンカードライバーを務めた中嶋が、2020年ル・マン24時間レースのフィニッシュラインをトップで通過。サルト・サーキットにおいて最も成功した日本人ドライバーとしての地位を確固たるものとしました。

コンウェイと小林、ロペスの7号車は、レース復帰後追い上げを図ろうとしましたが、何かにヒットして車両フロアにダメージが及んだことで空力的な性能低下が生じていました。しかし、8号車は表彰台を目指し追い上げを続け、ライバルのレベリオン3号車が残り1時間というところでクラッシュし、ピットでの修復を余儀なくされたことで3位へと浮上。優勝した8号車から6周遅れながら、2位のレベリオン1号車とは1周差での3位表彰台獲得となりました。

8号車のドライバーがこの勝利によるポイントを加えたことで、ドライバーズタイトル争いは、11月14日にバーレーンで開催される、2019-2020年シーズン最終戦に持ち越されることとなりました。8時間レースのバーレーンでは最大39ポイントの獲得が可能ですが、現在首位の8号車と2位の7号車は僅か7ポイント差で、タイトルをかけ、この最終戦に臨むこととなります。

村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
ル・マン24時間レースへの挑戦というのは、真の耐久性が求められる実に困難なものであると、今回改めて実感しました。我々は、TS050 HYBRIDでル・マンを3連覇するという夢に向かって確固たる決意をもってレースにのぞみ、序盤で8号車に降りかかった逆境も、チームワークで乗り越えました。チーム全員が、素晴らしい仕事をしてくれました。しかしながら、我々は1-2フィニッシュを狙っていたのもまた事実です。素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれた7号車のドライバー、メカニック、エンジニアには本当に申し訳なく思います。我々は一つのチームです。彼らの悔しさは、チーム全員の悔しさでもあります。我々が今年のル・マンで経験した嬉しいこと、悲しいことをファンの皆様に現場で直接分かち合うことはできませんでしたが、来年は直接お会いすることができることを願っています。レベリオンの皆様、準優勝おめでとうございます。何度もプッシュされました。本当に尊敬すべきチームです。また、このような世界的な困難な状況にありながらも、我々にル・マンに挑戦する機会を与えてくださったACOにも感謝しています。

小林可夢偉(7号車):
3位という結果は我々が望んでいたものでも、予想していたものでもありません。我々は今年もここル・マンで非常に速かったのですが、レースというのは残酷です。我々はよく戦いましたし、チームも深夜に迅速な作業で車両を修復してくれました。今回のトラブルは初めてのことですが、それがこのような重要なレース中だったというのは本当に不運でした。しかし、ル・マンではこういうことも起こりえます。8号車と、ハードワークで2台揃っての完走を成し遂げたチームを祝福します。

マイク・コンウェイ(7号車):
ル・マンの勝利の女神は今年も我々には微笑んでくれませんでした。TOYOTA GAZOO Racingが3連覇を達成したことは喜ぶべきことですが、我々7号車の側からすると、また勝利を逃してしまったような感じです。また、これによりチャンピオン争いの状況が大きく変わってしまったことも残念です。ひとつのレースで2つの大きなダメージを負ってしまいました。我々は常に良いレースをするためにここに来ていますが、いつも何かに邪魔されているようです。とはいえ、8号車が勝ったことはチームにとって良かったですし、彼らは素晴らしい戦いぶりでした。

ホセ・マリア・ロペス(7号車):
まずは、チームと8号車のクルー、おめでとう。このようなビッグレースを3連覇するというのは、TOYOTA GAZOO Racingにとっても大変な偉業です。このレースに向け、チームは昼夜なくハードに働いてきました。マイクと可夢偉を含む誰もが素晴らしい働きをしましたし、私自身もその一部だったと思います。今回は運に恵まれず、我々の7号車にとって望んでいた結果にはなりませんでした。本当に速かっただけに、勝てなかったのは残念ですが、挑戦を続けます。

中嶋一貴(8号車):
TS050 HYBRIDでの最後のル・マンで勝つことができたことは格別ですし、3連覇達成というのも素晴らしいです。我々の今日のレースは浮き沈みの激しい展開でしたが、7号車のクルーも含め、全員が本当に素晴らしい働きをしました。どういうわけか、我々は他の車よりも運に恵まれているようです。7号車がトラブルに見舞われたときは、TOYOTA GAZOO Racingとしてレースに勝つことが全てだったので、その後はとてもタフなレースになりました。それだけに勝利を達成することができ、このチームの一員でいられたことが本当に嬉しいです。

セバスチャン・ブエミ(8号車):
最高の気分です。チームメイトと、そしてチームがこの様な素晴らしい成果を成し遂げてくれました。ここル・マンでは、レースの流れはあっという間に変わります。レースが始まったときは、スローゾーンのタイミングやタイヤのパンク、ブレーキ冷却のトラブルなど、あらゆる災厄が私に襲いかかってきているように感じました。しかしその後、突然状況は好転して我々は首位に立ち、まもなく後続に5周差をつけるまでになりました。今年のル・マンは、レースは最後まで何が起こるか分からないということを改めて教えてくれました。

ブレンドン・ハートレー(8号車):
チームメイトと、チーム全てを誇りに思います。このチームに加わったばかりの時は、学習の連続でした。セブ(ブエミ)と一貴のおかげで、この複雑なレースカーを速く走らせることができるようになりました。今日は序盤、幾つかのトラブルに見舞われましたが、支えてくれた最高のメカニックやエンジニアのおかげで、その後は完璧なレースでした。全てが上手く行き、TOYOTA GAZOO Racingには本当に感謝しています。

トヨタモータースポーツニュース

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LM24:ルマン24時間レース 結果

■中嶋 一貴組のトヨタ8号車が3連勝を飾る!

No.8 Toyota TS050 HYBRID (C)Toyota Motorsports 拡大します

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2020年9月20日 (日)

NASCAR:Rd.29ブリストル レース結果

Kevin Harvick (C)nascarmedia 拡大します

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LM24:ルマン24時間レース 19時間目途中経過








No.7 Toyota TS050 HYBRID (C)Toyota Motorsports
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LM24:ルマン24時間レース 15時間目途中経過

No.7 Toyota TS050 HYBRID (C)Toyota Motorsports 拡大します

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NASCAR:スタート直後の接触で序盤から厳しい展開となるも ダメージを負ったマシンで諦めず走り切り、 Play-off 初戦を26位完走。(HRE)

20200918 GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES 第 17戦
HATTORI RACING ENTERPRISES (HRE)は「United Rentals」の支援を受け、Car #16「United
Rentals TOYOTA TUNDRA」でGANDER RV & OUTDOORS TRUCK SERIES第17戦に参戦した。
5番手スタートからの2周目、後続車からの接触によりコントールを失いウォールにヒット、後退を
余儀なくされるが、イエローコーションを利用し、車両を修復して後方からの追い上げを目指す。最終
ステージに向けてポジションを回復するも、終盤に前車との交錯により不運の接触で順位を下げる。
しかし最後まで諦めず走り切りPlay-off初戦を26位で完走。

UNOH 200 presented by Ohio Logistics
BRISTOL MOTOR SPEEDWAY 200周 (106.6miles) 171.5km
9月17日(木)、テネシー州 BRISTOL MOTOR SPEEDWAYでNASCAR GANDER RV & OUTDOORS TRUCK
SERIES第17戦「UNOH 200 presented by Ohio Logistics」が開催された。決勝の舞台となるBRISTOL
MOTOR SPEEDWAYは、テネシー州ブリストルに位置する1周0.533マイル(858m)のショート・オーバル・コース。
198mという短い2本のストレートとタラデガ、デイトナに次ぐ最大28度という深いバンク角のターンで構成される
ハイスピード・トラック。レース中ドライバーは連なるクルマをかき分けながら、バンクを利用しアクセルほぼ全開で
コースを走る。路面がコンクリートで滑りやすいため丁寧なマシンコントロールが要求され、コーションが多いこと
から瞬時の判断力やリスタート能力も必要となり、セッティング、ドライビングいずれの能力も問われる難易度の
高いトラックである。ドライバー達はこの難コースを1周わずか16秒で駆け抜ける。いよいよここからプレイオフ
がスタート。持てる力を集結させ、チーム一丸となって念願のシリーズチャンピオン獲得に向け挑戦
が始まる。
今回レースのスポンサーであるUnited Rentalsは、1997年に設立された世界最大規模の機器レンタル会社。
コネチカット州に本社を置き、約1,200ヶ所(北米49州カナダ全州およびヨーロッパ10ヶ所)に拠点が
あり、18,000人超の従業員を擁する。『より良い未来を築く』をミッションとし、建設、製造、政府関連、
公益事業、各自治体等、幅広い業界に対しサービスを提供している。

決勝
今回Play-off初戦の舞台となったBRISTOLでも練習走行・予選は行わず、決勝レースのみを行うレースフォー
マットにより、決勝グリッド順はシリーズランキングトップ10によるクジ引きにより、5番手からスタートを
切る事となった。17日(木)午7時30分、いよいよグリーンフラッグが振られ、0.533マイルのショート
オーバルを55周、55周、90周の3ステージ、200周で争われる決勝レースがスタートした。
3列目イン側5番手からスタートを切り、オープニングを8番手で通過したオースティンだったが、2周目の
ターン1で後続車からの接触によりコントロールを失い外側のウォールに右リヤ部をヒットし、ポジション
を12番手まで下げてしまう。幸いに車両へのダメージは小さくここからの追い上げを目指して走行を続け
るも、7周目に後続のクラッシュによりイエローコーションが出される。ここでチームはオースティンにピット
インを指示。右リヤ部の応急処置をしてコースに送り出し、14周目に30番手から再開のグリーンフラッグ
となる。ここから周回毎に順位を上げて25周目には25番手まで挽回するが、オースティンからブレーキ
不具合の無線が入る。その後はブレーキを労わりながら走行を続け28番手までポジションを落として55
周目に第1ステージのチェッカーを受ける。ステージブレイクのピットインでは、給油と4本のタイヤ交換、
マシンの修復に加えてブレーキクーリングシステムのチェックを行い、29番手から第2ステージを迎える。
67周目に第2ステージ開始のグリーンフラッグが振られると、直ぐに27番手にアップ。72周目に25番手、
76周目に24番手と次々と前車を攻略していく。83周目に起こった後続のクラッシュによるイエローコー
ションから89周目にリスタートが切られると、翌周には23番手と上げると更に前車を攻略して110周目
には19番手まで挽回して第2ステージのチェッカーを受ける。ステージブレイクのピットインで、給油と
4本のタイヤ交換、空気圧調整を施して、20番手から最終ステージへと向かう。

120周目、残り80周の最終ステージのリスタートが切られる。上位入賞に向け20番手からの挽回を
目指すが、ブレーキトラブルは解決しておらず、進入でブレーキを多用するショートオーバルでの争いは
厳しい状況となっていた。オースティンは前後の車両との一進一退の攻防を続け順位を入れ替えながら
走行を続けた156周目。サイドバイサイドの戦いでイン側の#22はラインをクロスさせてアウト側に膨らみ
ながらオースティンの前に出ようとしたところ、右リヤをオースティンの左前にヒット。#22はスピンしながら
外側のフェンスにクラッシュするもオースティンは車両をコントロールしてスピンを何とか免れたが、この
事故が原因でイエローコーションが出される。163周目にリスタートがきられてからはダメージの残る車両を
操りながら200周目のチェッカーを受けるも、#22との接触がペナルティーの裁定となり26位フィニッ
シュの公式結果となった。僅差で戦うドライバーにとって避けようがない接触に対し、厳しい判定が下さ
れたプレイオフ初戦となったが、次戦のラスベガスは昨年優勝を遂げている得意とするサーキットでオー
スティンはチームと共に挽回を誓う。

チーム代表  :  服部茂章
万全の体制で挑んだPlay-offの初戦でしたが、残念ながら惨敗となってしまいました。スタート直後に
後続のマシンに接触され壁にヒットしましたが、ファクトリーに戻ってマシンをチェックしたところ、見た目
よりもダメージが大きく、レース中のブレーキトラブルもマシンのダメージからおきていた事が分かりました。
オースティンもチームも1ポイントでも多くのポイントを稼ぐ為に諦めず最後まで頑張りましたが、残念
ながら順位を上げる事ができませんでした。今週のラスベガスはXfinityとのWエントリーで2連戦にな
ります。ラスベガスは昨年Truckシリーズで優勝しているサーキットですし、Xfinityシリーズでは更に新車
のスープラを投入して優勝を目指します。Play-offに入ると今まで以上に戦いが激しくなりますが、ドライ
バーをサポートして最後まで戦い抜きたいと思います。

GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES 第17戦 結果
CAR# 16
ドライバー Austin Hill
スタート 5 位
決 勝 26 位
ランキング 8 位

レースの模様は「FOX Sports1」にて全米、カナダ、ラテンアメリカで9月17日(木)19:30 (現地時間)よ
り生中継された。
HREはネバダ州・LAS VEGAS MOTOR SPEEDWAYにて9月25日(金)に開催されるNASCAR GANDER
RV &OUTDOORS SERIES 第18戦、9月26日(土)に開催されるXfinty SERIES 第27戦に参戦する。

Vertex Sportsプレスリリース

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TOYOTA GAZOO Racing TS050 HYBRID 7号車が首位、8号車が1周差の2位で追う

(C)Toyota Motorsports 拡大します

2020年9月20日(日)
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WEC2019-2020年シーズン 第7戦ル・マン24時間 決勝 12時間経過
ル・マン24時間レースはスタートから12時間が経過。現地時間午後2時半、暗闇に包まれたサルト・サーキットで折り返しを迎えました。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは1-2位のポジションを守って走り続けています。

TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
12時間経過時順位 : 1位, 191周

TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー) :
12時間経過時順位 : 2位 (トップと1周差), 190周

12時間経過時点で首位に立っているのは、ポールポジションからスタートしたマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID 7号車。2位には1周の差をつけています。

一方、セバスチャン・ブエミ、中嶌一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車は、7号車がセーフティカー走行時にピットインしたことでタイムロスしたため、レースが4分の1の時点で首位に立ちましたが、7時間を経過したところで技術的なトラブルに見舞われ、ポジションダウンを余儀なくされました。

ブレーキ温度上昇のトラブルに見舞われていた8号車は、ドライバー交代のたびに対応作業を行い、若干のタイムロスを強いられていましたが、LMP2車両のアクシデントによりセーフティカー走行が長くなったタイミングで、チームは車両右前部にある冷却ダクトシステムを完全に交換することを決めました。これにより8号車は10分間のピットインを強いられ、中嶋は3位でレースに復帰しました。

セーフティカーの先導により全車がスロー走行していたこともあり、8号車のロスは1周で済み、再スタートが切られるとまもなく、中嶋は前を行く2位のレベリオン1号車にプレッシャーをかけ、オーバーテイク。再びTOYOTA GAZOO Racingの1-2体制としました。

その間、首位を行く7号車のロペスは、多くのアクシデントによるスローゾーンやコース上の混雑、そして8時間目にも短いセーフティカーランが発生する状況など、混雑の中リスクを追うことなく首位を堅守。

2台のTS050 HYBRIDは着実なペースで周回を重ね、レーススタートを担当し、2度目のスティントとなるコンウェイとブエミが再びコクピットへ。深夜のサルト・サーキットで、後続との差をさらに拡げていきました。

レースが折り返しとなる12時間を経過した時点で、首位を行く7号車は小林がドライブ。ブエミの7号車が1周遅れでこれを追い、レベリオン1号車はさらに1周差となっています。

ホセ・マリア・ロペス(7号車):
自分のスティントは上手くいきました。スローゾーンとセーフティカーにより若干の浮き沈みがありましたが満足しています。セーフティカー中に冷えたタイヤで走るのは簡単ではありませんでしたが、TS050 HYBRIDは運転しやすかったです。また一時8号車に先行されましたが、彼らは修理のために時間をロスしました。自分たちにはその問題は出ていないし、現在十分なリードを保っています。しかしながらレースは何が起こるかわかりません。リスクを取らずゴールを目指します。

中嶋一貴(8号車):
レースの序盤はブレーキ冷却の問題を抱えていました。自分のドライブ中、セーフティカー導入時に部品を代える決断をしました。1ラップ分失いましたが最小限のダメージで済んだと思います。また夜間の運転は簡単ではなく、セーフティカー導入時はタイヤ内圧を保つのに苦労します。冷静さを保ちながら自分の運転に集中しています。7号車に対して1ラップ遅れていますが、我々のペースは戻っています。最後まで集中し出来る限りの事をします。

トヨタモータースポーツニュース

2020年9月20日(日)
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WEC2019-2020年シーズン 第7戦ル・マン24時間 決勝 12時間経過
ル・マン24時間レースはスタートから12時間が経過。現地時間午後2時半、暗闇に包まれたサルト・サーキットで折り返しを迎えました。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは1-2位のポジションを守って走り続けています。

TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
12時間経過時順位 : 1位, 191周

TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー) :
12時間経過時順位 : 2位 (トップと1周差), 190周

12時間経過時点で首位に立っているのは、ポールポジションからスタートしたマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID 7号車。2位には1周の差をつけています。

一方、セバスチャン・ブエミ、中嶌一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車は、7号車がセーフティカー走行時にピットインしたことでタイムロスしたため、レースが4分の1の時点で首位に立ちましたが、7時間を経過したところで技術的なトラブルに見舞われ、ポジションダウンを余儀なくされました。

ブレーキ温度上昇のトラブルに見舞われていた8号車は、ドライバー交代のたびに対応作業を行い、若干のタイムロスを強いられていましたが、LMP2車両のアクシデントによりセーフティカー走行が長くなったタイミングで、チームは車両右前部にある冷却ダクトシステムを完全に交換することを決めました。これにより8号車は10分間のピットインを強いられ、中嶋は3位でレースに復帰しました。

セーフティカーの先導により全車がスロー走行していたこともあり、8号車のロスは1周で済み、再スタートが切られるとまもなく、中嶋は前を行く2位のレベリオン1号車にプレッシャーをかけ、オーバーテイク。再びTOYOTA GAZOO Racingの1-2体制としました。

その間、首位を行く7号車のロペスは、多くのアクシデントによるスローゾーンやコース上の混雑、そして8時間目にも短いセーフティカーランが発生する状況など、混雑の中リスクを追うことなく首位を堅守。

2台のTS050 HYBRIDは着実なペースで周回を重ね、レーススタートを担当し、2度目のスティントとなるコンウェイとブエミが再びコクピットへ。深夜のサルト・サーキットで、後続との差をさらに拡げていきました。

レースが折り返しとなる12時間を経過した時点で、首位を行く7号車は小林がドライブ。ブエミの7号車が1周遅れでこれを追い、レベリオン1号車はさらに1周差となっています。

ホセ・マリア・ロペス(7号車):
自分のスティントは上手くいきました。スローゾーンとセーフティカーにより若干の浮き沈みがありましたが満足しています。セーフティカー中に冷えたタイヤで走るのは簡単ではありませんでしたが、TS050 HYBRIDは運転しやすかったです。また一時8号車に先行されましたが、彼らは修理のために時間をロスしました。自分たちにはその問題は出ていないし、現在十分なリードを保っています。しかしながらレースは何が起こるかわかりません。リスクを取らずゴールを目指します。

中嶋一貴(8号車):
レースの序盤はブレーキ冷却の問題を抱えていました。自分のドライブ中、セーフティカー導入時に部品を代える決断をしました。1ラップ分失いましたが最小限のダメージで済んだと思います。また夜間の運転は簡単ではなく、セーフティカー導入時はタイヤ内圧を保つのに苦労します。冷静さを保ちながら自分の運転に集中しています。7号車に対して1ラップ遅れていますが、我々のペースは戻っています。最後まで集中し出来る限りの事をします。

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2020年9月20日(日)
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WEC2019-2020年シーズン 第7戦ル・マン24時間 決勝 12時間経過
ル・マン24時間レースはスタートから12時間が経過。現地時間午後2時半、暗闇に包まれたサルト・サーキットで折り返しを迎えました。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは1-2位のポジションを守って走り続けています。

TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
12時間経過時順位 : 1位, 191周

TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー) :
12時間経過時順位 : 2位 (トップと1周差), 190周

12時間経過時点で首位に立っているのは、ポールポジションからスタートしたマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID 7号車。2位には1周の差をつけています。

一方、セバスチャン・ブエミ、中嶌一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車は、7号車がセーフティカー走行時にピットインしたことでタイムロスしたため、レースが4分の1の時点で首位に立ちましたが、7時間を経過したところで技術的なトラブルに見舞われ、ポジションダウンを余儀なくされました。

ブレーキ温度上昇のトラブルに見舞われていた8号車は、ドライバー交代のたびに対応作業を行い、若干のタイムロスを強いられていましたが、LMP2車両のアクシデントによりセーフティカー走行が長くなったタイミングで、チームは車両右前部にある冷却ダクトシステムを完全に交換することを決めました。これにより8号車は10分間のピットインを強いられ、中嶋は3位でレースに復帰しました。

セーフティカーの先導により全車がスロー走行していたこともあり、8号車のロスは1周で済み、再スタートが切られるとまもなく、中嶋は前を行く2位のレベリオン1号車にプレッシャーをかけ、オーバーテイク。再びTOYOTA GAZOO Racingの1-2体制としました。

その間、首位を行く7号車のロペスは、多くのアクシデントによるスローゾーンやコース上の混雑、そして8時間目にも短いセーフティカーランが発生する状況など、混雑の中リスクを追うことなく首位を堅守。

2台のTS050 HYBRIDは着実なペースで周回を重ね、レーススタートを担当し、2度目のスティントとなるコンウェイとブエミが再びコクピットへ。深夜のサルト・サーキットで、後続との差をさらに拡げていきました。

レースが折り返しとなる12時間を経過した時点で、首位を行く7号車は小林がドライブ。ブエミの7号車が1周遅れでこれを追い、レベリオン1号車はさらに1周差となっています。

ホセ・マリア・ロペス(7号車):
自分のスティントは上手くいきました。スローゾーンとセーフティカーにより若干の浮き沈みがありましたが満足しています。セーフティカー中に冷えたタイヤで走るのは簡単ではありませんでしたが、TS050 HYBRIDは運転しやすかったです。また一時8号車に先行されましたが、彼らは修理のために時間をロスしました。自分たちにはその問題は出ていないし、現在十分なリードを保っています。しかしながらレースは何が起こるかわかりません。リスクを取らずゴールを目指します。

中嶋一貴(8号車):
レースの序盤はブレーキ冷却の問題を抱えていました。自分のドライブ中、セーフティカー導入時に部品を代える決断をしました。1ラップ分失いましたが最小限のダメージで済んだと思います。また夜間の運転は簡単ではなく、セーフティカー導入時はタイヤ内圧を保つのに苦労します。冷静さを保ちながら自分の運転に集中しています。7号車に対して1ラップ遅れていますが、我々のペースは戻っています。最後まで集中し出来る限りの事をします。

トヨタモータースポーツニュース

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LM24:ルマン24時間レース 12時間途中経過

No.7 Toyota TS050 HYBRID (C)Toyota Motorsports 拡大します

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LM24:ルマン24時間レース 9時間目途中経過

No.8 Toyota TS050 HYBRID (C)Toyota Motorsports 拡大します

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TOYOTA GAZOO Racing TS050 HYBRID 8号車が首位の1-2体制で夜間走行へ突入

(C)Toyota Motorsports 拡大します

2020年9月20日(日)
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WEC2019-2020年シーズン 第7戦ル・マン24時間 決勝 6時間経過
9月19日(土)午後2時半、FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦 第88回ル・マン24時間レースのスタートが切られました。開始から6時間が経過し、レースの4分の1を終えたところで、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、1-2体制を守って走行を続けています。

TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
6時間経過時順位 : 2位, (トップと10秒124差) 100周

TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
6時間経過時順位 : 1位, 100周

3番手スタートのセバスチャン・ブエミと中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーが駆るTS050 HYBRID 8号車は、タイヤのパンクとブレーキダクトの清掃などのために2度のピットインを強いられタイムをロスしましたが、6時間を経過した時点では首位を走行しています。

ポールポジションからスタートを切った、WECのポイントリーダーであるマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3人がドライブするTS050 HYBRID 7号車は、序盤の6時間、首位での走行を続けていましたが、予定通りのピットへ向かったタイミングで不運にもセーフティカーが導入されたためタイムロス。8号車に続く2位につけています。ライバルとなるレベリオンの1号車は、1周遅れの3位を走行しています。

7号車のスタートを担当したコンウェイは、3番手からスタートしたブエミの8号車が、2番手スタートのレベリオン1号車との2位争いを繰り広げる間に、後続とのマージンを拡げていきました。

最初のピットストップで、ブエミの8号車はレベリオン1号車をかわして2位へと浮上しましたが、1時間を経過したところで左リアタイヤのパンクに見舞われ予定外のピットイン。首位から1分程遅れた4位へと後退しました。しかしその後、首位の7号車コンウェイが快調にリードを拡げていく間に、8号車のブエミも2台のレベリオンをかわし、2位へと復帰しました。

2台のTS050 HYBRIDは、ピットタイミングが半スティントほどずれた状況で、ピットのたびに順位が入れ替わる展開となりましたが、実質的には7号車が1分ほどの差で首位を守りながら周回が重ねられていきました。

2台のハイペースなバトルは、3時間を前に、7号車が小林、8号車がハートレーへとドライバー交代、同時に新品タイヤへ交換してからも続きました。気温がやや高くなってきたこともあり、8号車はブレーキダクトの清掃のために、通常のピットストップ時間に加えて20秒を費やしました。

コース上の混雑やスローゾーンの影響で7号車と8号車の差は変動しましたが、3位のレベリオン1号車との差は1周以上へと拡大しました。5時間を過ぎ、8号車は中嶋へとドライバーチェンジ。この再、再びブレーキダクトの清掃のために30秒ほどを失いました。

これで7号車のロペスはチームメイトに対し90秒のリードとなりましたが、5時間45分が過ぎたところでGT車両のアクシデントによりセーフティカーが導入。7号車はこの不運なタイミングで予定されていた燃料補給のピットインを行ったため、2分以上もピット出口での待機を余儀なくされ、6時間経過の時点では、8号車が僅差での首位に立つこととなりました。

小林可夢偉(7号車):
私の走っていたときはコース上の混雑が酷い上にアクシデントも多く、かなり難しいスティントでした。不運なタイミングのスローゾーンでなんどもタイムをロスし、時には30秒も失いました。コース上の多くの車をかわすのは大変でしたが、最も大事なのはリスクを冒さないように走ることです。まだまだ先は長いので、それを守って走り続けなくてはなりません。

マイク・コンウェイ(7号車):
私の最初のスティントはとても順調でした。スタート直後の1コーナーへの進入こそレベリオン1号車に横に並ばれましたが、お互いフェアでクリーンなバトルができました。首位の座は守ることができましたが、レベリオン1号車も速く、ギャップを広げるためにプッシュしなくてはなりませんでした。中盤のスティントでは車のバランスにやや苦しみましたが、コースのコンディションや温度の変化にあわせて少しずつバランスを調整したことで、終盤はまた快調に走ることができました。

セバスチャン・ブエミ(8号車):
今週初めには週末の大雨予報がありましたが、予想を覆し、コースコンディションは良い状態です。ただレース開始直後、レベリオンの背後でパンクに見舞われて、7号車に挑む事が出来ませんでした。またブレーキダクトのクリーニングで時間を取られたりと、忙しいレース序盤になってしまいました。今後は落ち着いて7号車へ挑戦できることを願っています。

ブレンドン・ハートレー(8号車):
片方のフロントブレーキの冷却問題に見舞われて、ブレーキダクトからゴムを取り除かなければならず時間をロスしてしまいました。このことで本来の性能を出し切れていませんが、レースは長いし、TS050 HYBRIDでの初めてのル・マンのレースは楽しいです。序盤ですので慎重にドライブし、ミスはありませんでした。

トヨタモータースポーツニュース

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WEC:GR Super Sport(仮称)がサルト・サーキットで初走行を披露 (トヨタ)

Toyota GR Super Sport (C)Toyota Motorsports 拡大します

2020年9月20日
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

第88回ル・マン24時間レースの決勝を前に、TOYOTA GAZOO Racing(以下TGR)は、開発中のハイパーカー、GR Super Sport(仮称)でサルト・サーキットを走行し、その様子を公開しました。

今回走行したのは、2018年・2019年にル・マン総合優勝を果たしたTS050 HYBRIDをベースにしたロードカー、GR Super Sport(仮称)の開発中のモデルです。特別にオープン仕様にカスタマイズし、GRのカモフラージュ柄が施された車両に、かつてトヨタのWECドライバーとして活躍したアレックス・ブルツと村田チーム代表が乗り込み、デモンストレーションラップと決勝スタート前のトロフィー返還を行いました。

トロフィー返還セレモニー終了後には、ル・マン24時間レース3連覇に向けて2台のTS050 HYBRIDの挑戦が始まりました。TS050 HYBRIDは2016年のデビューから、優勝を達成するだけでなく、最速ラップタイム更新や現時点でのコースレコードの樹立など、ル・マンで数々の歴史を作ってきました。この過程で得た知見はすべて、開発中のハイパーカーGR Super Sport(仮称)の開発に活かされており、まさにル・マン直系の市販車と言えます。

GR Super Sport(仮称)は、モータースポーツを通じてもっといいクルマづくりに取り組むTOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)の理念を具現化したクルマです。そして、TGRのレース活動とGR商品の非常に密接な関係を示す象徴でもあります。

アレックス・ブルツ
GR Super Sport(仮称)の開発中のモデルを初めて公の場で、しかもこのクルマとつながりの深いル・マンのようなサーキットでドライブすることができてとても光栄です。GR Super Sport(仮称)はここル・マンで生まれたクルマなので、ホームに戻ったように感じます。今回このクルマを運転するのは私にとって初めてで、さらに1周では限界まで性能を発揮させるチャンスはありませんでしたが、GR Super Sport(仮称)がすでに高いパフォーマンスとポテンシャルを持っていることが感じられました。運転中は、特に四輪駆動とハイブリッドシステムにTS050 HYBRIDとの類似性を感じました。エンジニアたちは、「それはこのクルマの本当のパフォーマンスのほんの一部だ」と言っていたので、近い将来、またこのクルマをドライブできる日がとても楽しみです。

トヨタモータースポーツニュース

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2020年9月19日 (土)

WEC:2021年暫定カレンダーを発表

■2021 Season 9 Calendar

Rd. Date Race Country
  03月13日-14日 セブリングテスト アメリカ
1 03月19日 セブリング1000Km アメリカ
2 05月01日 スパ・フランコルシャン6時間 ベルギー
3 06月12日-13日 ルマン24時間 フランス
4 07月18日 モンツァ6時間 イタリア
5 09月26日 富士6時間 日本
6 10月20日 バーレーン6時間 バーレーン

 

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LM24:ルマン24時間レース 予選総合結果








(C)WEC
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LM24:ルマン24時間レース フリー走行4回目結果








 No.1 Rebellion R-13 -Gibson (C)WEC
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TOYOTA GAZOO Racing 小林可夢偉のTS050 HYBRID 7号車がポールポジション! 4年連続ポールスタートから3連覇を目指す

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2020年9月18日(金)
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WEC2019-2020年シーズン 第7戦ル・マン24時間 ハイパーポール
9月18日(金)、フランス・ル・マンのサルト・サーキットで、第88回ル・マン24時間レースのスターティンググリッドを決定する「ハイパーポール」が行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 7号車を駆る小林可夢偉がポールポジションを獲得。TOYOTA GAZOO Racingは、4年連続でのポールポジションを獲得し、3年連続優勝を目指します。

TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
公式練習3回目 : 2番手 (3分19秒638), 51周
公式練習4回目 : 2番手 (3分21秒630), 15周
ハイパーポール : 1番手 (3分15秒267), 7周

TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
公式練習3回目 : 4番手 (3分20秒673), 50周
公式練習4回目 : 4番手 (3分22秒525), 13周
ハイパーポール : 3番手 (3分16秒649), 9周

小林可夢偉がアタックを担当したTS050 HYBRID 7号車は、2番手のレベリオン1号車に0.555秒差をつける3分15秒267をマークし、自身3度目となるポールポジションを獲得。マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスと共にル・マン初勝利を目指します。

TS050 HYBRID 8号車は中嶋一貴がアタックを担当し、僅差での争いの中、ポールポジションから1.382秒差の3番手となり、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレーと共に24時間レースに挑みます。

ポールポジションは、今回初めてとなるハイパーポール方式で競われました。前日17日(木)の予選で各クラストップ6につけた車両が、30分間のセッションでポールポジション獲得を目指し熾烈なアタックを繰り広げました。通常の予選よりもコース上を走る車両の台数が減ることで、ドライバーにとってはクリアなアタックラップのチャンスが増えることとなりました。

昼前のル・マンは好天に恵まれ、気温23度というコンディションの中で、2台のTS050 HYBRIDが先陣を切ってアタックへと向かいました。小林にとっては、2017年に自身が記録し、未だ破られていない3分14秒791というコースレコードタイムへの挑戦でもありました。計測1周目でマークしたタイムを一旦レベリオンに上回られるも、小林はさらにタイムを更新しトップ奪還。そして、セッション終盤にはタイヤを交換して再アタックへ向かい、自身のコースレコード更新へ向けタイムを縮めていきましたが、僅かにコースをはみ出し、アタックを諦めることとなりました。

それでも、平均時速251.2km/hというアタックラップタイムは、驚くべき記録であり、彼にとっては2017年と2019年に続く3度目のポールポジション獲得となります。来季からハイパーカーベースへとル・マンのトップカテゴリーが替わるため、この1000馬力を誇る4輪駆動レースカーであるTS050 HYBRIDは、現行LMP1車両として最後のル・マン24時間レースをポールポジションからスタートすることとなります。

7号車のドライバーは、ポールポジション獲得により、タイトル争いにおいても1ポイントを追加することとなりました。この結果ランキング首位の7号車は、2位の8号車に対し13ポイント差、そしてTOYOTA GAZOO Racingは、首位に立つチームタイトル争いで2位のレベリオンに43ポイント差としました。このル・マンの決勝を含め残り2戦で獲得できる最大ポイントは89ポイントになります。

第88回ル・マン24時間レースは、明日19日(土)の現地時間午後2時30分(日本時間午後9時30分)、59台の車両によってスタートが切られます。

小林可夢偉(7号車):
またポールポジションを獲得できて本当に嬉しいです。チームが素晴らしい準備してくれたおかげです。このハイパーポールでは、2度アタックのチャンスがあり、最初のアタックではやや安全にタイムを出しに行きました。2度目のアタックでは限界までプッシュし、途中までは非常に良いタイムで、私自身のコースレコードに迫れたのですが、コースを少し外れてアタックを断念しました。記録更新のチャンスだっただけにタイム抹消は残念です。練習走行でのレースペースは良かったので、後は24時間レースを戦うだけです。ここまで本当にハードに頑張ってきたので、決勝レースでベストを尽くします。

中嶋一貴(8号車):
ポールポジションを獲得した7号車に祝福を送ります。可夢偉のタイムは素晴らしかったですし、最後のアタックではさらに速いタイムを出せたかも知れません。我々にとっては困難なハイパーポールでした。公式練習3回目からやや苦戦しており、簡単なセッションではありませんでした。TS050 HYBRIDの感触はとても良かったので、ラップタイム向上のために色々試しましたが、最前列獲得には届きませんでした。ただ、予選はあくまで予選で、大事なのは24時間後のレース結果だということは分かっています。決勝レースで自分たちの力を最大限に発揮すべく、最善の方法で準備を進めます。

トヨタモータースポーツニュース

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2020年9月18日 (金)

LM24:ルマン24時間レース ハイパーポール結果

■トヨタ7号車がポールポジション獲得








No.7 Toyota TS050 HYBRID (C)Toyota Motorsports
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LM24:ルマン24時間レース フリー走行3回目結果








No.3 REBELLION RACING (C)WEC
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TOYOTA GAZOO Racing 初日の予選を1-2で終え、明日の「ハイパーポール」へ

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2020年9月18日(金)
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

WEC2019-2020年シーズン 第7戦ル・マン24時間 公式練習&予選
9月17日(木)、88回目を迎えるFIA世界耐久選手権(WEC)第7戦、ル・マン24時間レースが幕を開けました。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、伝統のル・マンでの3連覇へ向け、初日の予選で最速タイムをマークするなど順調なスタートを切りました。

TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
公式練習1回目 : 2番手 (3分21秒990), 30周
公式練習2回目 : 2番手 (3分20秒611), 32周
公式予選 : 1番手 (3分17秒089), 12周

TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
公式練習1回目 : 1番手 (3分21秒656), 32周
公式練習2回目 : 1番手 (3分19秒719), 33周
公式予選 : 2番手 (3分17秒336), 13周

走行初日となったこの日は、午前10時からの2回の練習走行に続き、明日金曜日に行われ決勝のスターティンググリッドを決定する「ハイパーポール」への進出権を賭けた予選が行われる忙しい一日となりました。「ハイパーポール」には今日の予選での各クラス上位6台が進出。TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは、LMP1クラスを争う3台のライバルとともに「ハイパーポール」を争い、4年連続でのポールポジション獲得を目指します。

現在のWECポイントリーダーであるマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスがドライブするTS050 HYBRID 7号車がこの予選で3分17秒089という最速タイムをマーク。2018年、2019年のル・マン覇者であるセバスチャン・ブエミと中嶋一貴、加えてブレンドン・ハートレーが組むTS050 HYBRID 8号車は、1周13.626kmのラップタイムで、チームメイトから0.247秒遅れの2番手につけました。

現状を鑑みて、今年のル・マン24時間レースは、多くの変更を余儀なくされました。通常であればレースの2週間前に行われてきたテストデーは実施されず、レースカーがサルト・サーキットを走るのは昨年6月のレース以来となります。

最新のローダウンフォース仕様TS050 HYBRIDでル・マンを走るのは初めての機会となります。TOYOTA GAZOO Racingは朝からの公式練習など、合計で約11時間にわたる走行セッションをフルに活用し、週末のレースへの準備を整えます。

午前10時からの3時間にわたる公式練習セッションで、最初にル・マンのコースへと出たのはブエミでした。チームはこの時間を使って、ローダウンフォース仕様の空力特性を分析し、長く、高速なミュルサンヌストレートと、ポルシェコーナーなどでのダウンフォースの妥協点を見出すべくセットアップの最適化作業を続けました。

それぞれの走行セッションの間に設けられたインターバルが短く、ドライバーやチームメンバーは、ミスやトラブルの許されないプレッシャーとも戦わなくてはなりませんでした。彼らのハードワークにより、公式練習1回目は大きな問題なく終わり、中嶋が8号車でマークした3分21秒656が最速タイム。そして7号車の小林が0.334秒差のタイムで2番手となりました。

60分間のインターバルを経て、再開された3時間の公式練習2回目では、チームは更なるセットアップを進め、タイヤパフォーマンスの分析や、メカニカル及びハイブリッドのセッティングを続けました。このセッションはLMP2車両のアクシデントにより2度の赤旗中断を余儀なくされましたが、再び8号車がブエミによりトップタイムをマーク。7号車はコンウェイが0.892秒差の2番手で続きました。

3時間ずつ2回の練習走行セッションで、2台の合計127周、1730kmを走破したチームは、気温が29度に達する暑い一日となる中、予選へ向けた準備を進めました。

ル・マンで2017年にコースレコードを記録している小林と、2度のポールポジションを獲得している中嶋が、7号車と8号車でまず予選のアタックを開始。セクター1とセクター2では中嶋が最速のペースでしたが、セクター3で逆転した小林がトップタイムをマーク。

その後、全てのドライバーが予選セッション中に走行しましたが、新品タイヤと少な目の燃料で最初にアタックした小林と中嶋のタイムは更新できず、予選は7号車がトップ、8号車が2番手で、そこから4.262秒遅れのレベリオン1号車が3番手で続いています。

今日木曜日の24時間レースへ向けた準備はまだ終わらず、この後4時間にわたる夜間走行セッションが控えています。そして、明日18日(金)は決勝のスターティンググリッドを決定する「ハイパーポール」が現地時間11時半から開始されます。

小林可夢偉(7号車):
路面コンディションを心配していましたが、周回を重ねるごとに良くなっていき、問題ありませんでした。ロングランでのセットアップにはとても満足していますし、さらにデータを収集して改良を続けるつもりですが、良い方向に進んでいると思います。TS050 HYBRIDの感触は良いですが、レースは24時間と長いので、快適に、着実に走り続けるための微調整が必要です。私の予選アタックラップは圧倒的に速くはなかったですが、トップに立つには十分でした。とはいえあの2017年のレコードタイムには届きませんでした。

マイク・コンウェイ(7号車):
久しぶりにル・マンに戻れてとても嬉しいです。まるで家に帰ってきたようで、昨年のTS050 HYBRIDにそのまま乗り続けているような感覚です。今日は多くの空力セットアップを試し良い方向に向かっています。今の感触は非常にいいですが、もっとよくなるはずです。今日学んだことを最大限活用し土曜日のレースに備えます。可夢偉のトップタイムは良かったですが、勿論レースに向けて集中することがより重要です。

ホセ・マリア・ロペス(7号車):
ここに戻ってこられたことをとても嬉しく思っていますし、1年以上ぶりに最初の1周を走ったときは最高の気分でした。今日は考える時間も無いほど忙しい一日でしたが、チームが素晴らしい仕事をしてくれて、TS050 HYBRIDも速かったです。可夢偉とマイクもいつも通りよくやってくれました。まだバランス面の調整をしていて、さらに改良を続けます。明日のハイパーポールは今日の予選よりも重要で、それ以上に決勝レースが最大の目標ですが、今日の予選で7号車が最速だったのは良かったです。

中嶋一貴(8号車):
今日は忙しい日でした。多くの走行時間が設けられ、セッション間の時間もあっと言う間に過ぎました。予選の前に計画していたことは全て出来、午前中に空力仕様の比較、午後には異なるセットアップを試しました。でもまだやることはたくさんあります。今日の結果から最も効率的なセットアップを見出さなければなりません。明日のハイパーポール・セッションに向けてさらに準備を進めます。

セバスチャン・ブエミ(8号車):
今日は全てがスムーズでした。レースに向けて重要な初日ですが、何の問題もありませんでした。トラックコンディションも想像していたより良くて空力セットアップの比較も出来ました。今年は時間が限られているので全てのラップが貴重です。一貴は良いラップタイムを出し、2台のTS050 HYBRIDが1-2を占めたのは良かったですが、これは明日のハイパーポールに向けたウォームアップに過ぎません。

ブレンドン・ハートレー(8号車):
ル・マンに戻って来られたのは大変嬉しいです。昨年はル・マンのテストデーでTS050 HYBRIDを少しだけ運転しましたが、ル・マンを走るために作られた車というのがわかりました。今日は多くの周回を重ね、本当に楽しかったです。チームのモチベーションも高く、準備も順調に進んでいるのでレースが楽しみでなりません。

トヨタモータースポーツニュース

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LM24:ルマン24時間レース 予選1回目結果








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2020年9月17日 (木)

NASCSR:Rd.29ブリストル スターティングラインナップ

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2020年9月14日 (月)

NASCAR:Rd.28リッチモンド レース結果

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INDY:Rd.11ミッドオハイオ 第2レース結果

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INDY:Rd.11ミッドオハイオ 第2レース予選結果

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F3:Rd.9ムジェロ レース結果

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F2:Rd.9ムジェロ 第2レース結果

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2020年9月13日 (日)

INDY:Rd.10ミッドオハイオ 第1レース結果

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INDY:Rd.10ミッドオハイオ 第1レース結果

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INDY:Rd.10ミッドハイオ 第1レース予選結果

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F2:Rd.9ムジェロ 第1レース結果

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2020年9月12日 (土)

序盤から中盤までトップ争いを展開も、 ピット戦略が明暗を分け8位フィニッシュ。 着実にポイントを積み重ね、 レギュラーシーズンチャンピオンを獲得! (HRE)

20200912 GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES 第 16戦

HATTORI RACING ENTERPRISES (HRE)は「United Rentals」の支援を受け、Car #16「United
Rentals TOYOTA TUNDRA」でGANDER RV & OUTDOORS TRUCK SERIES第16戦に参戦した。
ポールポジションスタートで序盤はトップを快走。ステージブレイクを挟み中段から徐々に追い上げて
第1第2ステージ共に3位となり着実にポイントを獲得。最終ステージ早々に起きたイエローコーション
で上位陣はコースに留まるも、その後はゴールまで荒れる事もなくタイヤが厳しい展開となる中、オー
スティンは耐え続けて8位フィニッシュ。着実にポイントを積み重ねレギュラーシーズンのチャンピオン
を獲得!

Toyota Care 250
RICHMOND RACEWAY 250周 (187miles) 300.9km

9月10日(木)、バージニア州 RICHMOND RACEWAYでNASCAR GANDER RV & OUTDOORS TRUCK SERIES
第16戦「Toyota Care 250」が開催された。決勝の舞台となるRICHMOND RACEWAYは、バージニア
州リッチモンドに存在するオーバルサーキット。1周0.75マイル(1,207m)。フロントストレッチ側のストレート
をピットレーンへ転用し、その外側にDシェイプのフロントストレッチを作っている。そのためショートオーバル
にしては最高速が伸びるが、その後には14度という浅めのバンクを持つタイトなターンが待っているため、
全体的には速度域の低い、マーティンズビル同様のショートオーバルらしいショートオーバルである。
レギュラーシーズン最終戦、15年ぶりにトラックシリーズがリッチモンドで開催される。プレイオフに向け
拍車をかけると共にチームはオースティンと優勝を目指す。
今回レースのスポンサーであるUnited Rentalsは、1997年に設立された世界最大規模の機器レンタル会社。
コネチカット州に本社を置き、約1,200ヶ所(北米49州カナダ全州およびヨーロッパ10ヶ所)に拠点が
あり、18,000人超の従業員を擁する。『より良い未来を築く』をミッションとし、建設、製造、政府関連、
公益事業、各自治体等、幅広い業界に対しサービスを提供している。

決勝
今回のRICHMONDでも前回レース同様に、練習走行・予選は行わず、決勝レースのみを行うレースフォーマット
となった。決勝グリッド順はシリーズランキングトップ10によるクジ引きにより、1番手ポールポジションから
スタートをきることとなった。
10日(木)午後8時00分、いよいよグリーンフラッグが振られ、0.75マイルのショートオーバルを70周、70周、
110周の3ステージ、250周で争われる決勝レースがスタートした。
ポールポジションからスタートを切り、オープニングラップでポジションを守り安定したラップでレースを
リード。快走を続けていた54周目に後続のクラッシュによりイエローコーションが出されたところで、チーム
はコースに留まる事を指示。62周目にリスタートされると、イエローコーション時にタイヤ交換した車両が
猛然と追い上げてくる。65周目に2番手、69周目に3番手となって70周目の第1ステージのチェッカーを
受けステージポイントを獲得する。ステージブレイクのピットインでは、給油と4本のタイヤ交換、タイヤ
の空気圧調整を加えてコースに送り出し、8番手から第2ステージを迎える。
83周目に第2ステージ開始のグリーンフラッグが振られると、直ぐに6番手にアップ。86周目に5番手に
上げて、そこからはテールツーノーズで前車にピタリと付けて隙を伺いながら走行し、110周目に4番手に
アップ。117周目には3番手に浮上。タイヤが消耗しコントロールが厳しい中、一進一退の戦いを続け、140
周目にこのままチェッカーを受けてステージポントを更に追加。ステージブレイクのピットインで、給油と
4本のタイヤ交換を素早くこなし、3番手から最終ステージへと向かう。

153周目に残り97周の最終ステージのリスタートが切られる。鋭いスタートダッシュで、直ぐに2番手に
アップしトップを追いかける。174周目に後続のクラッシュによりイエローコーション。この時点で中段以降
での争いとなっている車両はマシン調整の為にピットインする中、オースティンを含む上位陣の全てのマシン
は残り周回を考え、新品タイヤを温存する事を選択し、コースに留まる。そして183周目にレースが再開され
ると第1ステージ同様、新品タイヤを装着したマシンが速く188周目に6番手、192周目に7番手、197
周目に8番手まで落ちてしまう。ここから残り50周あまり、新品タイヤを温存している上位陣はイエローコー
ションが出るのを待つが、その後周回を重ねるもアクシデントが発生する事はなく、タイヤグリップが限界
に近いマシンを何とかコントロールして250周目に8位でチェッカーを受ける。この結果HREチームとオー
スティンは16戦中、優勝を含む14回目のトップ10入りを記録して、念願のレギュラーシーズンのチャンピ
オンを獲得しPlayoffに向けて貴重な15ポイントのボーナスポイントを手に入れた。

チーム代表  :  服部茂章
レースではポールポジションから、2位以下を完全にコントロールしてレースをリードしました。しかし
イエローが出るタイミングが悪く、勝つだけの速さがあったにも関わらず、優勝する事が出来ませんでし
た。ただ先週のDarlingtonに続き、今まで苦手としていたショートオーバルで優勝が出来るマシンを持ち
込めた事はチームにとって非常に大きな収穫です。同時にレギュラーシーズンのチャンピオンシップに
勝利し、ボーナスポイントを獲得できた事は1ポイントを争うPlayoffの後半戦では非常に有利になると
思います。いよいよ今週のBristolからはシリーズチャンピオンを賭けたPlayoff戦が始まります。まずは
今週からスタートする第1ラウンドの3戦でPlayoffに残っている10人のドライバーから上位8人が第2
ラウンドに進みます。現在はポイント的に非常に有利なポジションにいますが、レースで優勝をして無条件
に第2ラウンドへ駒を進めたいと思います。

GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES 第16戦 結果
CAR# 16
ドライバー Austin Hill
スタート 1位
決 勝 8位
ランキング 1 位

レースの模様は「FOX Sports1」にて全米、カナダ、ラテンアメリカで9月10日(木)20:00 (現地時間)
より生中継された。
HREは9月17日(木)テネシー州・BRISTOL MOTOR SPEEDWAYにて開催されるNASCAR GANDER RV
&OUTDOORS SERIES 第17戦に参戦する

Vertex Sports プレスリリース

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NASCAR:Rd.27リッチモンド スターティングラインナップ

Richmond 2019 (C)nascar 拡大します

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F3:Rd.9ムジェロ 予選結果

 Lirim ZENDELI  (C)FIA Formula 3 拡大します

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F2:Rd.9ムジェロ 予選結果

Christian LUNDGAARD (C)FIA Formula 2 拡大します

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2020年9月10日 (木)

INDY:NASCARカップ7回王者のジミー・ジョンソンがインディカーへ転向

Jimmie Johnson (C)nascarmedia 拡大します

NASCARカップシリーズで7回の王者を獲得しているジミー・ジョンソンが、来シーズンからインディカーシリーズへの参戦を発表した。

ジョンソンはインディカーシリーズのトップチーム、チップガナッシ・ホンダと2021年と2022年の契約を結んんだ。
同シリーズ5回チャンピオンで今シーズンもラインキングトップを走る、スコット・ディクソンという強力なドライバーのチームメイトとしてシリーズを戦うことになる。

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2020年9月 9日 (水)

NASCAR:Rd.27ダーリントン レース結果

Kevin Harvick (C)nascarmedia 拡大します

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序盤から3台によるトップ争いを展開。オーバータイムでの戦略の明暗で 優勝を逃すも3位フィニッシュ。ランキングトップもキープ。

20200908 GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES第15戦

HATTORI RACING ENTERPRISES (HRE)は「群馬トヨペット」の支援を受け、Car #16「GUNMA
TOYOPET TOYOTA TUNDRA」でGANDER RV & OUTDOORS TRUCK SERIES第15戦に参戦した。
3番手スタートで序盤からトップ争いを展開。ステージブレイクの微調整でスピードを高めトップ3に
よる一進一退の攻防を繰り広げ、チェッカー目前に2番手からトップを狙うもイエローでオーバータイム
となる。ここでタイヤ交換の戦略をとるが、コースに留まる車両が多く、残り僅か2周を12番手からと
厳しいリスタートなる中、見事な挽回を見せて3位フィニッシュ。引き続きランキングトップをキープ
した。

South Carolina Education Lottery 200
DARLINGTON RACEWAY 147周 (200.8miles) 323.16km

9月6日(日)、サウスカロライナ州DARLINGTON RACEWAYでNASCAR GANDER RV & OUTDOORS TRUCK
SERIES第15戦「South Carolina Education Lottery 200」が開催された。決勝の舞台となるDARLINGTON
RACEWAYは、サウスカロライナ州のダーリントン市にある1周1.366マイル(約2,186m)のオーバルコース。
直線長はフロント、バックともに共通であるが、ターン1~2とターン3~4の曲率が違い、1~2の方が大きく、
バンク角も3~4の23度に対し25度と角度が付いている。しかしコースは広いものの、半分より外側で
いきなりバンク角が増える丼状のプログレッシブバンクを持つ非常に独特のレイアウトである。非常に特殊
で難しいサーキットではあるが今回もフリー走行・予選無しのフォーマットでレースは開催され、HREチーム
はオースティンとともに今季2勝目を目指す。
今回レースのスポンサーである群馬トヨペット株式会社は、群馬県前橋市に本社を置き、群馬県下にトヨタ、
LEXUS 、フォルクスワーゲンの新車、中古車等、全31店鋪を展開し、従業員500人超を擁するトヨタディー
ラー。その他、ゴルフの練習場も運営している。また、同県の観光地でも有名な尾瀬や赤城山の自然を守る
ためのボランティア活動や、群馬県サッカー協会と共にサッカーを通じて地域の子どもたちへサッカーの楽し
さや身体を動かす楽しさを伝える活動を行うための資格を積極的に取得するなど、地域に密着した活動で、
地域社会の発展に寄与している。

決勝
今回のDARLINGTONでも前回レース同様に、練習走行・予選は行わず、決勝レースのみを行うレースフォー
マットとなった。決勝グリッド順はシリーズランキングトップ10によるクジ引きにより、3番手2列の好ポジ
ションからスタートをきることとなった。6日(日)午後14時00分、いよいよグリーンフラッグが振られ、
1.366マイルのショートオーバルを45周、45周、57周の3ステージ、147周で争われる決勝レースが
スタートした。
2列目イン側3番手からスタートを切り、オープニングラップを5番手で通過すると5周目に後続のクラッシュ
によりイエローコーション。このリスタートで4番手に上げ、直ぐに3番手へとポジションを上げてトップを
追走。20周目のコンペティションイエローコーションでピットイン。給油と4本のタイヤ交換、タイヤの
空気圧調整をしてコースに送り出すと4番手からリスタート。すぐさま挽回して3番手に上げたところから
オースティンは徐々にその差を縮めて行き、43周目に前車をパス。45周目の第1ステージをそのまま2番手
でチェッカーを受けステージポイントを獲得する。ステージブレイクのピットインでは、給油と4本のタイ
ヤ交換、タイヤの空気圧調整を加えてコースに送り出し、4番手から第2ステージを迎える。
51周目に第2ステージ開始のグリーンフラッグが振られると、3番手に上げて第1ステージ同様に#2、
#23とオースティンとでトップ3を形成して後続を引き離していく。序盤は前2台に引き離され気味になるも、
70周目を過ぎてタイヤが消耗してくるとその差は徐々に縮まって一進一退の攻防。90周目にはテールに
着くまでに接近したところで第2ステージのチェッカーとなり貴重なポイントを更に追加。ステージブレイク
のピットインで、給油、4本のタイヤ交換と空気圧の調整を加えて3番手から最終ステージへと向かう。

チーム代表 :  服部茂章
レースでは8月に行われた4レースのすべてを制しているGMSチームとの一騎討ちになりました。序盤か
ら#2、#23の2台と一進一退の攻防を繰り広げましたが、ラスト2周のイエローで明暗が分かれました。
タイヤに厳しいDarlingtonのコースでは新品タイヤに履き替えると約2秒のアドバンテージがあり、各
チームの戦略が分かれました。2番手のオースティンを含むトップ3台はピットに入りタイヤを交換する
戦略を取りましたが、トップ3台がピットに入ったのを見て思った以上のマシンがそのままコースに残りま
した。再スタート後のスピードは明らかに速く怒涛の勢いで追い上げましたが、僅かに届きませんでした。
あと半周あればトップの2台を抜いて優勝出来ていたと思いますのでとても残念です。早いもので今週
(9/10)のRichmondのレースがレギュラーシーズンの最終戦になり、来週(9/17)のBristolからは
Play-off戦がスタートします。Richmondでレギュラーシーズンの優勝を決めてボーナスポイントを獲得し
Play-offの戦いを有利に進めて行きたいと思います。

GANDAR RV & OUTDOORS TRUCK SERIES 第15戦 結果
CAR# 16
ドライバー Austin Hill
スタート 3位
決 勝 3位
ランキング 1 位

レースの模様は「FOX Sports1」にて全米、カナダ、ラテンアメリカで9月6(日)14:00 (現地時間)より
生中継された。
HREは9月10日(木)バージニア州・RICHIMOND RACEWAYにて開催されるNASCAR GANDER RV &
OUTDOORS SERIES 第16戦に参戦する

Vertex Sportsプレスリリース

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2020年9月 7日 (月)

F2:Rd.8モンツァ 第2レース結果

(C)FIA Formula 2 拡大します

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F3:Rd.8モンツァ レース結果

Frederik VESTI (C)FIA Formula 3 拡大します

 Jake HUGHES (C)FIA Formula 3 拡大します

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2020年9月 6日 (日)

F2:Rd.8モンツァ 第1レース結果

Mick SCHUMACHER (C)FIA Formula 2 拡大します

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2020年9月 5日 (土)

LEMANS:ルマン24時間レース スケジュール/エントリーリスト (8月31日改訂版)

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Le Mans 2020 timetable
09月17日
10:00-13:00 Free practice 1
14:00-17:00 Free practice 2
17:15-18:00 Qualifying
20:00-00:00 Free practice 3
   
09月18日
10:00-11:00 Free practice 4
11:30-12:00 Hyperpole qualifying
   
09月19日
10:30-10:45 Warm-up
14:30 - 88th Le Mans 24 Hours

 

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F3:Rd.8モンツァ 予選結果

Theo POURCHAIRE (C)FIA Formula 3 拡大します

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F2:Rd.8モンツァ 予選結果

Callum ILOTT (C)FIA Formula 2 拡大します

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2020年9月 4日 (金)

NASCAR:Rd.27ダーリントン スターティングラインナップ

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